コ ー プ ス・リ バ イ バ ー
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「なまえ、今から空いてる?一緒に遊ばない?」
「ごめん!今からちょっと用事があって…また誘ってね」
「わっ…もしかして彼氏出来た!?」
「事実を知った岩泉や及川あたりが怖いけどさ、なまえを大切にしてくれる人なら私も嬉しい…!」
「あのコンビね…ふふっ!俺を認めさせないとなまえは渡せない!みたいな?」
友人達からキャーキャーと盛り上がられては、恥ずかしくて頬を染めながら否定して、友人と別れて学校を出て昨日の荷物を大切に抱えて持ち伊達工業の前へと到着する。なまえは、勇気の一歩を踏み出す事にしたのだ。
「(先生か若しくは女性の御方を…っ)」
やはり工業高校なので周りを見渡せば男子生徒の割合が圧倒的であり、早くもなまえは不安に押し潰されそうだった。なまえが男性に対してと云えば、岩泉や及川、他にも良くしてくれている男子バレー部の男子生徒以外には、自ら話し掛ける事は滅多に無く、寧ろ普段は何かあれば「みょうじさん、せっかくだし一緒に委員会に行こうか」の様に話し掛けられる方なので、普段の学校生活には支障等は無く特に困って居なかった。
「…どうしよう…」
今回は場所が場所だけなのもあり先生か女生徒の人に声を掛けたかった。然しながら、制服が目立つのか女生徒自体が珍しいのか、なまえの足がもたつけばもたつく程に時間は待ってくれず勝手に過ぎていき、段々と周りの生徒の流れも増えてはヒソヒソチラチラと見られて居た。なまえはこの雰囲気を肌で感じながら嫌でも理解し、不安も更に加速しドク、ドク、と心臓の音と共に更に増した。
「…見ろよ!青葉城西の子だぜ。しかもあの子スゲー可愛くない?もしかしてアイドルかな?」
「ヒュー♪腰も足も細いのにおっぱい大きいときた!あんなんに埋まりてぇわ」
影でコソコソと言われている会話がなまえにも聞こえて仕舞い、びくり、と肩が震え自身の身体を隠す様に荷物をギュゥ…と抱き締めた。また知らない人から自身が気にしている事を言われ、もう早くこの場所から離れたい…なんてそう思いながら、なまえの大きな瞳がじわりと揺らぐ。酷い…胸だって別に好きで大きくなったんじゃないのに。
「…あの、先程からいらっしゃいますが何方かに御用ですか?」
「ーーっ、」
落ち込み顔を俯いていたなまえの後ろから、優しく話し掛けて来てくれた女生徒に安心したなまえは、つい女生徒の腕の制服をキュッ…と握る。然しながら直ぐに自分の行動は初対面の方に対してあまりにも失礼すぎる!と慌てふためき、パッ、と離し、女生徒に直ぐに謝り、自己紹介と此処へ来た理由を簡易的に説明し、二口の学生証と生徒手帳を女生徒に見せた。
「…大変失礼致しました!私、青葉城西高校のみょうじなまえと申します。あの…理由あって此方の方を探しております。この御方にお会いしたくて参りました!」
「(ぅっわぁ…この人透明感半端ない…凄く綺麗…可愛い…本当に私と同じ人間なわけ…?凄い…!)ハッ!あ、此方こそ失礼しました。えっと…ちょっと拝借しますね。どれどれ…ゲッ!?」
「…!ご存知ですか?」
「え、えぇ…はい…凄くご存知なんですが…みょうじさんの様な御方が寧ろ本当に子奴にお会いして大丈夫何でしょうか…?何だかとても心配になるというか…」
「?はいっ…是非、宜しくお願いします!」
「…申し遅れましたが私、滑津舞と申します。男子バレー部のマネージャーをしています。そして今、みょうじさんがお探しの二口もバレー部なんです。体育館に居ると思うので今から御案内しますね!」
「あ、あの…滑津さんごめんなさいっ…私まだ校内に入る為の手続きや許可証を頂いてません…っ」
滑津に腕を引かれたなまえは、教師からも信頼度が高いのであろう滑津の力添えもあるのか、伊達工業への立ち入りの為の手続きは直ぐに処理され無事に終え、なまえは預かった許可証を首から下げて滑津の後をちょこちょこ着いていけば、バレー部の活動する体育館への前へと到着する。
「(彼…バレー部なんだ。滑津さんもハキハキして頼りになるマネージャーって感じで素敵だったな…何だか私とは大違い…やっぱりマネージャーを務めるなら滑津さんの様な女性じゃないと駄目だよね…)」
なまえは、青葉城西の男子バレー部で手伝いをしている時の自身とハキハキ元気よく動く滑津をつい比べては落ち込んでいた。其して、滑津が二口を呼びに行ってくる、と言い一旦離れ、ぺこり、と会釈しその場に佇むなまえは、内心では、やはり他校の練習を覗くのも気が引けたので、そこから少し離れた場所で待つ事にした。まだ部活は始まって居るのか休憩時間なのかは良く分からなかったが、忙しい中、急に訪れて仕舞い御迷惑だったかな…と不安にもなったが、サァァーーと吹く風が通り大丈夫だよ、と慰めて貰ってる様な感覚になり、不思議となまえの気持ちは落ち着いて居た。
「~~ッ、ーー!!」
するとなまえが佇み待つ場所の後ろの方から、女生徒が一方的に感情的になりキィン…と響く声が聞こえた。其の声は徐々に強くなり此方に向かって来ては、女生徒は怒りに任せて向かってくるものだから、なまえの存在など特に気にしなかったのだろう。ドンッ!と強く女生徒の肩がなまえの華奢な身体にぶつかり、又、急な出来事に対応出来なかったなまえは、小さい悲鳴を出しつつ、袋を庇うようにその場に倒れて仕舞うのだが、女生徒は「どこ見てんの?気をつけなさいよ!!」となまえに当たり散らしては手も貸さず謝りもせず去っていった。
「…びっくりした…」
「うわー色気ねェパンツ。唆らねぇわー、やっぱり趣味が俺とは合わねぇな」
「!?」
「ーー何で昨日のアンタが此処に居るの?」
なまえは地べたに身体ごと倒れたが運の良い事にかすり傷1つ無く済んだ。袋を庇い抱き締めては、立ち上がるのにもたついては自身でも思いがけず、ぺろり、とスカートが恥ずかしい位に巻上がって、バッチリとショーツが丸見えな体制になっていたのであろう。
先程の女生徒が来た方向から、昨日振りに聞いたであろう恐らく探し人の声が背後から聞こえて、なまえが恥ずかしさのあまりブワァッ、と顔を真っ赤に染め上げ急いで立ち上がりぐりんと振り向くと、その場には予想通りの二口が立っており、なまえは羞恥心で一瞬、くらりと目眩がしたが、自身が必死に探していた人物に出会ったのだからと堪えては、二口の傍までパタパタと駆け寄った。
「あっ…あああのお見苦しい場面をみせてしまいました…っ!昨日私っ、あなたの袋と間違えて持って帰ってしまって…っなので今日はお返しに来ました…!ごめんなさいっ…!」
「…!へぇ?此処に1人で乗り込むなんて見かけによらず大胆な行動出来るんだね」
誠に勝手ながら荷物を確認して仕舞った事、そこから情報を伝って此処へ辿り着いた事、様々な事を要約し説明をしながら謝罪と感謝を再度全て伝えて、二口に袋を渡せば、二口は少し安堵した表情になり表情を緩ませるのだ。
「…あの…其れで私の荷物は…」
「ーー良く考えろよ。俺があんなの今持ってる訳ねぇだろ。持ち歩いてたら犯罪者だわ」
「…やっぱり…中身見ましたよね…?」
「アンタに咎められる筋合いは無いよな?荷物開けた瞬間クソイライラしたよ。お陰様で課題も出来ず次いでに色気ねェ下着ばっかで萎えたわ。しかも体操着やジャージをあんなんと一緒に突っ込んで持ち運ぶなんて大雑把過ぎだろ。有り得ねぇ」
「ーーっ、はやく返してっ!だいっきらい!」
「うわっ…!?てめぇ何すんだよっ…」
なまえは余りにも失礼な対応を取られたので、カァッ、と顔を赤くし涙目になりながらつい感情的になり、二口の胸元へ思い切り近付きトントンッ…と軽く叩いて最後にシャツを軽くキュッ…と掴んでは、つい岩泉や及川に対する様な対応を二口に取ってしまった。
身長差があるなまえは涙を堪えながら二口を見上げながら睨み、二口はなまえの華奢な身体を抑えては一瞬だけドキリ、と高鳴った心臓を誤魔化す如く気拙い表情をする。兎に角、彼女の中では此処に来るまでも来てからも精神的にはいっぱいいっぱいであり、それ程に必死であったのだ。
「ーーッ、なんで大嫌いなんて会って間もない奴に言われなくちゃいけねぇんだよ、ばーか!」
「…返してくれたらあなたなんかと二度と会わないんだからっ…!すけべ!えっち!」
「…ぐっ…!」
流石の二口もドス、ドスッ、となまえから言われた言葉の攻撃を食らい軽くへこんだ所に、二口を探して居たバレー部の部員が練習だぞと呼びに来ては、先ずは一時休戦となった。
「ーー青葉城西だろ?近いし丁度イイ。明日は部活休みだからまた明日にお前がコッチ来て俺の家まで荷物取りに来いよ。…郵送なんて生易しい事してやんねぇからな?逃げんなよ」
二口がなまえに対して目の色を消して意地悪な笑みを浮かべては、なまえに有無を聞かずに体育館へと足を運んで行けば、丁度良く息を切らした滑津も戻って来て、先程まで必死に二口を探し回っていて自身では見つけられなかったが、二口となまえが会えた事実を知り得ては安堵し、彼女も急いで部活に戻って行ったのだ。
「ごめん!今からちょっと用事があって…また誘ってね」
「わっ…もしかして彼氏出来た!?」
「事実を知った岩泉や及川あたりが怖いけどさ、なまえを大切にしてくれる人なら私も嬉しい…!」
「あのコンビね…ふふっ!俺を認めさせないとなまえは渡せない!みたいな?」
友人達からキャーキャーと盛り上がられては、恥ずかしくて頬を染めながら否定して、友人と別れて学校を出て昨日の荷物を大切に抱えて持ち伊達工業の前へと到着する。なまえは、勇気の一歩を踏み出す事にしたのだ。
「(先生か若しくは女性の御方を…っ)」
やはり工業高校なので周りを見渡せば男子生徒の割合が圧倒的であり、早くもなまえは不安に押し潰されそうだった。なまえが男性に対してと云えば、岩泉や及川、他にも良くしてくれている男子バレー部の男子生徒以外には、自ら話し掛ける事は滅多に無く、寧ろ普段は何かあれば「みょうじさん、せっかくだし一緒に委員会に行こうか」の様に話し掛けられる方なので、普段の学校生活には支障等は無く特に困って居なかった。
「…どうしよう…」
今回は場所が場所だけなのもあり先生か女生徒の人に声を掛けたかった。然しながら、制服が目立つのか女生徒自体が珍しいのか、なまえの足がもたつけばもたつく程に時間は待ってくれず勝手に過ぎていき、段々と周りの生徒の流れも増えてはヒソヒソチラチラと見られて居た。なまえはこの雰囲気を肌で感じながら嫌でも理解し、不安も更に加速しドク、ドク、と心臓の音と共に更に増した。
「…見ろよ!青葉城西の子だぜ。しかもあの子スゲー可愛くない?もしかしてアイドルかな?」
「ヒュー♪腰も足も細いのにおっぱい大きいときた!あんなんに埋まりてぇわ」
影でコソコソと言われている会話がなまえにも聞こえて仕舞い、びくり、と肩が震え自身の身体を隠す様に荷物をギュゥ…と抱き締めた。また知らない人から自身が気にしている事を言われ、もう早くこの場所から離れたい…なんてそう思いながら、なまえの大きな瞳がじわりと揺らぐ。酷い…胸だって別に好きで大きくなったんじゃないのに。
「…あの、先程からいらっしゃいますが何方かに御用ですか?」
「ーーっ、」
落ち込み顔を俯いていたなまえの後ろから、優しく話し掛けて来てくれた女生徒に安心したなまえは、つい女生徒の腕の制服をキュッ…と握る。然しながら直ぐに自分の行動は初対面の方に対してあまりにも失礼すぎる!と慌てふためき、パッ、と離し、女生徒に直ぐに謝り、自己紹介と此処へ来た理由を簡易的に説明し、二口の学生証と生徒手帳を女生徒に見せた。
「…大変失礼致しました!私、青葉城西高校のみょうじなまえと申します。あの…理由あって此方の方を探しております。この御方にお会いしたくて参りました!」
「(ぅっわぁ…この人透明感半端ない…凄く綺麗…可愛い…本当に私と同じ人間なわけ…?凄い…!)ハッ!あ、此方こそ失礼しました。えっと…ちょっと拝借しますね。どれどれ…ゲッ!?」
「…!ご存知ですか?」
「え、えぇ…はい…凄くご存知なんですが…みょうじさんの様な御方が寧ろ本当に子奴にお会いして大丈夫何でしょうか…?何だかとても心配になるというか…」
「?はいっ…是非、宜しくお願いします!」
「…申し遅れましたが私、滑津舞と申します。男子バレー部のマネージャーをしています。そして今、みょうじさんがお探しの二口もバレー部なんです。体育館に居ると思うので今から御案内しますね!」
「あ、あの…滑津さんごめんなさいっ…私まだ校内に入る為の手続きや許可証を頂いてません…っ」
滑津に腕を引かれたなまえは、教師からも信頼度が高いのであろう滑津の力添えもあるのか、伊達工業への立ち入りの為の手続きは直ぐに処理され無事に終え、なまえは預かった許可証を首から下げて滑津の後をちょこちょこ着いていけば、バレー部の活動する体育館への前へと到着する。
「(彼…バレー部なんだ。滑津さんもハキハキして頼りになるマネージャーって感じで素敵だったな…何だか私とは大違い…やっぱりマネージャーを務めるなら滑津さんの様な女性じゃないと駄目だよね…)」
なまえは、青葉城西の男子バレー部で手伝いをしている時の自身とハキハキ元気よく動く滑津をつい比べては落ち込んでいた。其して、滑津が二口を呼びに行ってくる、と言い一旦離れ、ぺこり、と会釈しその場に佇むなまえは、内心では、やはり他校の練習を覗くのも気が引けたので、そこから少し離れた場所で待つ事にした。まだ部活は始まって居るのか休憩時間なのかは良く分からなかったが、忙しい中、急に訪れて仕舞い御迷惑だったかな…と不安にもなったが、サァァーーと吹く風が通り大丈夫だよ、と慰めて貰ってる様な感覚になり、不思議となまえの気持ちは落ち着いて居た。
「~~ッ、ーー!!」
するとなまえが佇み待つ場所の後ろの方から、女生徒が一方的に感情的になりキィン…と響く声が聞こえた。其の声は徐々に強くなり此方に向かって来ては、女生徒は怒りに任せて向かってくるものだから、なまえの存在など特に気にしなかったのだろう。ドンッ!と強く女生徒の肩がなまえの華奢な身体にぶつかり、又、急な出来事に対応出来なかったなまえは、小さい悲鳴を出しつつ、袋を庇うようにその場に倒れて仕舞うのだが、女生徒は「どこ見てんの?気をつけなさいよ!!」となまえに当たり散らしては手も貸さず謝りもせず去っていった。
「…びっくりした…」
「うわー色気ねェパンツ。唆らねぇわー、やっぱり趣味が俺とは合わねぇな」
「!?」
「ーー何で昨日のアンタが此処に居るの?」
なまえは地べたに身体ごと倒れたが運の良い事にかすり傷1つ無く済んだ。袋を庇い抱き締めては、立ち上がるのにもたついては自身でも思いがけず、ぺろり、とスカートが恥ずかしい位に巻上がって、バッチリとショーツが丸見えな体制になっていたのであろう。
先程の女生徒が来た方向から、昨日振りに聞いたであろう恐らく探し人の声が背後から聞こえて、なまえが恥ずかしさのあまりブワァッ、と顔を真っ赤に染め上げ急いで立ち上がりぐりんと振り向くと、その場には予想通りの二口が立っており、なまえは羞恥心で一瞬、くらりと目眩がしたが、自身が必死に探していた人物に出会ったのだからと堪えては、二口の傍までパタパタと駆け寄った。
「あっ…あああのお見苦しい場面をみせてしまいました…っ!昨日私っ、あなたの袋と間違えて持って帰ってしまって…っなので今日はお返しに来ました…!ごめんなさいっ…!」
「…!へぇ?此処に1人で乗り込むなんて見かけによらず大胆な行動出来るんだね」
誠に勝手ながら荷物を確認して仕舞った事、そこから情報を伝って此処へ辿り着いた事、様々な事を要約し説明をしながら謝罪と感謝を再度全て伝えて、二口に袋を渡せば、二口は少し安堵した表情になり表情を緩ませるのだ。
「…あの…其れで私の荷物は…」
「ーー良く考えろよ。俺があんなの今持ってる訳ねぇだろ。持ち歩いてたら犯罪者だわ」
「…やっぱり…中身見ましたよね…?」
「アンタに咎められる筋合いは無いよな?荷物開けた瞬間クソイライラしたよ。お陰様で課題も出来ず次いでに色気ねェ下着ばっかで萎えたわ。しかも体操着やジャージをあんなんと一緒に突っ込んで持ち運ぶなんて大雑把過ぎだろ。有り得ねぇ」
「ーーっ、はやく返してっ!だいっきらい!」
「うわっ…!?てめぇ何すんだよっ…」
なまえは余りにも失礼な対応を取られたので、カァッ、と顔を赤くし涙目になりながらつい感情的になり、二口の胸元へ思い切り近付きトントンッ…と軽く叩いて最後にシャツを軽くキュッ…と掴んでは、つい岩泉や及川に対する様な対応を二口に取ってしまった。
身長差があるなまえは涙を堪えながら二口を見上げながら睨み、二口はなまえの華奢な身体を抑えては一瞬だけドキリ、と高鳴った心臓を誤魔化す如く気拙い表情をする。兎に角、彼女の中では此処に来るまでも来てからも精神的にはいっぱいいっぱいであり、それ程に必死であったのだ。
「ーーッ、なんで大嫌いなんて会って間もない奴に言われなくちゃいけねぇんだよ、ばーか!」
「…返してくれたらあなたなんかと二度と会わないんだからっ…!すけべ!えっち!」
「…ぐっ…!」
流石の二口もドス、ドスッ、となまえから言われた言葉の攻撃を食らい軽くへこんだ所に、二口を探して居たバレー部の部員が練習だぞと呼びに来ては、先ずは一時休戦となった。
「ーー青葉城西だろ?近いし丁度イイ。明日は部活休みだからまた明日にお前がコッチ来て俺の家まで荷物取りに来いよ。…郵送なんて生易しい事してやんねぇからな?逃げんなよ」
二口がなまえに対して目の色を消して意地悪な笑みを浮かべては、なまえに有無を聞かずに体育館へと足を運んで行けば、丁度良く息を切らした滑津も戻って来て、先程まで必死に二口を探し回っていて自身では見つけられなかったが、二口となまえが会えた事実を知り得ては安堵し、彼女も急いで部活に戻って行ったのだ。