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第54話【最後の幻のEを見つけに】




デュエルアカデミアのシンボルでもあるアカデミア火山。

そして、火口の中では透明な床ができていた。


更に、そこに一人の男が立つ。


「この中か…」
男はマグマを見て言う。


「さすがに取るのは困難か…取るには、幻のE・HEROが必要か…」
男が言う。






第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)






GX‐54【最後のEを見つけに】






綺麗な月が昇る夜。


十代は珍しくレッド寮の食堂場で大徳寺先生と話しをしようとしていた。



《珍しいニャ。キミから、ここに来るなんて》
大徳寺先生が椅子に座って言う。


向かいの椅子には十代が座っていた。


テーブルの上にはファラオがいた。



「そんなに珍しいかよ?まあ、ここに来るのは久しぶりだからな」


《で、何かようかニャ?》


「ん?ああ、ちょっとな。大徳寺先生には話しておいた方がよそうだからな」


《何をだニャ?》


「旅をしているときに話しただろ。俺が俺として生まれる前、前世の俺の話しを」


《キミがどっかの国の王子で、それを守護するのがユベルっていう、あの話しのことかニャ?》


「ああ、俺の心の底に眠る覇王。その覇王の心も前世の俺にも宿ってて、それを守護したのがユベル…」


《だけど、またなんでいきなり?》


「実は、前世の俺を守護したのはユベルだけじゃなかったって感じがするんだ」


《それは、どういうことニャ?》


「なんて言えばいいかわからないが、俺、実は幻のE・HERO…いや、E・HEROやクローン・エンパイラが落としていったHEROたちを、遠い昔に見たことがあるような気がしてな」


《…………》


「まあ、これ以上、考えても答えは出ないからな」
十代が立ち上がる。


《もう行くのかニャ?》

「ああ、あんまり遅くなると明日香に怒られるからな」


《彼女とは上手くいっているのかニャ?》


「もう一緒のベットで寝てるよ」


《おや?そこまでしていたなんて思ってもいなかったニャ》


「じゃあな」
十代が食堂場から出る。



十代は外を歩いていた。




すると、何かの気配を感じた。


「!?」
十代は周りを見る。


『なんだ?この感じ?クローン・エンパイラ…いや、いつもの気配が』
十代が呟く。


すると、ネオスと儀式E・HERO6体と、幻のE・HEROが出てくる。


《十代!》

「ネオス!?」


ヌーヴォラ・ユニコーン:《この感じは…》


バーニング・ボンド:《ああ、おそらく…》


「どうした?」


ヒーリング・フェニックス:《十代、今から我々が言った場所に進んでくれ》


「どういうことだ?」


ヴィジョン・ダークマン:《感じる…》


アイアン・ティグレ:《俺たちと同じ力が…》


「同じ力…まさか!」



サルト・ドラゴ:《ああ》


トルネード・エクイメント:《この近くに幻のE・HEROがいる…》


「斎王や美寿知、影丸が言ってたことは本当だったのか?」


グラヴィティ・アルマメント:《十代》


「行くぞ!その場所に」


ヴォランテ・ペガサス
:《待ってました!》


「行くぞ!」
十代が走り出す。



フォルテ・レオネ:《しばらく真っ直ぐだ!》



ブリザード・ホーリー:《急ぎましょう》





その頃、明日香は部屋で寝ていた。


眠気に勝てなかったのだろう。


「……十代…」
寝言だ………。







そして、十代は森の中を走ってた。



「この方向…確か、火山の中に通じるトンネルがある場所」


《だが、気配は確かにこっちからだ》
ネオスが言う。


《クリクリィ》
ハネクリボーも出てくる。


「お前も感じるのか?」


《クリ》
ハネクリボーが頷く。


「よし!早く行くか」
十代が言う。





すると、そこに


「おっと、これ以上は行かせないぜ」
一人の男が通せんぼうした。


「誰だ?」
十代が聞く。


「俺の名前はクロック。クローン・エンパイラの中では、一応、下っ端になる」


「なら、今まで戦った奴より弱いのか?」


「いや、むしろ逆だ。俺は先輩がたを超えた、最強だ!」
クロックが言う。


「随分、自信があるな。それに、ここを守るってことは、先にある幻のE・HEROのところに誰かがいるってことだろうな」


「感がいいな。だが、通させないぜ!」
クロックがデュエルディスクを起動させた。


「なら、俺は無理やりでも通るぜ」
十代もデュエルディスクを起動させた。


「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。





1ターン
両者
LP4000


「先行は俺だ!ドロー!」
十代がカードをドローする。


「マジックカード’エレメントSP’を発動!俺はアンデット族の’エレメントトークン’を特殊召喚!」
十代の場に紫色のエレメントトークンが現れる。


エレメントトークン
レベル1 攻撃力1000


「1ターン目からトークンということは…」

「マジックカード’融合’発動!」

「やっぱりな」

「フィールドのエレメントトークンと、手札の’ネオス’を融合!」
2体のモンスターが一つになる。


「現れろ!’ネオス・デスサイス’!」
十代の場に大釜を持ったネオスが現れる。


E・HEROネオス・デスサイス
レベル7 攻撃力2500


「こいつの攻撃力は融合素材にしたアンデットの攻撃力の半分アップする!」


E・HEROネオス・デスサイス
攻撃力2500→3000


「最初のターン、攻撃は許されていない、俺はこれでターンエンド」
十代のターンが終了した。





2ターン
両者
LP4000


「俺のターン、ドロー!」
クロックがカードをドローする。


「俺のヒーローを見せてやる。現れろ!’N(ナンバー)・HEROプレイ’!」
クロックの場にモンスターが現れる。


N・HEROプレイ
レベル4 攻撃力1800


「N・HERO…数字か…」


「まあ、そうだな。N・HEROの効果はサイコロを一度振り、出た目で効果が決まる」
クロックは指パッチンをする。

すると、フィールドにサイコロが現れ、転がる。


「さあ、どの目で止まるか…楽しみだな」


そして、サイコロが目を出す。

出た目は4だった。


「出た目は4。プレイの4番の効果は相手モンスター1体を破壊する!」

ネオス・デスサイスが破壊されそうになる。


しかし、


「残念だが、そう簡単には行かないぜ。ネオス・デスサイスはアンデットの力を手に入れるネオスだ。そして、その効果は相手ターン、モンスター効果で破壊されることはない!」
ネオス・デスサイスが大釜を振る。


「面倒なモンスターだな…カードを1枚セットし、ターンエンド」
クロックのターンが終了した。





3ターン
両者
LP4000


「俺のターン!」
十代がカードをドローする。


『ここは攻撃するべきか…あの伏せカード、おそらくブラフじゃない。まあ、後々残してる方が厄介だからな』
十代が呟く。


「ネオス・デスサイス!N・HEROプレイに攻撃!ラス・オブ・ネオス・カッター!!」
ネオス・デスサイスが攻撃する。


「トラップ発動!’ナンバー・スロット’!」
クロックが伏せカードを発動した。


そして、プレイが破壊された。


クロック
LP4000→2800


「トラップカード、ナンバー・スロットはN・HEROが破壊されたとき、サイコロを一度振り、目の数と同じLVを持ったモンスターをデッキから特殊召喚する!」
クロックが指パッチンすると、サイコロが出て、フィールドに転がる。


サイコロは1の目で止まった。


「どうやら、上級モンスターは出せないみたいだな」

「運に見放されちまったか。なら、俺はデッキからLV1の’N・HEROサン’を特殊召喚!」
クロックの場にモンスターが現れる。


N・HEROサン
レベル1 守備力0


「俺は、これでターンエンドだ」
十代のターンが終了した。





4ターン
十代
LP4000
クロック
LP2800


「俺のターン!」
クロックがカードをドローする。


「俺はサンの効果を発動!サイコロを一度振り、効果を決める!」
クロックが指パッチンする。

サイコロが出て、フィールドに転がる。


「…………」

「…………」



そして、サイコロが止まる。


出た目は5だった。


「サイコロの目は5。…だが、俺は、これでターンエンドだ」
クロックは何もせず、ターンを終了した。


「!?」
十代は気になった。


『何もせずに、ターンを終了。サンの効果を発動せずにか?…いや、おそらく俺が攻撃すれば、効果が発動するんだろうな……だが、ここで逃げるわけにもいかないか。あんまり気にはのらないがやるしかねえ』
十代が呟く。


『来るか?』
クロックも呟く。





5ターン
十代
LP4000
クロック
LP2800


「俺のターン!」
十代がカードをドローする。


「ネオス・デスサイス!N・HEROサンに攻撃!ラス・オブ・ネオス・カッター!!」
ネオス・デスサイスが攻撃する。


しかし、


「ふん、この瞬間、サンの5番の効果発動!このモンスターに攻撃してきたとき、このモンスターと相手モンスターを破壊する!」
2体のモンスターが破壊された。


「くっ…やはりな。…なら、俺は’ワイルドマン’を通常召喚する!」
十代の場にモンスターが現れる。


E・HEROワイルドマン
レベル4 守備力1600


「俺は、これでターンエンドだ」
十代のターンが終了した。





6ターン
十代
LP4000
クロック
LP2800


「俺のターン!」
クロックがカードをドローする。


そして、引いたカードを見て笑う。

「ふん」

「何を笑っている?」

「ついに来たんだよ。N・HEROにしかないとっておきのモンスターが…」

「なに?」


「それを見せてやるぜ!俺は、このモンスターを召喚!現れろ!’N・HEROタイマー’!」
クロックの場に静かにモンスターが現れ、凄い気迫を放出する。


「くっ………こいつは…」






第2ED Endless Dream(きただにひろし)






予告


十代:N・HEROの本領発揮するクロック。

だが、こっちにだって幻のE・HEROというとっておきがあるんだ!


次回【N・HEROの力】


この男を倒して、幻のE・HEROの場所に行く!






ヒーロー講座


今回は、’N(ナンバー)・HERO’についてだ。その効果はサイコロの出た目によって決まる。まさに、運任せのヒーローだ。
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