こころがあたたかい理由
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手を繋いだまま、
暗くなり始めた道を歩く。
年末が近づく駅前は
人通りも多く賑やかだ。
あちこちにイルミネーションの明かりが灯り
道行く人達の表情も明るくしていた。
広場には大きなツリーが飾られ、
より一層明るく輝いている。
多くの人が周りを囲み
眺めたり、写真を撮ったりしていた。
自分達も足を止め、ツリーを見上げた。
「そこそこ有名なだけあって
結構人がいるのだ」
「うん、そうだね。綺麗……」
そう言って目を輝かせる横顔の方が
オイラは綺麗だと思うのだ。
……口には出来ないけれど。
「こういうものを見ると
なんだか年末という感じがするのだ」
「うん、そうだね」
「来年もまた、一緒に見るのだ」
「うん」
「その次も」
「……うん」
「その次も、ずっとなのだ」
「……」
突然返事がなくなって、
ツリーに向けていた視線を君へ戻す。
先程まで輝いていた目に
うっすらと涙が浮かんでいる。
「ななし?どうしたのだ……?」
理由が分からず慌てていると
ななしがこちらを向いて口を開いた。
「芳准と、見れて良かった。」
涙を浮かべながら
オイラの大好きな笑顔で続ける。
「来年も、その先もずっと
芳准と一緒に見たい。一緒に居たい。
今ね、私もそう思ってたの」
二人で同じことを考えていたのが
すごく嬉しくて、泣きそう。
そんなななしの言葉に
自分も目頭が熱くなった。
暗くなり始めた道を歩く。
年末が近づく駅前は
人通りも多く賑やかだ。
あちこちにイルミネーションの明かりが灯り
道行く人達の表情も明るくしていた。
広場には大きなツリーが飾られ、
より一層明るく輝いている。
多くの人が周りを囲み
眺めたり、写真を撮ったりしていた。
自分達も足を止め、ツリーを見上げた。
「そこそこ有名なだけあって
結構人がいるのだ」
「うん、そうだね。綺麗……」
そう言って目を輝かせる横顔の方が
オイラは綺麗だと思うのだ。
……口には出来ないけれど。
「こういうものを見ると
なんだか年末という感じがするのだ」
「うん、そうだね」
「来年もまた、一緒に見るのだ」
「うん」
「その次も」
「……うん」
「その次も、ずっとなのだ」
「……」
突然返事がなくなって、
ツリーに向けていた視線を君へ戻す。
先程まで輝いていた目に
うっすらと涙が浮かんでいる。
「ななし?どうしたのだ……?」
理由が分からず慌てていると
ななしがこちらを向いて口を開いた。
「芳准と、見れて良かった。」
涙を浮かべながら
オイラの大好きな笑顔で続ける。
「来年も、その先もずっと
芳准と一緒に見たい。一緒に居たい。
今ね、私もそう思ってたの」
二人で同じことを考えていたのが
すごく嬉しくて、泣きそう。
そんなななしの言葉に
自分も目頭が熱くなった。