第70話【衝撃の真実】
プラネから幻のE・HEROが十代の身内によって作られたと聞かされる十代。
「幻のE・HEROを、俺の身内が…?」
十代が言う。
「ど、どういうこと?」
「言ってることがさっぱりザウルス」
明日香と剣山が言う。
「幻のE・HERO……いや、そもそも26のHEROデッキが、お前の身内によって作られたもの……十代、…今まで、お前を育てきた親は、本当の親ではない」
プラネが言う。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐70【衝撃の真実】
「今まで、十代くんを育ってきたご両親が、本当のご両親じゃない……?」
鮫島校長が言う。
「それって……」
「教えてやろう、俺が知る真実を…」
「真実……」
「遊城健三と、その妻、遊城美優を知っているか?」
プラネが言う。
「遊城健三と、遊城美優…確か、その名は…!」
鮫島校長が言う。
「ご存知なノーネ?」
クロノス教頭が聞く。
「名は知っている…確か天才科学者の遊城健三と、天才カードデザイナー遊城美優…ものすごい、優秀な夫婦と言われていた」
鮫島校長が言う。
「そう…そして、その間に産まれた一人息子…それが十代、お前だ」
「!!」
「十代が、その2人の間に産まれた一人息子……!?」
「どういうことだ!?十代」
ヨハンと、万丈目が言う。
「十代に聞いても知るわけがない。こいつは、何も知らないのだからな」
「……………」
「まずは、そうだな…遊城美優の話しをしてやろう。彼女は、幼い頃から、ある記憶が遺伝子によって伝達していた。それは、お前もよく知る記憶、覇王の心を持つ王子の話しだ」
プラネが言った瞬間、十代はユベルと融合した直前の記憶を思い出す。
「覇王の心を持つ王子?」
オブライエンが言う。
「わかるか?これが……、彼女は、その子孫だったんだよ」
「…………」
「そして、彼女はカードデザイナーとなり、天才カードデザイナーとして名を広めた。そして、彼女に夢中に遊城健三と結婚し、更に、名が広まった。なぜなら、遊城健三も、特別な存在だったからだ。デュエルモンスターズの精霊と話せる天才科学者だったからな」
プラネが言う。
「その遊城健三も、精霊と話せたの……?」
藤原が言う。
「そして、2人は一緒に仕事をするようになり、いろんなものを開発したり、いろんなカードをデザインしていった。そして、遊城美優のお腹に子が宿った。つまり、お前だ」
「…………」
「だが、2人は怖かった…お前を産むことが…なぜなら、覇王の心を宿すんじゃないかって…」
「!?」
「その2人は、十代の心に覇王の心がまとわりつくのを予言していたと言うのか!?」
亮が言う。
「平たく言えば、そうなるな。そして、2人は、あることをした…」
「あること?」
「そうだ…それが26のHEROデッキを作ることだ」
「!!」
「だが、なぜ、HEROなんだ!?」
エドが聞く。
「それは、十代の前世にあった。十代も知っての通り、十代の前世は、さっきも言った覇王の心を宿した王子だった。そして、それを守護するのが、ユベル…」
「…………」
「だが、王子には、まだ部下がいた。それが、前世のHEROモンスターだ」
「!?」
「だから、遊城美優は、十代を出産した後、伝達していた記憶をたどり、26のHEROカードを完成させた。幻のE・HERO…そして、ユベルのカードも同様にな」
「……………」
「だが、ネオスとかはどうなる?あれは、十代がオリジナルで作ったカードだ」
ヨハンが言う。
「デザインはな…だが、ネオスや、ネオスペーシアンだって、十代の前世には存在した。だが、作れなかった。遊城健三の研究の暴走により」
「研究の暴走?」
レイが言う。
「当時、美優がカードをデザインとすると同時に、遊城健三は、息子が覇王によって支配されたときを考え、その支配を止めるべく、あるものを作っていた。そねあるものは、俺にはわからないが、それが、いきなり暴走しだし、研究所を壊していった。だから、遊城美優はネオスや、ネオスペーシアンのカードを作れなかった。だが、必ず完成させたかった。だから、遊城健三は、最新の技術を使い、いつか、お前がネオスやネオスペーシアンのカードを作られるよう記憶に細工をした」
「記憶に………」
十代が言う。
「じゃあ、幻のE・HEROがなぜ、封印された。そして、なぜ、E・HEROと、M・HERO以外のカードがクローン・エンパイラのところにある」
万丈目が聞く。
「…24つのHEROデッキが、なぜ、俺たちのところにあるか…それはわからない。だが、幻のE・HEROが封印されたかはわかる。なぜ、幻のE・HEROが封印されたか、それは、力が強大すぎるからだ。気づかないか?26のHEROデッキの中で、E・HEROだけが、かなり特別に作られている」
「確かに幻のE・HEROだけでなく、ネオスのコンタクト融合、それに儀式召喚もあるザウルス」
剣山が言う。
「E・HEROの前世は、十代の前世の初めにできた部下だった。だから、E・HEROだけを特別に作ったんだ。だが、研究所の暴走により、幻のE・HEROはカプセルとともに発射。6つに散らばった。その一つは、確か、ここに落ちたんだよな」
プラネが言うと、鮫島校長が影丸理事長から聞いた話しを思い出す。
「そして、2人は、その事故により命を落とし、産まれたばかりの、お前は遊城健三の弟、遊城健介…お前を育ててきた父親に引き取られることになった」
「…………」
十代は下を向いていた。
「そんな過去があったなんて…」
「十代様……」
「「兄貴…」」
明日香、レイ、翔、剣山が言う。
「俺の知る情報は、ここまでだ。デュエルを続行する」
プラネが言う。
だが、十代は下を向いていた。
「もうやる気力もないか…」
「しっかりしろ!十代」
「そうだよ!デュエルに負けたら、連れて行かれるんだよ!」
ヨハンと吹雪が言う。
9ターン
十代
LP100
プラネ
LP1400
「俺のターン!」
プラネがカードをドローする。
「見せてやる、U・HERO最強モンスターを!墓地に、7種類のU・HEROがいるとき、手札から’U・HEROプルート’を特殊召喚できる!」
プラネの場にモンスターが現れる。
U・HEROプルート
レベル8 攻撃力3400
プラネの場に強力モンスターが出たのにも関わらず、十代は下を向いていた。
「プルートの攻撃力は墓地のU・HERO1体につき200ポイントアップする!」
U・HEROプルート
攻撃力3400→4800
「攻撃力4800なノーネ!」
クロノス教頭が言う。
「プルートで、オーディン・マスターに攻撃!サテライト・クロス!!」
プルートが攻撃する。
「マズい!十代のライフは残り100!この攻撃が通れば、負けるぞ!」
「十代!」
オブライエンと、明日香が言う。
そして、オーディン・マスターが破壊され、十代の周りが煙になった。
「十代!」
「そんな…」
「嘘よ…」
明日香、藤原、レイが言う。
「フフフ…ハハハ!俺の勝ちだ!十代」
プラネが言う。
そして、十代の周りの煙が晴れる。
すると、そこには
十代
LP100→50
「なに!?」
「ライフが半分しか減ってない!?」
「どういうことだ!?」
亮とエドが言う。
「十代、貴様…!」
「俺はトラップカードを発動した。’アナザー・バリア’。このカードを発動したとき、ライフを半分にすることで、ダメージを0にする」
「十代、貴様は、本当の過去を知って、まだデュエルをすると言うのか?」
「過去と現在は違う…例え、過去に何があっても、俺は俺だ!」
十代の目がオッドアイになる。
「ふん!デュエルを続けると言っても、お前のライフは50。もう勝ち目はない」
「なら、俺は本当の親が作ったカードを信じるだけだ!」
十代が言う。
10ターン
十代
LP50
プラネ
LP1600
「俺のターン!ドロー!」
十代がカードをドローする。
「マジックカード’創世紀降誕’を発動!手札の’HERO降臨の儀式’と、デッキに存在する儀式E・HERO6体を墓地に送り!」
十代は合計7枚のカードを墓地に送った。
「’E・HEROセレーノ・ジェネシス’を融合召喚!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
E・HEROセレーノ・ジェネシス
レベル10 攻撃力3000
「セレーノ・ジェネシスの攻撃力は墓地のE・HERO1体につき、100ポイントアップ!」
E・HEROセレーノ・ジェネシス
攻撃力3000→4400
「更に、装備魔法’創世紀の剣’を発動!セレーノ・ジェネシスに装備し、攻撃力を500ポイントアップさせる!」
セレーノ・ジェネシスが剣を持つ。
E・HEROセレーノ・ジェネシス
攻撃力4400→4900
「攻撃力4900だと!」
「セレーノ・ジェネシスで、U・HEROプルートに攻撃!創世紀の剣…クライアント・ノヴァ!!」
セレーノ・ジェネシスが攻撃する。
「ぐわっ!」
プルート
LP1600→1500
「そして、セレーノ・ジェネシスの効果により、破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」
セレーノ・ジェネシスが効果ダメージを与える。
「うわああ!」
プラネ
LP1500→0
デュエルに決着がついた。
「フフフ…ハハハ!十代、お前は真実から目を背くことはできない!貴様の存在がいるからこそ、俺たちは、ここにいるんだ!その存在を自覚するんだな!」
プラネが言うと、周りが光り、プラネはデッキを残して消えた。
十代は、デッキを拾う。
「…………俺って、一体なんなんだ………」
十代が呟く。
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
翔:大丈夫かな?兄貴
剣山:昨日から部屋から出てこないドン
翔:僕たち、何かできないかな?
剣山:次回【真実】
翔:ん?こんなときに、お客さん?