今 宵 の 梟 月 谷
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(#後半)
(#♡使用⚠︎)
(#これは夢小説です⚠︎)
「それで腕は?」
「育史さん、御迷惑掛けて申し訳無いです。その後、医師に診て貰い適正な処置と薬処方、幸い皮膚を縫う事は無く利き腕でも無いから後は自分で処置出来る範囲なので問題無いです。…実はこう見えて医師からもガツンと叱られて既に精神ダメージ受けてるからもうそろそろ許して(と言いつつ普段叱られる事は無いので実は少し嬉しい)」
「ふふっ、なまえも萎らしいと特に可愛いもんだなーー今後は何か問題があれば事前に報告しなさい。後、監督不行届で申し訳無かった」
猫又のみに今迄の経緯を全て報告したなまえは、信頼している医師且つ猫又から愛のあるお叱りを受け、猫又から頭をわしゃわしゃと撫でられた後、さて今後なのだが…と続けては未だ残り数日残る今後の予定を相談される。
猫又は、やはりなまえの右腕の事を考慮して今回は予定より早めに打ち切り早めに帰宅した方が最善の選択では無いか?となまえに問えば「…合宿を臨時で切り上げとなるとスケジュール上では無駄な空白と看做されて、恐らく近場の関連施設の仕事を回されるの。此の儘、黙って乗り切れば俺も暫くは休暇に入るし(その様ななまえの休暇には相応な理由が無い限り手出し出来ない契約)敢えて比較するのならば俺としては継続の儘の方がとても有難いんだけど…」と軽く俯きながら言葉を繋げ「だから俺を見捨てないで~」なんて冗談を交え猫又に接する。
「…相変わらず何事にも揺ぐこと無く常に徹底的だな。何度かみょうじ(爺)にも伝えたがなまえは未だ高校生だぞ…?」
「だからこそじゃない?世間であの地位に堂々と君臨し続けるには必ず相応なる理由はある。敢えて言わせれば高が掠り傷で支障が出るなんてみょうじには先ず有り得ないーーふふ、育史さんがそうやって思っててくれるだけで俺は有難いから、って事で引き続き宜しくお願いします」
「…なまえ、絶対に無理しない事だよ」
「はいはーい。育史さん大好き♡」
双方は今後の予定含め様々な話を全て終え、なまえが猫又の部屋の扉を開け挨拶をし退室し暫く脚を進めると、次いではなまえの前に暗い顔をした白福が姿を現したのだ。
「あの、みょうじくん…少し時間良いかな?貴方とどうしても話がしたくて…さっき、みょうじくんが猫又監督の部屋に入って行くのを見掛けて終わるまで部屋の前でずっと待っていました…あの…この度は色々とごめん…なさ…」
「…俺が育史さんに告白したのも聞こえた?きゃー恥ずかしい」(立ち聞きの意図の有無は置いといて会話は聞こえたかどうかの確認)
「…うん、みょうじくんの家庭の事情に触れる会話も…っ、私、勝手に暴走して決め付けて貴方を傷つけてた!…あの、初日の女子マネ同士での食堂での会話、あれも聞こえてたんだよね…?私が言うのも変だけど…一瞬だけ、哀しそうな表情に見えたから…」
なまえと猫又の会話を聞きながら白福は自身の数々の後悔する発言を脳裏でリフレインさせると、導きの結論から確かな確信へと変れば決して許される事では無いのかもしれない故に、自己満足である形になって仕舞うのは重々承知ではあるが、なまえに対して謝罪しなくては成らないと決断する。
苦言を呈されるか無視されるのかは解らないが何としても伝えたく、白福は涙を流しながらギュッ…と握り拳を作り、先ずは水道場での出来事の際の御礼、今迄の事柄に於いての謝罪等含め、全ての感情を口に出して精一杯なまえと面しては華奢な身体を震わせるのだ。
「会話が聞こえてたのは本当。だからと言って影響されて白福さんを怪我から庇った訳では無い。俺の複雑な立ち位置、宿命を変える事は出来無いので俺自身がどう思われても仕方ない。因みに今の現状の結果は俺の判断故になのでお気になさらず。ーーそして最後に、こうして御託を並べて強がってますが、俺だって一方的に言われりゃ傷つきます」
そんな小さな手を爪が食い込むまで握る事も無かろうに、と静かに零しながら、白福の力強く握られ震える拳をなまえの手が優しく解く様に導き、柔らかな表情で白福に接する。
「…ごめんなさ…っ…ひっく…」
「無理。先ずは泣き止んで。そうでなければフェアじゃない」
女性の涙に耐えきれなくなってきたなまえは、つい自身のハンカチで白福の目を隠すように優しく当て涙を拭ってやる。
「対に話し合いの机に座ったのなら武器をおろしてください」
「ーーごめん。…ふぅぅ…っ、ああのね、みょうじくんのその度々柔らかい表情をするのは癖なの…?」
「?急だな。…おそらく自分を護る手段。ほら、俺って近寄り難いでしょ?」
「ううっ…意地悪…」
「嘘嘘、ごめん」
「ーーあの、良かったら、私と友達になって貰えませんか」
暫く2人きりで確りと話し合い、ゆっくり涙を消した彼女の真剣な表情と瞳に映る絞り出した精一杯な気持ちに、人として真摯に対応すべく後になまえは静かに頷く。
良かったらなんて、謙らなくとももう十分過ぎる程に謝罪の言葉は貰った。
そしてリペアが可能である関係であるならば始めからやり直せば良いのではなかろうか。
まだまだ成長段階なお年頃であるならば特に、仲違いや間違いを繰り返して次の成長に繋げられるのだから。
「…それで雪っぺはなまえに伝えなければいけないコトはきちんと伝えられたのか?」
「うん…木兎も潔子ちゃんも、本当にごめんなさい」
「ーー私の答えはなまえの気持ちが答えだから」
バタバタ、と忙しい足音と共に続いて清水と木兎がなまえに抱きつき(負傷の右腕には触れない)現れれば、先ずは体調の状態を問うて来たのでお決まりのパターンで御礼と現状報告、共に猫又との今後についての遣り取り、又、白福からの謝罪等を含めた遣り取りも軽く説明し、其してこの件は和解へ決着させる方向へ持って行けば、2人はとりあえず安堵しその場に座り込んだ。
▷▶▷
「そっか…予定では、今日からなまえさんの手作りの食事じゃないんですね。業者のは普通に美味しいですが…」
「赤葦、贅沢言わない!みょうじくんは予定だと明日の朝一番で帰っちゃうんでしょ?だから最終日くらいは休まないとね…いただきます!……ん、んん?あら…?」
「(…十中八九、雀田さんも俺と一緒の事考えてるのだろう。まぁ業者の味は常に良くも悪くも安定。然しなまえさんと武田先生の食事にすっかり胃袋を掴まれた我々バレー部は今後一体どうしたら良いのか…あ、そうだなまえさんを梟谷の嫁に貰おう※この間0.5秒)」
「なまえさん、孤爪サンには特製アップルパイ作ってボクのショートケーキは一体いつ出来上がるんです?結構前から予約入れてた筈なんですケド…」
「ええっ?ツッキー!急に失礼だよ!」
「ふふ、そうだなー?蛍チャンが俺ん家遊びに来たらそん時に祝いで作ってやるよ。どーよ?照れ屋な蛍チャンにはなかなかハードル高いだろ、そん時は忠もおいで」
「あっハイ!ありがとうございますっ」
「えー?怖いなー。なまえさんの家から無事に生きて脱出して帰れるのかなー?」
「さーどうだろうね?蛍チャン色んな方面での(意味深)需要ありそうだし骨の髄まで尽くして貰おうか(※冗談です)」
「アハハダレカー」
「(ガクガクブルブル)」
「あのっ!…なまえ…くん。あの、良かったら、今から私と一緒にデザート食べない…?」
「雪絵ちゃん」
「(梟谷の女子マネさん!?みょうじさん、やっぱりモテるなぁ…)ツッキー、僕達、お邪魔だからそろそろ行こう!」
「…え、でも僕未だなまえさん「それではごゆっくりー!」」
なまえは、月島、山口と共に食事をし終えては茶を飲みながら談笑して居ると、モジモジと恥ずかしそうにした白福がなまえに話し掛ければ、空気を読んだ山口が月島を引っ張って直ぐに退席していく。
「なんのデザート?仲良く半分こする?」
「~~っ!!(潔子ちゃんの言う通り、なまえくんとの友情距離が縮まる度に、めっちゃ可愛すぎて更に仲良くなりたくなっちゃう…あ~どうしよう…!)」
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「それで腕は?」
「育史さん、御迷惑掛けて申し訳無いです。その後、医師に診て貰い適正な処置と薬処方、幸い皮膚を縫う事は無く利き腕でも無いから後は自分で処置出来る範囲なので問題無いです。…実はこう見えて医師からもガツンと叱られて既に精神ダメージ受けてるからもうそろそろ許して(と言いつつ普段叱られる事は無いので実は少し嬉しい)」
「ふふっ、なまえも萎らしいと特に可愛いもんだなーー今後は何か問題があれば事前に報告しなさい。後、監督不行届で申し訳無かった」
猫又のみに今迄の経緯を全て報告したなまえは、信頼している医師且つ猫又から愛のあるお叱りを受け、猫又から頭をわしゃわしゃと撫でられた後、さて今後なのだが…と続けては未だ残り数日残る今後の予定を相談される。
猫又は、やはりなまえの右腕の事を考慮して今回は予定より早めに打ち切り早めに帰宅した方が最善の選択では無いか?となまえに問えば「…合宿を臨時で切り上げとなるとスケジュール上では無駄な空白と看做されて、恐らく近場の関連施設の仕事を回されるの。此の儘、黙って乗り切れば俺も暫くは休暇に入るし(その様ななまえの休暇には相応な理由が無い限り手出し出来ない契約)敢えて比較するのならば俺としては継続の儘の方がとても有難いんだけど…」と軽く俯きながら言葉を繋げ「だから俺を見捨てないで~」なんて冗談を交え猫又に接する。
「…相変わらず何事にも揺ぐこと無く常に徹底的だな。何度かみょうじ(爺)にも伝えたがなまえは未だ高校生だぞ…?」
「だからこそじゃない?世間であの地位に堂々と君臨し続けるには必ず相応なる理由はある。敢えて言わせれば高が掠り傷で支障が出るなんてみょうじには先ず有り得ないーーふふ、育史さんがそうやって思っててくれるだけで俺は有難いから、って事で引き続き宜しくお願いします」
「…なまえ、絶対に無理しない事だよ」
「はいはーい。育史さん大好き♡」
双方は今後の予定含め様々な話を全て終え、なまえが猫又の部屋の扉を開け挨拶をし退室し暫く脚を進めると、次いではなまえの前に暗い顔をした白福が姿を現したのだ。
「あの、みょうじくん…少し時間良いかな?貴方とどうしても話がしたくて…さっき、みょうじくんが猫又監督の部屋に入って行くのを見掛けて終わるまで部屋の前でずっと待っていました…あの…この度は色々とごめん…なさ…」
「…俺が育史さんに告白したのも聞こえた?きゃー恥ずかしい」(立ち聞きの意図の有無は置いといて会話は聞こえたかどうかの確認)
「…うん、みょうじくんの家庭の事情に触れる会話も…っ、私、勝手に暴走して決め付けて貴方を傷つけてた!…あの、初日の女子マネ同士での食堂での会話、あれも聞こえてたんだよね…?私が言うのも変だけど…一瞬だけ、哀しそうな表情に見えたから…」
なまえと猫又の会話を聞きながら白福は自身の数々の後悔する発言を脳裏でリフレインさせると、導きの結論から確かな確信へと変れば決して許される事では無いのかもしれない故に、自己満足である形になって仕舞うのは重々承知ではあるが、なまえに対して謝罪しなくては成らないと決断する。
苦言を呈されるか無視されるのかは解らないが何としても伝えたく、白福は涙を流しながらギュッ…と握り拳を作り、先ずは水道場での出来事の際の御礼、今迄の事柄に於いての謝罪等含め、全ての感情を口に出して精一杯なまえと面しては華奢な身体を震わせるのだ。
「会話が聞こえてたのは本当。だからと言って影響されて白福さんを怪我から庇った訳では無い。俺の複雑な立ち位置、宿命を変える事は出来無いので俺自身がどう思われても仕方ない。因みに今の現状の結果は俺の判断故になのでお気になさらず。ーーそして最後に、こうして御託を並べて強がってますが、俺だって一方的に言われりゃ傷つきます」
そんな小さな手を爪が食い込むまで握る事も無かろうに、と静かに零しながら、白福の力強く握られ震える拳をなまえの手が優しく解く様に導き、柔らかな表情で白福に接する。
「…ごめんなさ…っ…ひっく…」
「無理。先ずは泣き止んで。そうでなければフェアじゃない」
女性の涙に耐えきれなくなってきたなまえは、つい自身のハンカチで白福の目を隠すように優しく当て涙を拭ってやる。
「対に話し合いの机に座ったのなら武器をおろしてください」
「ーーごめん。…ふぅぅ…っ、ああのね、みょうじくんのその度々柔らかい表情をするのは癖なの…?」
「?急だな。…おそらく自分を護る手段。ほら、俺って近寄り難いでしょ?」
「ううっ…意地悪…」
「嘘嘘、ごめん」
「ーーあの、良かったら、私と友達になって貰えませんか」
暫く2人きりで確りと話し合い、ゆっくり涙を消した彼女の真剣な表情と瞳に映る絞り出した精一杯な気持ちに、人として真摯に対応すべく後になまえは静かに頷く。
良かったらなんて、謙らなくとももう十分過ぎる程に謝罪の言葉は貰った。
そしてリペアが可能である関係であるならば始めからやり直せば良いのではなかろうか。
まだまだ成長段階なお年頃であるならば特に、仲違いや間違いを繰り返して次の成長に繋げられるのだから。
「…それで雪っぺはなまえに伝えなければいけないコトはきちんと伝えられたのか?」
「うん…木兎も潔子ちゃんも、本当にごめんなさい」
「ーー私の答えはなまえの気持ちが答えだから」
バタバタ、と忙しい足音と共に続いて清水と木兎がなまえに抱きつき(負傷の右腕には触れない)現れれば、先ずは体調の状態を問うて来たのでお決まりのパターンで御礼と現状報告、共に猫又との今後についての遣り取り、又、白福からの謝罪等を含めた遣り取りも軽く説明し、其してこの件は和解へ決着させる方向へ持って行けば、2人はとりあえず安堵しその場に座り込んだ。
▷▶▷
「そっか…予定では、今日からなまえさんの手作りの食事じゃないんですね。業者のは普通に美味しいですが…」
「赤葦、贅沢言わない!みょうじくんは予定だと明日の朝一番で帰っちゃうんでしょ?だから最終日くらいは休まないとね…いただきます!……ん、んん?あら…?」
「(…十中八九、雀田さんも俺と一緒の事考えてるのだろう。まぁ業者の味は常に良くも悪くも安定。然しなまえさんと武田先生の食事にすっかり胃袋を掴まれた我々バレー部は今後一体どうしたら良いのか…あ、そうだなまえさんを梟谷の嫁に貰おう※この間0.5秒)」
「なまえさん、孤爪サンには特製アップルパイ作ってボクのショートケーキは一体いつ出来上がるんです?結構前から予約入れてた筈なんですケド…」
「ええっ?ツッキー!急に失礼だよ!」
「ふふ、そうだなー?蛍チャンが俺ん家遊びに来たらそん時に祝いで作ってやるよ。どーよ?照れ屋な蛍チャンにはなかなかハードル高いだろ、そん時は忠もおいで」
「あっハイ!ありがとうございますっ」
「えー?怖いなー。なまえさんの家から無事に生きて脱出して帰れるのかなー?」
「さーどうだろうね?蛍チャン色んな方面での(意味深)需要ありそうだし骨の髄まで尽くして貰おうか(※冗談です)」
「アハハダレカー」
「(ガクガクブルブル)」
「あのっ!…なまえ…くん。あの、良かったら、今から私と一緒にデザート食べない…?」
「雪絵ちゃん」
「(梟谷の女子マネさん!?みょうじさん、やっぱりモテるなぁ…)ツッキー、僕達、お邪魔だからそろそろ行こう!」
「…え、でも僕未だなまえさん「それではごゆっくりー!」」
なまえは、月島、山口と共に食事をし終えては茶を飲みながら談笑して居ると、モジモジと恥ずかしそうにした白福がなまえに話し掛ければ、空気を読んだ山口が月島を引っ張って直ぐに退席していく。
「なんのデザート?仲良く半分こする?」
「~~っ!!(潔子ちゃんの言う通り、なまえくんとの友情距離が縮まる度に、めっちゃ可愛すぎて更に仲良くなりたくなっちゃう…あ~どうしよう…!)」