甘い夢
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回廊を歩き、
ななしの部屋へ向かう。
大人しくなったななしは
何か言いたそうにこちらを見ている。
「どうしたのだ?」
前に向けていた視線を
ななしへと落として尋ねた。
「え、と……
本当に夢なんだなって思って」
「?」
「大好きな井宿がいっぱい居て、
こんなお姫様だっことか
おでこにキ、キスしてくれるなんて
現実じゃないもんね」
そう話す瞳は
少し悲しげに見えた。
ななしの部屋につき、
寝台へと歩みを進めた。
「夢の中なのに
私、寝ようとしてる?」
ふふ、と君は笑うけど
先程の瞳が頭から離れない。
寝台の手前で
腕の中に居たななしを降ろし
強く抱き締めた。
「井宿……
夢の中なら、何でも叶うのかな?」
オイラの背中に
ななしの腕が回される。
「さっきから、
してもらいたいことばっかり……」
ぎゅう、と抱きつかれた。
もっと一緒に居れるように
オイラが分身していっぱいになって。
お姫様だっこ……つまり横抱きを
軽々とされて密着して。
額へのきす、
今、そして食堂で抱き締められて。
全部、自分が心の何処かで思ってた
してほしいとかそうなったらいいなという
希望や願望が叶えられた、と
きっとそれは夢だからで、
これも夢だから言えること、だと。
そう君は言った。
ああ、そうか。
ななしの部屋へ向かう。
大人しくなったななしは
何か言いたそうにこちらを見ている。
「どうしたのだ?」
前に向けていた視線を
ななしへと落として尋ねた。
「え、と……
本当に夢なんだなって思って」
「?」
「大好きな井宿がいっぱい居て、
こんなお姫様だっことか
おでこにキ、キスしてくれるなんて
現実じゃないもんね」
そう話す瞳は
少し悲しげに見えた。
ななしの部屋につき、
寝台へと歩みを進めた。
「夢の中なのに
私、寝ようとしてる?」
ふふ、と君は笑うけど
先程の瞳が頭から離れない。
寝台の手前で
腕の中に居たななしを降ろし
強く抱き締めた。
「井宿……
夢の中なら、何でも叶うのかな?」
オイラの背中に
ななしの腕が回される。
「さっきから、
してもらいたいことばっかり……」
ぎゅう、と抱きつかれた。
もっと一緒に居れるように
オイラが分身していっぱいになって。
お姫様だっこ……つまり横抱きを
軽々とされて密着して。
額へのきす、
今、そして食堂で抱き締められて。
全部、自分が心の何処かで思ってた
してほしいとかそうなったらいいなという
希望や願望が叶えられた、と
きっとそれは夢だからで、
これも夢だから言えること、だと。
そう君は言った。
ああ、そうか。