ー友達編2ー
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キミを誘い出すのはまだ勇気がいります
また今年も長ーい夏休みが始まってしもうた。溜息混じりにブンちゃんに言うと「お前、そんなに学校が好きだったのか?」と信じられんと言わんばかりの目で見られた。
そんなわけあるか!と思ったが、この男に言ったんが間違えじゃった。
すると、すかさず幸村が「如月さんに会えなくなるね」と言ってくれた。流石、神の子分かっとるぜよ。
「ああ〜、そういうことかよ。そういやぁ、去年も同じようなこと言ってたよな。お前も飽きねえよなー」
「愛子ちゃんに対して飽きなんてくるわけないじゃろ!」
「へいへい」
「でも去年と全く一緒じゃつまらないな。そろそろ何か進展が欲しいところだ」
「進展ね〜。この様子じゃ永遠に無理だと思うぜ」
「…う、うっさい!俺じゃって…頑張っとるんじゃよ!」
「仁王君にしてはよくやってると思いますよ」
柳生がフォローしてくれたが、確かにそろそろ一歩踏み出したいところではある。だが、今の関係が居心地良過ぎてそれを壊してしまうんが怖い…。
「仁王が今の関係で満足している確率85%。…今一つインセンティブが足りていないな。何かが起こりうるようなイベント事があるといいのだが」
「何の話をしているんだ?」
「真田君、お疲れ様です。もう自主練は終わったのですか?」
「ああ。それより仁王の口から頑張るという言葉が聞こえがやっと真面目にテニスへのやる気を示したか」
「見当違いもいいところだよ。これは仁王の恋の話だ」
「こ、恋だと!?中学生が恋などけしからん!」
「じゃあ、真田は黙ってろよ」
キエエエと顔を真っ赤にして叫ぶ真田に幸村が冷たく言い放つ。…ちょっとだけ、真田に親近感が湧いたんは秘密じゃ。
「で、この夏なんか面白いイベントがあるか知ってるヤツはいるかい?」
うーんと皆で考え込む姿を見てたまらず感激する。
俺の為にそこまで…。おまんら、なんて良いヤツらなんじゃ!!
「…そういえば、この間近くの商店街に夏祭りのチラシが貼ってあったのを見たぞ」
「思い出しました!確か…近くの神社でしたよね?」
「へぇ。たまには真田も役に立つじゃないか」
「祭り!?ってことは屋台が沢山出るのか!?」
「おい、ブン太が興奮してどうするんだよ…」
「よし。仁王、如月さんを夏祭りに誘い出して告白するんだよ」
「なっ、なー…、」
告白という言葉に俺は絶句する。
「お、いいじゃん!当たって砕けてこいよ」
「ふむ。夏祭りで告白なんて良いシチュエーションだな。上手くいく確率は低いが」
「仁王君、この関係を変えるチャンスです!例え断られてしまっても諦めなければ大丈夫。必ず神様は貴方の頑張りを見ててくれています!」
前言撤回。コイツらは鬼じゃ。(柳生以外は只楽しんどるじゃろ!?)
「こ、告白なんて、まだ無理じゃ!心の準備が…っ」
「夏祭りまでにしておけよ。いいからまずは彼女を誘い出すんだ。いいね?」
「…う、」
「勿論今回は俺達も参加するよ。そっちの方が(面白い)誘いやすいだろ」
「…おん」
幸村の笑顔に圧された俺はコクリと頷くことしか出来んかった。…告白は置いといて、愛子ちゃんに会えるチャンスぜよ。
皆んなに見守られる中、俺はなんとか彼女を誘い出すメールを作成したがなかなか送ることが出来ずにいると、痺れを切らしたブンちゃんに携帯を奪われて送信ボタンを押されてしまった。(な、なんてヤツじゃ!もう絶対食いもんやらんぜよ!)
すると、その日の夜ー…【いいよ】と返事を貰えたのだった。
また今年も長ーい夏休みが始まってしもうた。溜息混じりにブンちゃんに言うと「お前、そんなに学校が好きだったのか?」と信じられんと言わんばかりの目で見られた。
そんなわけあるか!と思ったが、この男に言ったんが間違えじゃった。
すると、すかさず幸村が「如月さんに会えなくなるね」と言ってくれた。流石、神の子分かっとるぜよ。
「ああ〜、そういうことかよ。そういやぁ、去年も同じようなこと言ってたよな。お前も飽きねえよなー」
「愛子ちゃんに対して飽きなんてくるわけないじゃろ!」
「へいへい」
「でも去年と全く一緒じゃつまらないな。そろそろ何か進展が欲しいところだ」
「進展ね〜。この様子じゃ永遠に無理だと思うぜ」
「…う、うっさい!俺じゃって…頑張っとるんじゃよ!」
「仁王君にしてはよくやってると思いますよ」
柳生がフォローしてくれたが、確かにそろそろ一歩踏み出したいところではある。だが、今の関係が居心地良過ぎてそれを壊してしまうんが怖い…。
「仁王が今の関係で満足している確率85%。…今一つインセンティブが足りていないな。何かが起こりうるようなイベント事があるといいのだが」
「何の話をしているんだ?」
「真田君、お疲れ様です。もう自主練は終わったのですか?」
「ああ。それより仁王の口から頑張るという言葉が聞こえがやっと真面目にテニスへのやる気を示したか」
「見当違いもいいところだよ。これは仁王の恋の話だ」
「こ、恋だと!?中学生が恋などけしからん!」
「じゃあ、真田は黙ってろよ」
キエエエと顔を真っ赤にして叫ぶ真田に幸村が冷たく言い放つ。…ちょっとだけ、真田に親近感が湧いたんは秘密じゃ。
「で、この夏なんか面白いイベントがあるか知ってるヤツはいるかい?」
うーんと皆で考え込む姿を見てたまらず感激する。
俺の為にそこまで…。おまんら、なんて良いヤツらなんじゃ!!
「…そういえば、この間近くの商店街に夏祭りのチラシが貼ってあったのを見たぞ」
「思い出しました!確か…近くの神社でしたよね?」
「へぇ。たまには真田も役に立つじゃないか」
「祭り!?ってことは屋台が沢山出るのか!?」
「おい、ブン太が興奮してどうするんだよ…」
「よし。仁王、如月さんを夏祭りに誘い出して告白するんだよ」
「なっ、なー…、」
告白という言葉に俺は絶句する。
「お、いいじゃん!当たって砕けてこいよ」
「ふむ。夏祭りで告白なんて良いシチュエーションだな。上手くいく確率は低いが」
「仁王君、この関係を変えるチャンスです!例え断られてしまっても諦めなければ大丈夫。必ず神様は貴方の頑張りを見ててくれています!」
前言撤回。コイツらは鬼じゃ。(柳生以外は只楽しんどるじゃろ!?)
「こ、告白なんて、まだ無理じゃ!心の準備が…っ」
「夏祭りまでにしておけよ。いいからまずは彼女を誘い出すんだ。いいね?」
「…う、」
「勿論今回は俺達も参加するよ。そっちの方が(面白い)誘いやすいだろ」
「…おん」
幸村の笑顔に圧された俺はコクリと頷くことしか出来んかった。…告白は置いといて、愛子ちゃんに会えるチャンスぜよ。
皆んなに見守られる中、俺はなんとか彼女を誘い出すメールを作成したがなかなか送ることが出来ずにいると、痺れを切らしたブンちゃんに携帯を奪われて送信ボタンを押されてしまった。(な、なんてヤツじゃ!もう絶対食いもんやらんぜよ!)
すると、その日の夜ー…【いいよ】と返事を貰えたのだった。