あとがき

1.いやぴえんじゃねーんだわ
冷凍庫心中という別カプメインの話があるんですが、それを書いた後に「もっといちゃラブの甘い感じの話が書きてぇよ~~!」と発狂して急に書いた話のような気がします。一週間くらいで書いたのであんまりエピソードらしい記憶がないです。
受けが攻めをモブに寝取らせて嫉妬でぐちゃぐちゃになる逆ネトラセというか、肉体的ドミナントの攻めと精神的ドミナントの受けがヘキなことに気づいたのがこの辺。
れおくんだけに盲目的な瀬名も良いんですが、「他の人もかわいいと思うし好きにもなれるんだけど、やっぱりどうしてもれおくんが良いんだよね」という瀬名が好きで……。
あとは耳攻めの概念を思い出して入れた話でもあります。れおくんって耳が敏感そうでかわいい。

2.マイキョにイトマがない
喧嘩してフィレンツェを出て行ったレオとなかなか連絡が取れずにいる泉、というSSS「寒がり」の続編で書いた話でした。当時のワンドロワンライのお題で書かせてもらったお話。
SSSの方がしっとり低調なかんじだったので、続きはいちゃらぶコメディーっぽく書いてみました。薫がいずレオに遭遇するところが気に入ってます。

3.でろでろ
読み返したとき、想像よりも瀬名をだいぶやばい男として書いてて震えました。このころは「ちょっと強引だけど受けが大好きな攻め様♡」くらいの認識だったのに。ガチで倫理観が終わっていたのか、時代のアップデートに倫理観が追いついたのか不明。とにかく過去の自分にびっくりした話。OSのバージョンが古い。
ストーリーというより、覚えたての官能語彙を使ってみたかった話なので、区分けとしては「エロ文練習」とかに近いです。

4.やなやつでごめん
Xのクリスマスのリクエストに付き合ってもらって書いた話です。
読み返してみると、この話の前年のクリスマスで、王様ゲームで罰ゲームを引いてしまった二人が公然の前でキスするくだりが数行あったんですが、そこがいちばん読みたいのでは?!!となりました。
実際、れおくんが上手く受け流すかもしれないが、瀬名は求められたら何でもやる男だと思ってるので、やっぱり公然でキスしてれおくんを怒らせてしまうかもしれない。れおくんはセナになら何されてもいいけど、愛が本物だからこそ自分とのキスを見せ物として消費されるのは嫌なので、ライブとかでもハードな絡みはあんまりしてくれなそう(幻覚)
でろでろ同様、OSが古い話。人間て搭載OSアップデート出来るんですね。

5.スタークロスド・ラバーズ
アンソロにお誘いいただいて書いたお話。「あんたの人生は、俺のものに決まってるでしょ?」が話のどこかに入っている、というお題だったので、ずっと書きたかった再会後のセカンドバージン(言葉)を喜んで書きました。楽しかった!
セカンドバージンの妄想は10000パターンくらいあって、いつかセカンドバージン専用の別軸短編集とかをやりたいくらい。夢ノ咲時代にどこまで関係があったかも考えると、何度でも擦れるネタ……。
冒頭の一文は、レオがこの話のテーマに対して返した言葉だという妄想があるので、この話は文末に行くとそのままループして冒頭に行って、以降はレオの回想になります。再録のテーマの「永遠回帰」のヒントにもなった話。
この話はもともとマザーグースをもとに書こうと思っていたのでその名残がところどころにあります。卵を落とす前にれおくんが考えてるのがハンプティダンプティとか。散らかしっぱなし出しっぱなしとか、ロンドン橋落っこちたとか。
タイトルも仮時点では「ハンプティとかダンプティとか」だった。アンソロでの配置を見たとき、変えてよかったと心から思いました(滝汗)
ところでタイトルの「スタークロスド・ラバーズ」は星に結び付いているし、かわいくて良い感じの響きなんですけど、意味を調べてもらうとこの話の二人の先行きがなんとなくわかります。

6.君にだけ聞こえない
葬式で不謹慎すけべするいレが読みてぇ~という邪マインドから書いた話なので、社会性にギリギリ耐えられる設定まで磨いたつもりなんですが、どうだったか……。
元々は一次創作で、「漢字ひと文字から連想する性癖」をテーマに書いた短編を分解して流用したものです。この時のお題は「死」だったか、「夏」だったか。一次のネタの当て書きや流用はたま~にやってます。キャラを自分の性癖や展開に当て嵌める、という創作があまり好みじゃなくて、キャラの思想や経験を理解して、その延長線上で物語を作る創作というのに憧れているので、あまりメインの話ではしませんが。
割と良い感じに作れた話なので、この話の感想をもらえると大変喜びます。

7.辞世
来世or前世IF
チェックメイトを「普通科高校で育ったアイドルじゃない二人」で書いたらどうなるのか、という話でした。
瀬名のせいではない事故が背景にはありつつ、瀬名は一貫して何も選ばず、遅すぎる気づきと鈍感な気持ち、時間を止めてしまえば失わなかったという甘い後悔、一貫して変わらない愛みたいなのが上手く書けてたら良いと思います。

書きたいと思いつつ、悲しすぎて筆が進まず三年ぐらい寝かせていた話で(遅筆)原稿中もギリギリまでうんうん唸っていました。
文章の質感がネットよりも本向きだったので書くなら再録だな〜と思っており、チャレンジして良かったです。本の方が書きたいことを自由に書ける!
場所は関西某場所を参考にしてます。二回ほど訪れたことがあるんですが、事故のことも含めとても印象的な場所だったので、いつか敬意を持ってその場所のことを書けたらなと思っていたので満足です。(ここだけの秘密)(だから本でやりたかった)
文中のキーになる「甘い味」ですが、これはバニラ味の想定で、茶店のアイスの味でもあります。花言葉から取って「永久不滅」だそうな。バニラの匂いは消えないかららしい。エロいですよね。
ちなみに「バニラ・セックス」などと言う言葉もあり、これは「普通の退屈なセックス」みたいな意味だそうです(おしゃれすけべ語披露人)

ハッピーエンドでも救いがある話でもなければ、深い絶望感もなくしたいと思って書きました。
ライオンハートで瀬名がした決断を、私は今も愛してやまないです。

8.GUNS AND TRUE BLUE
コロナの時期に思いついた話。あのときJBとアリアナグランデが出したstuck with youという曲がすっごいすけべでいいなと思いまして(不健全な発想)、あの曲みたいな雰囲気の話が良いな~と思いながら、ロックダウンくらったフィレンツェで三日間すけべしたおす話を書き始めました。
書いてる途中、「ゾンビの中心で愛を叫ぶ」というSFパロAVみたいなタイトルの映画を見て「世界の終わりに愛だけが残るって最高~~!!!」という気分になり、そのままゾンビアポカリプスと悪魔合体した話。
結末もその映画に寄ってるので、いレの妄想しながら見ると楽しいと思います。
2021年のお話。今でも時々ハロウィンにこの話を思い出してくれて感想をもらえたりするのがすごく嬉しいです。
今回書き足した部分は、当時も入れたかったけど実力不足で書ききれなかった部分でもありました。当時はたぶんもっと悲しい場面を想像してた気がします。(瀬名がゾンビのまま意識が戻らず、レオが後悔して泣き続けるみたいな)そうじゃない最後を選べてよかったです。この部分を本にしたときに入れられたらな~!と思っていたので個人的に大満足でした。

0.神様の遊び場
自分で書いた話を読み直して泣いたのは初めてかもしれない。
この話は泉がレオとの関係をしっかり築く前に離れてしまう話なので、泉自身もレオに対する感情がわかりきっていない、自分の感情にも鈍感な人間として書いてます。このため余白や行間を他の話よりも多めに作ってあるので、正直あんまり伝わってないかもな~と思ってる。
カプとして書いた話じゃないからか、エロがないからか、あんまり読んでもらえてない印象なので、いっそ再録に入れてまえ!の気持ちで入れました。
この話の感想をもらえたら泣いて喜びます。
自分はこの話書いた人なので、泉の考えが100%わかるから泣けるだけかもしれない。無理に感動しなくても大丈夫です!よかったら思ったことそのままの感想をください。
これと似た性質の話で、カップリングとしてちゃんと書いたのが今回の再録の書き下ろし「辞世」です。進化してるといいな!
ちなみにこの話はいずレオのつもりで書いてないんですけど、カップリングをつけるときは最小でどちらか一方に恋愛感情があるとき、付けてない場合はない場合、もしくはそこに未達、という基準です。(それはみんな一緒では?)
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