今 宵 の 梟 月 谷
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(#露骨表現⚠︎︎)
(#背後⚠︎︎)
(#鍵は掛けませんがR16~17⚠︎︎)
(#性的な話(中~高)⚠︎︎)
(#なまえくんの眼帯)
(#白福さんの一歩の勇気)
(#♡使用⚠︎︎)
(#夢小説です⚠︎︎御都合です⚠︎︎)
「おりょ」
「!?ウッソなまえッ…!」
ーーー
ーー
ー
「なまえ~!おはっ…!?(ヒュン)…お前は何で俺の前では怪我担当なの…?(目眩)」
「!なまえさん……失礼ながら一体どうされたんですか…?」
本日、なまえは朝から梟谷に来ており、なまえが挨拶の為に顔を向ければ相手は驚愕し次には決まって理由を問われる。そんな面する機会を何回も行いすっかり慣れてきた頃に木兎と赤葦に会った。
まぁ、其れ程に今の自身の顔は確かに…となまえ自身も重々承知。現在、なまえは片目のみ眼帯し目付近の痣を隠してるのだが眼帯で覆えない部分は若干残る状態にある。
「痣が痛そうなのよなまえクン…痣が…」
「腫れは引いてもう治り掛けだから」
だからといって見えている部分の為だけに追加でガーゼで隠す、若しくは包帯で片目を含め痣全てを覆い隠すのは何だか大袈裟な気がした。なまえからすれば眼帯ならばマスクに近い程度ではあったが、やはり普段見慣れない立場から見れば白い眼帯は目立つらしい。こればかりはもう仕方ない。
勿論、闇路からも本日の事柄を心配されたが発端としてはなまえ自身のプライベートなる問題から、故に今回最も優先事項であり目的でもあった梟谷との約束を此処で破る事はあってはならないのだ。
(闇路側からは)治り掛けという事もあり百歩譲って必ず無茶はしない事との条件に許可がおり1日が始まる。
「…総合格闘技ジムに通ってるんだけど、その時やらかしちゃって。俺もまだまだ未熟だよね」
「スゲー!格闘技かぁ…かっけぇな!」
「あの…目等は異常無いんですか?大丈夫なんですよね?」
「一応、病院行ったので御安心を…あー、俺の所為で山内さん(前回同様医師)の血圧がまた上がったわ」
「…あまり心配掛けないで下さい。俺は常になまえさんの傍に居れるわけじゃ無いんですから、此方の気持ちだって理解してくださいよーー」
ふわり、と微笑むなまえに赤葦は少しだけムッ…としながら本気で心配しなまえの服の裾をグッと握れば、なまえは短く謝った後に御礼を言った後、赤葦の頭をぽふぽふ、と優しく撫でた。
「京治よすよす、可愛いね」
「……貴方って人は…」
「いーなー、あかーし」
「みょうじくんってウチらが考えるより意外とヤンチャなのかな?」
「…なまえくん、本当に大丈夫かな…?片目しか見えてないから視界が狭いんじゃ…」
「…雪絵、みょうじくんが心配?」
「(こくり)」
「にししっ、そしたらさー?……(内緒話)」
「!?…そ、そんなのっ…出来るわけ…!」
「そんなの梟谷が誇る可愛い雪絵が「早く良くなるおまじないだよ…♡」って言えばみょうじくんだってイチコロだって♡」
少し距離はあるが3人を傍から見ていた雀田と白福はなまえの事について話していた。
出会った時と比べ様々な関わりを経て白福の中でなまえへの意識は特別に大きく変化しており因みに其の特別なる感情は雀田にも伝わっている。
既に解決済みではあるが過去の出来事を振り返れば、白福自身はなまえを恋愛感情を抱くなんて厚かましいと考えており尚且つなまえを想う事は恐らく過去の彼を想うよりも何倍も辛い、と云う事も重ねて自身で一番理解しており、兎に角、只管に心の奥底で大切になまえを想い、此の儘、今の関係を有難く継続させて頂ければ幸せ、と云う結論に至っていた。
勿論、雀田も親友なる白福の事は過去も現在もある程度は理解しているつもりで居て、今回、なまえに抱く特別なる感情の件についても雀田なりに色々と考えてみた。正直、親友の涙をもう見たくない感情が強いので、なまえを好きになるのは…と制止したい気持ちも正直、強かった。然し乍ら、やはり白福が抱く特別なる感情は白福自身で解決し白福自身の心に素直になるべきだ、外野がどうのこうの言うべきでは無い、と考える雀田は特に反対もせず影ながら応援し彼女の背中を優しく押す事を決めたのだ。
「…時には一歩だけ、踏み出してみるのも良いんじゃない?」
「~~ッ…でも…!」
其の様な会話をしていれば背後からなまえに話し掛けられ白福のみ肩を跳ね上げれば、雀田はくすっ、と笑いながら「噂をすれば何とやら、だね。みょうじくん!私、一人でやらなくちゃならない雑務があるから悪いんだけど雪絵と2人で別館の倉庫から借りてきた道具を片付けて来てくれる?お願いね♡」と放っては手を振り背を向けた。
「了解。終わったら、かおりちゃんの方にも手伝いに行くからね」
「みょうじくんは雪絵の騎士で居てあげてよ!」
「?」
「ちょっ…(うそっ…!なまえくんと2人きり…!?)」
▷▶▷
「ーーっと、色々ごめん。」
「~~っ、いいのっ…!あ、あああのねなまえくん…私少し宙に浮いてるのっ…ごめ…動けなくて……ふぅ…っ…」
「…捕まってて」
別館の倉庫には人の気配もせず誰も居らず完璧に2人きりで居た為、白福の心臓の音は鳴り響きなまえに聞かれないか等、緊張や恥ずかしさに強く襲われながら作業をしていれば、作業も終盤に差し掛かる中、ある荷物がガタリと大きく倒れては(御都合)2人は狭い空間に追いやられ、白福がなまえに身体の全てを預ける様に重なれば(駅弁や対面立位に近い)ムギュッ、と隙間無く密着する状況になって仕舞い、互いの密度から体温や室内の軽い暑さで心音や緊張も呼吸も徐々にあがっていった。
「…はぁ…っ、暑…、俺が雪絵ちゃんの事動かしても良い…?」
「(ピクン)うんっ…~~ひぁッ…なまえくんっ…ゆっくり…っ…!」
「…ッそう、上手…そのまま我慢」
「!?あああの…太腿…触られて、恥ずかしいっ…」
「…可愛い太腿に傷つけたくねぇだろ?物と摩擦しない様に俺が手で太腿掴んで抑えるから可能ならそのまま足引き抜いて体制変えて欲しい。…触られるの嫌なら俺が無理矢理ヤるぞ?」
「(下腹部キュゥン…ッ)…ッ、も…さっきからそんな言い方…っやぁ…」
白福の服装は半袖ショートパンツ、なまえは半袖とトレーニングウェアスウェットパンツで双方薄着である為、特に胸や太腿が魅力的である白福と遠慮なく密着すれば、女性特有の柔らかな感触や体温、匂い等が生々しく更に強くなまえへと纏う様に伝わる。
「…あ…っ…なまえく…恥ずかしいから…見ないで…っ…」
「見てない」
「見てるじゃんっ…!」
此の儘と云う訳にはいかない為、体制を変える為に身体を少しずつ動かしてはみるが、動く度に互いの薄着が擦れ捲り上がり目のやり場に困る状況に陥り、更には互いの肌同士直接、ピタリと密着し始めてしまう。
「…フーッ…(収まれクッソ…)」
「…ん…ぁっ…なまえくん…あの…私の太腿に…何かあたっ…え…?」
「ーーごめん、不可抗力」
「~~ッ!?」
なまえの整える為の深呼吸でさえも白福には刺激になってしまう現状でもあり、其れはなまえも然り。正直、男として否応無しになまえ自身も反応し白福の太腿内側に当たって仕舞う。
普段のなまえの情事であれば我慢すると云う事は無く、相手を焦らすのは自分の役割で且つ基本的には欲に従い(避妊等は完璧)遠慮しないなまえなので、現状に於いての焦らされる立場に近い状況下は慣れない。
然し乍ら自身が不利益になる事柄は必ず回避する為、今の現状を抜け出す事だけを考え、周囲を確認しある解決方法を思い浮かべれば、白福の有無を聞かず直ちに実行しとっとと終わらせる。
「失礼します」
「ちょっ…!ヤぁっ…私のお尻…と、鳩尾辺りの…っ抑えてるなまえくんの手っ…!…ヘンなところ…触っ…!…ひぅっ…やめてぇっ…」
「ははっ…冗談だろ?止めれば落ちるし全部俺任せにしてたら指が更に深い所や可愛い肉に食い込むぞ?嫌なら真面目にやりなさい。…俺は別に構わないけど…あーあ…雪絵ちゃんクッソいい眺め…(※半分本気半分煽り)」
「~~っばか!信じられない!…私をこんなにしてっ…責任とってよ…っ…!(ピクン)」
「はいはい、さっさと足あげる」
「なまえくんなんかもう知らないっ…!」
「要である此の跳び箱と俺の理性が崩れるから暴れないでね(※煽りです)」
「…ふぁ、いっ…意地悪…!(心臓が張り裂けそう)」
「ーーありがとう…重たかったよね…?」
「今すぐ服の乱れを直して反対側に降りて。そのアングルで更に俺の弱みを握る気デスカ?」
「…きゃっ…!…っ、助けて貰ったんだからそんな事しないし言わないよ…!」
2人の隣にあった跳び箱に白福を持ち上げて座らせれば、なまえの目の前には白福のショートパンツから覗く太腿内側が綺麗なラインを描き、且つ裾の隙間から可愛らしい下着がチラりと見えてなまえの性的刺激を更に唆る。
ーー勘弁して欲しい。ナマ殺しに近いが、立場、状況、何より相手も悪すぎると全ての拍子も揃うので、一刻も早く立退きたい。
「…ごめんなさ…」
「さて、俺もさっさと出ますかね」
「!?なまえくん待って!」
「…ん?」
”「そんなの梟谷が誇る可愛い雪絵が「早く良くなるおまじないだよ…♡」って言えば黒崎くんだってイチコロだって♡」”
”「…時には一歩だけ、踏み出してみるのも良いんじゃない?」”
ドクン、ドクンーー
跳び箱に座った今の身長差や距離ならなまえの顔より白福自身が少し上にあってーー何より先程の雀田の言葉を思い出し、鳴り響く胸の音をグッ…と掌を自身で包みながら一歩、勇気を出す。
「ーーっ…!怪我が早く治ると良いね!じゃあ、私先に行くね!」
白福は片手でなまえの片方の目を隠しては視界を塞ぎ閉じ、もう片方の手でなまえの頭をふわり、と自身の胸へと優しく抱え込むと、なまえの眼帯に触れるだけの口付けを小さなリップ音と共に甘い想いを馳せながら薄ら目と頬を染め、愛おしそうに落とした後ゆっくり離れれば、次の瞬間に気持ちを切り替え、パッと手と顔を離し震えながら言葉を一方的に発し、その場からささっと逃げる様に跳び箱から降りて倉庫から出て行った。
「……?」
なまえは白福に何をされたかも分からない儘、先ずは散らかった倉庫を素早く片付けながら自身(下)を落ち着かせ、顔を真っ赤にした彼女を追いかけるべく倉庫を後にしながら、この後の互いの気不味さをどう対応するか思考するが、反面、思いがけない出来事ではあったが、美女との甘い一時を味わえた事は(自身が不利益を生じる事は一切無かったので)素直にラッキーだと思う事にした。
(#背後⚠︎︎)
(#鍵は掛けませんがR16~17⚠︎︎)
(#性的な話(中~高)⚠︎︎)
(#なまえくんの眼帯)
(#白福さんの一歩の勇気)
(#♡使用⚠︎︎)
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「おりょ」
「!?ウッソなまえッ…!」
ーーー
ーー
ー
「なまえ~!おはっ…!?(ヒュン)…お前は何で俺の前では怪我担当なの…?(目眩)」
「!なまえさん……失礼ながら一体どうされたんですか…?」
本日、なまえは朝から梟谷に来ており、なまえが挨拶の為に顔を向ければ相手は驚愕し次には決まって理由を問われる。そんな面する機会を何回も行いすっかり慣れてきた頃に木兎と赤葦に会った。
まぁ、其れ程に今の自身の顔は確かに…となまえ自身も重々承知。現在、なまえは片目のみ眼帯し目付近の痣を隠してるのだが眼帯で覆えない部分は若干残る状態にある。
「痣が痛そうなのよなまえクン…痣が…」
「腫れは引いてもう治り掛けだから」
だからといって見えている部分の為だけに追加でガーゼで隠す、若しくは包帯で片目を含め痣全てを覆い隠すのは何だか大袈裟な気がした。なまえからすれば眼帯ならばマスクに近い程度ではあったが、やはり普段見慣れない立場から見れば白い眼帯は目立つらしい。こればかりはもう仕方ない。
勿論、闇路からも本日の事柄を心配されたが発端としてはなまえ自身のプライベートなる問題から、故に今回最も優先事項であり目的でもあった梟谷との約束を此処で破る事はあってはならないのだ。
(闇路側からは)治り掛けという事もあり百歩譲って必ず無茶はしない事との条件に許可がおり1日が始まる。
「…総合格闘技ジムに通ってるんだけど、その時やらかしちゃって。俺もまだまだ未熟だよね」
「スゲー!格闘技かぁ…かっけぇな!」
「あの…目等は異常無いんですか?大丈夫なんですよね?」
「一応、病院行ったので御安心を…あー、俺の所為で山内さん(前回同様医師)の血圧がまた上がったわ」
「…あまり心配掛けないで下さい。俺は常になまえさんの傍に居れるわけじゃ無いんですから、此方の気持ちだって理解してくださいよーー」
ふわり、と微笑むなまえに赤葦は少しだけムッ…としながら本気で心配しなまえの服の裾をグッと握れば、なまえは短く謝った後に御礼を言った後、赤葦の頭をぽふぽふ、と優しく撫でた。
「京治よすよす、可愛いね」
「……貴方って人は…」
「いーなー、あかーし」
「みょうじくんってウチらが考えるより意外とヤンチャなのかな?」
「…なまえくん、本当に大丈夫かな…?片目しか見えてないから視界が狭いんじゃ…」
「…雪絵、みょうじくんが心配?」
「(こくり)」
「にししっ、そしたらさー?……(内緒話)」
「!?…そ、そんなのっ…出来るわけ…!」
「そんなの梟谷が誇る可愛い雪絵が「早く良くなるおまじないだよ…♡」って言えばみょうじくんだってイチコロだって♡」
少し距離はあるが3人を傍から見ていた雀田と白福はなまえの事について話していた。
出会った時と比べ様々な関わりを経て白福の中でなまえへの意識は特別に大きく変化しており因みに其の特別なる感情は雀田にも伝わっている。
既に解決済みではあるが過去の出来事を振り返れば、白福自身はなまえを恋愛感情を抱くなんて厚かましいと考えており尚且つなまえを想う事は恐らく過去の彼を想うよりも何倍も辛い、と云う事も重ねて自身で一番理解しており、兎に角、只管に心の奥底で大切になまえを想い、此の儘、今の関係を有難く継続させて頂ければ幸せ、と云う結論に至っていた。
勿論、雀田も親友なる白福の事は過去も現在もある程度は理解しているつもりで居て、今回、なまえに抱く特別なる感情の件についても雀田なりに色々と考えてみた。正直、親友の涙をもう見たくない感情が強いので、なまえを好きになるのは…と制止したい気持ちも正直、強かった。然し乍ら、やはり白福が抱く特別なる感情は白福自身で解決し白福自身の心に素直になるべきだ、外野がどうのこうの言うべきでは無い、と考える雀田は特に反対もせず影ながら応援し彼女の背中を優しく押す事を決めたのだ。
「…時には一歩だけ、踏み出してみるのも良いんじゃない?」
「~~ッ…でも…!」
其の様な会話をしていれば背後からなまえに話し掛けられ白福のみ肩を跳ね上げれば、雀田はくすっ、と笑いながら「噂をすれば何とやら、だね。みょうじくん!私、一人でやらなくちゃならない雑務があるから悪いんだけど雪絵と2人で別館の倉庫から借りてきた道具を片付けて来てくれる?お願いね♡」と放っては手を振り背を向けた。
「了解。終わったら、かおりちゃんの方にも手伝いに行くからね」
「みょうじくんは雪絵の騎士で居てあげてよ!」
「?」
「ちょっ…(うそっ…!なまえくんと2人きり…!?)」
▷▶▷
「ーーっと、色々ごめん。」
「~~っ、いいのっ…!あ、あああのねなまえくん…私少し宙に浮いてるのっ…ごめ…動けなくて……ふぅ…っ…」
「…捕まってて」
別館の倉庫には人の気配もせず誰も居らず完璧に2人きりで居た為、白福の心臓の音は鳴り響きなまえに聞かれないか等、緊張や恥ずかしさに強く襲われながら作業をしていれば、作業も終盤に差し掛かる中、ある荷物がガタリと大きく倒れては(御都合)2人は狭い空間に追いやられ、白福がなまえに身体の全てを預ける様に重なれば(駅弁や対面立位に近い)ムギュッ、と隙間無く密着する状況になって仕舞い、互いの密度から体温や室内の軽い暑さで心音や緊張も呼吸も徐々にあがっていった。
「…はぁ…っ、暑…、俺が雪絵ちゃんの事動かしても良い…?」
「(ピクン)うんっ…~~ひぁッ…なまえくんっ…ゆっくり…っ…!」
「…ッそう、上手…そのまま我慢」
「!?あああの…太腿…触られて、恥ずかしいっ…」
「…可愛い太腿に傷つけたくねぇだろ?物と摩擦しない様に俺が手で太腿掴んで抑えるから可能ならそのまま足引き抜いて体制変えて欲しい。…触られるの嫌なら俺が無理矢理ヤるぞ?」
「(下腹部キュゥン…ッ)…ッ、も…さっきからそんな言い方…っやぁ…」
白福の服装は半袖ショートパンツ、なまえは半袖とトレーニングウェアスウェットパンツで双方薄着である為、特に胸や太腿が魅力的である白福と遠慮なく密着すれば、女性特有の柔らかな感触や体温、匂い等が生々しく更に強くなまえへと纏う様に伝わる。
「…あ…っ…なまえく…恥ずかしいから…見ないで…っ…」
「見てない」
「見てるじゃんっ…!」
此の儘と云う訳にはいかない為、体制を変える為に身体を少しずつ動かしてはみるが、動く度に互いの薄着が擦れ捲り上がり目のやり場に困る状況に陥り、更には互いの肌同士直接、ピタリと密着し始めてしまう。
「…フーッ…(収まれクッソ…)」
「…ん…ぁっ…なまえくん…あの…私の太腿に…何かあたっ…え…?」
「ーーごめん、不可抗力」
「~~ッ!?」
なまえの整える為の深呼吸でさえも白福には刺激になってしまう現状でもあり、其れはなまえも然り。正直、男として否応無しになまえ自身も反応し白福の太腿内側に当たって仕舞う。
普段のなまえの情事であれば我慢すると云う事は無く、相手を焦らすのは自分の役割で且つ基本的には欲に従い(避妊等は完璧)遠慮しないなまえなので、現状に於いての焦らされる立場に近い状況下は慣れない。
然し乍ら自身が不利益になる事柄は必ず回避する為、今の現状を抜け出す事だけを考え、周囲を確認しある解決方法を思い浮かべれば、白福の有無を聞かず直ちに実行しとっとと終わらせる。
「失礼します」
「ちょっ…!ヤぁっ…私のお尻…と、鳩尾辺りの…っ抑えてるなまえくんの手っ…!…ヘンなところ…触っ…!…ひぅっ…やめてぇっ…」
「ははっ…冗談だろ?止めれば落ちるし全部俺任せにしてたら指が更に深い所や可愛い肉に食い込むぞ?嫌なら真面目にやりなさい。…俺は別に構わないけど…あーあ…雪絵ちゃんクッソいい眺め…(※半分本気半分煽り)」
「~~っばか!信じられない!…私をこんなにしてっ…責任とってよ…っ…!(ピクン)」
「はいはい、さっさと足あげる」
「なまえくんなんかもう知らないっ…!」
「要である此の跳び箱と俺の理性が崩れるから暴れないでね(※煽りです)」
「…ふぁ、いっ…意地悪…!(心臓が張り裂けそう)」
「ーーありがとう…重たかったよね…?」
「今すぐ服の乱れを直して反対側に降りて。そのアングルで更に俺の弱みを握る気デスカ?」
「…きゃっ…!…っ、助けて貰ったんだからそんな事しないし言わないよ…!」
2人の隣にあった跳び箱に白福を持ち上げて座らせれば、なまえの目の前には白福のショートパンツから覗く太腿内側が綺麗なラインを描き、且つ裾の隙間から可愛らしい下着がチラりと見えてなまえの性的刺激を更に唆る。
ーー勘弁して欲しい。ナマ殺しに近いが、立場、状況、何より相手も悪すぎると全ての拍子も揃うので、一刻も早く立退きたい。
「…ごめんなさ…」
「さて、俺もさっさと出ますかね」
「!?なまえくん待って!」
「…ん?」
”「そんなの梟谷が誇る可愛い雪絵が「早く良くなるおまじないだよ…♡」って言えば黒崎くんだってイチコロだって♡」”
”「…時には一歩だけ、踏み出してみるのも良いんじゃない?」”
ドクン、ドクンーー
跳び箱に座った今の身長差や距離ならなまえの顔より白福自身が少し上にあってーー何より先程の雀田の言葉を思い出し、鳴り響く胸の音をグッ…と掌を自身で包みながら一歩、勇気を出す。
「ーーっ…!怪我が早く治ると良いね!じゃあ、私先に行くね!」
白福は片手でなまえの片方の目を隠しては視界を塞ぎ閉じ、もう片方の手でなまえの頭をふわり、と自身の胸へと優しく抱え込むと、なまえの眼帯に触れるだけの口付けを小さなリップ音と共に甘い想いを馳せながら薄ら目と頬を染め、愛おしそうに落とした後ゆっくり離れれば、次の瞬間に気持ちを切り替え、パッと手と顔を離し震えながら言葉を一方的に発し、その場からささっと逃げる様に跳び箱から降りて倉庫から出て行った。
「……?」
なまえは白福に何をされたかも分からない儘、先ずは散らかった倉庫を素早く片付けながら自身(下)を落ち着かせ、顔を真っ赤にした彼女を追いかけるべく倉庫を後にしながら、この後の互いの気不味さをどう対応するか思考するが、反面、思いがけない出来事ではあったが、美女との甘い一時を味わえた事は(自身が不利益を生じる事は一切無かったので)素直にラッキーだと思う事にした。