第73話【最大のライバル】
眩しい太陽が昇る朝。
「ん…」
明日香が目を覚ました。
明日香は自分の体を見る。
『そうか…私、ついに、十代と…』
明日香が呟く。
「お!起きたか?」
服を来た十代が現れる。
明日香はすぐに体を布団で隠した。
「おいおい、隠す必要ねえだろ…」
「そ、そうだけど…」
「まあ、恥ずかしいのはわかるけどよ…」
十代が言う。
明日香の顔が赤くなる。
すると、十代の横にハネクリボーが現れる。
《クリクリィ》
「お!ハネクリボー、おはよう」
《クリィ》
十代とハネクリボーが言う。
すると、
「見える……」
明日香が呟く。
「え?何が」
「ハネクリボーが…」
明日香は精霊のハネクリボーが見えていた。
「マジ?なんで!?」
「わからないわよ」
明日香が言う。
すると、ハネクリボーが明日香のところに行く。
《クリクリィ》
ハネクリボーは明日香の頭上を回る。
《どうやら、十代の遺伝を伝達されちゃったみたいだね》
明日香の横にユベルが現れる。
「ユベル!?」
「お前、何か知ってるだろ?」
明日香と十代が言う。
《そりゃあ、知ってるよ。だけど話さない》
「なんでだよ?」
《なんでも。だけど知りたいんだったら…》
すると、部屋中に精霊たちが現れる。
《僕たちの前でキスして見せてよ》
「なに、その条件……?」
明日香が言う。
《ほら早くやって見せてよ》
「もう」
明日香が言う。
そして、十代が明日香に近づく。
「悪いな…明日香」
「謝らないで、私はもうあなたのもの」
そして、2人は精霊たちが見ている中でキスをする。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐73【最大のライバル】
十代は封筒を持っていた。
十代は封筒の中から手紙を出し、黙読する。
『久しぶりなんだな、十代。幻のE・HERO集めご苦労さん。まだまだ、クローン・エンパイラのやつとデュエルしなきゃいけないけど、気張るんだな。それで、少しでも十代の力になりたいと思って、カードを数枚同封したんだな。使ってもらえたら嬉しいんだ。前田隼人より』
手紙にはそうかかれていた。
そして、十代はカードを取り出す。
「すげーカードばかりだな」
十代が言う。
すると、
ギュッ
誰かが十代の後ろから抱きついてきた。
「なに、見てるの?」
明日香が聞く。
「ん?隼人から手紙きたから、それを見てんだ」
「隼人くん、元気そうね」
「ああ」
十代はそう言うと祖父からもらった小説を取り出し、それを読む。
「本当に好きね?その本」
「ああ、なんか飽きないんだよな」
十代がページをめくる。
すると、
ヒラッ
本の中から1枚のカードが落ちた。
「ん?」
十代は、それを拾う。
「何かしら、このカード。真っ白…」
「こんなカード入ってたなんて知らなかったぜ」
「じゃあ、ずっと、この本に挟まってたの?だけど、この真っ白いカード…なんか意味あるの?」
「おそらくな、じいちゃん、昔から無駄なものはいつも捨てる主義だったんだ。これを、無意味で入れていたとは思えないぜ」
十代が真っ白いカードを手に持ち言う。
「ふーん」
明日香が言う。
「また考え事が増えたな」
「けど、そんなに無理しないで十代…ん…」
明日香と十代がキスをする。
「お前、キス好きだよな?」
「だって、あなたのキスがおいしいんだもん」
「そりゃあ、どうも……あ!そうだ」
「どうしたの?」
「ちょっと、デュエル場に行くぞ」
「え?」
「ちょっと、あいつと戦いたいんだ」
十代が言う。
数分後、十代と明日香はデュエル場に来ていた。
そこには万丈目も来ていた。
「待たせたな、万丈目」
「遅いぞ!なんだ!いきなり呼び出して」
「じゃあ、単刀直入に言う、俺とデュエルしてくれ」
十代が言う。
「…いきなりだな」
「どうだ?受けて立つか?」
「ふん…当たり前だ」
万丈目が言う。
そして、数分後、2人はデュエルフィールドに立つ。
明日香は十代の後ろで見ていた。
「なぜ、俺にデュエルを申し込んだ?」
「お前を最大のライバルだと思っているからさ」
「ふん、それはありがたいことだな。いくぞ!」
「ああ」
2人がデュエルディスクを起動させた。
「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。
1ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
万丈目がカードをドローする。
「俺は’アームド・ドラゴンLV3’を召喚!」
万丈目の場にモンスターが現れる。
アームド・ドラゴンLV3
レベル3 攻撃力1200
「カードを1枚セットし、ターンエンドだ」
万丈目のターンが終了した。
2ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺は’アナザー・ネオス’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROアナザー・ネオス
レベル4 攻撃力1900
『おそらく万丈目は、アームド・ドラゴンを進化させるつもりだ。その前に仕留める』
十代が呟く。
「アナザー・ネオスで、アームド・ドラゴンLV3に攻撃!」
アナザー・ネオスが攻撃する。
しかし
「トラップ発動!’リリース・ブレス’!アームド・ドラゴンLV3を生け贄に捧げ、相手の攻撃を一度だけ無効にする!」
アームド・ドラゴンLV3が消え、アナザー・ネオスの攻撃が止まる。
「なら、カードを1枚セットし、ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
「2人とも、手加減はなしみたいね」
明日香が言う。
3ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
万丈目がカードをドローする。
「よし、行くぞ!十代!マジックカード’セメタリー・アップ’!墓地のアームド・ドラゴンLV3を除外し、手札から’アームド・ドラゴンLV5’を特殊召喚!」
万丈目の場にモンスターが現れる。
アームド・ドラゴンLV5
レベル5 攻撃力2400
「結局、LV5を召喚させてしまったか…」
「アームド・ドラゴンLV5で、アナザー・ネオスに攻撃!アームド・バスター!!」
アームド・ドラゴンLV5が攻撃する。
「うわっ!」
十代
LP4000→3500
「くっ…やるな」
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
万丈目のターンが終了する。
「そして、エンドフェイズ、アームド・ドラゴンLV5は’アームド・ドラゴンLV7’に進化する!」
アームド・ドラゴンが成長する。
アームド・ドラゴンLV7
レベル7 攻撃力2800
「来たか…」
十代が呟く。
4ターン
十代
LP3500
万丈目
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺はトラップカードを発動!’エレメント・ディメンジョン’!墓地のE・HERO…アナザー・ネオスを除外し、手札から’E・HEROシャイニング・ゼウス’を特殊召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROシャイニング・ゼウス
レベル7 攻撃力2400
「来たな…幻のE・HERO」
万丈目が言う。
「そして、シャイニング・ゼウスと、融合デッキにある’シャイニング・フレア・ウィングマン’を、ツイン・フュージョン!!」
2体のモンスターが一つになる。
「現れろ!’ZE(ゼウスエレメンタル)・HEROオーディン・ルーチェ’!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
ZE・HEROオーディン・ルーチェ
レベル8 攻撃力2800
『ツイン・フュージョン…この効果には、いつも驚かせられるな』
万丈目が呟く。
「オーディン・ルーチェで、アームド・ドラゴンLV7に攻撃!ジャッジモーメント!!」
オーディン・ルーチェが攻撃する。
「させるか!トラップ発動!’おジャマ・バリア’!デッキから’おジャマ・イエロー’を墓地に送り」
万丈目がカードを墓地に送った。
《いやー》
「相手モンスターからの攻撃を一度だけ無効にする!」
オーディン・ルーチェの攻撃が無効になった。
「くっ…ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
5ターン
十代
LP3500
万丈目
LP4000
「俺のターン!」
万丈目がカードをドローする。
「アームド・ドラゴンの最終進化、見せてやる。俺はアームド・ドラゴンLV7を生け贄に捧げ!’アームド・ドラゴンLV10’へと進化させる!」
アームド・ドラゴンLV7が進化する。
アームド・ドラゴンLV10
レベル10 攻撃力3000
「攻撃力3000…」
「アームド・ドラゴンLV10のモンスター効果発動!手札を1枚捨て、相手フィールドのカードを全て破壊する!」
万丈目は手札を1枚捨て、十代のオーディン・ルーチェを破壊した。
「オーディン・ルーチェ!効果発動!カード効果で破壊されたとき、E・HEROの生け贄をなしで、ゴッド・エヴォリューションできる!」
十代の場にモンスターが降臨する。
「現れろ!’ZE・HEROオーディン・マスター’!」
十代の場に新たな融合モンスターが現れる。
ZE・HEROオーディン・マスター
レベル9 攻撃力3000
「オーディン・マスターの攻撃力は墓地のE・HERO×200ポイントアップする!」
ZE・HEROオーディン・マスター
攻撃力3000→3600
「チッ…オーディン・ルーチェの進化は戦闘破壊だけじゃなかったか。カードを1枚セットし、ターンエンド」
万丈目のターンが終了した。
『さあて、万丈目。これからが本番だぜ』
十代が呟く。
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
十代:万丈目…俺は、お前を最大のライバルにして良かったと思ってるぜ。
だからこそ、このデュエル、俺が勝つ!
次回【エレメンタル・ストリーム】
このカードで仕留めさせてもらうぜ!万丈目!