第69話【宇宙HERO】
ついに、3つのHEROデッキしかないクローン・エンパイラ。
仮面を付けた男が2つのデッキを持つ。
「残るはUとXだけか…よし」
男が右手に持っていたデッキを投げる。
すると、デッキが光り、光が消えれば、いつの間にか人がいた。
「U・HEROを所持する貴様に、命令を下す。十代とデュエルをして来い」
「は!」
「そして、もう一つ。奴に真実を伝えろ。もう隠す必要もない」
「了解しました」
男は忍者のように、いきなり消える。
「十代……真実を知ったとき、お前はどうする?」
仮面の男がかぶっていたフードを取り、黒い髪の毛を見せる。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐69【宇宙HERO】
クローン・エンパイラとデュエルする十代。
彼は相変わらず、ソファーに座って考え方をしていた。
前にあるテーブルには、今までクローン・エンパイラのデュエリストが落としていったデッキが乗っていた。
『俺が持っているHEROデッキは、26個中、23………。つまり、クローン・エンパイラが持つHEROデッキは、U、X、Zの残り3つ』
十代はソファーに寝そべる。
『この1ヵ月、クローン・エンパイラは現れていない。もう少しで、俺が、ここに来て1年が経つ。正直、それまでには、この戦いを終わらせたいな』
十代が呟く。
すると、そこに
「十代」
風呂に入ってた明日香が声をかける。
「悪いんだけど、ベットの上にあるタオル、取ってくれない?取り忘れちゃったの」
明日香が言う。
「はいよ」
十代は立ち上がり、ベットにあるタオルを取り、風呂場に向かう。
風呂場の扉は少し開いていた。
「ほらよ、明日香」
十代は開いた隙間からタオルを出す。
「ありがとう。ちょっと待って」
明日香は風呂場の中でバスタオルを巻き、十代がいる扉の場所に向かう。
すると、そのとき
キュ!
明日香が風呂場で足を滑らせ、前に倒れそうになる。
「うそっ!きゃあああ!」
風呂場に明日香の悲鳴が響く。
「どうした!?明日香!」
十代は急いで扉を開く。
「うわっ!」
すると、倒れてきた明日香が十代に突っ込み、十代も一緒に後ろに倒れる。
すると、ハプニングが起きた!
「…………」
「…………」
「…………」
「…………///」
なんと、十代と明日香が唇同士でキスをしてしまったのだ。
しかも、倒れた衝撃で明日香が巻いていたバスタオルがはだけてきていた。
十代は至って冷静に対処した。
しかし、明日香がパニック状態になり、いつ唇を離していいのかすらわからなかった。
すると、十代から唇を離した。
「十代……///」
「明日香…今のは、その…」
「ご、ごめんなさい!」
明日香が謝ると、すぐに風呂場に向かった。
十代は自分の唇を触る。
「やべっ…取り返しのつかないことしちゃったぜ」
十代が言う。
そして、数分後、十代と明日香は、みんながいるデュエル場に向かった。
「あ!兄貴!明日香さん!」
翔が言う。
「お、おう」
「あれ?兄貴、どうかしたザウルス?」
剣山が聞く。
「ん!?べ、別に」
十代が言う。
そして、すでに、デュエル場には、万丈目、レイ、亮、エド、吹雪、ヨハン、オブライエン、ジム、藤原、鮫島校長、クロノス教頭がいた。
「天上院くん、って、あれ?天上院くん、顔が赤いけど…」
万丈目が言う。
「だ、大丈夫よ。十代と、キ…じゃなくて、ちょっといろいろあって」
明日香が言う。
「十代様、明日香先輩に何かしたんですか?」
レイが聞く。
「いや、別に」
十代が答える。
「まあ、大丈夫ならいいけど」
「2人とも、無理は禁物だよ」
ヨハンと、鮫島校長が言う。
すると、そのとき
「だが、十代には、ちょっと無理をしてもらおう」
デュエル場の入り口側から声がした。
みんな、そっちを向く。
すると、そこに一人の男が出てきた。
「誰だ?」
「クローン・エンパイラのデュエリスト?」
オブライエンと藤原が聞く。
「そう。俺の名はプラネ」
男が名乗る。
「お前が、次の相手ってわけか?」
十代はさっきとは違う性格で聞く。
「ああ、そうだ」
プラネが言う。
「なら話しが簡単に進むな」
十代がデュエルフィールドに立つ。
「さっさと、初めようぜ?俺、今かなり、気持ちがモヤモヤしてからよ」
十代がデュエルディスクを起動させた。
「ふん、早とちりはよくないと思うが、いいだろ」
プラネもデュエルディスクを起動させた。
「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。
その間に、みんなは観覧席に移動した。
「ついに、24つ目のHEROデッキのお出ましか」
エドが言う。
「十代…」
明日香が呟く。
すると、明日香の頭にさっきのことが浮かび上がる。
明日香は頭を振る。
『あれは、事故よ』
明日香が呟く。
1ターン
両者
LP4000
「先行は頂いた。ドロー!」
プラネがカードをドローする。
「俺は’U(ユニバース)・HEROマーキュリー’を召喚!」
プラネの場にモンスターが現れる。
U・HEROマーキュリー
レベル1 攻撃力200
「カードを1枚セットし、ターンエンド」
プラネのターンが終了した。
「それが、お前のデッキってわけか?宇宙HERO…どんなモンスターが見せてもらうぜ」
十代が言う。
2ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺は’E・HEROワイルドマン’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROワイルドマン
レベル4 攻撃力1500
「ワイルドマンで、U・HEROマーキュリーに攻撃!ワイルド・スラッシュ!!」
ワイルドマンが攻撃する。
「くっ」
プラネ
LP4000→2700
「この瞬間、トラップ発動!’宇宙の力’!攻撃表示のU・HEROが破壊されたとき、手札からLV4以下のU・HERO2体を特殊召喚する!現れろ!’ヴィーナス’!’マーズ’!」
プラネの場にモンスターが現れる。
U・HEROヴィーナス
レベル2 攻撃力500
U・HEROマーズ
レベル3 攻撃力1100
「そして、マーキュリーが破壊されたとき、デッキから1枚ドローする」
プラネはデッキから1枚ドローする。
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
『彼が出したU・HERO…名前が全て太陽系の星…』
『つまり、この後、出てくるモンスターもおそらく…』
吹雪とジムが呟く。
3ターン
十代
LP4000
プラネ
LP2700
「俺のターン!」
プラネがカードをドローする。
「自分の場にU・HEROが2体いるとき、手札から’U・HEROジュピター’を特殊召喚!」
プラネの場にモンスターが現れる。
U・HEROジュピター
レベル5 攻撃力2100
「更に、’U・HEROサターン’を通常召喚!」
プラネの場に4体目のモンスターが現れる。
U・HEROサターン
レベル4 攻撃力1600
「モンスターが、4体…」
「ジュピターで、ワイルドマンに攻撃!ジュピター・レイ!!」
ジュピターが攻撃する。
「くっ」
十代
LP4000→3400
「トラップ発動、’ヒーロー・シグナル’!自分のモンスターが破壊されたとき、手札または、デッキからE・HERO1体を特殊召喚する!現れろ!’クレイマン’!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROクレイマン
レベル4 守備力2000
「ふん、壁モンスターか?無駄なことだ。マーズの効果発動!相手がモンスターを特殊召喚したとき、500ポイントのダメージを与える!」
マーズが十代に隕石を降らせる。
「ぐわっ!」
十代
LP3400→2900
「十代様!」
レイが叫ぶ。
「更に、ヴィーナスの効果により、自らを墓地に送り、デッキからモンスター1体を手札に加える!」
ヴィーナスが消え、プラネはデッキから1枚のカードを手札に加えた。
「ターンエンドだ」
プラネのターンが終了した。
4ターン
十代
LP2900
プラネ
LP2700
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「マジックカード’おろかな埋葬’を発動し、デッキから’ネクロ・ダークマン’を墓地に送る!」
十代はデッキから1枚のカードを墓地に送った。
「そして、ネクロ・ダークマンの効果により、’E・HEROネオス’を生け贄なしで召喚する!」
十代の場にネオスが現れる。
E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500
「ネオス…十代のエースモンスター…」
「ネオスで、U・HEROジュピターに攻撃!ラス・オブ・ネオス!!」
ネオスが攻撃する。
「くっ」
プラネ
LP2700→2300
「ふん、やってくれるな。だが、ジュピターが破壊されたとき、相手フィールドに存在するモンスターの中で、攻撃力が一番低いモンスターを破壊する」
ジュピターの効果でクレイマンが破壊された。
「済まない、クレイマン。俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
「シニョール十代に、ネオスが出てきたら、怖いものはないノーネ!」
「そうです!いけー!兄貴」
クロノスと、翔が言う。
5ターン
十代
LP2900
プラネ
LP2300
「俺のターン!」
プラネがカードをドローする。
「行くぜ。俺はマーズを生け贄に捧げ、’U・HEROウラヌス’を召喚!」
プラネの場にモンスターが現れる。
U・HEROウラヌス
レベル6 攻撃力2500
「ウラヌスの効果!フィールドのU・HEROサターンを墓地に送り、ウラヌスの攻撃力をサターンの攻撃力分アップする!」
サターンが消える。
U・HEROウラヌス
攻撃力2500→4100
「攻撃力4100…」
「ウラヌスで、ネオスに攻撃!イビル・ダーツ!!」
ウラヌスが攻撃する。
「くっ…トラップ発動!’ヒーロー・シールド’!このカードを墓地に送って、ネオスの破壊を無効にする!………ぐわっ!」
十代
LP2900→1300
ネオスはなんとか破壊されずに済んだ。
「そして、ダメージ1000ポイントにつき、デッキから1枚ドロー!」
十代はデッキから1枚ドローする。
「チッ…ターンエンドだ」
プラネのターンが終了した。
U・HEROウラヌス
攻撃力4100→2500
6ターン
十代
LP1300
プラネ
LP2300
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
『ここは守ることしかできないか』
十代が呟く。
「カードを1枚セットし、ターンエンド」
十代はモンスターをせず、リバースだけでターンを終えた。
「頑張るザウルス…兄貴」
剣山が言う。
7ターン
十代
LP1300
プラネ
LP2300
「俺のターン!」
プラネがカードをドローする。
「俺はウラヌスを生け贄に捧げ」
ウラヌスが消える。
「’U・HEROネプチューン’を召喚!」
プラネの場に新たなモンスターが現れる。
U・HEROネプチューン
レベル7 攻撃力2900
「こいつはU・HERO1体生け贄で召喚可能!墓地のU・HERO1体につき100ポイントアップする!タイラント・アップ!!」
U・HEROネプチューン
攻撃力2900→3500
「くっ……攻撃力3500」
「ネプチューンでネオスに攻撃!タイラント・レイプ!!」
ネプチューンが攻撃する。
「ネオスだけは破壊させられるわけにはいかない!トラップ発動!’ヒーローズ・ガード’!このターン、ネオスは破壊されず、墓地のE・HEROネクロ・ダークマンを除外し、ダメージを半減させる!」
十代は墓地から1枚のカードを除外した。
「ぐわっ!」
十代
LP1300→800
「十代!」
明日香が叫ぶ。
「チッ…またネオスを残したか」
「ヒーローズ・ガードの効果で、俺はデッキから1枚ドロー!」
十代はデッキから1枚ドローする。
「俺は、これでターンエンドだ」
プラネのターンが終了した。
「ネオスは破壊できなかったが、もう勝負はあったな」
「まだだ。まだ、俺は諦めない!このデッキを信じる限りな!」
十代が言う。
8ターン
十代
LP800
プラネ
LP2300
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺はネオスを生け贄に捧げ、’シャイニング・ゼウス’を召喚!」
ネオスが消え、新たなモンスターが現れる。
E・HEROシャイニング・ゼウス
レベル7 攻撃力2400
「シャイニング・ゼウスの召喚により融合デッキから’ダーク・ブライトマン’を特殊召喚!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
E・HEROダーク・ブライトマン
レベル6 攻撃力2000
「…………」
「そして、シャイニング・ゼウスと、融合デッキの’The・シャイニング’を墓地に送り、ツイン・フュージョン!!」
2体のモンスターが一つになる。
「輝く光の中より、姿を現せ!融合召喚!’ZE(ゼウスエレメンタル)・HEROオーディン・ルーチェ’!」
十代の場に新たな融合モンスターが現れる。
ZE・HEROオーディン・ルーチェ
レベル8 攻撃力2800
「オーディン・ルーチェ!ネプチューンに攻撃!ジャッジモーメント!!」
オーディン・ルーチェが攻撃する。
「バカめ!攻撃力はネプチューンの方が上だ!」
プラネの言う通りだった。
そして、オーディン・ルーチェが破壊された。
「ぐわあ!」
十代
LP800→100
「だが、この瞬間、オーディン・ルーチェは進化を遂げる!オーディン・ルーチェが破壊されたとき、フィールドのE・HERO1体を墓地に送り、」
ダーク・ブライトマンが消える。
「破壊されたオーディン・ルーチェを、ゴッド・エヴォリューション!!」
十代の頭上からモンスターが現れる。
「現れろ!光の中より!’ZE・HEROオーディン・マスター’!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
ZE・HEROオーディン・マスター
レベル9 攻撃力3000
「オーディン・マスターの攻撃力は墓地のE・HERO1体につき200ポイントアップする!」
ZE・HEROオーディン・マスター
攻撃力3000→4400
「攻撃力4400!」
「オーディン・マスターで、ネプチューンに攻撃!オーバー・ジャッジメント!!」
オーディン・マスターが攻撃する。
「ぐわっ!」
プラネ
LP2300→1400
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
「やった!兄貴の反撃だ!」
「十代様凄い!」
翔とレイが言う。
「見たか?プラネ!俺がデッキを信じる限り、モンスターたちは応えてくれるんだ!」
十代が言う。
「フフフ、ハハハ」
いきなり、プラネが笑う。
「?」
「なるほど、これが貴様の力か。だが、感謝するんだな、そのカード、いや、HEROカードを作った本人にな」
「何が言いたい?」
「俺は、お前の知らないことを知っている、とでも言っておくか」
「俺の知らないこと?」
「そうだな、出始めに、その幻のE・HEROを作ったのは……お前の身内だ」
プラネが言う。
「!?」
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
十代:俺に、そんな過去が…
プラネ:お前は、親に知らされてなかったんだよ。
十代:俺の過去は………
プラネ:次回【衝撃の真実】
十代:過去と現在は違うんだ!
ヒーロー講座
今回は’U(ユニバース)・HERO’だ。宇宙のヒーローで、名前も、星の名が付けられている。