第35話【フィールドを支配する幻】
「ギガ・ショットマンでジ・アースに攻撃!もちろん、マジック、トラップの発動はできない!ギガ・ショット・バレット!!」
ギガ・ショットマンが攻撃する。
「ぐわっ!」
十代
LP2500→2400
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
クエルボのターンが終了した。
『バトルフェイズ中、マジック、トラップを発動できないとはな…こいつは、早く蹴りをつけないとな』
十代が呟く。
第1OP 99%(BOWL)
GX‐35【フィールドを支配する幻】
H・HEROに苦戦する十代。
デュエルは5ターン目。十代のターンだった。
十代は、このターン、引いたカードを確認した。
『よし!相手の手札を増やすことにもなるが、今は、これに賭けるしかない』
十代が呟く。
「マジックカード’壺の中の魔術書’を発動!お互いにデッキから3枚ドローする。
2人がデッキから3枚ドローする。
『よし』
「速攻魔法’リバース・フォース’を発動!1枚の伏せカードを墓地に送り、デッキからE・HERO1体を特殊召喚する!」
十代の場の伏せカードが墓地に行った。
そして、デッキから1枚のカードを取り出す。
「現れろ!’ネオス’!」
十代の場にネオスが現れる。
E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500
「更に、’N・エア・ハミングバード’を召喚!」
十代の場にネオスペーシアンが現れる。
N・エア・ハミングバード
レベル3 攻撃力800
「そして、エア・ハミングバードを対象にマジックカード’NEX’を発動!進化しろ!エア・ハミングバード!」
エア・ハミングバードが進化した。
「現れろ!’スカイ・ハミングバード’!」
N・スカイ・ハミングバード
レベル4 攻撃力1100
「スカイ・ハミングバードの効果発動!相手の手札1枚につきライフを200回復する!」
クエルボの手札は6枚あった。
十代
LP2400→3600
「やった!ライフを回復したわ!」
明日香が言う。
「そして、ネオスとスカイ・ハミングバードをコンタクト融合!」
2体のモンスターが銀河の中で1つになる。
「現れろ!’スカイ・ネオス’!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
E・HEROスカイ・ネオス
レベル8 攻撃力2800
「スカイ・ネオスの効果!自分のライフと相手のライフの差分、攻撃力をアップさせる!俺とお前のライフの差は2100。よって、2100ポイントアップだ!」
E・HEROスカイ・ネオス
攻撃力2800→4900
「攻撃力4900…」
「スカイ・ネオスで、ギガ・ショットマンに攻撃!ハイパー・スカイリップ・ウィング!!」
スカイ・ネオスが攻撃する。
そして、ギガ・ショットマンが破壊された。
しかし、
「トラップ発動。’ヒット・クリア’!H・HEROが破壊されたときのダメージを0にし、手札からLV4以下のH・HEROを特殊召喚する!俺は手札から’H・HEROシュートマン’を特殊召喚!」
クエルボの場にモンスターが現れる。
H・HEROシュートマン
レベル3 攻撃力500
「ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
6ターン
十代
LP3600
クエルボ
LP1500
「俺のターン!」
クエルボがカードをドローする。
「手加減なしだ…シュートマンの効果発動!手札を1枚捨て、このモンスターをコピーした’H・HEROヒットトークン’を特殊召喚する!」
クエルボの場にトークンが現れる。
H・HEROヒットトークン
レベル3 攻撃力500
「そして、ヒットトークンとシュートマンを生け贄に」
2体のモンスターが消える。
「現れろ!’H・HEROメガトロンマン’!」
クエルボのフィールドに新たなH・HEROが現れる。
H・HEROメガトロンマン
レベル8 攻撃力2800
「攻撃力2800のH・HERO!」
「ですが、十代さんのフィールドには攻撃力4900のスカイ・ネオスがいます。このモンスターを簡単には…」
明日香とテイルが言う。
「メガトロンマンの効果発動!このカードを召喚する際、生け贄にしたモンスターがH・HEROだったとき、相手モンスター1体を破壊する!」
「なに!」
「スカイ・ネオスを破壊!メガ・バースト!!」
スカイ・ネオスが破壊された。
「スカイ・ネオスが!」
「破壊された!」
明日香とテイルが言う。
「メガトロンマンでダイレクトアタック!メガトロン・バースト!!」
メガトロンマンが攻撃する。
「がああ…!」
十代
LP3600→800
「十代!」
明日香が言う。
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
クエルボのターンが終了した。
『負けられないんだ…まだ、』
十代が立ち上がる。
『絶対に幻のE・HEROを守らなきゃならないんだ』
十代が呟く。
7ターン
十代
LP800
クエルボ
LP1500
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「マジックカード’HEROの遺産’を発動!墓地にレベル5以上のHEROが2体以上いるとき、デッキから3枚ドローする!」
十代はデッキから3枚ドローする。
「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」
十代のターンが終了した。
「モンスターを召喚しなかった!?」
「出せるモンスターがいなかったの?」
テイルと明日香が言う。
「どうやら、俺の勝ちのようだな」
クエルボが言う。
8ターン
十代
LP800
クエルボ
LP1500
「俺のターン!」
クエルボがカードをドローする。
「お前のことだ。その伏せカードに何かあるんだろう。ここは攻撃しないで、トドメをさしてやろう。マジックカード’狙い陽動’!手札からH・HEROを可能なかぎり特殊召喚する!現れろ!’H・HEROクラックマン’!’ジョンブルマン’!’スナイプマン’!’バロックマン’!」
クエルボの場に4体のH・HEROが現れる。
H・HEROクラックマン
攻撃力1000
H・HEROジョンブルマン
攻撃力1300
H・HEROスナイプマン
攻撃力1500
H・HEROバロックマン
攻撃力1100
「もちろん、効果は無効だ」
クエルボが言う。
「いきなり、4体のH・HEROを召喚しやがったのか!」
十代が言う。
「そして、メガトロンマンの効果発動!フィールドのH・HEROを墓地に送り、攻撃力分のダメージを与える!」
「!?」
「これじゃあ、どれか1つでも当たれば、十代の負け」
明日香が言う。
「メガトロンマンの効果でクラックマンを生け贄に1000ダメージをくらえ!」
メガトロンマンの効果ダメージが発生した。
しかし、
「悪いな。俺はまだ負けない」
「なに!?」
「トラップ発動!’融合ガード’!融合デッキから融合モンスターを墓地に送り、効果ダメージを、このターンのみ無効にする!」
「まさか、そんなカードを!?」
「俺は’ブラック・ネオス’を墓地に送り、効果ダメージを無効!」
メガトロンマンの効果ダメージが無効になった。
「なら、ジョンブルマンを墓地に1300ダメージだ!」
「なら、’レインボー・ネオス’を墓地に送り、効果ダメージを相殺!」
「スナイプマンを墓地へ!」
「’アクア・ネオス’を墓地へ送り、攻撃を無効!」
「くっ、バロックマンを墓地へ!」
「’ストーム・ネオス’を墓地に送って、効果ダメージ無効!」
全ての効果ダメージを無効にした。
「残念だったな…」
「くっ…メガトロンマンが、この効果を発動したとき、メガトロンマンは攻撃することができない」
クエルボが言う。
「俺は、これでターンエンド」
クエルボのターンが終了した。
「なんとか耐えた」
「けど、まだ十代さんの不利に変わりはないです」
明日香、テイルが言う。
9ターン
十代
LP800
クエルボ
LP1500
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺は’カードガンナー’を守備表示で召喚!」
カードガンナーが十代の場に現れる。
カードガンナー
レベル3 守備力400
「俺は、これでターンエンド」
十代のターンが終了した。
10ターン
十代
LP800
クエルボ
LP1500
「俺のターン!」
クエルボがカードをドローする。
「そんなザコモンスター…すぐに消し去ってくれる。行け!メガトロンマン!カードガンナーに攻撃!ダイナミック・ショット!!」
メガトロンマンが攻撃する。
「くっ…カードガンナーが破壊されたとき、デッキから1枚ドローする!」
十代はデッキから1枚ドローした。
「ターンエンドだ」
クエルボのターンが終了した。
「なぜだ?なぜ、諦めない?」
「当たり前だ!デュエルは最後まで諦めなければ、奇跡が起きるかもしれない。だから、俺は最後まで戦う。それに、俺は見たいんだ。幻のE・HEROが揃ったときの俺のモンスターたちの顔を」
十代が言う。
「十代さん…」
「十代…」
テイルと明日香が言う。
「バカげたことだ。そんなものために幻のE・HEROを…幻のE・HERO…いや、カードは道具に過ぎん!力だ!破壊だ!それがモンスターだ!」
クエルボが言う。
「違う!モンスターは、精霊は家族、友達だ!俺は、精霊たちを、いつもそうやって思ってきた。道具なんかじゃない。力なんかじゃない。俺は、精霊たちが好きだから、勝てるんだ!精霊を道具扱いする、お前を俺は絶対に許さねえ!」
十代が言う。
すると、そのとき、クエルボの横に置いてあった青い結晶が光り出す。
「結晶が!?」
「!?」
「これって!」
明日香が言う。
そして、結晶は砕け、青い光が十代を包む。
すると、十代の頭に女の声が響く。
《私を目覚めさせるものは誰?》
『お前が4枚目の幻のE・HEROか?』
《あなたは?》
『俺は遊城十代。6枚の幻のE・HEROを探すデュエリストだ』
《あなたには途方もない力を感じます》
『いろいろあってな』
《遊城十代…私を受け入れますか?》
『ああ』
《ありがとう…》
青い光は十代のデッキに入った。
「ラストターンだ!クエルボ!」
11ターン
十代
LP800
クエルボ
LP1500
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「マジックカード’賭けの引き’を発動!融合デッキから’N・キング・ライガー’、’キング・ネオス’、’デステニー・ネオス’、’サイバー・ネオス’、’ティンクル・ネオス’を墓地に送り、デッキから5枚ドロー!」
十代が融合モンスターを5枚墓地に送り、デッキから5枚ドローする。
「俺は’スパークマン’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROスパークマン
レベル4 攻撃力1600
「そして、マジックカード’速攻召喚’を発動!このターン、もう一度、通常召喚を行える!俺はスパークマンを生け贄に捧げ」
スパークマンがフィールドから消えると、十代のフィールドに青い柱が立つ。
「現れろ!4体目の幻のE・HERO’ブリザード・ホーリー’!」
青い柱の中から青い粒子を放出した女性のE・HEROが現れる。
E・HEROブリザード・ホーリー
レベル7 攻撃力2400
「こいつが」
クエルボが言う。
「これが水の幻のE・HERO…」
「綺麗…」
テイルと明日香が言う。
「勿論、幻のE・HEROはE・HERO1体生け贄で召喚できる。そして、ブリザード・ホーリーが召喚に成功したときデッキまたは、墓地からマジックカード1枚を手札に加える!俺は墓地から死者転生を手札に戻す!」
十代は墓地から1枚のカードを手札に戻した。
「そして、死者転生を発動。手札を1枚捨て、墓地からオーシャンを手札に戻す」
十代は手札を1枚捨て、オーシャンを手札に戻した。
「E・HEROを手札に…ま、まさか!」
クエルボが言う。
「ブリザード・ホーリーの効果発動!このカードと手札のE・HEROを墓地に送り、ツイン・フュージョン!!」
2体のモンスターが1つになる。
「やっぱり、ブリザード・ホーリーにも、この能力が」
明日香が言う。
「現れろ!’FE(フィールドエレメンタル)・HEROレイン・ピオッジャ’!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
FE・HEROレイン・ピオッジャ
レベル8 攻撃力2000
「FE・HEROだと!?」
「FE・HEROは、フィールド魔法として、フィールド魔法ゾーンに置くことができる!コーリング・チェンジ!!」
十代はレイン・ピオッジャのカードを、フィールド魔法ゾーンに置き、レイン・ピオッジャが姿を消すと、いきなりフィールドに雨が降る。
「レイン・ピオッジャがフィールド魔法に置かれたとき、1ターンに1度、手札からLV7のE・HEROを1体、特殊召喚する!現れろ!’トルネード・エクイメント’!」
十代の場に2体目の幻のE・HEROがフィールドに現れる。
E・HEROトルネード・エクイメント
レベル7 攻撃力2400
「トルネード・エクイメントの召喚に成功したことにより、デッキから’ネクロ・ダークマン’を墓地に送る」
十代はデッキからモンスターカードを墓地に送った。
「そして、トルネード・エクイメントの効果により、このカードを墓地に、ネクロ・ダークマンを除外して、ツイン・フュージョン!!」
2体のモンスターが1つになる。
「現れろ!’AE(アサルトエレメンタル)・HEROファントム・ランサー’!」
十代の場に再び融合モンスターが現れる。
AE・HEROファントム・ランサー
レベル8 攻撃力2800
「そして、レイン・ピオッジャがフィールド魔法にあるとき、E・HEROと名のついたモンスターの攻撃力を300ポイントアップさせる!レイン・コーリング!!」
AE・HEROファントム・ランサー
攻撃力2800→3100
「ファントム・ランサーで、メガトロンマンに攻撃!ファントム・ファング!!」
ファントム・ランサーが攻撃する。
「まだだ!メガトロンマンの効果発動!手札を1枚捨て、破壊を無効にする!」
クエルボは最後の手札を捨てた。
「だが、ダメージは受けてもらうぞ!」
十代が指を差し言う。
「ぐわっ!」
クエルボ
LP1500→1200
「これで、このターンは…」
「言ったはずだ!ラストターンだとな!」
「!?」
「レイン・ピオッジャの効果発動!手札のモンスター、’フェザーマン’を捨て、フィールド魔法ゾーンにあるレイン・ピオッジャを特殊召喚!」
雨が止み、レイン・ピオッジャがフィールドに現れる。
FE・HEROレイン・ピオッジャ
攻撃力2000
「だが、そいつの攻撃力では…」
「この瞬間、ファントム・ランサーの効果発動!」
「!?」
「自分バトルフェイズ中に、自分の場にモンスターが特殊召喚されたとき、そのモンスターに装備し、攻撃力を1000アップさせる!アサルト・チェンジ!!」
ファントム・ランサーが槍に変わり、レイン・ピオッジャが、それを持つ。
FE・HEROレイン・ピオッジャ
攻撃力2000→3000
「攻撃力3000だと!」
「レイン・ピオッジャ!メガトロンマンに攻撃!アクア・スクラッチ!!」
レイン・ピオッジャが攻撃する。
「ぐわああ!」
クエルボ
LP1200→1000
「だが、俺のライフは…」
「ファントム・ランサーを装備するモンスターが相手モンスターを破壊したとき、破壊したモンスターの攻撃力分、相手ライフにダメージとして与える」
「なんだと!は!…ぐわああ!」
クエルボ
LP1000→0
「おのれー、十代ー」
クエルボの周りが煙になり、煙が晴れると、そこにクエルボの姿なかった。
あったのはH・HEROだけだった。
「やったわね、十代」
明日香、そして、テイルが十代のところにきた。
「ああ、これで4枚目だ」
十代は後ろを見る。
そこには、ネオスやユベルがいた。
そして、ブリザード・ホーリーも
《これからよろしくお願いします》
ブリザード・ホーリーが言う。
ネオスたちは頷いた。
《クリクリィ》
《こちらこそ、よろしく》
ハネクリボーとカードエクスクルーダーが言う。
そして、数時間後、3人は空港にいた。
「なんだ?もう行くのか?」
「ええ、もう、ここにようはありません。あなたたちは?」
「私たちは明日、アカデミアに帰ります」
「そうですか…あ!そうだ」
テイルがバックから数枚のカードを出す。
「十代さん、これを」
テイルがその数枚のカードを十代に渡す。
「ん?」
十代はそのカードを受け取り、見る。
「僕が作った、あなた専用のカードです。どうぞ、使ってください」
「どのカードも見たことがない。サンキューな」
十代とテイルは握手する。
「では、僕は、これで」
「隼人とペガサス会長によろしくって伝えといてくれ」
「はい」
そして、テイルは搭乗口に入る。
「残るは、あと2枚ね」
「ああ…絶対に守ってみせるぜ…こいつらを」
十代はデッキを手に取り、握る。
第1ED Wake Up Your Heart(KENNwith The NaB's)
予告
翔:おかえり、兄貴!明日香さん!
十代:ただいま、みんな。お土産買ってきたぜ
剣山:ふほー、ありがとうザウルス
翔:それより、兄貴。ヨハンがデュエルしたいって言ってるよ
十代:ヨハンが?ああ、いいぜ。その勝負、受けて立つ!
翔:次回【幻のE・HEROVS宝玉獣】
剣山:このお土産、早く食べたいドン…