聖なる夜に、口付けを。~彼ver.~
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今日のオイラは
きっと変だったと思う。
普段からでは?と言われても
否定は出来ないのだが。
事の始まりは
美朱ちゃんとの会話だった。
「くりすます……?」
「そう!クリスマス!
ツリーとかリースを飾ったり
プレゼント用意したり
美味しいご飯食べたりするの!」
「つ、釣り?ぷれ……?」
美朱ちゃんは嬉しそうに話すけれど
聞き慣れない言葉が多く
ほとんど会話についていけなかった。
「あ、ごめん……」
そんなオイラの様子を見て
美朱ちゃんは一瞬動きが止まった。
「考えてたら盛り上がっちゃった」
右手を後頭部に当てながら
あはは、と苦笑いする。
「いや、大丈夫なのだ。
くりすますとは楽しいものなのだね?」
目を輝かせて話す美朱ちゃんに、
言葉の意味はわからないが
なんとなくそうなのだろうと思った。
「うん!えっとね……
部屋を綺麗に飾ったり贈り物したりして、
家族とか恋人とか
大切な人と一緒に過ごす日なんだ」
"大切な人"という言葉で
彼女が思い浮かべている人物は
きっと彼なのだろう。
こんな風に人を笑顔にする行事……
君達の世界は素敵だな。
「それでね、こっちの世界だと
今日がクリスマスに当たるらしいの」
「そうなのだ?
そしたら美朱ちゃんは
鬼宿クンとくりすます出来るのだ!」
もしかして、二人きりにして欲しいとか
そういうお願いなのだ?
そんなことを思っていたら。
「そうなの。
だからね、クリスマスなんだし……
井宿も伝えてみたらどうかな?」
そんな話を振られるとは思わず
何を?という表情をしてしまったらしい。
彼女は言葉を続けた。
「ななしに。」
「なっ!?」
急に登場させられた名前に
心臓が思い切り跳ねた。
ななしちゃんに……何を?
オイラは口に出していたのだろうか。
その質問に対する答えが
目の前の人物から返ってきた。
「……好きなんでしょ?
一緒に、クリスマスしたくない?」
きっと変だったと思う。
普段からでは?と言われても
否定は出来ないのだが。
事の始まりは
美朱ちゃんとの会話だった。
「くりすます……?」
「そう!クリスマス!
ツリーとかリースを飾ったり
プレゼント用意したり
美味しいご飯食べたりするの!」
「つ、釣り?ぷれ……?」
美朱ちゃんは嬉しそうに話すけれど
聞き慣れない言葉が多く
ほとんど会話についていけなかった。
「あ、ごめん……」
そんなオイラの様子を見て
美朱ちゃんは一瞬動きが止まった。
「考えてたら盛り上がっちゃった」
右手を後頭部に当てながら
あはは、と苦笑いする。
「いや、大丈夫なのだ。
くりすますとは楽しいものなのだね?」
目を輝かせて話す美朱ちゃんに、
言葉の意味はわからないが
なんとなくそうなのだろうと思った。
「うん!えっとね……
部屋を綺麗に飾ったり贈り物したりして、
家族とか恋人とか
大切な人と一緒に過ごす日なんだ」
"大切な人"という言葉で
彼女が思い浮かべている人物は
きっと彼なのだろう。
こんな風に人を笑顔にする行事……
君達の世界は素敵だな。
「それでね、こっちの世界だと
今日がクリスマスに当たるらしいの」
「そうなのだ?
そしたら美朱ちゃんは
鬼宿クンとくりすます出来るのだ!」
もしかして、二人きりにして欲しいとか
そういうお願いなのだ?
そんなことを思っていたら。
「そうなの。
だからね、クリスマスなんだし……
井宿も伝えてみたらどうかな?」
そんな話を振られるとは思わず
何を?という表情をしてしまったらしい。
彼女は言葉を続けた。
「ななしに。」
「なっ!?」
急に登場させられた名前に
心臓が思い切り跳ねた。
ななしちゃんに……何を?
オイラは口に出していたのだろうか。
その質問に対する答えが
目の前の人物から返ってきた。
「……好きなんでしょ?
一緒に、クリスマスしたくない?」