夢の続きを、二人で。
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目を開けると
見覚えのある天井があった。
……あれ?
ゆっくりと起き上がって
辺りを見回してみる。
見慣れた私の部屋、だ。
いつの間に?
昨日は確か皆で夕食を取って……
その後は井宿と一緒に
食堂に居たはず、だったよね。
美朱達も居て楽しく話して
それから、
それから、
それから……?
おかしいなぁ。
いつ部屋に戻って来たんだろ。
全然思い出せない。
楽しかったことは覚えてる。
うーん……?
あ。そういや
なんだかすごい夢を見てたなぁ
何故か井宿の顔した皆が居たり
井宿にお姫様だっこされたり
おでこにキスされたり抱き締められたり
あとは、理性……
わわっっ駄目だ!
思い出しただけで顔が熱いっ!
井宿はそんなこと言わないと思う。
なんて夢を見てるの、私。
コンコン
「ぎゃっっ」
昨日見た夢のことを考えていたら
突然部屋の扉が叩かれた。
驚きすぎて変な声が出てしまった。
一応女子なのだから、
もっと可愛い声が出ないものか。
自分で自分に言いたくなる。
「ななし!?
どうしたのだ!?」
扉を叩いた人物は井宿だった。
私の変な声に
今度は井宿が驚いているようだ。
「返事が無いのに気が引けるのだが、
開けさせてもらうのだ!」
え?
「ちょっ、待って井宿!」
何でもないから、と言葉を続ける前に
扉は開けられてしまった。
「……」
「大丈夫、なのだ?」
井宿と目が合う。
ああ、やっぱり駄目。
どうしても思い出してしまうのよ。
顔に集まる熱は引く気配もなく、
恥ずかしくなった私は
思いきり顔を逸らしてしまった。
「ななし……?
顔が赤いのだ。具合が悪いのだ?」
ほら、私が変なことばかりするから!
井宿が心配してるじゃない。
単に私が見た夢の中だけの話であって、
実際に井宿は何もしていないのに。
それはわかってるけど、
夢がリアル過ぎたから余計に
すぐ切り替えられない。
うう……恥ずかしい……
「ごめん。何でもないから、大丈夫」
なんとか言葉が出てきたものの、
逸らした顔は戻せなかった。
だって井宿の顔、直視できない。
どうしよう。
「……それなら良いのだが」
井宿は部屋の入口に立ったまま
言葉を続けた。
「もし具合が悪ければ、
ちゃんと軫宿に言って診てもらうのだ。
……朝食の用意が出来ているから
食べれるようなら来てほしいのだ」
その言葉が聞こえた後、
パタリと扉の閉まる音がした。
井宿、怒ったかな。
怒ったよね……
思いきり顔逸らしちゃったし、
目も合わせられなかったし。
心配してくれてたのに
素っ気ない言葉を返してしまった気がする。
あーもう、私のバカ!!
朝ご飯か……
とりあえず着替えなきゃ。
なんか服も昨日のままなんだけど
本当にいつ部屋に戻って来たんだろ。
いつの間に寝ちゃったんだろ。
疑問は疑問のまま。
私は急いで身支度を整え
部屋を出た。
見覚えのある天井があった。
……あれ?
ゆっくりと起き上がって
辺りを見回してみる。
見慣れた私の部屋、だ。
いつの間に?
昨日は確か皆で夕食を取って……
その後は井宿と一緒に
食堂に居たはず、だったよね。
美朱達も居て楽しく話して
それから、
それから、
それから……?
おかしいなぁ。
いつ部屋に戻って来たんだろ。
全然思い出せない。
楽しかったことは覚えてる。
うーん……?
あ。そういや
なんだかすごい夢を見てたなぁ
何故か井宿の顔した皆が居たり
井宿にお姫様だっこされたり
おでこにキスされたり抱き締められたり
あとは、理性……
わわっっ駄目だ!
思い出しただけで顔が熱いっ!
井宿はそんなこと言わないと思う。
なんて夢を見てるの、私。
コンコン
「ぎゃっっ」
昨日見た夢のことを考えていたら
突然部屋の扉が叩かれた。
驚きすぎて変な声が出てしまった。
一応女子なのだから、
もっと可愛い声が出ないものか。
自分で自分に言いたくなる。
「ななし!?
どうしたのだ!?」
扉を叩いた人物は井宿だった。
私の変な声に
今度は井宿が驚いているようだ。
「返事が無いのに気が引けるのだが、
開けさせてもらうのだ!」
え?
「ちょっ、待って井宿!」
何でもないから、と言葉を続ける前に
扉は開けられてしまった。
「……」
「大丈夫、なのだ?」
井宿と目が合う。
ああ、やっぱり駄目。
どうしても思い出してしまうのよ。
顔に集まる熱は引く気配もなく、
恥ずかしくなった私は
思いきり顔を逸らしてしまった。
「ななし……?
顔が赤いのだ。具合が悪いのだ?」
ほら、私が変なことばかりするから!
井宿が心配してるじゃない。
単に私が見た夢の中だけの話であって、
実際に井宿は何もしていないのに。
それはわかってるけど、
夢がリアル過ぎたから余計に
すぐ切り替えられない。
うう……恥ずかしい……
「ごめん。何でもないから、大丈夫」
なんとか言葉が出てきたものの、
逸らした顔は戻せなかった。
だって井宿の顔、直視できない。
どうしよう。
「……それなら良いのだが」
井宿は部屋の入口に立ったまま
言葉を続けた。
「もし具合が悪ければ、
ちゃんと軫宿に言って診てもらうのだ。
……朝食の用意が出来ているから
食べれるようなら来てほしいのだ」
その言葉が聞こえた後、
パタリと扉の閉まる音がした。
井宿、怒ったかな。
怒ったよね……
思いきり顔逸らしちゃったし、
目も合わせられなかったし。
心配してくれてたのに
素っ気ない言葉を返してしまった気がする。
あーもう、私のバカ!!
朝ご飯か……
とりあえず着替えなきゃ。
なんか服も昨日のままなんだけど
本当にいつ部屋に戻って来たんだろ。
いつの間に寝ちゃったんだろ。
疑問は疑問のまま。
私は急いで身支度を整え
部屋を出た。
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