第57話【厳しいデュエル】
「はあ、はあ、マグマの近くだから、熱気の所為で体力消耗が少し早いな。対して、向こうは…」
十代が劉を見る。
「全然、疲れた感じがないな。こんな熱いところにいてよ」
十代が言う。
『しかし、マグマの中から、どうやって、幻のE・HEROを取る…いや、むしろ取る方があるのか?』
十代が呟く。
すると、そのとき
《十代》
背後から声がした。
十代が後ろを振り向くと、そこには5体の幻のE・HEROがいた。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐57【厳しいデュエル】
V・HEROを扱う劉ととデュエルする十代。
そして、マグマの中には、最後の幻のE・HEROが眠っていた。
しかし、取る方法は、0に近かった。
だが、十代の後ろに5体の幻のE・HEROが現れ……
《十代》
ブリザード・ホーリーが言う。
「お前ら……?」
《諦めるな、十代》
《同士を目覚めさせる方法なら、まだある》
グラヴィティ・アルマメントと、バーニング・ボンドが言う。
「なに!?どうやったら」
《俺たちをフィールドに出すんだ》
《デュエル中にな》
トルネード・エクイメントと、ヴィジョン・ダークマンが言う。
「俺たちを召喚する…」
《そうすれば、きっと、眠っている同士も、我々のオーラに感じておきるかもしれない》
バーニング・ボンドが言う。
「だが、お前たちを召喚するのは、かなり困難だぞ」
《それでも、やるしかないと思うけど》
ユベルが現れる。
「ユベル」
《まさか、ここまで来て、逃げるんじゃないよね?》
「………そうだな。逃げたら、そこで終わりだよな。厳しいデュエルになりそうだが、お前たちは絶対にフィールドに揃えてやるぜ」
十代が前を見る。
「随分、長い話しだったな。精霊と話していたのか?」
「ホント、不気味なやつだな」
「生まれつきだからな」
「じゃあ、いくぜ」
十代が言う。
4ターン
十代
LP3600
劉
LP1200
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺は墓地からHERO降臨の儀式を、手札の’E・HEROプリズマー’を墓地に送り、手札に加える!」
十代は手札を1枚捨て、墓地のカード1枚を手札に加えた。
「そして、’HERO降臨の儀式’を発動。手札の’ネオス’を墓地に送り、」
十代は手札からネオスを生け贄に捧げた。
「降臨せよ!2体目の儀式E・HERO!’フォルテ・レオネ’!」
十代の場に2体目の儀式モンスターが現れる。
E・HEROフォルテ・レオネ
レベル7 攻撃力2800
「ヴォランテ・ペガサスで、ウィッチ・レイドに攻撃!コスモ・ドミニオン!!」
ヴォランテ・ペガサスが攻撃する。
「ふん…わかりやすい奴だ…トラップ発動。’聖なるバリアーミラーフォース’!」
「っ!」
「相手が攻撃してきたとき、相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する!」
ヴォランテ・ペガサスの攻撃が反射され、十代のフィールドを襲う。
「くっ…だが、ヴォランテ・ペガサスは破壊されない!」
よって、フォルテ・レオネのみが破壊された。
『まさか、聖バリを伏せていたとはな。俺の手札は0。フィールドにはヴォランテ・ペガサスだけ…奴のウィッチ・レイドでは、ヴォランテ・ペガサスを破壊することはできないが…それでも、ちょっと厳しいな…』
十代が呟く。
「俺は、これでターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
「ふん…残されたのは、ヴォランテ・ペガサスだけか…」
劉が言う。
5ターン
十代
LP3600
劉
LP1200
「俺のターン!」
劉がカードをドローする。
「ふん、運のいいやつだ。俺は’V・HEROミニマム・レイ’を召喚!」
劉の場にモンスターが現れる。
V・HEROミニマム・レイ
レベル3 守備力700
「俺は、カードを1枚伏せ、ターンエンド」
劉のターンが終了した。
『反撃してこなかった。一応、ありがたいけど…』
十代が劉が伏せたリバースカードを見る。
『まあ、怪しいな。かと、言って攻撃しないってわけにはいかないからな』
十代が呟く。
6ターン
十代
LP3600
劉
LP1200
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「ヴォランテ・ペガサスで、ウィッチ・レイドに攻撃!コスモ・ドミニオン!!」
ヴォランテ・ペガサスが攻撃する。
「トラップ発動!’幻覚’!相手が攻撃してきたとき、攻撃対象を別のモンスターに変更する!俺はヴォランテ・ペガサスの攻撃対象をウィッチ・レイドがミニマム・レイに変更!」
ヴォランテ・ペガサスの攻撃が別方向に向かった。
「ウィッチ・レイドの破壊を阻止されたか…。なら、マジックカード’賭けの引き’を発動!融合デッキから5枚の融合モンスターを墓地に送り」
十代は融合デッキから5枚のカードを墓地に送った。
「デッキからカードを5枚ドロー!」
十代はデッキから5枚ドローする。
「カードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
7ターン
十代
LP3600
劉
LP1200
「俺のターン!」
劉がカードをドローする。
「マジックカード’発掘幻影’!墓地のV・HERO2体を幻影として、マジック、トラップゾーンに置く!俺はポイズナーと、ミニマム・レイをマジック、トラップゾーンに置く!」
劉は墓地から2枚のカードをマジック、トラップゾーンに置いた。
「そして、マジックカード’ヴィジョン融合’を発動!マジック、トラップゾーンにあるV・HERO2体を融合する!」
「マジック、トラップゾーンにあるV・HEROを融合させるだと!?」
十代が驚く。
そして、2つの幻影が一つになる。
「現れろ!’V・HEROアドレイション’!」
劉の場に融合モンスターが現れる。
V・HEROアドレイション
レベル8 攻撃力2800
「アドレイションの効果発動!自分フィールドのV・HERO1体を選択し、選択したV・HEROの攻撃力分、相手モンスター1体の攻撃力を下げる!俺はウィッチ・レイドの攻撃力分、ヴォランテ・ペガサスの攻撃力を下げる!」
E・HEROヴォランテ・ペガサス
攻撃力2800→100
「くっ…攻撃力100」
「V・HEROアドレイションで、ヴォランテ・ペガサスに攻撃!アンビション・サンクションズ!!」
アドレイションが攻撃する。
「ぐわああ!」
十代
LP3600→900
だが、ヴォランテ・ペガサスは効果ゆえに1ターンに1度、破壊されない。
だが
「これで、貴様のライフは残り900…次の攻撃で終わりだ」
「っ………」
「ウィッチ・レイド!ヴォランテ・ペガサスに攻撃!魔弾砲!!」
ウィッチ・レイドが攻撃する。
だが
「やられるわけにはいかないんだ!トラップ発動!’エレメンタル・スタント’!相手が2回目の攻撃をしてきたとき、フィールドのE・HERO1体を墓地に送り、攻撃を無効にする!」
ヴォランテ・ペガサスがバリアになり、攻撃を止める。
が、ヴォランテ・ペガサスはフィールドから消えた。
「この場を凌いだか…だが、貴様のフィールドにモンスターはいない。次で、トドメを差してやる」
「だが、俺には信頼できる精霊が、まだ、このデッキの中に眠っている!俺は負けない!そして、最後の幻のE・HEROを絶対に見つけ出してみせる!」
「よく言う…無駄なことだ…俺は、これでターンエンド」
劉のターンが終了した。
8ターン
十代
LP900
劉
LP1200
「頼むぜ…俺のデッキ」
十代がデッキの上に指を置く。
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
『よし!』
十代は引いたカードを見て呟く。
「マジックカード’オーバー・ソウル’を発動!墓地からネオスを特殊召喚!」
十代の墓地からネオスが復活した。
E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500
「そして、マジックカード’エレメントSP’を発動!俺は、悪魔族の’エレメントトークン’を特殊召喚!」
十代の場に黒いエレメントトークンが現れる。
エレメントトークン
レベル1 攻撃力1000
「そして、’融合’を発動!ネオスと、悪魔族のエレメントトークンを融合!」
2体のモンスターが一つになる。
「現れろ!’ネオス・エピオン’!」
十代の場にスピアを持ったネオスが現れる。
E・HEROネオス・エピオン
レベル7 攻撃力2500
「悪魔のネオスか…」
「ネオス・エピオンの攻撃力は融合素材にした悪魔族のLV1つにつき、400ポイントアップする!」
E・HEROネオス・エピオン
攻撃力2500→2900
「アドレイションの攻撃を上回ったか」
「ネオス・エピオンで、アドレイションに攻撃!ラス・オブ・ネオス・スパイラル!!」
ネオス・エピオンが攻撃する。
「ぐわっ!」
劉
LP1200→1100
「俺は、これで、ターンエンド!」
十代のターンが終了した。
9ターン
十代
LP900
劉
LP1100
「俺のターン!」
劉がカードをドローする。
「俺はマジックカード’V・ドロー’を発動!デッキからV・HEROを3体、墓地に送り、デッキから3枚ドローする!俺はデッキから’ファリス’、’マルティプ・ガイ’、’ヴァイオン’を墓地に送り、デッキから3枚ドロー!」
劉はデッキから3枚ドローする。
「’V・HEROマルティプ・ガイ’を通常召喚!」
劉の場にモンスターが現れる。
V・HEROマルティプ・ガイ
レベル3 守備力1200
「最後にカードを1枚セットして、ターンエンドだ」
劉のターンが終了した。
「連続で、いいカードが来ないとは、俺も運に見離されたか?」
「それを決めるのは、自分自身だ」
十代が言う。
『よく言うよ。俺だって、運に見離されっていうのによ。ホント、幻のE・HEROを揃えるのは、キツいぜ。だが、ここでくじける俺じゃないぜ』
十代が呟く。
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
十代:ついに、マグマの底から姿を現す幻のE・HEROが見れる。
その姿…まさに神!
次回【覚醒!!光の幻のE・HERO】
こいつが、最後の幻のE・HERO…