（#猫又監督）
（#東京組との出会いのきっかけ）
（#過去の話）


｢（もう許さん俺が過労死したら一面記事にしてやる）｣
なまえはグランクラスに乗り東京へ向かう途中、不平不満を零し早速と寝ていれば、あっという間に東京、然して目的地へと着くのだ。
この様な事は彼にとっては日常茶飯事であり移動時間は睡眠時間の一つでもある。

さて現在は、と云うと世でいう連休であり普通の学生であれば各々満喫するのであろうが、但しなまえは違っており、これから行う事は良く言えば孝行や仕事、縁由を繋ぐ、悪く言えば駒なのである。

｢ようなまえ！元気そうじゃあねえか、お前んとこの爺より俺の若い時にソックリだな｣
｢んん？育史さんこそ変わらないね、でもちゃんと人間ドックはしてね。勿論、病院も含めみょうじ関連の諸処を今後も引き続きご贔屓に。って事でビジネストーク終了～、じゃあね。｣
育史さんの好きな物と可愛い猫ちゃん達に、とお土産をドッサリと渡し、おら東京観光さ行ってくるだ、と放ち、くるんと身体を向けて其の儘、帰ろうとするなまえの首根っこを掴めば｢まぁまぁまてまて。手ぶらで帰らせるワケにゃ行かねえよ？そいやお前、烏野チョロついてんだって？烏養んとこやるなら俺んとこもやっていきな。ウンウン、必要な道具や荷物が揃ってんならさっさと東京合同合宿付き合え｣と笑いながら捕まえる。

｢… 育史さん、実習含め、ある意味俺の仕事や役割だって理解した上で言ってるでしょ？全く、アチコチ爺同士の因縁は何処まで続くの？衰え知らずだな、｣
｢全員が斃るまでだな、あと１００年ってトコか？はっは！まぁま、ゆっくりしていけや！茶くらいは出しちゃる｣
｢ーーみょうじ代々あくまで中立である立場だからね。忘れないでよ？｣
｢ははは！なら尚更来い！｣

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｢はじめまして。潔く諦…お世話になりますみょうじなまえです。育史さんの駒（歩）兼茶飲み友達です。隅の方で肩揉みやゴマすりしてるんで何かあればお気軽にどうぞ｣

これがなまえと東京組との最初の出会いだった。