甘い夢
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ここは食堂。
夕食を終えた後である。
自室に戻る者もいれば、
残って話をしている者もいた。
ななしも食堂に残っていて、
オイラも一緒だった。
しかしほんの少し席を外したとき
事件が起こっていたのだ。
翼宿、柳宿が飲んでいた酒を
ななしが飲んでしまったらしい。
その酒は果実酒のため色が綺麗で、
匂いも甘いものだった。
それに興味を持ったななし。
弱い酒だから大丈夫だろう、と
二人はそれを注いでやったという。
それを飲んで数分、
ななしの顔は真っ赤になり
今のような状態……
つまり、酔っ払ったのだ。
やり取りを横で見ていたという
美朱ちゃんが言った。
「ななしはこれがお酒だって
分かってなかったんだよ。
私も分かってなかったし……」
ななし達の世界だと
彼女達の年齢では
酒を飲んではいけないらしい。
「分かってたら、きっと飲まない。
ななしはそういう子だもん」
そう続けられた言葉に、
確かに。
そう皆が共感したところで
柳宿が口を開いた。
「アタシ達だって……
それ知ってたら飲ませなかったわよ?
ねぇ、翼宿?」
「そうや!
こんなんなるて知ってたら尚更や!!」
翼宿はななしを指差して言った。
「あー!!井宿っ、
人のこと指差したらいけないんだよっ」
そう言いながら
自身もしっかり翼宿を指差している。
「……ていうか、井宿が増えた?」
今度は柳宿を見て
首をかしげているななし。
「はい!?アタシが井宿!?」
先程まで翼宿を井宿と呼んでいたのに
今度は柳宿に向かって言い出した。
夕食を終えた後である。
自室に戻る者もいれば、
残って話をしている者もいた。
ななしも食堂に残っていて、
オイラも一緒だった。
しかしほんの少し席を外したとき
事件が起こっていたのだ。
翼宿、柳宿が飲んでいた酒を
ななしが飲んでしまったらしい。
その酒は果実酒のため色が綺麗で、
匂いも甘いものだった。
それに興味を持ったななし。
弱い酒だから大丈夫だろう、と
二人はそれを注いでやったという。
それを飲んで数分、
ななしの顔は真っ赤になり
今のような状態……
つまり、酔っ払ったのだ。
やり取りを横で見ていたという
美朱ちゃんが言った。
「ななしはこれがお酒だって
分かってなかったんだよ。
私も分かってなかったし……」
ななし達の世界だと
彼女達の年齢では
酒を飲んではいけないらしい。
「分かってたら、きっと飲まない。
ななしはそういう子だもん」
そう続けられた言葉に、
確かに。
そう皆が共感したところで
柳宿が口を開いた。
「アタシ達だって……
それ知ってたら飲ませなかったわよ?
ねぇ、翼宿?」
「そうや!
こんなんなるて知ってたら尚更や!!」
翼宿はななしを指差して言った。
「あー!!井宿っ、
人のこと指差したらいけないんだよっ」
そう言いながら
自身もしっかり翼宿を指差している。
「……ていうか、井宿が増えた?」
今度は柳宿を見て
首をかしげているななし。
「はい!?アタシが井宿!?」
先程まで翼宿を井宿と呼んでいたのに
今度は柳宿に向かって言い出した。