甘い夢
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「ちーちーりー!」
君がオイラの名を呼ぶ。
これが普段なら、
そう、普段通りであったなら。
それは嬉しいことなのだが
今は少し違う。
一体どうしてこんなことに……
「ちちりー!」
君はオイラを呼んでいるのに
何故オイラと目が合わないのだ?
「あれぇ?井宿、髪の毛切ったの?
ああー!色も違うー!!」
なんでそんな急に、と君は言うけど
髪の毛なんて切ってないのだ。
色も変わってないし。
平静を装っているけれど、
内心は落ち着いてなどいられない。
ああ、ほら、
そんなに近付かないで欲しいのだ…!
我慢できなくなったオイラは
ななしの手を掴んだ。
手を掴まれたことで、
君がこちらを向く。
「……あれぇ?井宿がふたり?」
きょとんとした顔で
オイラを見た。
そしてまた先程の方向……
呼んでいた"オイラ"を見る。
「……なんでぇ?
井宿って分身もできるの?」
じゃあお面も皆取れるのかなー」
もう一人の"オイラ"の顔に
手を伸ばそうとする。
「あっ、また!」
触れる前にその手を止めようと、
自分も手を伸ばした。
そのとき。
「オレは井宿ちゃうわー!!!」
もう一人の"オイラ"が
勢いよく立ち上がり叫んだ。
君がオイラの名を呼ぶ。
これが普段なら、
そう、普段通りであったなら。
それは嬉しいことなのだが
今は少し違う。
一体どうしてこんなことに……
「ちちりー!」
君はオイラを呼んでいるのに
何故オイラと目が合わないのだ?
「あれぇ?井宿、髪の毛切ったの?
ああー!色も違うー!!」
なんでそんな急に、と君は言うけど
髪の毛なんて切ってないのだ。
色も変わってないし。
平静を装っているけれど、
内心は落ち着いてなどいられない。
ああ、ほら、
そんなに近付かないで欲しいのだ…!
我慢できなくなったオイラは
ななしの手を掴んだ。
手を掴まれたことで、
君がこちらを向く。
「……あれぇ?井宿がふたり?」
きょとんとした顔で
オイラを見た。
そしてまた先程の方向……
呼んでいた"オイラ"を見る。
「……なんでぇ?
井宿って分身もできるの?」
じゃあお面も皆取れるのかなー」
もう一人の"オイラ"の顔に
手を伸ばそうとする。
「あっ、また!」
触れる前にその手を止めようと、
自分も手を伸ばした。
そのとき。
「オレは井宿ちゃうわー!!!」
もう一人の"オイラ"が
勢いよく立ち上がり叫んだ。
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