第52話【嫉妬デュエル?十代VS万丈目】
十代が熱を出して、2日が経過した。
十代は保健室で鮎川先生と話していた。
「熱も下がったし、もう大丈夫ね」
「そうですか」
「ただし、睡眠と食事は、ちゃんと取ることと。そして、何より一人で無茶するのはダメよ」
「わかってますよ」
十代が立ち上がる。
「じゃあ、俺、部屋に戻ります」
「ええ、お大事に」
鮎川先生がそう言うと、十代は部屋を出る。
「明日香さんとは、うまく行ってるみたいね」
鮎川先生が言う。
第2OP Precious Time,Glory Days(サイキックラバー)
GX‐52【嫉妬デュエル?十代VS万丈目】
十代は部屋に戻ってきた。
そこには同じ部屋に泊まっている明日香のほかにジュンコと、ももえ、レイがいた。
「あら?十代、お帰り」
「体の具合は、どうでしたか?」
ジュンコと、ももえが言う。
「もう治ったよって、なんでいんだ?」
「今日は女子会みたいなものです」
「だから、この部屋に、みんなが集まったの」
レイと明日香が言う。
「女子会?なら、俺は退散するぜ?」
十代が部屋を出ようとする。
「そんなこと、言わずに、十代様も話しに交ざりましょうよ」
レイが十代の腕を引っ張る。
「ちょ!女子会じゃねえのか?」
十代はそう言うが、レイは聞く気がない。
十代は前まで寝ていたソファーの前に座られ、隣には明日香とレイに挟まれ、テーブルにはビールや、お菓子があった。
十代の向かえにいるジュンコと、ももえが十代を見る。
「な、なんだよ?」
十代が聞く。
「十代…あなたって、以外とモテる?」
ジュンコが聞く。
「なんだよ!?いきなり」
「いや、なんとなくです」
ももえが言う。
「十代はやるときはやる男だから、少しはモテるんじゃない」
明日香が言う。
「それより、レイもいるのにビールって……、いいのか?」
十代が聞く。
「別に問題ないですよ。未成年ですけど、みんなに合わせます!」
レイがガッツポーズで言う。
「無理するなよ。それにしても、ビールなんて久しぶりだな」
「旅している間は飲まなかったの?」
明日香が聞く。
「飲んではいたが、年に2、3本しか飲めなかったからな」
十代がビール缶に手をつけ、蓋を開ける。
「じゃあ、女子会のつもりだったけど、5人で飲みますか?」
「そうですわね」
ジュンコと、ももえが言う。
「じゃあ、せーの」
明日香がコールする。
「「「「「カンパーイ!」」」」」
5人は缶をぶつけ合う。
その頃、万丈目は部屋にいた。
《万丈目のだんな?どうしたの?》
おジャマ・イエローが出てくる。
「うるさい。少し黙ってろ」
万丈目が言う。
《万丈目の兄貴、どうしたんだ?》
おジャマ・グリーンが言う。
《わからないわ》
《なんか悩み事か?》
《そうかもな》
《今は、そっとしてやろうぜ》
おジャマ・ブラック、おジャマ・ブルー、おジャマ・レッドが言う。
『天上院くんを俺のとりこにするには、やはり十代より強くならなければならない。そのために、俺は明日、十代に再びデュエルで調整する!』
万丈目が呟く。
「待ってろ!十代!必ず、お前に勝ってやるからな!ウハハハ」
万丈目が高笑いする。
その頃、十代のところでは…
「……………」
十代は汗をかいていた。
「だ~か~ら、どうして、命がけの戦いができるのよ~」
「そ~ですよ、危ないのに~」
ジュンコと、ももえが頬を赤くし酔っ払いながら十代に聞く。
「怖がってたら、世界を守れないだろ」
十代が言う。
『この2人、酒に弱いのか?』
十代が呟く。
「男前ね~」
「そ~うですね~」
ジュンコと、ももえが言う。
「ちょ、2人とも水飲んだ方がいいぜ」
十代は立ち上がろうとする。
しかし、
「ど~こに~」
「いくのよ!」
レイと明日香が十代を立たせないようにする。
「明日香!レイ!お前らも酒に弱いのか。いや、それ以前にレイ!やっぱり、無理するな!」
十代が言う。
すると、レイが十代の腕にくっつく。
「無理な~んて、してませ~ん」
レイは十代の腕に絡まる。
すると、逆方向から明日香が十代の首に手を回し近づく。
「あなたも~、飲みなさいよ」
明日香が十代の顔の近くで言う。
すると、明日香が以外なことを言う。
「ねえ、十代?」
「な、なんだ?」
「私と、く、ち、す、い(口吸い)しましょう?」
明日香が言った言葉。それはキスだった。
明日香の顔は段々、十代の顔に近づく。
「あ、明日香」
十代が慌てる。
すると、レイが
「ダメ~ですよ。明日香先輩。十代様のキスは~、私のもの~」
レイが十代の顔を自分に向かせる。
「レイ!お前まで」
十代が言う。
「別にいいじゃな~い、キスぐらい」
「ダメです」
レイが言う。
すると、明日香が自分の頬を十代の頬につけてスリスリする。
「残念だけど、口付けはお預けよ。じゅ・う・だ・い」
明日香が更に頬をスリスリさせる。
「あ、明日香」
すると、逆の頬にレイの頬が来て、レイもどうようにスリスリする。
「十代様のほっぺたスベスベですね」
レイがスリスリしながら、言う。
「レイ」
十代は2人にスリスリされて、身動きが取れなかった。
すると、そこに
「十代、モテモテね~」
「じゃあ、私たちも混ぜてもらいましょ~か」
酔っ払った、ジュンコと、ももえが十代の足や、お腹に倒れる。
「ちょっと!お前たちまで」
「十代~、かっこいいわ~」
「十代様、素敵です~」
明日香とレイが言う。
『本当に酔ってやがる』
十代が呟く。
「十代さんのか・ら・だ、温かいですわ~」
ももえが人差し指で十代の胸をいじくる。
「なんか、暑くなってきた~」
ジュンコが言う。
「そうね」
明日香が言う。
すると、4人が自分たちの服に手をかける。
「ちょ!ちょっと待て」
十代が慌てて止める。
「なんで、止めるんですか?十代様~」
「暑いんだから脱いでいいでしょ~?」
レイと明日香が言う。
「それはマズい。俺の前では」
「なんですか、私たちの裸見たくないんですか~?」
「女性の体、興味0か~?」
ももえとジュンコが言う。
「いやー、そんなことないですよ。だけど、今はちょっと…」
十代が4人から目をしばらく逸らし、数秒後、4人をそれぞれ見る。
「!?」
十代はまず、レイを見る。ずっと腕に絡まって離れない。そして、笑いながら右手で、十代の胸を触る。
次にジュンコを見た。ジュンコは十代の太ももで寝て、左手には酒の入ったコップを持っていた。
ももえは、十代の胸にくっつき、顔を見上げる。
右手では相変わらず、十代の胸をいじっていた。
そして、最後に明日香を見る。
十代の首に、腕を回し、すでにジャケットのボタンが何個か取れていた。
「まだまだ夜は長いわよ」
「朝までゆっくり飲みましょう」
「今日はサイコーの夜になるわ」
「だ・か・ら」
「「「「付き合ってもらうわよ」」」」
「う…うん」
4人は笑っていたが十代は怖くて否定できなかった。
そして、十代の地獄の夜はまだ続きそうだった。
そして、翌日
十代たちのいる部屋に翔と剣山が訪れた。
「アニキー!アーニーキー!」
翔がドアを叩く。
「兄貴、まだ起きてないザウルスか?」
剣山が言う。
「さあ?とにかく、呼ぼう。兄貴!」
「兄貴!起きるザウルス!」
2人が呼びかける。
すると、そこにヨハンと吹雪が来た。
「どうした?2人とも」
ヨハンが聞く。
「それが、兄貴、まだ起きてないみたいなんだ」
翔が言う。
「それと明日香も起きてないみたいなんだ」
吹雪が言う。
「何かあったのか?」
ヨハンが言う。
そして、ヨハンがドアノブに手をかける。
すると、ドアが開いた。
「開いたね」
吹雪が言う。
そして、4人は中に入る。
「兄貴、いる?」
翔が言う。
そして、4人はしばらく前に進んだ。
そして、見た光景が
「…………///」
翔は顔を赤くする。
「あちゃー」
剣山が言う。
「十代…」
ヨハンが呆れる。
「これは…」
吹雪が言う。
4人の目には、十代の周りに4人の美女が一緒に寝ている姿が見えた。
そして、十代が目を覚める。
「ん…」
十代は真っ先に翔たちの方を見た。
すると、翔たちの目線が気になり、目線の先を見る。
そこには、4人の女性たちが、自分の体を使って寝ていた。
十代は目を丸くする。
「ちょ、ちょっと待て!勘違いするなよ。これは、こいつらが…」
十代が言う。
すると、そこに
「おい!十代!俺と…」
万丈目が入ってきた。
「万丈目」
十代が言う。
「あちゃー」
「マズいザウルス」
翔と剣山が言う。
「十代…貴様ー、ついに天上院くんだけでなく、4人の女を…」
万丈目が下を向いて言う。
「だから、違うって!」
十代が叫ぶ。
すると、4人の女性が起きる。
「もうなんですか?」
「朝からうるさいわね」
「もうちょっと寝かせて下さい」
「授業ないんだから」
ももえ、ジュンコ、レイ、明日香が起きる。
だが、自分たちも、寝ていた場所がはっきりして慌てる。
「ちょ、私、どうしてここで!?」
「僕、十代様と寝ていたの?」
明日香とレイが言う。
「私、昨日のこと何も覚えてないんですが…」
「十代!私たち!」
ももえとジュンコが言う。
「お前ら、ビールに酔っ払って、俺を地獄に送ろうとしたんだろうが…なにも覚えてないのか?」
十代が聞く。
「ごめんなさい!私、何も」
「私たち、何しようとしていた?」
明日香とジュンコが言う。
「みんながいる前では言いたくないな。恥ずかしいから…お前らが」
十代が言うと、4人の顔が赤くなる。
すると、万丈目が
「十代!貴様!」
「だから、俺は何も…」
「俺とデュエルだ!」
「は!?」
「今すぐ、俺とデュエルしろ!そしたら、今回のことは大目に見てやる」
万丈目が言う。
「十代さん!デュエル受けて受けて下さい!こんなこと、みんなにバレたら…」
ももえが言う。
「わ、わかったよ。そのデュエル、受けるぜ」
十代が言う。
「よし、今すぐ、デュエル場に行くぞ」
万丈目が言う。
『なんで、こんなことに…』
十代が呟く。
数分後、十代たちはデュエル場に来ていた。
「このデュエル…私たちの所為で十代が…」
「ごめんなさい、十代様」
明日香とレイが観覧席で言う。
「行くぞ?十代」
「来い」
2人がデュエルディスクを起動させた。
「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。
1ターン
両者
LP4000
「先行は俺様からだ!ドロー!」
万丈目がカードをドローする。
「俺は’Xーヘッド・キャノン’を召喚!」
万丈目の場にモンスターが現れる。
Xーヘッド・キャノン
レベル4 攻撃力1800
「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
万丈目のターンが終了した。
「十代!俺は今度こそお前に勝つ!」
「嫉妬しているのか?万丈目!」
「そうだ!」
万丈目が言う。
十代は足を崩す。
「俺は、お前がうらやましい!だから、このデュエル、絶対に勝つ!」
「はー、俺は何もしてねえのに…」
十代が言う。
2ターン
両者
LP4000
「俺のターン、ドロー!」
十代がカードをドローする。
「儀式魔法’HERO降臨の儀式’を発動!手札の’エッジマン’を生け贄に捧げ」
エッジマンが生け贄にされた。
すると、十代の頭上に黄色い物体が出てきて、中から黄色い光でできたライオンが現れる。
そのライオンは、段々、姿を変えていく。
「降臨せよ!’フォルテ・レオネ’!」
十代の場に儀式モンスターが現れた。
E・HEROフォルテ・レオネ
レベル7 攻撃力2800
「これが、光属性の儀式E・HERO…」
「フォルテ・レオネで、Xーヘッド・キャノンに攻撃!シシオウ・ジェノサイダー!!」
フォルテ・レオネが黄色いライオンを出し、それと一体となり攻撃する。
だが、
「トラップ発動!’援護不意打ち’!攻撃を無効にし、デッキからユニオンモンスター1体を特殊召喚する!」
フォルテ・レオネの攻撃が無効になった。
「俺はデッキから’Yードラゴン・ヘッド’を特殊召喚!」
万丈目の場にモンスターが現れる。
Yードラゴン・ヘッド
レベル4 攻撃力1500
「だが、フォルテ・レオネが場にあるとき、相手がトラップを発動したとき、1000ポイントのダメージを与える!」
フォルテ・レオネが万丈目を殴る。
「ぐっ」
万丈目
LP4000→3000
「俺は、これでターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
3ターン
十代
LP4000
万丈目
LP3000
「俺のターン!」
万丈目がカードをドローする。
「俺は’Zーメタル・キャタピラー’を召喚!」
万丈目の場に3体目のモンスターが現れる。
Zーメタル・キャタピラー
レベル4 攻撃力1500
「そして、X、Y、Zを合体!」
3体のモンスターが合体する。
「合体召喚!’XYZードラゴン・キャノン’!」
万丈目の場に融合モンスターが現れる。
XYZードラゴン・キャノン
レベル8 攻撃力2800
「ドラゴン・キャノンの効果発動!自分のターンのメインフェイズに手札を1体捨て、相手カード1枚を破壊する!」
万丈目は手札を1枚捨てる。
「散れ!フォルテ・レオネ!」
ドラゴン・キャノンがキャノンをフォルテ・レオネに向けて発射する。
だが
「フォルテ・レオネの効果発動!プロテクト・ネイチャー!!」
フォルテ・レオネが黄色いオーラを纏い、ドラゴン・キャノンの破壊効果に耐えた。
「フォルテ・レオネはモンスター効果では破壊されない!」
「くっ…そんな効果を持っていたか…俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
万丈目のターンが終了した。
4ターン
十代
LP4000
万丈目
LP3000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺は’アナザー・ネオス’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROアナザー・ネオス
レベル4 攻撃力1900
「フォルテ・レオネで、ドラゴン・キャノンに攻撃!シシオウ・ジェノサイダー!!」
フォルテ・レオネが攻撃する。
しかし、
「無意味なことだ!十代!トラップ発動!’おジャマ・バリア’!デッキからおジャマ1体を墓地に送り、攻撃を無効にする!」
万丈目はデッキから1枚のカードを墓地に送った。
「だが、トラップ発動により、フォルテ・レオネの効果で1000ダメージは受けてもらうぜ」
十代が言う。
「っ!」
万丈目
LP3000→2000
「カードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
「十代!このデュエルで証明するぞ!」
「……………」
第2ED Endless Dream(きただにひろし)
予告
十代:証明するって、そっちの証明かよ!てっきり強い方かと思っていたけど…
まあ、楽しくやるか
次回【十代と万丈目 モテるのはどっち!?】
別に、そんなのどうだっていいじゃねえかよ