夢の続きを、二人で。
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食堂には皆もう揃っていた。
足を踏み入れた瞬間
一斉に視線を浴びた、ような気がした。
翼宿や柳宿が
恐る恐る近づいてきたと思ったら、
ちゃんと起きれたんか?とか
身体は大丈夫なの?なんて聞いてきて。
「大丈夫だよ、ありがとう」
そう笑顔で答えれば
安堵の表情を浮かべられた。
昨日……何かあったんだろうか。
皆に心配されてるのと
私に記憶がないのには関係があるの?
その疑問を口に出すことは出来ず
朝食の時間は過ぎて行った。
さっきのことを謝りながら、
井宿に聞いてみよう。
そう思ったのだけど……
こんな時は何故かタイミングが悪く
井宿は星宿達と難しそうな話をしていたり
私も何かと人に呼ばれたり。
井宿と話せない時間が
あっという間に過ぎて行った。
「はぁー……」
寝台に転がりながら
盛大にため息をついた。
結局夜になってしまった。
会話どころか、
井宿の姿を見ることさえも
今日は難しかった。
なんでこんな日に限って……
夕食を終え、湯浴みも済んだ。
もう眠りにつけてしまう。
でも、まだ眠れない。
井宿は部屋に居るかな。
まだ起きてるかな。
どうか起きていてくれますように
そう願いながら
私は井宿の部屋へ向かった。
コンコン
「ち、井宿、いる?」
震える手で扉を叩き、声を掛けた。
ああ、なんだか緊張する。
「……ななし?どうぞなのだ」
ほんの少しの間の後、
井宿から返事が返ってきた。
「夜分にごめんね」
ゆっくりと扉を開けた。
寝台に腰掛けていた井宿が
隣に座るよう促す。
「お邪魔します……」
促されるまま、
井宿の隣に腰掛けた。
「ななしがこの時間に来るなんて
珍しいのだ。何かあったのだ?」
井宿が優しく尋ねてくる。
お面は笑顔なのに、
なんだか…元気がない?
それともやっぱり
朝のこと、怒ってる?
「あ、あのね。
朝のこと……謝りたくて」
本当は今も
井宿の隣に居るだけで、
声を聞くだけで、
いつも以上にドキドキしてる。
でも、謝らなきゃ。
怒らせてごめんねって。
気分悪くしてごめんねって。
「朝のこと?……謝る?」
何のことか、という疑問が
井宿の視線から伝わる。
「驚いて変な声出したり
思いきり顔逸らしちゃったりして
……ごめんね」
井宿は今、どんな顔をしているのだろう。
まだ目が合わせられない。
「実はね、井宿の夢を、見て。
現実的というか現実味があるというか
すごく鮮明に覚えてて。
……だから、恥ずかしかったの。
井宿は何も悪くないのに、ごめんなさい」
どうか、嫌いにならないで-----
足を踏み入れた瞬間
一斉に視線を浴びた、ような気がした。
翼宿や柳宿が
恐る恐る近づいてきたと思ったら、
ちゃんと起きれたんか?とか
身体は大丈夫なの?なんて聞いてきて。
「大丈夫だよ、ありがとう」
そう笑顔で答えれば
安堵の表情を浮かべられた。
昨日……何かあったんだろうか。
皆に心配されてるのと
私に記憶がないのには関係があるの?
その疑問を口に出すことは出来ず
朝食の時間は過ぎて行った。
さっきのことを謝りながら、
井宿に聞いてみよう。
そう思ったのだけど……
こんな時は何故かタイミングが悪く
井宿は星宿達と難しそうな話をしていたり
私も何かと人に呼ばれたり。
井宿と話せない時間が
あっという間に過ぎて行った。
「はぁー……」
寝台に転がりながら
盛大にため息をついた。
結局夜になってしまった。
会話どころか、
井宿の姿を見ることさえも
今日は難しかった。
なんでこんな日に限って……
夕食を終え、湯浴みも済んだ。
もう眠りにつけてしまう。
でも、まだ眠れない。
井宿は部屋に居るかな。
まだ起きてるかな。
どうか起きていてくれますように
そう願いながら
私は井宿の部屋へ向かった。
コンコン
「ち、井宿、いる?」
震える手で扉を叩き、声を掛けた。
ああ、なんだか緊張する。
「……ななし?どうぞなのだ」
ほんの少しの間の後、
井宿から返事が返ってきた。
「夜分にごめんね」
ゆっくりと扉を開けた。
寝台に腰掛けていた井宿が
隣に座るよう促す。
「お邪魔します……」
促されるまま、
井宿の隣に腰掛けた。
「ななしがこの時間に来るなんて
珍しいのだ。何かあったのだ?」
井宿が優しく尋ねてくる。
お面は笑顔なのに、
なんだか…元気がない?
それともやっぱり
朝のこと、怒ってる?
「あ、あのね。
朝のこと……謝りたくて」
本当は今も
井宿の隣に居るだけで、
声を聞くだけで、
いつも以上にドキドキしてる。
でも、謝らなきゃ。
怒らせてごめんねって。
気分悪くしてごめんねって。
「朝のこと?……謝る?」
何のことか、という疑問が
井宿の視線から伝わる。
「驚いて変な声出したり
思いきり顔逸らしちゃったりして
……ごめんね」
井宿は今、どんな顔をしているのだろう。
まだ目が合わせられない。
「実はね、井宿の夢を、見て。
現実的というか現実味があるというか
すごく鮮明に覚えてて。
……だから、恥ずかしかったの。
井宿は何も悪くないのに、ごめんなさい」
どうか、嫌いにならないで-----