こころがあたたかい理由
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「ななしは、
オイラに恥をかかせたいのかな」
低めの声で言えば、
君は顔を赤くして俯いた。
「それはずるいよ……」
ななしの動きが止まった隙に
マフラーをぐるぐる巻きにする。
「はい、これで少しはマシなはずなのだ」
「……ごめん、ありがとう」
顔を赤くしたまま
消え入りそうな声で呟く君に
自然と口元が緩んだ。
「あとは、」
ななしの右手を取り
自分のコートのポケットに収めた。
思っていた通り
彼女の手は冷えきっている。
「これで指先まで温かいのだ。
勿論、オイラもだけど」
「うん、あったかい……」
照れながらも素直に言葉にする
そんな君が、愛しい。
「芳准の手、あったかい。
あ。心が冷たいからとか言うよね?」
つい先程までの照れはどこへやら。
彼女は悪戯っぽく笑って言う。
「心が温かいから、という説もあるのだ」
オイラも笑って言葉を返した。
「あ!確かに。
じゃあ、心が温かい説が有力だね」
ぎゅ、と手を握る力を少しだけ強め
今度は満面の笑みを浮かべた。
「それはいつも、君が隣にいるからなのだ」
「……?心が温かいって、
簡単に言うと優しいってことでしょ?
それって私が関係するの?」
ななしは頭上に
疑問符をいくつも浮かべている。
「関係しまくりなのだ」
寒い冬も、君がいてくれたら
心はいつだって温かい。
繋いだ手から伝わる体温が、
君の手を温めるように。
君から伝わる温度で
オイラの心は温かいのだと思う。
君がオイラを優しいと言うのなら
それも君がいてくれるから。
君の為に出来ることを探したら
それを喜んでくれる。
やっぱりななしが
側にいてくれるからなのだ。
オイラに恥をかかせたいのかな」
低めの声で言えば、
君は顔を赤くして俯いた。
「それはずるいよ……」
ななしの動きが止まった隙に
マフラーをぐるぐる巻きにする。
「はい、これで少しはマシなはずなのだ」
「……ごめん、ありがとう」
顔を赤くしたまま
消え入りそうな声で呟く君に
自然と口元が緩んだ。
「あとは、」
ななしの右手を取り
自分のコートのポケットに収めた。
思っていた通り
彼女の手は冷えきっている。
「これで指先まで温かいのだ。
勿論、オイラもだけど」
「うん、あったかい……」
照れながらも素直に言葉にする
そんな君が、愛しい。
「芳准の手、あったかい。
あ。心が冷たいからとか言うよね?」
つい先程までの照れはどこへやら。
彼女は悪戯っぽく笑って言う。
「心が温かいから、という説もあるのだ」
オイラも笑って言葉を返した。
「あ!確かに。
じゃあ、心が温かい説が有力だね」
ぎゅ、と手を握る力を少しだけ強め
今度は満面の笑みを浮かべた。
「それはいつも、君が隣にいるからなのだ」
「……?心が温かいって、
簡単に言うと優しいってことでしょ?
それって私が関係するの?」
ななしは頭上に
疑問符をいくつも浮かべている。
「関係しまくりなのだ」
寒い冬も、君がいてくれたら
心はいつだって温かい。
繋いだ手から伝わる体温が、
君の手を温めるように。
君から伝わる温度で
オイラの心は温かいのだと思う。
君がオイラを優しいと言うのなら
それも君がいてくれるから。
君の為に出来ることを探したら
それを喜んでくれる。
やっぱりななしが
側にいてくれるからなのだ。