【BL】SS集「僕と、君と、少しの小話。」
「おはよう」
隣にいる君は目覚めたばかりの僕に言う。
僕が「おはよう」と返すと君は明るく微笑んだ。
その時見える君の笑窪がいつかの記憶を呼び起こす。
何度見たっけな、その笑窪。
君は君で、彼じゃない。
分かっているのに、考えることを止められない。
あぁ、そうか。僕が言わないといけないんだ。
僕が言わないと彼はずっと眠ることができないんだ。
君の背の、窓から見える青空を、見つめた僕は、一言想う。
おやすみ。
隣にいる君は目覚めたばかりの僕に言う。
僕が「おはよう」と返すと君は明るく微笑んだ。
その時見える君の笑窪がいつかの記憶を呼び起こす。
何度見たっけな、その笑窪。
君は君で、彼じゃない。
分かっているのに、考えることを止められない。
あぁ、そうか。僕が言わないといけないんだ。
僕が言わないと彼はずっと眠ることができないんだ。
君の背の、窓から見える青空を、見つめた僕は、一言想う。
おやすみ。