今 宵 の 梟 月 谷
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(#前半)
(#続きます)
(#♡使用⚠︎)
(#捏造⚠︎)
(#白福さんファンの人ごめんなさい⚠︎)
(#白福さん少し意地悪な人になってます(後半で必ず覆します)⚠︎)
(#白福さん大好きなんです)
(#白福さんry)
「なんだ…なまえ、音駒や梟谷の合同合宿に度々手伝いで来てたんだ…」
「…あれ?潔子ちゃんチョット複雑?ごめんね。梟谷も唾付けちゃった、なーんて♡」
「あっ、違うの!ただ…なまえも用事だなんて言わないで教えてくれれば良かったのに…なんて思っただけで…その…特に深い意味は…」
「かっ…可愛い…!でもね、私達マネとは数回程度しか接して無いんだ。ほら、みょうじくん気が利くじゃん?私達から言わなくてもさり気なく(中立に基づく事)手伝ってくれたりしてさ~男子なのに!ビックリよ!」
現在、烏野は猫又監督の計らいにより梟谷学園グループと共に合同合宿であり、その最中である昼食前、女子マネージャー3人で食事の為の配膳の準備をしていた。
「ふふふ、なまえはああ見えて実は初めましての女の子には少し恥ずかしがり屋さんなんだよ。慣れれば可愛いから話しかけてあげてね?」
「えー意外~!男子とはわちゃわちゃ楽しそうにやってるけど、なるほど~♪それは是非とも攻略したいですな?」
彼女達の話題に出ているなまえも猫又との関係もあり今回の合宿に参加していて、現在は武田と共に昼食を大量に作って心と腹を満たす準備をしている。
折角、機会あって数日間共に過ごすのだからと、付き合いがある清水が他校マネになまえの事を紹介しようと思ったのだが、既に彼女らとなまえは面識があり故に冒頭のやりとりになるのだ。
「潔子ちゃんが男子に対してそんな風に接するなんて私初めて見たよ。みょうじくんもやるね!ねぇ雪絵?」
「ええ?ちがっ…雀田さん、あんまり大きな声だと厨房に居るなまえに聞こえちゃ、うっ」
「………私は、みょうじクン…正直少し近寄り難いかな?」
「…えっ…?」
「…チョット、雪絵…!」
普段おっとりとした雰囲気である筈の白福から一瞬ピリッとした雰囲気が流れては、間近で感じる雀田と清水は酷く驚き、悲しみも含めつい言葉を途切らせた。
「…人間離れしている程、眉目秀麗。他にも色々と完璧に熟すなんて人間味が欠けてる様な…。それに彼のあんなに綺麗な肌を自分が望まない件で怪我や汚れ汗や日焼けでダメージ受けたくない筈だよ。通ってる学園も身形や持ち物からしても何不自由無く裕福だと分かるよね?彼の生活の中で悩みや苦しい思い、辛い思いとも完全無縁だろうし、そうなると私達との気持ちだって分かり合える事は難しいだろうし。きっと部活や合宿だって自分の学校や猫又監督に言われて断れなくて嫌々と参加してるだけかもよ?」
「ーーっ!!なまえの事、何も知らないのに…っ」
「ちょっ…雪絵!推測なのに言い過ぎ…!!」
「…お嬢さん達、お取り込み中悪いんだけど料理出来上がったから奴ら呼びに…」
食事を拵え終えたなまえが厨房から出て3人の元に近づけば、彼女達の身体が同時にビクッと跳ね上がり、其の様子を見て柔らかな雰囲気で対応するなまえに対し急いで了承の言葉を掛ければ、白福のみなまえに辛そうに作り笑顔を見せると、一言挨拶しゆっくりその場を離れていった。
「なまえ、行こ。なまえは私の傍から絶対に離れちゃ駄目だよ」
「…ハイ?貴女は本当に俺の知ってる潔ちゃんですか?」
清水はなまえの腕に自身の腕を絡めスタスタと早歩きで共に他の部員を呼びに食堂を後にすれば、その場に残された雀田は衝撃と困惑で膝から崩れ落ち、厨房から出てきた武田は雀田の様子を見て慌てふためき、とりあえずコップに水を入れ運んで来たのだ。
「あの…雀田さん、白福さん…どうしたんですか?」
「赤葦は気にしないで良いの。あんた本当空気読むよね」
「はぁ…でも何となくなまえさんが巻き込まれてる感があってそこが嫌というか」
「……っ…またみょうじクン?そんなに皆あの人に惹かれるの?人間の皮被った何者なのかなー?」
「…失礼ですが白福さんこそなまえさんの事をきちんと見て判断されて居ますか?いつも俺らの事を的確に見てくれているのに一体どうしたんですか…?ーー俺、練習に戻るので失礼します」
「っ、赤葦…!ーー雪絵、貴女の過去に忘れられない事があるのは分かるけど、その事をみょうじくんに重ねて、ましてやみょうじくんに八つ当たるのは違うんじゃないの…?」
その後も滞り無くスケジュール通り進みバレーの活動は問題なく進むのだが、如何せん数人の女子マネ達の様子が普段と異なる雰囲気である事は(特になまえの傍から清水が離れない)部員達にも若干伝わり彼らもその面は気になる所ではあった。
「あの…潔ちゃん?プライベートなら嬉しいんだけど俺今から音駒に臨時サポート入るのよ。だから烏野の勝利の女神が此処に居ては駄目。…次いでに夕と龍のあの顔を見てごらん?」
「…っ、でもっ」
「俺はね、いつも清く潔いーー例えば、周りの意見に惑わされず大切にすべきことをわかっている潔ちゃんに憧れてるんだけどな?」
なまえは今回の件を知っているのか知らないのかは解らないが、何ともタイムリーな言葉を言うものだから清水はドキリ、としながら困惑な表情をするが、なまえは柔らかな表情で清水の頭をぽんぽん、と撫でるので、これ以上、なまえに迷惑は掛けられないし仕事に戻らなくては、と自分を恥「ーーごめん。私、間違ってたね」と放ち烏野へ戻り皆に謝り自身の仕事を精一杯、全うする。
「なまえ、ワリィがテーピング頼む」
「了解。テッチャン、あのブロックジャンプするなら別のストレッチ方法更に追加しない?正直ヒヤヒヤする」
「なまえクンもたっぷり付き合ってくれるなら…あー、なまえのテーピングしっくりきすぎて最高」
「なまえ、レシーブん際に身体同志ぶつかっちまいそうになってごめんな!あん時は転がって着地!の体制が楽でさ」
「衛輔ニャンならあのままキャッチして転がしてコートに戻しても良かったんだけどね」
「てめぇぇぇ」
「…ぜー…は…疲れた…サボりたい…っあー頑張ったらなまえ特製アップルパイ作ってよ…嘘ついたら許さないからね…」
「分かってる、ちゃーんと覚えてるから研磨スマイルスマイル」
「(ニタァ)」
「うわぁ…怖え」
なまえと音駒部員とのやりとりを遠くから見ながら白福は先程の発言を思い返しながら少し後悔してしまうのである。
白福は見た目も綺麗であり性格も良く異性からも好意を持たれ易かった。其して多少なりとも異性との御付き合いの経験もある。
その中でも意識が残る程、好きになった男性が居て、又、好きである故に努力をするも上手く行かず何度も何度も1人で泣き、結局、恋愛が実らなかった過去があった。
失った恋というのは雨上がるまで且つ地が固まるまで、其して未練が消える迄…人間はシステムの様には上手くいかず難しい。
然も一番辛いのは、その彼の雰囲気がどことなくなまえに似ていた。まぁ、過去の彼には比較して申し訳無いがなまえの方が男性として容姿も性格も勝れており魅力的ではあるがーー
彼女にとって其れが、正直、今回の件に於いて一番の要因であると言って過言では無い。
極論ではあるが或る意味、なまえは被害者である。
(#続きます)
(#♡使用⚠︎)
(#捏造⚠︎)
(#白福さんファンの人ごめんなさい⚠︎)
(#白福さん少し意地悪な人になってます(後半で必ず覆します)⚠︎)
(#白福さん大好きなんです)
(#白福さんry)
「なんだ…なまえ、音駒や梟谷の合同合宿に度々手伝いで来てたんだ…」
「…あれ?潔子ちゃんチョット複雑?ごめんね。梟谷も唾付けちゃった、なーんて♡」
「あっ、違うの!ただ…なまえも用事だなんて言わないで教えてくれれば良かったのに…なんて思っただけで…その…特に深い意味は…」
「かっ…可愛い…!でもね、私達マネとは数回程度しか接して無いんだ。ほら、みょうじくん気が利くじゃん?私達から言わなくてもさり気なく(中立に基づく事)手伝ってくれたりしてさ~男子なのに!ビックリよ!」
現在、烏野は猫又監督の計らいにより梟谷学園グループと共に合同合宿であり、その最中である昼食前、女子マネージャー3人で食事の為の配膳の準備をしていた。
「ふふふ、なまえはああ見えて実は初めましての女の子には少し恥ずかしがり屋さんなんだよ。慣れれば可愛いから話しかけてあげてね?」
「えー意外~!男子とはわちゃわちゃ楽しそうにやってるけど、なるほど~♪それは是非とも攻略したいですな?」
彼女達の話題に出ているなまえも猫又との関係もあり今回の合宿に参加していて、現在は武田と共に昼食を大量に作って心と腹を満たす準備をしている。
折角、機会あって数日間共に過ごすのだからと、付き合いがある清水が他校マネになまえの事を紹介しようと思ったのだが、既に彼女らとなまえは面識があり故に冒頭のやりとりになるのだ。
「潔子ちゃんが男子に対してそんな風に接するなんて私初めて見たよ。みょうじくんもやるね!ねぇ雪絵?」
「ええ?ちがっ…雀田さん、あんまり大きな声だと厨房に居るなまえに聞こえちゃ、うっ」
「………私は、みょうじクン…正直少し近寄り難いかな?」
「…えっ…?」
「…チョット、雪絵…!」
普段おっとりとした雰囲気である筈の白福から一瞬ピリッとした雰囲気が流れては、間近で感じる雀田と清水は酷く驚き、悲しみも含めつい言葉を途切らせた。
「…人間離れしている程、眉目秀麗。他にも色々と完璧に熟すなんて人間味が欠けてる様な…。それに彼のあんなに綺麗な肌を自分が望まない件で怪我や汚れ汗や日焼けでダメージ受けたくない筈だよ。通ってる学園も身形や持ち物からしても何不自由無く裕福だと分かるよね?彼の生活の中で悩みや苦しい思い、辛い思いとも完全無縁だろうし、そうなると私達との気持ちだって分かり合える事は難しいだろうし。きっと部活や合宿だって自分の学校や猫又監督に言われて断れなくて嫌々と参加してるだけかもよ?」
「ーーっ!!なまえの事、何も知らないのに…っ」
「ちょっ…雪絵!推測なのに言い過ぎ…!!」
「…お嬢さん達、お取り込み中悪いんだけど料理出来上がったから奴ら呼びに…」
食事を拵え終えたなまえが厨房から出て3人の元に近づけば、彼女達の身体が同時にビクッと跳ね上がり、其の様子を見て柔らかな雰囲気で対応するなまえに対し急いで了承の言葉を掛ければ、白福のみなまえに辛そうに作り笑顔を見せると、一言挨拶しゆっくりその場を離れていった。
「なまえ、行こ。なまえは私の傍から絶対に離れちゃ駄目だよ」
「…ハイ?貴女は本当に俺の知ってる潔ちゃんですか?」
清水はなまえの腕に自身の腕を絡めスタスタと早歩きで共に他の部員を呼びに食堂を後にすれば、その場に残された雀田は衝撃と困惑で膝から崩れ落ち、厨房から出てきた武田は雀田の様子を見て慌てふためき、とりあえずコップに水を入れ運んで来たのだ。
「あの…雀田さん、白福さん…どうしたんですか?」
「赤葦は気にしないで良いの。あんた本当空気読むよね」
「はぁ…でも何となくなまえさんが巻き込まれてる感があってそこが嫌というか」
「……っ…またみょうじクン?そんなに皆あの人に惹かれるの?人間の皮被った何者なのかなー?」
「…失礼ですが白福さんこそなまえさんの事をきちんと見て判断されて居ますか?いつも俺らの事を的確に見てくれているのに一体どうしたんですか…?ーー俺、練習に戻るので失礼します」
「っ、赤葦…!ーー雪絵、貴女の過去に忘れられない事があるのは分かるけど、その事をみょうじくんに重ねて、ましてやみょうじくんに八つ当たるのは違うんじゃないの…?」
その後も滞り無くスケジュール通り進みバレーの活動は問題なく進むのだが、如何せん数人の女子マネ達の様子が普段と異なる雰囲気である事は(特になまえの傍から清水が離れない)部員達にも若干伝わり彼らもその面は気になる所ではあった。
「あの…潔ちゃん?プライベートなら嬉しいんだけど俺今から音駒に臨時サポート入るのよ。だから烏野の勝利の女神が此処に居ては駄目。…次いでに夕と龍のあの顔を見てごらん?」
「…っ、でもっ」
「俺はね、いつも清く潔いーー例えば、周りの意見に惑わされず大切にすべきことをわかっている潔ちゃんに憧れてるんだけどな?」
なまえは今回の件を知っているのか知らないのかは解らないが、何ともタイムリーな言葉を言うものだから清水はドキリ、としながら困惑な表情をするが、なまえは柔らかな表情で清水の頭をぽんぽん、と撫でるので、これ以上、なまえに迷惑は掛けられないし仕事に戻らなくては、と自分を恥「ーーごめん。私、間違ってたね」と放ち烏野へ戻り皆に謝り自身の仕事を精一杯、全うする。
「なまえ、ワリィがテーピング頼む」
「了解。テッチャン、あのブロックジャンプするなら別のストレッチ方法更に追加しない?正直ヒヤヒヤする」
「なまえクンもたっぷり付き合ってくれるなら…あー、なまえのテーピングしっくりきすぎて最高」
「なまえ、レシーブん際に身体同志ぶつかっちまいそうになってごめんな!あん時は転がって着地!の体制が楽でさ」
「衛輔ニャンならあのままキャッチして転がしてコートに戻しても良かったんだけどね」
「てめぇぇぇ」
「…ぜー…は…疲れた…サボりたい…っあー頑張ったらなまえ特製アップルパイ作ってよ…嘘ついたら許さないからね…」
「分かってる、ちゃーんと覚えてるから研磨スマイルスマイル」
「(ニタァ)」
「うわぁ…怖え」
なまえと音駒部員とのやりとりを遠くから見ながら白福は先程の発言を思い返しながら少し後悔してしまうのである。
白福は見た目も綺麗であり性格も良く異性からも好意を持たれ易かった。其して多少なりとも異性との御付き合いの経験もある。
その中でも意識が残る程、好きになった男性が居て、又、好きである故に努力をするも上手く行かず何度も何度も1人で泣き、結局、恋愛が実らなかった過去があった。
失った恋というのは雨上がるまで且つ地が固まるまで、其して未練が消える迄…人間はシステムの様には上手くいかず難しい。
然も一番辛いのは、その彼の雰囲気がどことなくなまえに似ていた。まぁ、過去の彼には比較して申し訳無いがなまえの方が男性として容姿も性格も勝れており魅力的ではあるがーー
彼女にとって其れが、正直、今回の件に於いて一番の要因であると言って過言では無い。
極論ではあるが或る意味、なまえは被害者である。