ー友達編2ー
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キミと私と魔王様と
「如月さん、好きです!付き合って下さい」
「ごめん。悪いけど今は誰とも付き合う気はない」
「…そっか、分かった。でも、聞いてくれてありがとう」
「……こちらこそ」
ーーーー…
「ただいま〜」
「あ、愛子ちゃん。どこ行ってたんじゃ?会いにきたんに居なかったから心配したぜよ」
「私は小さな子供か。別にどこだっていいでしょ」
「如月さんは告白の呼び出しを受けていたんだよね」
「なっ、なんじゃってぇーーー!?」
「…おい、幸村。(余計な事言いやがって…!)なんでアンタが知ってんのよ」
軽く睨みつけるも効くわけもなく笑顔でかわされる。
すると、「ど、どこの誰じゃ!」と発狂しそうな仁王に肩を掴まれて揺らされた。
「知らん。てか、離せ」
「どこの馬の骨か知れんヤツに愛子ちゃんは渡さんぜよ!」
「…だーかーら!離せ!!」
暴走するコイツを止める為、仁王の顎に向けて頭突きをかますとようやく解放された。
「い、痛いナリ!」と言って涙目で自身の顎を押さえる仁王に、「こっちの台詞だわ」と冷たく言い放つ。
「夫婦漫才は終わったかい?」
「夫婦…!ゆ、幸村っ、俺と愛子ちゃんはまだそんな関係じゃなか…!」
「照れんのやめろ」
ぽっと頬を赤らめる仁王に呆れつつ、再度幸村を睨みつけておいた。(すました表情しやがって!)
「ところで最近、以前より多いんじゃない」
「…そんなことないでしょ」
「いや、あるね。うちの参謀のデータを舐めてもらったら困るよ。その理由として、如月さんがちゃんと出向くようになったって言うのが大きいかな」
「…ふーん」
「これまでは結構酷い断り方してたのにね」
どんな心境の変化だい?ってにっこり笑う幸村。
「別に。ただの気紛れだよ」
「まあ、いいけどさ。如月さんって仁王と一緒にいるようになって雰囲気が丸くなったよね。それは仁王にも言えた事だけど」
……それは友人達にも言われる。私的には一切そんな自覚はないのだが。
「仁王は最初からこんな感じだったけど」
「それは如月さんの前だからだろ」
…確かに。初めて仁王を見た時はすかした奴って思ったかも。すっかりこの仁王が当たり前になっていたから忘れてたわ。
「君達はなかなか良いコンビだと俺は思うよ」
「そ、そうかのう…。じゃって、愛子ちゃん」
「それを私に振るな」
「ちなみに、仁王も告白されることが増えたよね」
「ピ、ピヨッ!?」
「へぇー」
幸村の言葉に慌てるようにチラッと私を見る仁王。
私が興味ありませんと言わんばかりに適当な相槌をするとしょんぼりしていた。
「まあ、コイツ顔はいいし。告白が増えたって聞いても驚かないわ」
「…愛子ちゃんに言われると、なんだか…恥ずかしいナリ」
「へぇ。如月さんでもそう思うんだ」
幸村はそう言って意外と言いたげな表情を見せた。
「当たり前でしょ。私の目は腐ってないから。仁王は誰が見ても格好良いよ」
私が他意なく純粋に思ってることを淡々と告げると、仁王は顔を真っ赤にさせて「もう、耐えられんぜよー!!」と言いながら教室の外へと走り去ってしまった。
「なんだアイツ…」
「天然たらしは恐ろしいね」
幸村が何かを呟いていたが、まあいっか。
さて、午後の授業が間もなく始まる。
「如月さん、好きです!付き合って下さい」
「ごめん。悪いけど今は誰とも付き合う気はない」
「…そっか、分かった。でも、聞いてくれてありがとう」
「……こちらこそ」
ーーーー…
「ただいま〜」
「あ、愛子ちゃん。どこ行ってたんじゃ?会いにきたんに居なかったから心配したぜよ」
「私は小さな子供か。別にどこだっていいでしょ」
「如月さんは告白の呼び出しを受けていたんだよね」
「なっ、なんじゃってぇーーー!?」
「…おい、幸村。(余計な事言いやがって…!)なんでアンタが知ってんのよ」
軽く睨みつけるも効くわけもなく笑顔でかわされる。
すると、「ど、どこの誰じゃ!」と発狂しそうな仁王に肩を掴まれて揺らされた。
「知らん。てか、離せ」
「どこの馬の骨か知れんヤツに愛子ちゃんは渡さんぜよ!」
「…だーかーら!離せ!!」
暴走するコイツを止める為、仁王の顎に向けて頭突きをかますとようやく解放された。
「い、痛いナリ!」と言って涙目で自身の顎を押さえる仁王に、「こっちの台詞だわ」と冷たく言い放つ。
「夫婦漫才は終わったかい?」
「夫婦…!ゆ、幸村っ、俺と愛子ちゃんはまだそんな関係じゃなか…!」
「照れんのやめろ」
ぽっと頬を赤らめる仁王に呆れつつ、再度幸村を睨みつけておいた。(すました表情しやがって!)
「ところで最近、以前より多いんじゃない」
「…そんなことないでしょ」
「いや、あるね。うちの参謀のデータを舐めてもらったら困るよ。その理由として、如月さんがちゃんと出向くようになったって言うのが大きいかな」
「…ふーん」
「これまでは結構酷い断り方してたのにね」
どんな心境の変化だい?ってにっこり笑う幸村。
「別に。ただの気紛れだよ」
「まあ、いいけどさ。如月さんって仁王と一緒にいるようになって雰囲気が丸くなったよね。それは仁王にも言えた事だけど」
……それは友人達にも言われる。私的には一切そんな自覚はないのだが。
「仁王は最初からこんな感じだったけど」
「それは如月さんの前だからだろ」
…確かに。初めて仁王を見た時はすかした奴って思ったかも。すっかりこの仁王が当たり前になっていたから忘れてたわ。
「君達はなかなか良いコンビだと俺は思うよ」
「そ、そうかのう…。じゃって、愛子ちゃん」
「それを私に振るな」
「ちなみに、仁王も告白されることが増えたよね」
「ピ、ピヨッ!?」
「へぇー」
幸村の言葉に慌てるようにチラッと私を見る仁王。
私が興味ありませんと言わんばかりに適当な相槌をするとしょんぼりしていた。
「まあ、コイツ顔はいいし。告白が増えたって聞いても驚かないわ」
「…愛子ちゃんに言われると、なんだか…恥ずかしいナリ」
「へぇ。如月さんでもそう思うんだ」
幸村はそう言って意外と言いたげな表情を見せた。
「当たり前でしょ。私の目は腐ってないから。仁王は誰が見ても格好良いよ」
私が他意なく純粋に思ってることを淡々と告げると、仁王は顔を真っ赤にさせて「もう、耐えられんぜよー!!」と言いながら教室の外へと走り去ってしまった。
「なんだアイツ…」
「天然たらしは恐ろしいね」
幸村が何かを呟いていたが、まあいっか。
さて、午後の授業が間もなく始まる。