第33話【インダストリアルイリュージョン社からの協力者】
太陽が昇った朝。
太陽の光が海を照らし、海は綺麗に輝いていた。
そして、6○4号室に泊まっていた十代が目を覚ます。
十代が目を開けたとき、目に映ったのは、天井だった。
まあ、上を向いていれば、最初は、こういう風景だ。
しかし、なぜか、体中が少し重かった。
しかも、顔のとなりがスゥー、スゥーした。
十代は顔だけ右隣にし、見る。
すると、そこには、スヤスヤ眠る明日香の顔が間近にあった。
「………………え?」
十代は状況が読み込めなかった。
第1OP 99%(BOWL)
GX‐33【インダストリアルイリュージョン社からの協力者】
なぜか、知らないが、十代と同じベットで寝て、しかも十代の体の上で寝る明日香。
十代は状況が読み込めなかった。
「これは、一体…どうなってんだ?」
十代が言う。
「体を動かしたいんだが、思うように動けない…しかも、明日香…」
十代は目線を下に向ける。
「胸が当たってるぞ…」
十代の胸に明日香の胸が当たっていた。
すると、次の瞬間、明日香の右手が動き、その手は十代の左頬に向かう。
「あ、明日香…お前」
十代が言う。
明日香はまだ眠っている。
だが、右手で十代の頬を撫でる。
「…………」
十代は黙っていた。
すると、そのとき
「ん……」
明日香が目を開ける。
「起きたか?明日香」
十代が言う。
明日香はまだ目線がぼやけていた。
しかし、目が慣れると、目を丸くする。
「え?…私…なんで……///」
「こっちが聞きたいんだけど…」
「ご、ごめんなさい!きゃあ!」
明日香は起き上がり、慌てて謝るとシーツに手を滑らせ、後ろに落ちそうになる。
「あ、明日香!うわっ!」
十代も手を引っ張られ、一緒に落ちる。
そして、床に落ちた。
明日香は下にいたからも、十代が左手で支えてくれた。
しかし、右手はちょっとマズいところにあった。
「じゅ、十代………///」
十代の右手は明日香の右胸にあった。
「うわああ!わりぃ!」
十代が慌てて、明日香から離れる。
『さ、触られちゃった///』
明日香が呟く。
「にして、なんで、お前が俺のベットで寝てるんだ?」
十代が聞く。
「そ、そそそれが私もわからないの……もしかしたら、寝ぼけてて、その…」
明日香が言う。
「と、とりあえず、このことはお互い忘れようぜ。な?」
「う、うん」
明日香が言う。
『忘れようとしても忘れられない…』
明日香が呟く。
そして、数分後、2人は着替えをし、ホテルから出る。
「さて、これからどうするの?」
「まずは、インダストリアルイリュージョン社から来た人を捜さないとな」
「だけど、今、気づいたら、鮫島校長先生、その人のこと、なんも話してないんだけど…」
「まじかよ!…まあ、なんとかなるだろ」
十代が言う。
すると、そこに、
「あのー」
1人の男性が来た。
「「?」」
「もしかして、遊城十代さんですか?」
男が聞く。
「そうだけど、あんたは誰だ?」
十代が聞く。
「良かった。見つかって。私、ペガサス会長と、隼人さんに頼まれて、インダストリアルイリュージョン社から来ましたテイル・ソーディと申します」
テイルが名乗る。
「あなたがインダストリアルイリュージョン社から来た人ですか!?」
明日香が言う。
「はい」
テイルが言う。
「んじゃあ、ちょうど良かった。俺たちも、幻のE・HEROがある場所に向かおうとしていたんだ」
「そうでしたか」
「あんたも同行してくれるんだろ?」
「えぇ、しかし、その前にやりたいことがあります」
「やりたいこと?」
明日香が言う。
「十代さん、隼人さんに頼まれました。僕とデュエルしてください」
テイルが言う。
「いきなりだな」
「すいません。ですが、隼人さんが十代さんの力になりたい。だから、十代さんの力を調べて、あなた専用の新しいカードを作りたいと…」
「隼人が、そんなことを…」
「だから、お願いします」
「……ああ、いいぜ」
「ありがとうございます!」
数分後、十代、明日香、テイルは近くの芝生に移動した。
「じゃあ、始めましょう」
「ああ、来い!」
2人がデュエルディスクを起動させた。
「「デュエル」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。
1ターン
両者
LP4000
「先行はもらうぜ。ドロー!」
十代がカードをドローする。
「俺は’ワイルドマン’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROワイルドマン
レベル4 攻撃力1500
「更に、速攻魔法’速攻召喚’発動。もう一度、通常召喚を行う。ワイルドマンを生け贄に、’グラヴィティ・アルマメント’を召喚!」
十代の場に新たなモンスターが現れる。
E・HEROグラヴィティ・アルマメント
レベル7 攻撃力2400
「いきなり、幻のE・HERO!」
「グラヴィティ・アルマメントの召喚により、俺はデッキから1枚ドロー!」
十代はデッキから1枚ドローした。
「これで、俺のターンは終了だ」
十代のターンが終了した。
「1ターン目から幻のE・HEROを召喚するなんて」
明日香が言う。
「やりますね…ますます、面白くなりそうだ」
テイルが言う。
2ターン
両者
LP4000
「僕のターン、ドロー!」
テイルがカードをドローする。
「僕は’ヒゲアンコウ’を守備表示で召喚!」
テイルの場にモンスターが現れる。
ヒゲアンコウ
レベル4 守備力1600
「魚族デッキか」
十代が言う。
「僕はカードを2枚伏せ、ターンエンド」
テイルのターンが終了した。
「魚族デッキ…最近じゃ見なくなったが、こうやって見ると、魚族はやっぱり面白いな」
「ありがとうございます。十代さんに、そうやって言われるとは思いませんでした」
「ほんじゃあ、続きをやるか?」
「はい」
十代とテイルが言う。
3ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「俺はグラヴィティ・アルマメントの効果により、墓地のワイルドマンを選択し、ツイン・フュージョン!!」
2体のモンスターが1つになる。
「現れろ!’GE・HEROグレート・シールド’!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
GE・HEROグレート・シールド
レベル8 攻撃力3100
「グレート・シールドで、ヒゲアンコウに攻撃!シールド・ブーメラン!!」
グレート・シールドが攻撃する。
しかし、
「そうはいきませんよ。トラップ発動!’ハイドロパニッシュ’!相手からの攻撃を無効にし、500ポイントダメージを与える!」
激しい波が十代を襲う。
「くっ」
十代
LP4000→3500
「グレート・シールドの攻撃が無駄に終わりましたね」
「そうでもないぜ」
「?」
「グレート・シールドはバトルで相手にダメージを与えられなかったとき、メインフェイズ2で、相手に1000ダメージを与える」
グレート・シールドがテイルを殴る。
「ぐっ」
テイル
LP4000→3000
「やりますね」
「俺は、これでターンエンド」
十代のターンが終了した。
4ターン
十代
LP3500
テイル
LP3000
「僕のターン!」
テイルがカードをドローする。
「僕はヒゲアンコウを生け贄に捧げ、’ジェノサイドキング・サーモン’を召喚!」
テイルの場にモンスターが現れる。
ジェノサイドキング・サーモン
レベル5 攻撃力2400
「更に、永続トラップ’リビングデッドの呼び声’を発動し、ヒゲアンコウを再びフィールドに特殊召喚!」
テイルの場にヒゲアンコウが戻って来る。
ヒゲアンコウ
攻撃力1500
「そして、速攻召喚を発動し、再びヒゲアンコウを生け贄に、次は’半魚獣フィッシャー・ビースト’!」
テイルの場に2体目の上級モンスターが来る。
半魚獣フィッシャービースト
レベル6 攻撃力2400
「1ターンで上級魚族が2体かよ」
十代が言う。
「更に、マジックカード’フィッシュ・ライン’を発動!全ての魚族の攻撃力を1000アップさせる!」
ジェノサイドキング・サーモン
攻撃力2400→3400
半魚獣フィッシャービースト
攻撃力2400→3400
「2体とも、攻撃力が1000も!」
明日香が言う。
「ジェノサイドキング・サーモン!グレート・シールドに攻撃!」
ジェノサイドキング・サーモンが攻撃する。
「グレート・シールドの効果発動!1ターンに1度、このモンスターより、高い攻撃力を持つモンスターが攻撃してきたとき、その攻撃を無効にする!」
グレート・シールドが周りにある無数のシールドで攻撃を止める。
「ですが、フィッシャービーストの攻撃は守れませんよ!フィッシャービースト!グレート・シールドに攻撃!」
フィッシャービーストが攻撃する。
「ぐっ」
十代
LP3500→3200
「グレート・シールドが破壊された!」
明日香が言う。
「僕は、これでターンを終了します」
テイルのターンが終了した。
「やるな…ますます楽しくなってきたぜ」
十代が言う。
「ありがとうございます」
テイルが言う。
5ターン
十代
LP3200
テイル
LP3000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
『今、俺の手札には’超融合’がある。だが、このカードを使うための素材がまだ揃っていない』
十代が呟く。
「俺は’クロス・ポーター’を守備表示で召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
クロス・ポーター
レベル2 守備力400
「俺は、これでターンエンド」
十代のターンが終了した。
『ネオスが来るまでは…耐えるぞ』
十代が呟く。
6ターン
十代
LP3200
テイル
LP3000
「僕のターン!」
テイルがカードをドローする。
「行きますよ。十代さん。フィッシャービーストでクロス・ポーターに攻撃!」
フィッシャービーストが攻撃する。
「っ…」
「ジェノサイドキング・サーモン!十代さんにダイレクトアタック!!」
ジェノサイドキング・サーモンが攻撃する。
「くっ!」
十代
LP3200→800
「十代のライフが一気に」
明日香が言う。
「僕は、これでターンエンド」
テイルのターンが終了した。
「さあ、あなたのターンです」
テイルが言う。
『もし、ここでネオスを引き当てなければ、俺の負けはほぼ確定だ。頼むぞ…俺のデッキ』
十代が呟く。
7ターン
十代
LP800
テイル
LP3000
「俺の、ターン!」
十代がカードをドローする。
『よし!』
「?」
「’フェイク・ヒーロー’発動!手札から’ネオス’を特殊召喚!」
十代の場にネオスが現れる。
E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500
「来ましたね、ネオス」
テイルが言う。
「そして、手札を1枚捨て、」
十代は手札を1枚墓地に捨てた。
「速攻魔法’超融合’発動!」
「それは!」
「俺のフィールドのネオス、そして、あんたのジェノサイドキング・サーモンを融合!」
2体のモンスターが1つになる。
「現れろ!’ネオス・スクアーロ’!」
十代の場に槍を持ち、鮫の鎧を纏ったネオスが現れる。
E・HEROネオス・スクアーロ
レベル7 攻撃力2500
「ネオスとジェノサイドキング・サーモンが!」
テイルが驚く。
「また、新しいネオス」
明日香が呟く。
「ネオス・スクアーロの攻撃力はフィールドの魚族1体の攻撃力分アップする!」
ネオス・スクアーロの攻撃力がフィッシャービーストの攻撃力分アップする。
E・HEROネオス・スクアーロ
攻撃力2500→4900
「ネオス・スクアーロで、フィッシャービーストに攻撃!ラス・オブ・ネオス・クラッシュ!!」
ネオス・スクアーロが攻撃する。
「うわああ!」
テイル
LP3000→500
「更に、ネオス・スクアーロが相手モンスターを破壊したとき、破壊したモンスターのLV×100ポイントのダメージを与える」
ネオス・スクアーロが槍をテイルに投げる。
「ぐっ」
テイル
LP500→0
「十代の勝ちね」
明日香が十代のところに行く。
「まさか、あーやって、逆転されるとは思いませんでした」
「デュエルには予想できないことがいっぱいあるんだぜ」
「そうでしたね…それでは行きましょう。幻のE・HEROがある、洞窟へ」
テイルが言う。
第1ED Wake Up Your Heart(KENNwith The NaB's)
予告
十代:幻のE・HEROがある洞窟に入った俺たち。
そして、そこにはすでにクローン・エンパイラのメンバー1人がいた。
ぜってー、幻のE・HEROは渡さないぜ!
次回【ヒットマンヒーロー】
手、離すなよ。明日香