ー友達編ー
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キミに会えな日がこんなにもつらいなんて
夏休みが始まって早数週間…。俺は毎日部活に励んでいたが、心はポッカリ穴が空いたように虚無感でいっぱいだった。
勿論テニスは好きじゃし、何だかんだ言っても部活仲間達といるんは楽しい。…はずなのに、やっぱり何かが物足りないんじゃ。
ーーその何かとは言わんでもよう分かっとる…。
「……愛子ちゃんに会いたい」
思わず呟いてしまうと、ますますその思いが溢れ出る。
メールは毎日送っとる。(愛子ちゃんからの返信は遅いがのう。なんせ二日後に送られてくる時もある)
それだけじゃ、足りないということは…やはりブンちゃんが言ってたようにデ、デートに誘うしかない。
「あぁあー!!でも、どう誘ったらいいんか分からんぜよ!!」
「雅治っ、煩い!!」
リビングのソファの上でのたうち回る俺をお姉が鬱陶しそうに見てくるが、今の俺はそんなこと気にしてられん。
すると、またたびが「うにゃ〜」と俺の腹の上に乗ってきた。
「そうじゃ!またたびの新しい玩具が欲しいと思ってたんじゃった…」
猫好きの愛子ちゃんならきっと良いお店を知っとるはず。そのお店を聞き出し…連れてって欲しいとさりげなく誘えば…!
善は急げとさっそくメールを打つ。
【またたびに玩具を買ってやりたいんじゃが、オススメのお店とかあるかのう(゚∀゚)?】
スムーズに送信し、きっとすぐに返信は来ないだろうと思いソファから動こうとしたその時。
「き、きたぁ!!」
メール受信を知らせるバイブ音が響き、サッとボタンを押す。
【○○駅の近くに良い猫ショップあるよ】
「○○駅なら学校の最寄り駅からもそう遠くないのう」
駅の近くにはウィンドショッピングが出来そうな店も沢山あるし、飯が美味い店も沢山ある。デートするにはもってこいの場所じゃき。
【もし良かったら一緒に行かんか( ^ω^ )?】
たったこれだけの文章を作り上げるまで、どのくらいの時間がかかったことか…。
あとは送信ボタンを押すだけ………。あまりの緊張に指先が震え、額に汗が滲む。
「いやぁーーー!!やっぱり無理じゃ!!」
しばらくして限界を迎えた。思わず画面から目を逸らし天井を見上げて叫んだ。
「煩いって言ってんでしょーが!!」
「ピヨッ!?」
すると、キレたお姉により投げつけられたクッションが俺の頭にクリーンヒット。
「わぁあーーーっ!?!?お姉のバカ、バカ!!ひどいナリ!!」
「な、何で泣いてんのよ!?」
ーー送信完了ーー
の文字を見て俺は思わず泣き叫んだ。クッションがぶつかった衝撃で誤って送信ボタンを押してしまったらしい。
ど、どうしよう…。オッケーだったとしても、ノーだったとしても、どちらにせよ内容が恥ずかしすぎて死にたい!!!心臓バックバクじゃ!!!
彼女からの返信は来ず、俺は眠れん夜を過ごす羽目となったのであった。
夏休みが始まって早数週間…。俺は毎日部活に励んでいたが、心はポッカリ穴が空いたように虚無感でいっぱいだった。
勿論テニスは好きじゃし、何だかんだ言っても部活仲間達といるんは楽しい。…はずなのに、やっぱり何かが物足りないんじゃ。
ーーその何かとは言わんでもよう分かっとる…。
「……愛子ちゃんに会いたい」
思わず呟いてしまうと、ますますその思いが溢れ出る。
メールは毎日送っとる。(愛子ちゃんからの返信は遅いがのう。なんせ二日後に送られてくる時もある)
それだけじゃ、足りないということは…やはりブンちゃんが言ってたようにデ、デートに誘うしかない。
「あぁあー!!でも、どう誘ったらいいんか分からんぜよ!!」
「雅治っ、煩い!!」
リビングのソファの上でのたうち回る俺をお姉が鬱陶しそうに見てくるが、今の俺はそんなこと気にしてられん。
すると、またたびが「うにゃ〜」と俺の腹の上に乗ってきた。
「そうじゃ!またたびの新しい玩具が欲しいと思ってたんじゃった…」
猫好きの愛子ちゃんならきっと良いお店を知っとるはず。そのお店を聞き出し…連れてって欲しいとさりげなく誘えば…!
善は急げとさっそくメールを打つ。
【またたびに玩具を買ってやりたいんじゃが、オススメのお店とかあるかのう(゚∀゚)?】
スムーズに送信し、きっとすぐに返信は来ないだろうと思いソファから動こうとしたその時。
「き、きたぁ!!」
メール受信を知らせるバイブ音が響き、サッとボタンを押す。
【○○駅の近くに良い猫ショップあるよ】
「○○駅なら学校の最寄り駅からもそう遠くないのう」
駅の近くにはウィンドショッピングが出来そうな店も沢山あるし、飯が美味い店も沢山ある。デートするにはもってこいの場所じゃき。
【もし良かったら一緒に行かんか( ^ω^ )?】
たったこれだけの文章を作り上げるまで、どのくらいの時間がかかったことか…。
あとは送信ボタンを押すだけ………。あまりの緊張に指先が震え、額に汗が滲む。
「いやぁーーー!!やっぱり無理じゃ!!」
しばらくして限界を迎えた。思わず画面から目を逸らし天井を見上げて叫んだ。
「煩いって言ってんでしょーが!!」
「ピヨッ!?」
すると、キレたお姉により投げつけられたクッションが俺の頭にクリーンヒット。
「わぁあーーーっ!?!?お姉のバカ、バカ!!ひどいナリ!!」
「な、何で泣いてんのよ!?」
ーー送信完了ーー
の文字を見て俺は思わず泣き叫んだ。クッションがぶつかった衝撃で誤って送信ボタンを押してしまったらしい。
ど、どうしよう…。オッケーだったとしても、ノーだったとしても、どちらにせよ内容が恥ずかしすぎて死にたい!!!心臓バックバクじゃ!!!
彼女からの返信は来ず、俺は眠れん夜を過ごす羽目となったのであった。