甘い夢
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「ねえ美朱!
井宿がたくさん居るんだけど……!」
これ夢かなぁ、なんて言いながら
美朱ちゃんの腕を掴んでいた。
「夢……かもね」
だ、女の子は女の子に見えるのか。
男が皆オイラに見えている、と。
なんとも器用な酔い方なのだ。
「ちぇー。なんだ、夢かぁー」
落ち込んだ声を出していたのも束の間。
「じゃあ折角だし、
片っ端からぎゅってしちゃおー!」
元気よく立ち上がった。
なっ……この子は何を言い出すのだ!
ななしは翼宿、いや
一人目のオイラに飛び付こうとしている。
慌てて逃げようとする翼宿、柳宿。
大丈夫なのだ。
オイラがそんなことさせない。
ななしの手を強く引き、
自分の腕の中に収めた。
「ふぇ……あれ、井宿?」
一瞬の出来事に驚き、
オイラを見上げるななし。
真っ赤な頬と、潤んだ瞳。
これは、まずい。
……他の誰にも見せたくない。
ひょいっと横抱きにして。
出口へと向かう。
「えっえっ、どこ行くの!?
まだ皆にぎゅってしてないのにっ」
腕の中でジタバタする君を
落とさないように気をつけながら。
「ななしは、
オイラ一人だけを見てれば良いのだ」
そう言って額に口付けると
固まったように静かになった。
「美朱ちゃん、
そこのオイラ達は任せたのだ」
振り向いて言うと
美朱ちゃんはコクコクと頷いた。
井宿がたくさん居るんだけど……!」
これ夢かなぁ、なんて言いながら
美朱ちゃんの腕を掴んでいた。
「夢……かもね」
だ、女の子は女の子に見えるのか。
男が皆オイラに見えている、と。
なんとも器用な酔い方なのだ。
「ちぇー。なんだ、夢かぁー」
落ち込んだ声を出していたのも束の間。
「じゃあ折角だし、
片っ端からぎゅってしちゃおー!」
元気よく立ち上がった。
なっ……この子は何を言い出すのだ!
ななしは翼宿、いや
一人目のオイラに飛び付こうとしている。
慌てて逃げようとする翼宿、柳宿。
大丈夫なのだ。
オイラがそんなことさせない。
ななしの手を強く引き、
自分の腕の中に収めた。
「ふぇ……あれ、井宿?」
一瞬の出来事に驚き、
オイラを見上げるななし。
真っ赤な頬と、潤んだ瞳。
これは、まずい。
……他の誰にも見せたくない。
ひょいっと横抱きにして。
出口へと向かう。
「えっえっ、どこ行くの!?
まだ皆にぎゅってしてないのにっ」
腕の中でジタバタする君を
落とさないように気をつけながら。
「ななしは、
オイラ一人だけを見てれば良いのだ」
そう言って額に口付けると
固まったように静かになった。
「美朱ちゃん、
そこのオイラ達は任せたのだ」
振り向いて言うと
美朱ちゃんはコクコクと頷いた。