第38話【元素の力を得るユベル】
「マグマ・ネオスの攻撃力はフィールドのカード1枚につき400ポイントアップ!」
フィールドには5枚のカードがあった。
E・HEROマグマ・ネオス
攻撃力3000→5000
「攻撃力5000!」
「2回とも攻撃が当たれば、十代くんの圧勝だ!」
ヨハンと藤原が言う。
「このターンで決める!マグマ・ネオスで、A・HEROアタッチメントに攻撃!スーパー・ヒート・メテオ!!」
マグマ・ネオスが攻撃する。
「これで、大ダメージだ!」
十代が言う。
しかし、
「悪いけど、その攻撃は無駄だよ」
「!?」
「アタッチメントに装備しているガンナーの効果発動。このカードを墓地に送り、攻撃を無効にする!」
ガンナーが墓地に行ったことで攻撃は無効。
だが、同様にアタッチメントの攻撃力が下がる。
A・HEROアタッチメント
攻撃力1500→1000
「くっ…だが、まだ攻撃は残っている。いけ!ジ・アース!アース・コンバスション!!」
ジ・アースが攻撃する。
「それも無駄だ。アタッチメントの効果!装備カードが墓地に行ったターンの攻撃を1度だけ無効にする!」
ジ・アースの攻撃が無効になった。
「くっ…ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
「A・HEROの恐ろしさは、こんなもんじゃない。貴様のE・HEROは、俺が倒す」
ティンスが言う。
第1OP 99%(BOWL)
GX‐38【元素の力を得るユベル】
ライフも減らず、デュエルに苦戦する十代。
4ターン目を迎えていた。
4ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
ティンスがカードをドローする。
「俺はアタッチメントを生け贄に捧げ、LV7の’A・HEROエルメント’を召喚!」
ティンスの場に新たなモンスターが現れる。
A・HEROエルメント
レベル7 攻撃力2800
「こいつはA・HERO1体、生け贄で通常召喚でき、召喚時、手札のA・HERO1体を、このカードに装備する!俺は’A・HEROボクサー’を装備!」
ボクサーがエルメントに装備された。
「また、A・HEROを装備した!」
「装備を重視したデッキか」
ヨハンとジムが言う。
「ボクサーがA・HEROの装備カードになったとき、相手のデッキからモンスターを3体まで持ち主のフィールドに特殊召喚する!俺は、お前のデッキから3体の幻のE・HEROを特殊召喚!」
十代のデッキから3体の幻のE・HEROが現れる。
E・HEROバーニング・ボンド
レベル7 攻撃力2400
E・HEROトルネード・エクイメント
レベル7 攻撃力2400
E・HEROグラヴィティ・アルマメント
レベル7 攻撃力2400
「俺のモンスターを召喚するだと?」
十代が言う。
「エルメントで、バーニング・ボンドに攻撃!エルメント・カッター!!」
エルメントが攻撃する。
「こいつが攻撃するとき、相手が受ける戦闘ダメージ0になる」
バーニング・ボンドが破壊された。
「バーニング・ボンド!」
「そして、エルメントは戦闘ダメージがないかわりに、相手モンスターを破壊したとき、1000ポイントのダメージを与える!」
エルメントが十代を殴る。
「ぐわっ!」
十代
LP4000→3000
「まだ、苦しみは終わってない。速攻魔法’アーマー・ツイン・リメイク’!モンスター1体、つまり、エルメントはあと2回攻撃することができる!」
「なに!」
「エルメント!グラヴィティ・アルマメントとトルネード・エクイメントに攻撃!」
エルメントが攻撃する。
「ぐわっ!」
十代
LP3000→2000
「ぐあっ!」
十代
LP2000→1000
「十代!」
「十代様!」
明日香とレイが言う。
「くっ…だが、これで」
十代が言う。
すると、ティンスがにこりと笑う。
そのとき、十代のマグマ・ネオスとジ・アースが破壊された。
「なに!」
「どうして、ジ・アースとマグマ・ネオスが!?」
吹雪が言う。
「残念だったな、アーマー・ツイン・リメイクの効果で攻撃し、相手に効果ダメージを与えたとき、モンスターを2体まで破壊できる」
ティンスが言う。
「それで、十代のモンスターが…」
「セコい技を使うな」
亮と万丈目が言う。
「インスタント・ネオスペースを装備していたマグマ・ネオスが破壊されたことでデッキからネオスを特殊召喚」
E・HEROネオス
守備力2000
「俺は、これでターンエンド」
ティンスのターンが終了した。
『このA・HERO…どうやって、打ち破る…』
十代が呟く。
5ターン
十代
LP1000
ティンス
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「!」
十代は引いたカードを見て驚く。
『このカードは……そうだ。あった、A・HEROを打ち破る手が』
十代が呟く。
「俺は’ダンディライオン’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
ダンディライオン
レベル3 守備力300
「そして、カードを1枚セットして、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
『あいつが来るまでは耐えるんだ。あいつがこれば…』
十代が呟く。
6ターン
十代
LP1000
ティンス
LP4000
「俺のターン!」
ティンスがカードをドローする。
「このターンで勝負をつけよう。エルメントで、ダンディライオンに攻撃!」
エルメントが攻撃する。
「まだ負けるわけにはいかないんだ!トラップ発動!’インタレスト・リバース’!」
そして、ダンディライオンが破壊された。
しかし、十代に1000ポイントのダメージはなかった。
「このトラップが発動したとき、効果ダメージを無効にし、その倍のダメージを相手に与える」
エルメントの効果ダメージが反射された。
「ぐっ」
ティンス
LP4000→2000
「更に、ダンディライオンが破壊されたことで2体の’綿毛トークン’を特殊召喚!」
十代の場にトークンが現れる。
綿毛トークン×2
レベル1 守備力0
「くっ…そのまま無様に負ければいいものを…俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
ティンスのターンが終了した。
「なんとか耐えたか…」
「けど、十代の不利に代わりはない…」
「兄貴…」
オブライエンと、エド、翔が言う。
7ターン
十代
LP1000
ティンス
LP2000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
『来たな』
十代が呟く。
「俺は綿毛トークン2体を生け贄に、現れろ!’ユベル’!」
十代の場にもう1つの魂、ユベルが現れる。
ユベル
レベル10 攻撃力0
「十代がユベルを!」
明日香が言う。
《僕を呼び出して、なんのようだい?》
『聞かなくてもわかるだろ?』
《それもそうか》
十代とユベルがテレパシーで話す。
「ユベルで、A・HEROエルメントに攻撃!ナイトメア・ペイン!!」
ユベルが攻撃する。
「こいつは戦闘で破壊されず、受ける戦闘ダメージは、相手が受けることになる!」
「やったザウルス!これで兄貴の勝ちドン!」
剣山が言う。
「甘いな…トラップ発動!’アーマー・チェンジ’!攻撃を無効にし、攻撃対象となったエルメントを墓地に送り、手札から’A・HEROエルメントSP’を特殊召喚!」
ユベルの攻撃が無効になり、エルメントが進化した。
A・HEROエルメントSP
レベル8 攻撃力3000
「更に、攻撃してきた相手モンスターの効果は無効になる!」
ユベルの力が失われる。
「くっ…ユベル」
《大丈夫だよ…》
「すまない、ユベル。俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
8ターン
十代
LP1000
ティンス
LP2000
「俺のターン!」
ティンスがカードをドローする。
「エルメントSPの効果発動!墓地のA・HERO1枚を装備できる!俺はエルメントを装備!」
エルメントSPにエルメントが装着された。
「エルメントがA・HEROに装備されたとき、装備モンスターの攻撃力を2800ポイントアップする!」
A・HEROエルメントSP
攻撃力3000→5800
「攻撃力5800!」
「効果が無効になったユベルなど、敵じゃない!エルメントSPでユベルに攻撃!オブ・ディスペ!!」
エルメントSPが攻撃する。
「マズい!この攻撃が通れば、十代くんの終わりだ!」
「十代!」
藤原と明日香が言う。
「終わりだ!十代」
「いや、まだだ!トラップ発動!’攻撃の無力化’!」
十代の周りにバリアが張られる。
「なに!!このタイミングで!」
「ふ~、危ない、危ない」
「く…ターンエンドだ」
ティンスのターンが終了した。
「もうちょっとだったな」
「減らず口も、ここまでだ。次のターンで決着をつける」
「次があればな」
「なに!?」
「悪いな…このデュエル、勝たせてもらうぜ」
9ターン
十代
LP1000
ティンス
LP2000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「行くぞ?ユベル」
《わかってるよ》
「マジックカード’HEROの誓い’を発動!」
十代がマジックカードを発動する。
「HEROの誓い…だと?」
「このカードはユベルが通常召喚されたターン、発動することはできない。そして、こいつの効果でユベルを墓地へ!」
いきなり、カーテンが現れ、ユベルがその中に入る。
「なんだ………?」
「見せてやるよ。ユベルの新たな姿…いや、みんなと同じ姿をな!デッキから特殊召喚!現れろ!’E・HEROユベル’!」
カーテンが開き、中からE・HEROにふさわしい格好をしたユベルが出てきた。
E・HEROユベル
レベル10 攻撃力2500
「!?」
「ユベルがE・HEROに!」
「凄い…」
ヨハンと明日香が言う。
「そして、ネオスを攻撃表示に変更!」
E・HEROネオス
守備力2000→攻撃力2500
「更に、E・HEROユベルの効果発動!このカード以外の表側表示で存在する効果モンスターの効果を無効にする!ナイトメア・イリュージョン!!」
ユベル以外の効果モンスターの効果が無効になった。
効果が無効になったことで、エルメントSPに装備されていたエルメントも墓地に送られ、攻撃力が戻る。
A・HEROエルメントSP
攻撃力5800→3000
「くっ…だが、攻撃力はまだ、俺のモンスターの方が上だ」
「お気の毒にな」
「どういう意味だ?」
「言葉の通りだ…E・HEROユベルの最後の効果。フィールドにE・HEROユベルとE・HEROネオスがいるとき、2体の攻撃力を3500にする」
E・HEROネオス
攻撃力2500→3500
E・HEROユベル
攻撃力2500→3500
「なんだと!」
「E・HEROユベル!A・HEROエルメントSPに攻撃!ナイトメア・バースト!!」
E・HEROユベルが攻撃する。
「ぐわっ!」
ティンス
LP2000→1500
「E・HEROネオスで、ダイレクトアタック!ラス・オブ・ネオス!!」
ネオスが攻撃する。
「ぐわっ!」
ティンス
LP1500→0
「これが…十代の強さ、なのか…」
ティンスの体が光りだし、一瞬で姿を消す。
十代はティンスが使っていたデッキを拾う。
「これで、また減らしたか」
十代が言う。
「十代!」
「「兄貴!」」
明日香たちが近づいて来る。
「驚きました!まさか、ユベルがE・HEROになるなんて」
レイが言う。
すると、十代の後ろにユベルが現れる。
ヨハンがユベルを見る。
「ふん…E・HEROになった感想は?」
《わからないね…それに、なったのは、これが初めてじゃないし》
すると、十代が笑う。
「それにしても、今日は疲れた。早いが今日は休ませてもらうぜ」
十代が言う。
そして、夏休みの終わりが近づいて来る。
第1ED Wake Up Your Heart(KENNwith The NaB's)
予告
十代:は?なんで、俺がジュンコと、ももえとデュエルしなきゃならないんだよ?
明日香にふさわしいかって、なんのことだよ
次回【明日香に認められし男】
そういえば、こいつらとデュエルするのは初めてだな