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「治くん…めっ!」
「およ、せっかくの機会なんやしそんな冷たい事言わんといて。…フッフ、照れて恥ずかしいんか?なまえちゃん可愛い」
「っ、あのっ…治くんは今のこの状況、怖くないの?」
「何で?俺にとっちゃ免罪符な状況やん」
「~~もうっ…!」
巡りに巡って来た盛大なチャンス…特に今回は今回以上に今後こんな巡り合わせは無いだろう、と目を細める治は、なまえの細い腰に手を回し隙間を与えない程に強くギュッと身体を密着させた。ふぎゅ、とくぐもる小さな声が治のお腹辺りの上着に浸透し溶け込んでいくのが伝達し、鼓膜から始まって包み込む温もりがとても心地好い。ーー今、この刻だけは俺だけの女の子になって、と青灰をゆっくり閉じては、幸せを取り込む如く噛み締める。
「(こんな小さいのにエッロい身体よなあ…簡単に唆される俺も大概やけど)」
「治くん、あの…」
「んー?」
「あのね…私の…っ、ん」
「ーー嫌や。今だけは俺のなまえちゃんやもん」
「あ、んぅっ…」
念願であるなまえの胸は、容赦なく治の腹部辺りが壁となり密着し押し付けてはむぎゅ、と形を変える。布越しからも伝わる至極である柔らかさと弾力、温もり、感触に表情を思いきり緩ませては、可愛くてやわこい、と深く味わった。メシが好きな自身が我慢を重ねて無理やり気持ちに蓋をして、どうにかツマミ食いまでで収めるから、と強く言い訳しては、なまえの細くて新雪な綺麗な太腿から、きゅっとした小さな桃尻に掛けて掌で軽くスルスル…と触れれば、見た目は雪の結晶、指が吸い付く肌心地が如何せん最高に堪らず、ぶる、と、軽く身震いし喉仏を揺らし結局、更にキュルルル…と腹の虫が鳴りもっと悶え踠くのだ。そんな事は勝負も何も出来ずに戦う前から勝敗がつき、敗北したあの時から分かっていた筈なのに…と、自身の首を絞めるとは愚かだな、と兎に角、余計に腹減った、と自身に対して呆れるしか無かった。
「なまえちゃんが可愛いんやもん!こんなん罪やわ…」
「~~ぴゃっ!?と、とにかくお願いだから落ち着いて?ね?よ、よしよし…」
華奢な身体を、ぎゅぅぅ、と抱き締めては尻尾をふりふりパタつかせ甘える。あの”最強ツインズ”も彼女からなでなでされれば降参、服従であった。ーーならば、彼女に気に入られるまで媚びに媚びてアレから彼女を奪う事、若しくは直接アレの喉仏に牙を向けて自然の摂理に於いてカタをつけるか、なんて物騒を脳裏に廻らせれば神秘的な青灰に狐火が穿き、ユラリ、と一筋の獨を落す。
「(ーーおっと、愛する女神の前で罰当たりやわ。何よりこの子には幸せに笑っていて欲しい)…此処からはよ出たいんならなまえちゃんも頑張らなアカンのやない?」
「…え…?」
「こうなった以上は難しい事考えたら負けじゃ。ーーほんなら、俺がなまえちゃんをベッドに押し倒して激しく抱いて奥深くド突いて、無理矢理愛の言葉を言わせて点数稼いでもええの?」
「!?だ、だめっ…!治くんも、いくら何でもそんな…揶揄わないで…!」
やはりなまえにとってアレの存在が一番なのだろう、其の場しのぎやら、如何なる理由であっても愛を伝える言葉は決して出せずおり、キュッ…と治の服の端を掴みながら小さな口を紡ぎ大きな瞳に涙を沢山浮かべては、酷く困った表情をしながら、ふりゅふりゅ…と小さく震えるのだ。
「ぷっ…変なとこで頑固やな。…ま、なまえちゃんのそんなとこが好きなんやけどね。そこまで想われてるアイツが心底、羨ましいわ…」
「ごめ…」
「ーー今は、俺の目だけ見てや」
例えなまえちゃんが今の心実の刻を忘れても、俺は一片さえも絶対に忘れてなんかやらんけど、と淡い想いをナイフに変えて心の底に突き刺しながら、なまえの口を治の片方の大きな掌で軽く塞いで、自身の手の甲にリップ音と共に深い愛情を馳せた唇を長く落す。遠目から見れば熱い口付けを交わす二人に見える情景を描いたのだ。
「(点数)稼いだで?皆が羨む恋人同士を見事に演じきりました。…行こか」
何が起きたか追いつかない儘、呆然とするなまえを眺めて微笑みながら僅かな距離を作った瞬間に、ガチャリ、と開き許しを得ては解錠した扉に向かって一歩踏み出せば、後にまたいつもの二人の関係にゆっくりと戻っていく。
「あーあ、えらい簡単なミッションやったわ。なまえちゃんとやったらもっと濃厚でも良かったんやけど」
「治くん…あのね、何から何まで助けてくれて、あ、ありがと…あの…私、何も出来ないで、ごめんなさい…」
「ええよ。ーーそん代わり、なまえちゃんもなまえちゃんの孫の代まで俺らの事ーー特に俺ん事自慢したってな。ほんで、来世は必ず俺に嫁入りするんやで。そんときには、お天道様も泣いて喜んでくれる」
嫁入りした時に今日の御礼たっぷりしてもろてええよな?と繋げながら、なまえの小さな手をゆっくりと引きながら共に歩いては治の本心をなまえに宛てる。抱く想いは決して揶揄ってなんかいない、現世でも来世でも真剣なんだとーー歩み往く最中では、やはり先程の出来事は現実世界に戻るに連れ、徐々に記憶も歴史も心実も…花弁が儚く散る様に全て亡き物にされていく。故に、なまえにとっては一切の追憶忘却が生じたとしても、あの刻は誰にも何にも決して奪われてなるものか、と、治だけは意地でも握り拳に先程の全てを隠し仕舞い込むのだ。お天道様の涙を少々拝借しつつ狐特有の出癖足癖を利用すれば、恋も呪いも上手く騙し凌げるのだから。
「およ、せっかくの機会なんやしそんな冷たい事言わんといて。…フッフ、照れて恥ずかしいんか?なまえちゃん可愛い」
「っ、あのっ…治くんは今のこの状況、怖くないの?」
「何で?俺にとっちゃ免罪符な状況やん」
「~~もうっ…!」
巡りに巡って来た盛大なチャンス…特に今回は今回以上に今後こんな巡り合わせは無いだろう、と目を細める治は、なまえの細い腰に手を回し隙間を与えない程に強くギュッと身体を密着させた。ふぎゅ、とくぐもる小さな声が治のお腹辺りの上着に浸透し溶け込んでいくのが伝達し、鼓膜から始まって包み込む温もりがとても心地好い。ーー今、この刻だけは俺だけの女の子になって、と青灰をゆっくり閉じては、幸せを取り込む如く噛み締める。
「(こんな小さいのにエッロい身体よなあ…簡単に唆される俺も大概やけど)」
「治くん、あの…」
「んー?」
「あのね…私の…っ、ん」
「ーー嫌や。今だけは俺のなまえちゃんやもん」
「あ、んぅっ…」
念願であるなまえの胸は、容赦なく治の腹部辺りが壁となり密着し押し付けてはむぎゅ、と形を変える。布越しからも伝わる至極である柔らかさと弾力、温もり、感触に表情を思いきり緩ませては、可愛くてやわこい、と深く味わった。メシが好きな自身が我慢を重ねて無理やり気持ちに蓋をして、どうにかツマミ食いまでで収めるから、と強く言い訳しては、なまえの細くて新雪な綺麗な太腿から、きゅっとした小さな桃尻に掛けて掌で軽くスルスル…と触れれば、見た目は雪の結晶、指が吸い付く肌心地が如何せん最高に堪らず、ぶる、と、軽く身震いし喉仏を揺らし結局、更にキュルルル…と腹の虫が鳴りもっと悶え踠くのだ。そんな事は勝負も何も出来ずに戦う前から勝敗がつき、敗北したあの時から分かっていた筈なのに…と、自身の首を絞めるとは愚かだな、と兎に角、余計に腹減った、と自身に対して呆れるしか無かった。
「なまえちゃんが可愛いんやもん!こんなん罪やわ…」
「~~ぴゃっ!?と、とにかくお願いだから落ち着いて?ね?よ、よしよし…」
華奢な身体を、ぎゅぅぅ、と抱き締めては尻尾をふりふりパタつかせ甘える。あの”最強ツインズ”も彼女からなでなでされれば降参、服従であった。ーーならば、彼女に気に入られるまで媚びに媚びてアレから彼女を奪う事、若しくは直接アレの喉仏に牙を向けて自然の摂理に於いてカタをつけるか、なんて物騒を脳裏に廻らせれば神秘的な青灰に狐火が穿き、ユラリ、と一筋の獨を落す。
「(ーーおっと、愛する女神の前で罰当たりやわ。何よりこの子には幸せに笑っていて欲しい)…此処からはよ出たいんならなまえちゃんも頑張らなアカンのやない?」
「…え…?」
「こうなった以上は難しい事考えたら負けじゃ。ーーほんなら、俺がなまえちゃんをベッドに押し倒して激しく抱いて奥深くド突いて、無理矢理愛の言葉を言わせて点数稼いでもええの?」
「!?だ、だめっ…!治くんも、いくら何でもそんな…揶揄わないで…!」
やはりなまえにとってアレの存在が一番なのだろう、其の場しのぎやら、如何なる理由であっても愛を伝える言葉は決して出せずおり、キュッ…と治の服の端を掴みながら小さな口を紡ぎ大きな瞳に涙を沢山浮かべては、酷く困った表情をしながら、ふりゅふりゅ…と小さく震えるのだ。
「ぷっ…変なとこで頑固やな。…ま、なまえちゃんのそんなとこが好きなんやけどね。そこまで想われてるアイツが心底、羨ましいわ…」
「ごめ…」
「ーー今は、俺の目だけ見てや」
例えなまえちゃんが今の心実の刻を忘れても、俺は一片さえも絶対に忘れてなんかやらんけど、と淡い想いをナイフに変えて心の底に突き刺しながら、なまえの口を治の片方の大きな掌で軽く塞いで、自身の手の甲にリップ音と共に深い愛情を馳せた唇を長く落す。遠目から見れば熱い口付けを交わす二人に見える情景を描いたのだ。
「(点数)稼いだで?皆が羨む恋人同士を見事に演じきりました。…行こか」
何が起きたか追いつかない儘、呆然とするなまえを眺めて微笑みながら僅かな距離を作った瞬間に、ガチャリ、と開き許しを得ては解錠した扉に向かって一歩踏み出せば、後にまたいつもの二人の関係にゆっくりと戻っていく。
「あーあ、えらい簡単なミッションやったわ。なまえちゃんとやったらもっと濃厚でも良かったんやけど」
「治くん…あのね、何から何まで助けてくれて、あ、ありがと…あの…私、何も出来ないで、ごめんなさい…」
「ええよ。ーーそん代わり、なまえちゃんもなまえちゃんの孫の代まで俺らの事ーー特に俺ん事自慢したってな。ほんで、来世は必ず俺に嫁入りするんやで。そんときには、お天道様も泣いて喜んでくれる」
嫁入りした時に今日の御礼たっぷりしてもろてええよな?と繋げながら、なまえの小さな手をゆっくりと引きながら共に歩いては治の本心をなまえに宛てる。抱く想いは決して揶揄ってなんかいない、現世でも来世でも真剣なんだとーー歩み往く最中では、やはり先程の出来事は現実世界に戻るに連れ、徐々に記憶も歴史も心実も…花弁が儚く散る様に全て亡き物にされていく。故に、なまえにとっては一切の追憶忘却が生じたとしても、あの刻は誰にも何にも決して奪われてなるものか、と、治だけは意地でも握り拳に先程の全てを隠し仕舞い込むのだ。お天道様の涙を少々拝借しつつ狐特有の出癖足癖を利用すれば、恋も呪いも上手く騙し凌げるのだから。