第27話【恋する乙女のデュエル】
薄暗いところに一人の男がいた
「ついに、3枚目の幻のE・HEROも十代の手に…」
仮面をつけた男が言う。
「こちらのデッキは残り15…まだ行けるか」
男が呟く。
そして、別室にある15個のデッキが同時に光る。
第1OP 99%(BOWL)
GX‐27【恋する乙女のデュエル】
眩しい太陽が昇るデュエルアカデミアがある島。
そこにヘリコプターが飛び、港のヘリポートに着く。
「久しぶりだな、デュエルアカデミア」
「ああ、4年ぶりだな」
「ザ・ビューティフォー!!」
ヨハン、オブライエン、ジムが言う。
「で、最初はどうするの?」
明日香が聞く。
「まず、鮫島校長のところだ」
十代が言う。
数分後、十代たち5人は鮫島校長がいる校長室に来た。
「やあ、十代くん、みんな、お疲れさん」
鮫島校長が言う。
「本当に、今回は疲れましたよ」
十代が言う。
「そうだな、今日は、もう、クタクタだ」
ヨハンが言う。
「クローン・エンパイラのメンバーを5人も倒したんだ。疲れるのは当然だ」
鮫島校長が言う。
すると、ジムが背負うカレンが鳴く。
「どうやら、カレンも疲れたようだ」
ジムが言う。
「そうか…キミたち3人分の部屋は取ってある。今日は、ゆっくり休みなさい」
鮫島校長が言うと、5人は部屋を出る。
「十代くんたちが、オーストラリアで倒し、拾ったデッキは3つ…B、T、W…つまり、クローン・エンパイラが持つデッキは残り15…まだまだ、ゴールは近くないな」
鮫島校長が独り言を言う。
その頃、十代たちは、エントランスにいた。
「十代さまー!」
レイが十代に飛び込む。
「ぐはっ!」
十代は後ろに倒れる。
「おかえりなさい、十代さま」
「あ、ああ、ただいま」
十代が言う。
明日香は、この光景を見て、嫉妬する。
「お前たちも、元気そうだな」
万丈目が言う。
「そっちもな」
オブライエンが言う。
「それで、幻のE・HEROは?」
翔が聞く。
「ばっちしだぜ」
十代が言う。
「これでまた、お前のデッキが強くなったな」
亮が言う。
「クローン・エンパイラは?」
吹雪が聞く。
「オーストラリアで5人倒して、3つのデッキを拾った」
十代が言う。
「じゃあ、残りは15か…」
エドが聞く。
「そんなことより、今日は寝かせてくれ。さすがに疲れた」
十代が欠伸する。
「でっかい欠伸だドン」
剣山が言う。
「じゃあ、今日はゆっくり休ませてもらうぜ」
十代が言う。
「ちょ、十代」
明日香が後を追いかける。
そして、十代と明日香は部屋に着く。
「は~、疲れた」
十代はバックをソファーに置く。
「ホント…まだ、3時すぎなのに」
明日香が言う。
「それに暑い場所にいたから、この部屋が凄く暑く感じるわ。ちょっと、着替えてくる」
「ああ」
明日香は着替えを持って風呂場に行く。
十代は、ソファーに座る。
「ふ~、しばらく、クローン・エンパイラの奴らが来ないといいな」
十代が言う。
すると、
「ふ~、暑い」
明日香が出てきた。
「!!」
十代は少し驚いた。
明日香はキャミソールを着ていたがへそが出ていた。
「どうしたの?」
「お前、そんな恥ずかしい格好するんだな」
「べ、別にいいじゃない!」
「いや、いいけどよ」
十代が言う。
すると、
「なあ、明日香?」
十代は明日香から顔を逸らして聞く。
「なに?」
「お前、オーストラリアで、こういったよな、俺のことが心配なんだ…って」
「………///」
「それ、本当のことか?本当に俺が心配か?」
「あ、当たり前でしょ!友達、いや、その…」
「?」
「なんでもない!夕ご飯まで寝るからうるさくしないでよ」
明日香が布団の中に入る。
『怒らせちゃったか?』
十代が呟く。
そして、翌日
十代と明日香は真っ先にデュエル場に行った。
そこには、すでに翔、剣山、レイがいた。
「なんだよ?レイ。お願いって?」
十代が聞く。
十代はレイに読み出されたのだ。
「十代様!僕とデュエルしてください!」
レイがいきなり言う。
「いや、別にいいけど…なんで?」
十代が聞く。
「勿論、愛しの十代に、僕の、いえ、私の力をみてほしいです」
「私の力か…いいぜ。そのデュエル、受けて立つ」
「あ、ありがとう、十代!」
「やったね、レイちゃん」
翔が言う。
「うん!」
数分後、十代とレイはデュエルフィールドに立つ。
「じゃあ、行くよ?十代」
「呼び捨てかよ…まあいいか。手加減はなしだ」
「わかってるよ」
「「デュエル!」」
2人のかけ声でデュエルがスタートした。
「頑張って、十代、レイちゃん」
「2人ともガンバレー!」
明日香、翔が言う。
1ターン
両者
LP4000
「先行は、私から行かせてもらうわ。ドロー!」
レイがカードをドローする。
「私は’ミスティック・エッグ’を守備表示で召喚!」
レイの場に卵が現れる。
ミスティック・エッグ
レベル1 守備力0
「私は、これで、ターンエンド」
レイのターンが終了した。
「相変わらず、かわいいモンスター使うな」
「でも、見た目だけじゃ、ダメだよ。十代」
「ああ、そうだな…行くぞ?レイ!」
2ターン
両者
LP4000
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「マジックカード’フェイク・ヒーロー’を発動!手札からE・HERO1体を特殊召喚する!俺は’ネクロ・ダークマン’を特殊召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
E・HEROネクロ・ダークマン
レベル5 守備力1800
「そして、ネクロ・ダークマンを生け贄に捧げ」
ネクロ・ダークマンがフィールドから消える。
「現れろ!’グラヴィティ・アルマメント’!」
十代の場に新たなモンスターが現れる。
E・HEROグラヴィティ・アルマメント
レベル7 攻撃力2400
「あれが、オーストラリアで手に入れた幻のE・HEROかドン」
剣山が言う。
「グラヴィティ・アルマメントが召喚に成功したことにより、デッキから1枚ドロー!」
十代はカードをドローする。
「更に、グラヴィティ・アルマメントを墓地に、墓地のネクロ・ダークマンを選択し、ツイン・フュージョン!!」
2体のモンスターが1つになる。
「現れろ!’GE・HEROヘル・ガントレット’!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
GE・HEROヘル・ガントレット
レベル8 攻撃力2900
「凄い…」
「見とれてる場合じゃねぇぞ。レイ」
「は!」
「ヘル・ガントレットで、ミスティック・エッグに攻撃!メタル・ストライク!!」
ヘル・ガントレットが攻撃する。
「きゃ!」
「更に、ヘル・ガントレットが守備モンスターを攻撃したとき、守備力を攻撃力が上回っていたら、貫通ダメージを与える!」
ヘル・ガントレットの覇気がレイを襲う。
「きゃああ!」
レイ
LP4000→1100
「ターンエンドだ」
十代のターンが終了した。
「さすが、十代様、だけど、ミスティック・エッグが破壊されたエンドフェイズ、デッキから’ミスティック・ベビー・ドラゴン’を特殊召喚できるのよ」
レイの場にモンスターが現れる。
ミスティック・ベビー・ドラゴン
レベル3 攻撃力1200
「ふん…モンスターを残したか」
十代が言う。
3ターン
十代
LP4000
レイ
LP1100
「私のターン!」
レイがカードをドローする。
「十代」
「?」
「見せてあげるわ!ベビーの進化を!マジックカード’ミスティック・レボリューション’を発動!進化してベビー!」
ミスティック・ベビー・ドラゴンが進化した。
「現れて!’ミスティック・ドラゴン’!」
レイの場に立派なドラゴンが現れる。
ミスティック・ドラゴン
レベル8 攻撃力3600
「攻撃力3600…やるな」
「ミスティック・ドラゴンはトラップカードの効果を受けない効果を持っているわ!ミスティック・ドラゴンで、ヘル・ガントレットに攻撃!」
ミスティック・ドラゴンが攻撃する。
「くっ」
十代
LP4000→3300
「ターンエンドよ」
レイのターンが終了した。
「レイちゃん、凄いモンスターを出したザウルス」
「あのモンスターは、ジェネックスのとき、万丈目くんを苦しんでいったレイちゃんのフェイバリットよ」
「兄貴、そんなモンスターに、どう挑むのかな?」
剣山、明日香、翔が言う。
4ターン
十代
LP3300
レイ
LP1100
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
『’グラン・モール’か…このモンスターだったら、なんとかなりそうだな』
十代が手札を見ながら言う。
「俺は’グラン・モール’を召喚!」
十代の場にモンスターが現れる。
N・グラン・モール
レベル3 攻撃力900
「俺は、これでターンエンド」
十代のターンが終了した。
5ターン
十代
LP3300
レイ
LP1100
「私のターン!」
レイがカードをドローする。
『ミスティック・ドラゴンで、グラン・モールに攻撃すれば、グラン・モールの効果で、ミスティック・ドラゴンも手札に加わる…ミスティック・ドラゴンを、ここで失うわけにはいかないわ』
レイが呟く。
「私は、マジックカード’ミスティック・バイパー’を発動!ミスティック・ドラゴンが攻撃しないかわりに、相手にミスティック・ドラゴンの攻撃力の半分のダメージを与えるわ!」
ミスティック・ドラゴンの覇気が十代を襲う。
「くっ」
十代
LP3300→1500
「私はカードを1枚セットして、ターンエンド」
レイのターンが終了した。
6ターン
十代
LP1500
レイ
LP1100
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
「よし、マジックカード’NEX’を発動!グラン・モールを進化!現れろ!’グランド・モール’!」
十代のグラン・モールが進化した。
N・グランド・モール
レベル4 攻撃力1000
「更に、墓地のネクロ・ダークマンの効果により、’ネオス’を生け贄なしで召喚する!」
十代の場にエースモンスターが現れる。
E・HEROネオス
レベル7 攻撃力2500
「行くぜ!ネオス!グランド・モール!コンタクト融合!!」
2体のモンスターが銀河の中で一つになる。
「現れろ!’グランド・ネオス’!」
十代の場にグラン・ネオスを進化系が現れる。
E・HEROグランド・ネオス
レベル8 攻撃力2800
「グランド・ネオスの効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体を破壊する!ハイパー・ネビュラ・ホール!!」
レイのフィールドにブラックホールが現れる。
「これで、ミスティック・ドラゴンが消えれば、グランド・ネオスをダイレクトアタックで、兄貴も勝ちだ」
翔が言う。
「終わらせるぜ…レイ」
「まだですよ、トラップ発動!’進化に得た衣’!このターン、ミスティック・ドラゴンは効果で破壊されない!これで、グランド・ネオスの効果は無意味になるわ」
ブラックホールが消える。
「やるな…ターンエンド」
十代のターンが終了した。
7ターン
十代
LP1500
レイ
LP1100
「私のターン!」
レイがカードをドローする。
「ミスティック・ドラゴン!グランド・ネオスに攻撃!」
ミスティック・ドラゴンが攻撃する。
「くっ……」
十代
LP1500→700
「私は、これでターンエンド」
レイのターンが終了した。
「十代、この状況でミスティック・ドラゴンを破壊できる?」
「さあな、次のドロー次第だ」
「じゃあ、引いて」
「ああ」
8ターン
十代
LP700
レイ
LP1100
「俺のターン!」
十代がカードをドローする。
十代は引いたカードを確認する。
「ふん、行くぜ、レイ」
「え?まさか…」
「マジックカード’逆進化の力’を発動!墓地のLV8のネオスと名のついた融合モンスターを除外し、融合デッキからLV7のネオスと名のついた融合モンスターを特殊召喚する!俺はグランド・ネオスを除外し、’グラン・ネオス’を特殊召喚!」
十代の場に融合モンスターが現れる。
E・HEROグラン・ネオス
レベル7 攻撃力2500
「グラン・ネオスの効果!1ターンに1度、相手モンスター1体を手札に戻す!ネビュラ・ホール!!」
ミスティック・ドラゴンが手札に戻った。
「うそっ!」
レイが驚く。
「グラン・ネオス!レイにダイレクトアタック!」
グラン・ネオスが攻撃する。
「きゃああ!」
レイ
LP1100→0
「ガッチャ!楽しかったぜ、レイ」
十代が言う。
「は~、負けちゃった。でも、楽しかった!」
「そうだな」
十代が目をつぶって言う。
すると、レイが十代に飛びつく。
「十代さまー!」
「うわっ!」
「十代様、大好き!」
レイが言う。
明日香は、それを見て嫉妬する。
レイは十代にずっと抱きついていた。
第1ED Wake Up Your Heart(KENNwith The NaB's)
予告
翔:剣山くん、今日はデュエルアカデミアの学園祭ッスね
剣山:たこ焼きに、お好み焼き、腹一杯にだべるザウルス。
翔:次回【学園祭イベント 十代VS海竜デッキの海】
翔:凄い、賑わいだね…