コ ー プ ス・リ バ イ バ ー
n a m e
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…それって今朝、飛雄とチビちゃんがすげー早起きして家の前まで来て手渡して来た烏野お揃いTシャツじゃない?何で俺の前でしかも今此処で着てんの?お前のシャツは?」
「(ひゅん)?~~部活始まる前まで新しいマネージャー希望の子を探そうと思って、その最中に下級生の子と廊下でぶつかっちゃってシャツ汚しちゃったの…。だから今日頂いたシャツに着替えられたから…とっても助かったんだよ…!」
「ったく、及川は八つ当たりすんな。先ずは怪我してねェか?寄りによってなまえにそんな事しやがって…んな阿呆な事やってんのどこのどいつだ」
「!?あっ…その子もちゃんと謝ってくれたし怪我もしてないから大丈夫だよ。はじめちゃん、心配してくれてありがとうーー…ひゃっ!?徹くん、いきなり抱きつかないで…っ、なんで怒ってるの?」
「ーーお前がぽやぽやしてムカつくから。ちゃんと周り見て歩けよ。あと、シャツの文字の所為で更に胸が強調されて雄には刺激が強くてむちゃくちゃ嫌だから。そんでシャツの色合いも似合ってクソ可愛いから!ーーね?岩ちゃんだって実はソウナンデショ?」
「ンなっ!?何言ってンだよこのヴォケ!さっさとなまえから離れろ!(ぼふんっ)」
「ーーっ(何故か急に意地悪になる時があるのはなんでーー…!?徹くんの手が私の胸にっ…!)~~あ、ああのっ「ヤダ聞かない離さない俺のだもん」ひぅ、やっぱりわざとだったの…っ?」
無事にテスト期間も終わり部活も開始したある放課後、最近、特に時間を見つけてはマネージャー探しに力を入れるなまえでもあり、先程も部活開始前に僅かな時間を使いマネージャー勧誘をしていた。その際に廊下を走って来た下級生とぶつかり、その下級生が握ってたジュースがシャツに零れたので新しいTシャツに着替えた次第である。今朝、なまえが登校する為に邸から外へ出れば既に阿吽と日向影山がその場に居て、ガルル…と牙を剥く阿吽との間に遮る様に急いで入り込んで何故この場所に居るのか優しく理由を問えば、彼ら曰く朝早くに(迷惑にならないように)なまえの家の前で待ち、この間の勉強教えて貰った御礼です!との事で烏野の皆とお揃いの四字熟語Tシャツをなまえだけに渡された。其のTシャツが今、見事に助けになっているのだ。
"「あ、あああと…お、お詫びです…!めちゃくちゃ可愛い紐パ「!?日向ヤメロお前マジで死ぬぞ!俺だって巻き添えになるだろーがっ!」~~お前だって確り見ただろムッツリスモゴゴッ…!」
「お詫び…?~~はぅっ!?しょ、翔ちゃん、それ忘れて…!も、言っちゃ、だめぇっ…!」
「「ーーあ"ァ"?」」"
◇◇◇
「ーーなまえ、マネージャー引き継いでくれそうな子居た?」
「…あっ、あの…ごめんなさい…。それが…私の力不足で新しいマネージャー希望の子が全く見つからないの…。見学だけでも、って言っても、皆を見るのは良いけど仕事に関してとなるとお断りばっかりで…もうどうしよう…」
「アララ~…(正直、なまえには悪いけどそりゃそうだよねぇ。主将の俺が言うのもアレだけど青城マネは大変でしょ。根性だけでやるのは厳しいと云うかなんつーか…部員のみならず監督や溝口クンとの超絶信頼関係も要するし…ひょえーやっぱり並大抵じゃ無理。出来ねーわ)」
「(今、及川と考えてる事と同上)ーーうーん。俺らはなまえちゃんがお手伝い時代からずっと傍に居てくれてるからなぁ…まァ、お前らもそういう子居ないとやっぱり不安よな」
「ーー…では、ハッキリお伺いします。こんな個性豊かダダ漏れ我武者羅猛者共の集まり、手綱引く重役が務まる生徒がなまえさん以外に居ます?さぁ、お答えください花巻さん。それに青城マネはなまえさんのポジションなのに他の奴が入るなんて嫌、と思ってる奴だらけ…それくらい今の青城マネを務めるのは重たく責任のある立場なんですよ」
「ん"ん"ん"(言葉にならないこの思い)」
「国見ッ…!それ言ったらマジで話が終わる…!ーーあ、あのデスネその…あの…なまえさんのお気持ちは嬉しいし有難いです!勿論、有難いンすけどーースンマセン…!なまえさん以上のマネージャーは現れないと思うし、俺らも如何してもなまえさん基準で考えちゃうから、新しく入られて変に拗れて関わり合いが不協和音になっても嫌だな、なんて。だから急いで今スグ見つけなくても正直、大丈夫と云うかなんと言うか…確かに、炊事や洗濯、掃除、裁縫、ドリンクの絶妙な味加減…その他多数!不安だらけでなまえさんみたいに出来ないから、ホントめちゃくちゃ辛いっすけど…(ブルブルブル)俺ら全員で力を合わせて如何にか頑張ってみます…!」
「俺達だってみょうじ先輩の料理のお手伝いしたし教わっただろ?合宿の時なんかは俺ら一年全員で力を合わせて教わった事を活かせば、カレールー買って来て、肉と野菜切って入れるカレーライスなら作れるよな?(ひそひそ)」
「おう!三日間連続カレーライス上等!」
「四日目からは…?」
「もう業者にお願い出来るか頼み込む…」
現に、次世代を思考してくれているなまえに対して感謝しマネージャー探しも自分達も少しでも力になれれば、と考えた金田一や他の一年生は(国見は戦力外)部活未入部の一年生に聞いてみたものの、返答は口裏合わせたかの如く「みょうじ先輩の後釜、仕事量且つ上質維持を熟すなんて到底、無理。悪いけど正直、金田一達の代が終わるまでマネージャーは見つからないんじゃない?」とキッパリ放たれ完全一致…寧ろそりゃあそうだよな、なんて心底、非常に納得しているのだ。
「ーー次期政権握る矢巾はそれで良いの?」
「へっ!?(政権…?)ーー松川さん、やめてくださいよそんな寂しくなる話。先輩方のなまえさんだけじゃ無いんですから勝手に引き離さないでくださいよ!それに俺も金田一と同じ考えだし、とにかく気持ちの整理も必要なんですから…その都度、考えさせてください。大体、あなた達3年生にはまだまだ残って貰って沢山仕事して貰わなくちゃならないんですから!」
「ワオ、言うね~♪」
ーーー
ーー
ー
「~~意味合いだけな!意味合いだけ見れば納得しちまう自分にスゲェ腹立つ…!…職人か烏野ッ…!言葉通り、なまえに関わる俺達の事も愛せよ烏野ッ…!」
「(ええ…?岩泉さんどうした…)」
なまえが着てきた四字熟語Tシャツのデザインは、今回は東峰が監修し(清水の時の事も踏まえた)青城セカユニを意識したであろう碧と白のラインの組み合わせたデザインになっており(※但し、碧部分は日向とお揃いの色、故に日向の譲れない意地である)"愛及屋烏"と堂々と真ん中に白色の文字で書かれていて、なまえにとても似合ってる、なんて思えばついつい青葉城西男子バレー部はぐぬぬ、と肩を震わせる。ーー詳しく聞けば、この四字熟語Tシャツは烏野側が皆で揃え各々のイメージに則った四字熟語を掲げ、烏野の西谷御用達の店で注文、皆は普段から愛用している様だった。~~おのれ烏…!隙あらばウチの可愛いなまえまでも奪い城に糞を落としていく心持ちつー事かよマジで油断ならねェ(尚、牽強付会なのは自身でも承知である。要は八つ当たりさせろつー話)
「おったまげ~。なまえちゃんの魅力的な身体に及川と烏野の文字が入ってる。ーーアレだな、上手く作ったと見せかけて思いっきりバチバチ牽制じゃねェの。あんなん渡されて岩泉はまァ良く堪えてたな。俺なら僻んで奴らのケツに一発蹴り入れたる」
「ーー堪えるもなにも高が雛烏共の機嫌取りパフォーマンスだろ?俺は大人だからな、鼻の穴ヒクヒクさせてムキになるお前とは違うんだよ花巻(みょうじ邸の前でアワアワコショコショする変人コンビを真っ先に見つけて一目散にグワシッと後頭部を鷲掴み、"一年坊主共"に無言の威圧を掛けた三年生岩泉)」
「ふーん、へー、ソウカイソウカイ(この子よく言うわ…(その一瞬で様々な思い出が走馬灯のように駆け巡る))」
「ふふ…甘くて依存し糖質高めなる四字熟語だけど、要は重たくて高カロリーな宣戦布告ってトコデショ?ーーねぇ、及川?」
"「~~こんな事言いたくないしめちゃくちゃ悔しいですけどッ…!なまえさんの…っ、大王…及川さんの傍に居る時の顔が自然体で、それでいて何よりも無敵に素敵で綺麗だからっ…!それは勿論、岩泉さんの時もお忘れなくではありますが…!ーーでも、其れにカチリ、と当て嵌る"愛屋及烏"の文字は、俺自身に対しての奮起する意味合いでもあるんだ。及川さんの背後には俺(烏)が居ると、必ず証明してみせますーー!」"
「ーー普通、この俺に向かってそんなん言う?あのチビちゃんホント命知らずで厄介ダヨネー。正直、邪魔で仕方ないからさっさとゴミ捨て場に埋めたいけど、此処まで言われりゃ此方も只では簡単に済ませたくなくなるわけ。ーーウンウン、ああいうのは漸次的に手法を変えて叩いて折れて貰った方が面白いのかもね」
「ーーやっぱりお前とは友達に成りたくねぇな。…でもまァ此方も早速、応戦して一回心折れて貰いましょうか?俺達の大切な天使の身体に易々と彫ってくれた四字熟語の意味を、まだまだ臀の青いお子ちゃまに確りと教えて差し上げようネ」
「!(ニヤリ)まっつん怖ぇ~……なまえ、スマホ貸して。んで、金田一、写真撮って」
◇◇◇
「~~の"ああ"あ"っ…!?おのれ…!大王様とその悪魔の化身達めが…ッ…!俺の天使様に気安く囲い抱き触れやがってぇぇっ…絶対に許さん…!いつか必ずやけちょんけちょんにしてやるっ…!んで魔の手から天使様を救い出す俺はヒーロー!I'll be back!」
Tシャツを着たなまえを、ヒョイッとお姫様抱っこする舌出し意地悪笑みな及川を共に真ん中にして、なまえの手を掬い頬に擦り寄せ唇を落とす花巻と松川、なまえの顔をカメラから隠す様に被る(カメラアングルからだとなまえを覗き込んでチューしている様に見せ掛けた)(何だかんだでノった)背後の岩泉の一枚の画像が、なまえのスマホから日向へとデデッデッデデーン、の着信音と共に、画像添付と「Hasta la vista, Baby!」メッセージが届いたのであった。
「西谷、田中、東峰。見て、なまえちゃんの表情が凄く素敵。ふふっ、喜んでくれてるみたいだし何より凄く似合ってて可愛い。なまえちゃんは淡い色がとても似合うけど、やっぱり碧や蒼、ラムネソーダやメロンクリームソーダみたいな色が一番彼女らしいよね。なまえちゃんの分も頼んでくれてありがとうね…!」
「「潔子さんっ…!麗しいお口が動いてらっしゃるぅぅっ(ズキュウン)」」
「あ、やっぱり?俺もなまえちゃんはそんなイメージでさ。きっと見た目や雰囲気のイメージで大半の人は、彼女はピンクや白のパステルカラーに思われがちだし現に確かにそうだろうけど、彼女には清水が言った通りの色合いが更に深くグッ、とくるよね。青葉城西の色は勿論なんだけど、例えば、伊達工の緑を淡くした色とかさ。まぁでも今回の色は、日向が絶対に譲らないって言うから日向と一緒にしたよ。彼女の髪色との組み合わせも似合うし、結果オーライかな?」
「旭さんスゲェっ!あざっした!俺は可愛い後輩から頼まれたからやっただけで…全然、お易い御用です!」
「潔子さんもみょうじさんと一緒に是非着てくださいね!写真待ってますから!そしたら俺、リュックの見える箇所に写真挟んで釣りや山登りの時に一緒に持ってくんだ…!」
(因みに、清水のスマホに届いたのは、Tシャツを着て和やかにふわりと微笑んでるなまえを真ん中にして、野郎4人で仲良く彼女を囲む画像と「Tシャツありがとうございました。仰せの通りに引き続き溺愛します」のメッセージであった)
「イエーイ!サイッコー!チビちゃん達の悔しがる顔が目に浮かぶ☆俺の手も心も、おかげさまで今めちゃくちゃ幸せだし絶好調だよふんふんふーん♪ーーほいっ、まっつん!」
「ウーン、ダヨネー。やっぱりお前のトスがイッチャン楽しくて最高にオイシイネッ…っ!」
「松川さんナイスキー!(うっわ何だよ今の連携スゲー!この二人マジで敵に回したくないわ…怖)
「(ひゅん)?~~部活始まる前まで新しいマネージャー希望の子を探そうと思って、その最中に下級生の子と廊下でぶつかっちゃってシャツ汚しちゃったの…。だから今日頂いたシャツに着替えられたから…とっても助かったんだよ…!」
「ったく、及川は八つ当たりすんな。先ずは怪我してねェか?寄りによってなまえにそんな事しやがって…んな阿呆な事やってんのどこのどいつだ」
「!?あっ…その子もちゃんと謝ってくれたし怪我もしてないから大丈夫だよ。はじめちゃん、心配してくれてありがとうーー…ひゃっ!?徹くん、いきなり抱きつかないで…っ、なんで怒ってるの?」
「ーーお前がぽやぽやしてムカつくから。ちゃんと周り見て歩けよ。あと、シャツの文字の所為で更に胸が強調されて雄には刺激が強くてむちゃくちゃ嫌だから。そんでシャツの色合いも似合ってクソ可愛いから!ーーね?岩ちゃんだって実はソウナンデショ?」
「ンなっ!?何言ってンだよこのヴォケ!さっさとなまえから離れろ!(ぼふんっ)」
「ーーっ(何故か急に意地悪になる時があるのはなんでーー…!?徹くんの手が私の胸にっ…!)~~あ、ああのっ「ヤダ聞かない離さない俺のだもん」ひぅ、やっぱりわざとだったの…っ?」
無事にテスト期間も終わり部活も開始したある放課後、最近、特に時間を見つけてはマネージャー探しに力を入れるなまえでもあり、先程も部活開始前に僅かな時間を使いマネージャー勧誘をしていた。その際に廊下を走って来た下級生とぶつかり、その下級生が握ってたジュースがシャツに零れたので新しいTシャツに着替えた次第である。今朝、なまえが登校する為に邸から外へ出れば既に阿吽と日向影山がその場に居て、ガルル…と牙を剥く阿吽との間に遮る様に急いで入り込んで何故この場所に居るのか優しく理由を問えば、彼ら曰く朝早くに(迷惑にならないように)なまえの家の前で待ち、この間の勉強教えて貰った御礼です!との事で烏野の皆とお揃いの四字熟語Tシャツをなまえだけに渡された。其のTシャツが今、見事に助けになっているのだ。
"「あ、あああと…お、お詫びです…!めちゃくちゃ可愛い紐パ「!?日向ヤメロお前マジで死ぬぞ!俺だって巻き添えになるだろーがっ!」~~お前だって確り見ただろムッツリスモゴゴッ…!」
「お詫び…?~~はぅっ!?しょ、翔ちゃん、それ忘れて…!も、言っちゃ、だめぇっ…!」
「「ーーあ"ァ"?」」"
◇◇◇
「ーーなまえ、マネージャー引き継いでくれそうな子居た?」
「…あっ、あの…ごめんなさい…。それが…私の力不足で新しいマネージャー希望の子が全く見つからないの…。見学だけでも、って言っても、皆を見るのは良いけど仕事に関してとなるとお断りばっかりで…もうどうしよう…」
「アララ~…(正直、なまえには悪いけどそりゃそうだよねぇ。主将の俺が言うのもアレだけど青城マネは大変でしょ。根性だけでやるのは厳しいと云うかなんつーか…部員のみならず監督や溝口クンとの超絶信頼関係も要するし…ひょえーやっぱり並大抵じゃ無理。出来ねーわ)」
「(今、及川と考えてる事と同上)ーーうーん。俺らはなまえちゃんがお手伝い時代からずっと傍に居てくれてるからなぁ…まァ、お前らもそういう子居ないとやっぱり不安よな」
「ーー…では、ハッキリお伺いします。こんな個性豊かダダ漏れ我武者羅猛者共の集まり、手綱引く重役が務まる生徒がなまえさん以外に居ます?さぁ、お答えください花巻さん。それに青城マネはなまえさんのポジションなのに他の奴が入るなんて嫌、と思ってる奴だらけ…それくらい今の青城マネを務めるのは重たく責任のある立場なんですよ」
「ん"ん"ん"(言葉にならないこの思い)」
「国見ッ…!それ言ったらマジで話が終わる…!ーーあ、あのデスネその…あの…なまえさんのお気持ちは嬉しいし有難いです!勿論、有難いンすけどーースンマセン…!なまえさん以上のマネージャーは現れないと思うし、俺らも如何してもなまえさん基準で考えちゃうから、新しく入られて変に拗れて関わり合いが不協和音になっても嫌だな、なんて。だから急いで今スグ見つけなくても正直、大丈夫と云うかなんと言うか…確かに、炊事や洗濯、掃除、裁縫、ドリンクの絶妙な味加減…その他多数!不安だらけでなまえさんみたいに出来ないから、ホントめちゃくちゃ辛いっすけど…(ブルブルブル)俺ら全員で力を合わせて如何にか頑張ってみます…!」
「俺達だってみょうじ先輩の料理のお手伝いしたし教わっただろ?合宿の時なんかは俺ら一年全員で力を合わせて教わった事を活かせば、カレールー買って来て、肉と野菜切って入れるカレーライスなら作れるよな?(ひそひそ)」
「おう!三日間連続カレーライス上等!」
「四日目からは…?」
「もう業者にお願い出来るか頼み込む…」
現に、次世代を思考してくれているなまえに対して感謝しマネージャー探しも自分達も少しでも力になれれば、と考えた金田一や他の一年生は(国見は戦力外)部活未入部の一年生に聞いてみたものの、返答は口裏合わせたかの如く「みょうじ先輩の後釜、仕事量且つ上質維持を熟すなんて到底、無理。悪いけど正直、金田一達の代が終わるまでマネージャーは見つからないんじゃない?」とキッパリ放たれ完全一致…寧ろそりゃあそうだよな、なんて心底、非常に納得しているのだ。
「ーー次期政権握る矢巾はそれで良いの?」
「へっ!?(政権…?)ーー松川さん、やめてくださいよそんな寂しくなる話。先輩方のなまえさんだけじゃ無いんですから勝手に引き離さないでくださいよ!それに俺も金田一と同じ考えだし、とにかく気持ちの整理も必要なんですから…その都度、考えさせてください。大体、あなた達3年生にはまだまだ残って貰って沢山仕事して貰わなくちゃならないんですから!」
「ワオ、言うね~♪」
ーーー
ーー
ー
「~~意味合いだけな!意味合いだけ見れば納得しちまう自分にスゲェ腹立つ…!…職人か烏野ッ…!言葉通り、なまえに関わる俺達の事も愛せよ烏野ッ…!」
「(ええ…?岩泉さんどうした…)」
なまえが着てきた四字熟語Tシャツのデザインは、今回は東峰が監修し(清水の時の事も踏まえた)青城セカユニを意識したであろう碧と白のラインの組み合わせたデザインになっており(※但し、碧部分は日向とお揃いの色、故に日向の譲れない意地である)"愛及屋烏"と堂々と真ん中に白色の文字で書かれていて、なまえにとても似合ってる、なんて思えばついつい青葉城西男子バレー部はぐぬぬ、と肩を震わせる。ーー詳しく聞けば、この四字熟語Tシャツは烏野側が皆で揃え各々のイメージに則った四字熟語を掲げ、烏野の西谷御用達の店で注文、皆は普段から愛用している様だった。~~おのれ烏…!隙あらばウチの可愛いなまえまでも奪い城に糞を落としていく心持ちつー事かよマジで油断ならねェ(尚、牽強付会なのは自身でも承知である。要は八つ当たりさせろつー話)
「おったまげ~。なまえちゃんの魅力的な身体に及川と烏野の文字が入ってる。ーーアレだな、上手く作ったと見せかけて思いっきりバチバチ牽制じゃねェの。あんなん渡されて岩泉はまァ良く堪えてたな。俺なら僻んで奴らのケツに一発蹴り入れたる」
「ーー堪えるもなにも高が雛烏共の機嫌取りパフォーマンスだろ?俺は大人だからな、鼻の穴ヒクヒクさせてムキになるお前とは違うんだよ花巻(みょうじ邸の前でアワアワコショコショする変人コンビを真っ先に見つけて一目散にグワシッと後頭部を鷲掴み、"一年坊主共"に無言の威圧を掛けた三年生岩泉)」
「ふーん、へー、ソウカイソウカイ(この子よく言うわ…(その一瞬で様々な思い出が走馬灯のように駆け巡る))」
「ふふ…甘くて依存し糖質高めなる四字熟語だけど、要は重たくて高カロリーな宣戦布告ってトコデショ?ーーねぇ、及川?」
"「~~こんな事言いたくないしめちゃくちゃ悔しいですけどッ…!なまえさんの…っ、大王…及川さんの傍に居る時の顔が自然体で、それでいて何よりも無敵に素敵で綺麗だからっ…!それは勿論、岩泉さんの時もお忘れなくではありますが…!ーーでも、其れにカチリ、と当て嵌る"愛屋及烏"の文字は、俺自身に対しての奮起する意味合いでもあるんだ。及川さんの背後には俺(烏)が居ると、必ず証明してみせますーー!」"
「ーー普通、この俺に向かってそんなん言う?あのチビちゃんホント命知らずで厄介ダヨネー。正直、邪魔で仕方ないからさっさとゴミ捨て場に埋めたいけど、此処まで言われりゃ此方も只では簡単に済ませたくなくなるわけ。ーーウンウン、ああいうのは漸次的に手法を変えて叩いて折れて貰った方が面白いのかもね」
「ーーやっぱりお前とは友達に成りたくねぇな。…でもまァ此方も早速、応戦して一回心折れて貰いましょうか?俺達の大切な天使の身体に易々と彫ってくれた四字熟語の意味を、まだまだ臀の青いお子ちゃまに確りと教えて差し上げようネ」
「!(ニヤリ)まっつん怖ぇ~……なまえ、スマホ貸して。んで、金田一、写真撮って」
◇◇◇
「~~の"ああ"あ"っ…!?おのれ…!大王様とその悪魔の化身達めが…ッ…!俺の天使様に気安く囲い抱き触れやがってぇぇっ…絶対に許さん…!いつか必ずやけちょんけちょんにしてやるっ…!んで魔の手から天使様を救い出す俺はヒーロー!I'll be back!」
Tシャツを着たなまえを、ヒョイッとお姫様抱っこする舌出し意地悪笑みな及川を共に真ん中にして、なまえの手を掬い頬に擦り寄せ唇を落とす花巻と松川、なまえの顔をカメラから隠す様に被る(カメラアングルからだとなまえを覗き込んでチューしている様に見せ掛けた)(何だかんだでノった)背後の岩泉の一枚の画像が、なまえのスマホから日向へとデデッデッデデーン、の着信音と共に、画像添付と「Hasta la vista, Baby!」メッセージが届いたのであった。
「西谷、田中、東峰。見て、なまえちゃんの表情が凄く素敵。ふふっ、喜んでくれてるみたいだし何より凄く似合ってて可愛い。なまえちゃんは淡い色がとても似合うけど、やっぱり碧や蒼、ラムネソーダやメロンクリームソーダみたいな色が一番彼女らしいよね。なまえちゃんの分も頼んでくれてありがとうね…!」
「「潔子さんっ…!麗しいお口が動いてらっしゃるぅぅっ(ズキュウン)」」
「あ、やっぱり?俺もなまえちゃんはそんなイメージでさ。きっと見た目や雰囲気のイメージで大半の人は、彼女はピンクや白のパステルカラーに思われがちだし現に確かにそうだろうけど、彼女には清水が言った通りの色合いが更に深くグッ、とくるよね。青葉城西の色は勿論なんだけど、例えば、伊達工の緑を淡くした色とかさ。まぁでも今回の色は、日向が絶対に譲らないって言うから日向と一緒にしたよ。彼女の髪色との組み合わせも似合うし、結果オーライかな?」
「旭さんスゲェっ!あざっした!俺は可愛い後輩から頼まれたからやっただけで…全然、お易い御用です!」
「潔子さんもみょうじさんと一緒に是非着てくださいね!写真待ってますから!そしたら俺、リュックの見える箇所に写真挟んで釣りや山登りの時に一緒に持ってくんだ…!」
(因みに、清水のスマホに届いたのは、Tシャツを着て和やかにふわりと微笑んでるなまえを真ん中にして、野郎4人で仲良く彼女を囲む画像と「Tシャツありがとうございました。仰せの通りに引き続き溺愛します」のメッセージであった)
「イエーイ!サイッコー!チビちゃん達の悔しがる顔が目に浮かぶ☆俺の手も心も、おかげさまで今めちゃくちゃ幸せだし絶好調だよふんふんふーん♪ーーほいっ、まっつん!」
「ウーン、ダヨネー。やっぱりお前のトスがイッチャン楽しくて最高にオイシイネッ…っ!」
「松川さんナイスキー!(うっわ何だよ今の連携スゲー!この二人マジで敵に回したくないわ…怖)