あとがき
もう逃げない
2018年に書いた話で、現時点から四年も前の話。このころ創作とはなにかよくわかってなくて、「好きな音楽でシーンを妄想する→それを成り立たせるための話をつくる」みたいな創作の仕方をしていた。この作り方はもうあんまりできなくて、このころの話には何もわかってないなりの良さがある、と勝手に思ってる。
まだニワカだったころなので、いずレオへの解像度がまだ荒い時期で、「この曲に合うシチュエーションはなんだ?!」と逆算で考えていた。特にレオが泉と鉢合わせるところと泉がレオを追いかけて捕まえるところを書きたかった。タイトルが(仮)のまま適当に付けてしまったので、イケてないなと思っている。
この度校正を直しながら、この四年で解像度が変わったと思った。昔はレオがとにかく反抗的だし感情的。あと、けんかっ早い。この頃は切れたナイフのようなレオに傾倒していた気がする。おそらく、レオをいいなと思ったのがライハ時期だったので、王さまを引退した後のほわほわしたレオは、見ていて少し不安になるときもある。(それは任せている飼い主もフワフワしているからである)
これも明確にイメソンが2つあるけれど、Sleigh Bellsは歌詞が哲学的すぎる(あえて意味にならない言葉を並べている)らしいのでここでは曲調だけで選んだ。
イメージソング
Crown on the Ground / Sleigh Bells
イメージソング2
Panic Drills / Sleigh Bells