形勢逆転
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ななしとオイラは心が通じた仲である。
だからこんな風に触れあうことが
悪いとか駄目だとは微塵も思ってはいない。
君に触れたいし、君に触れらたい。
オイラも一応男なのだから。
しかし自分はこんな姿で、
彼女は可愛い可愛いと連呼する。
……ちょっと
いや、かなり情けないのだ。
そして一方的に触れられているのも
自分としては面白くない。
「……井宿?怒った?」
急に静かになったオイラに
不安げな声で尋ねるななし。
力が緩んだ一瞬。
ドサッ
オイラは元に戻り
寝台に腰掛けていた君を押し倒した。
両手をガッチリと掴み
形勢逆転、だ。
「やっぱり怒ってる、よね……?」
オイラを見上げるななしの顔は
少し強張って見える。
「怒ってはいないのだ。
ちょっと面白くなかっただけなのだ」
ほんの一瞬
安心した表情に変わったように見えたが、
またすぐに強張った表情に戻った。
「それ、怒ってるうちに入るよ……」
「ななしがそう思うのなら、
そうなのかもしれないのだ」
「……ごめんなさい」
「だ?」
「井宿が嫌なことして、ごめんなさい」
だからこんな風に触れあうことが
悪いとか駄目だとは微塵も思ってはいない。
君に触れたいし、君に触れらたい。
オイラも一応男なのだから。
しかし自分はこんな姿で、
彼女は可愛い可愛いと連呼する。
……ちょっと
いや、かなり情けないのだ。
そして一方的に触れられているのも
自分としては面白くない。
「……井宿?怒った?」
急に静かになったオイラに
不安げな声で尋ねるななし。
力が緩んだ一瞬。
ドサッ
オイラは元に戻り
寝台に腰掛けていた君を押し倒した。
両手をガッチリと掴み
形勢逆転、だ。
「やっぱり怒ってる、よね……?」
オイラを見上げるななしの顔は
少し強張って見える。
「怒ってはいないのだ。
ちょっと面白くなかっただけなのだ」
ほんの一瞬
安心した表情に変わったように見えたが、
またすぐに強張った表情に戻った。
「それ、怒ってるうちに入るよ……」
「ななしがそう思うのなら、
そうなのかもしれないのだ」
「……ごめんなさい」
「だ?」
「井宿が嫌なことして、ごめんなさい」