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「勇くん、英くん!会いたかったよ~」
会う度に大きくなるね、となまえ特有の可愛らしいふんわりとした雰囲気で顔を見上げられて、双方の掌をとって順番に小さな可愛い掌をぺたり、と合わせくっつけながら感動し至近距離から覗くように話し掛けられれば、国見と金田一はつい真っ赤になり、ぼふん、と硬直し頭から湯気を出した。
「きゃぁっ、ああああのなまえさんっ…俺…手がそんな綺麗じゃないからっ…!」
「金田一…きゃぁってなんだきゃぁって」
これは中学生である自分達にでさえも刺激的ではある…!流石は及川さんや岩泉さんが血眼になって護衛、及川さんに至ってはアキレス腱になる女性だよなぁ…恐るべし、と失礼ながらもつい思考してしまった。
「今日、飛雄くんは一緒じゃないの?」
「あ、ハイ…今日はちょっと、その…」
「ふふっ、そしたら近いうちに会いに行こうかな?」
「いやいやいやなまえさんに御足労頂くなんてっ…しかも及川さんが怖いですっ…!こっそりと奴にコッチに来させます!なぁ国見!」
「…別に影山とは会わなくても…」
「え?」
「~~お前は直ぐに余計な事を…っ!」
後輩の自分達から見てもなまえさんはいつも清楚可憐でお淑やか、可愛らしい花みたいな女性であった。見た目だけじゃなく中身も美しい人である。
影山の事だって俺達の事だって分け隔て無く気遣ってくれて励まして時には厳しく最後にはちゃんと優しく包み込んでくれる其んな女性である。なまえさんがバレー部のマネージャーやれば鬼に金棒な筈なのに何故やらないんだろう…やっぱり高校に入れば事情が出て来て難しい?
「なまえちゃんっ♪手伝いの準備終わったならさぁそんな中坊放っておいて俺をたっぷり甘やかしてよ~♡満足させてやるからさぁ。ね?」
「…!?ぁ…の…先輩…そろそろコーチも監督もいらっしゃいますので…他の皆さんの様に御準備をお願いし…ひゃっ…!?」
「くぅ~!ちょっと尻触っただけでそんな甘い声出すの?唆るよ~♡」
「お願いしますやめてください…!後輩だって居るんですっ…」
なまえさんと挨拶の最中、ある1人の3年であろう輩が割り込んで来ては間近で信じられない遣り取りの光景を見せつけられて、輩のニマニマと嗤う気色悪い顔と、泣きそうな表情を堪えては嫌がるなまえさんを見て、つい俺等2人同時に頭の中身がカッとなった感覚に襲われ、同時に輩の両腕を締めあげ距離を取らせた。結局、俺らに引き摺られながらも怒鳴ってくる輩をガン無視して他の3年が居る所に放り渡し、ギロリ、と蔑む様に強く睨みつけるしか出来なかった。なんなんだコイツ全然鍛えて無いじゃん。バレーボールするつもりあるの?全く無いように思えるんだけど。ならさっさと辞めろよ反吐が出る。
「2人共ありがとう…」
なまえさんから丁寧に御礼を言われた後、逆に「恥ずかしい所を見せちゃったね」なんて謝れられて、寧ろそんな事しか出来ない自身らが情け無く虚しくもなった。なまえさんは優しい人だ。心配をかけまいと俺達には何も語らないけど何となく先程の遣り取りで疑問を理解しつつあった。同時に元々は青城に進学するつもりでは居たけど尚更、進学して微力ながらも彼女を護らなくてはならないな、と勝手な使命感が強く生じた。尊敬するバレー部の先輩への御恩、なまえさんへの恩返しが出来たら…隣に居る金田一もきっと、いやあの面見れば同じ考えなんだと思う。あと1年…それまでにも色々と力を付けなければならない。清楚可憐な美しい花を守ると云う事は、此処まで来ればもう阿吽だけに任せる、と云うのはもう既に適わないのかも知れない。
会う度に大きくなるね、となまえ特有の可愛らしいふんわりとした雰囲気で顔を見上げられて、双方の掌をとって順番に小さな可愛い掌をぺたり、と合わせくっつけながら感動し至近距離から覗くように話し掛けられれば、国見と金田一はつい真っ赤になり、ぼふん、と硬直し頭から湯気を出した。
「きゃぁっ、ああああのなまえさんっ…俺…手がそんな綺麗じゃないからっ…!」
「金田一…きゃぁってなんだきゃぁって」
これは中学生である自分達にでさえも刺激的ではある…!流石は及川さんや岩泉さんが血眼になって護衛、及川さんに至ってはアキレス腱になる女性だよなぁ…恐るべし、と失礼ながらもつい思考してしまった。
「今日、飛雄くんは一緒じゃないの?」
「あ、ハイ…今日はちょっと、その…」
「ふふっ、そしたら近いうちに会いに行こうかな?」
「いやいやいやなまえさんに御足労頂くなんてっ…しかも及川さんが怖いですっ…!こっそりと奴にコッチに来させます!なぁ国見!」
「…別に影山とは会わなくても…」
「え?」
「~~お前は直ぐに余計な事を…っ!」
後輩の自分達から見てもなまえさんはいつも清楚可憐でお淑やか、可愛らしい花みたいな女性であった。見た目だけじゃなく中身も美しい人である。
影山の事だって俺達の事だって分け隔て無く気遣ってくれて励まして時には厳しく最後にはちゃんと優しく包み込んでくれる其んな女性である。なまえさんがバレー部のマネージャーやれば鬼に金棒な筈なのに何故やらないんだろう…やっぱり高校に入れば事情が出て来て難しい?
「なまえちゃんっ♪手伝いの準備終わったならさぁそんな中坊放っておいて俺をたっぷり甘やかしてよ~♡満足させてやるからさぁ。ね?」
「…!?ぁ…の…先輩…そろそろコーチも監督もいらっしゃいますので…他の皆さんの様に御準備をお願いし…ひゃっ…!?」
「くぅ~!ちょっと尻触っただけでそんな甘い声出すの?唆るよ~♡」
「お願いしますやめてください…!後輩だって居るんですっ…」
なまえさんと挨拶の最中、ある1人の3年であろう輩が割り込んで来ては間近で信じられない遣り取りの光景を見せつけられて、輩のニマニマと嗤う気色悪い顔と、泣きそうな表情を堪えては嫌がるなまえさんを見て、つい俺等2人同時に頭の中身がカッとなった感覚に襲われ、同時に輩の両腕を締めあげ距離を取らせた。結局、俺らに引き摺られながらも怒鳴ってくる輩をガン無視して他の3年が居る所に放り渡し、ギロリ、と蔑む様に強く睨みつけるしか出来なかった。なんなんだコイツ全然鍛えて無いじゃん。バレーボールするつもりあるの?全く無いように思えるんだけど。ならさっさと辞めろよ反吐が出る。
「2人共ありがとう…」
なまえさんから丁寧に御礼を言われた後、逆に「恥ずかしい所を見せちゃったね」なんて謝れられて、寧ろそんな事しか出来ない自身らが情け無く虚しくもなった。なまえさんは優しい人だ。心配をかけまいと俺達には何も語らないけど何となく先程の遣り取りで疑問を理解しつつあった。同時に元々は青城に進学するつもりでは居たけど尚更、進学して微力ながらも彼女を護らなくてはならないな、と勝手な使命感が強く生じた。尊敬するバレー部の先輩への御恩、なまえさんへの恩返しが出来たら…隣に居る金田一もきっと、いやあの面見れば同じ考えなんだと思う。あと1年…それまでにも色々と力を付けなければならない。清楚可憐な美しい花を守ると云う事は、此処まで来ればもう阿吽だけに任せる、と云うのはもう既に適わないのかも知れない。