青 い 上 弦 の 月
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(#国見ちゃん拗ねる)
(#金田一は弟ポジ)
(#やっぱりいつもの及川サン)
(#弱腐表現⚠︎)
(#♡使用⚠︎)
「キャアアアアア!!かっこいい~♡」
「あの人誰の知り合い!?モデル?!」
「スゲー…あの制服を間近で拝めるなんてラッキー!」
主に女生徒達の黄色い声、男子からの驚異に似た声が響いては、喧騒に近い状況に居合わせる事になる在る月曜日の放課後の彼ら、国見と金田一は一体何事だと物見高い群集に取り巻かれに足を運ぶ。
「また及川さんギャラリーか?」
「でも普段より激しいよね。…あっ!?」
群衆の中を掻き分けて進む2人の目の前に核心のある人物に目をやれば、すぐさま驚愕へと変わり、又、見物客から救助者へと変わった。
▷▶▷
「もー!駄目ッスよ!来るなら予め言ってくれたら迎えに行って守ったのに!」
「襲われに来たんですか?」
金田一は当本人よりも大きく焦りながら「お願いだから貴男は色々と自覚してください!俺の心臓が持ちません!」と続ければ、核心の人物ーーなまえは「えー?校門の前で「きちゃった♡えへ♡」な待ち合わせ、なんて学生同士良くある事だべ。それに城西なんて慣れっ子だろ?他校からの部活偵察とか」と返せばにやりと微笑む。
「なまえさんは目立つんだからっ」
「うーん…制服だったら平気かと思ったんだけど、ちと騒ぎになって御迷惑になっちまったな。やっぱ変装していけば良かったか?」
「其れよりなまえさん今日はどうしたの?…先輩方かな?」
んもー!と過保護気味になる金田一を抑えつつ国見がなまえに用事の理由を問えば、なまえは、いつもの彼らと約束があって然しながら待ち合わせより大分時間に余裕があり、折角ならば青城の前まで行って先に待っていよう、と云う事だった。
因みに先程、約束をしている彼等には連絡し、現在、彼等が来るまで待機している時間である。
「俺、高校に入ってもなまえさんと変わらずこうして会えるなんてマジで嬉しいです!これからも温かく見守「ーー何で実習先を烏野にしたの?なまえさんなら青城も選べたよね?それに如何して今年も烏野継続?ーー俺は正直、悲しかったよ。なまえさんは3年で今年卒業だから今年が最後のチャンスだったのに…そんなに俺より影山が可愛いの?」ーーっ!?おい国見!なまえさん、本当にすみません…!この件に関してだけはコイツ聞き分けの無い駄々こねちゃってる子供みたいなんです。国見、なまえさんに謝れよ!」
うるさいお前だけイイコぶるな、何てらしく無い言い方をした後に舌を出す国見は、いたたまれず静かに一言のみ放ちその場から離れていってしまう。
「本当すみません…俺からももう一度ちゃんと言っておきます。国見にも何度も言ってるンすけど、あぁ見えて頑固なところがあって…。アイツは頭良いしなまえさんの事大好きだから頭ではちゃんと解ってる筈なんです。ーーきっと、勝手に影山に取られた、とでも思ってるンですかね?」
焦りと悲しみの表情でなまえに只管に謝り続ける金田一に、なまえはぽんぽん、と頭を撫でれば「よすよす、勇は本当に優しいね、英とは時間を見て確り話すよ。俺こそ何かごめんな?」と逆に謝り、金田一が安心する様に接する。
「すんませんなまえさん実は俺もやっぱり特に過去の件で影山にあれから謝るとかそういうのして無くて、で、でもっあの」
「ーー言葉は要らない。その代わりバレーで語り合うこそお前らには心地良き関係なんだと思うけど?常になかよしこよしだと物語は殺風景だろ?大丈夫、お前らは切っても切れない。」
金田一も自分なりに抱えている気持ちを下手でも素直に吐露すれば、なまえは聞き逃す事無く静かに頷きながら金田一を優しく温かく宥めるのだ。
国見が言う様に、俺だって影山が羨ましい。
なまえさんから初めて科目単位取得の事を聞いた時、何で烏野?とも無意味な自問自答した。然も俺らが入学した今年も継続との事だった。
俺も含め将来に大きく影響する進学先については、勿論、頭で理解出来るしなまえさんの為なのだから応援するに決まってる。
だけど実習先は青城に行くよって、決められた時間には成るけど傍でちゃんと見守ってるってなまえさんの口から聞きたかった。
まだまだ未熟な俺達は、なまえさんに八つ当たりするしか方法が無かったのも、結局は最後こうして縋るしか無いのも。
なのになまえさんは嫌がらず受け止めて最後には俺達の心を解かすのだ。
年齢は余り変わらない筈なのに悔しさを覚える程カッコよすぎる。
「~~俺、国見追いかけてきますんで失礼します、今日帰ったらまた連絡します」
金田一は、何だか自身の視界がぼやけ零れ落ちそうな表情を気付かれたく無いと必死に隠す様に、なまえからパッ、と離れなまえに自身の言葉を一方的に当て、其の儘、国見を追い駆けて行けば、なまえは黙って手をヒラッと軽くあげ金田一の背中を視線で追い、二人の気持ちの成長を確りと感じる、なんてとしみじみ思って居ると、花巻と松川がなまえの目の前に現れる。
「…はぁっ、は、なまえっ、待たせて悪かった!っはー苦しい!」
「ネー、俺さっき国見と金田一見かけたけど何かいつもと様子違ってたんだよね。奴ら珍しく喧嘩かな?」
「…若人よ青春であれ、時に周りはお口よミッフ●ーちゃんであれ。…さて、一静お勧めチーズINハンバーグ食べに行きますか。その店の味参考にして俺も作る」
「マジ?なまえが作ったの食いたい」
「あっ、俺らが合宿ん時になまえがメシ作ってよ。そしたらもっと頑張れるし。俺らが試合勝ち抜く為にはなまえクンの愛情たっぷりの手料理が鍵になるかもよ~ん」
「(あら、何処かで聞いた様な似たような)」
ヴーン、ヴーッ、ヴーン、ヴーッーー
「………」
「………?」
「………なまえ、スマホ鳴ってるけど出ねぇの?」
「…さん、にー、イチ」
「マッキー!!まっつん!!ヒドイよ俺を置いて行くなんて!なまえも何で電話出ないの!?」
「凄いねー、さすがウチの主将。煙あげて走ってこっち来たよ」
「なまえはマジシャンかな?スリーカウントで及川召喚したわ」
「はじめは用事で来れないって言うし徹は黙ってても追いかけて来るかな、と。待ち合わせまで未だ時間あるわけだし何かあれば俺から電話するつもりだったけど合流どころかうまく召喚したわ、やるじゃん徹」
「…ハーン?そんな意地悪言ってなまえは及川サンにベッドの上でもっと激しく鳴かされたいワケね!」
「…それファンの子が聞いたら卒倒よ?」
「ワァオ、お熱いコト♡妬けちゃう!」
「いや勘弁してよ、貴大」
(#金田一は弟ポジ)
(#やっぱりいつもの及川サン)
(#弱腐表現⚠︎)
(#♡使用⚠︎)
「キャアアアアア!!かっこいい~♡」
「あの人誰の知り合い!?モデル?!」
「スゲー…あの制服を間近で拝めるなんてラッキー!」
主に女生徒達の黄色い声、男子からの驚異に似た声が響いては、喧騒に近い状況に居合わせる事になる在る月曜日の放課後の彼ら、国見と金田一は一体何事だと物見高い群集に取り巻かれに足を運ぶ。
「また及川さんギャラリーか?」
「でも普段より激しいよね。…あっ!?」
群衆の中を掻き分けて進む2人の目の前に核心のある人物に目をやれば、すぐさま驚愕へと変わり、又、見物客から救助者へと変わった。
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「もー!駄目ッスよ!来るなら予め言ってくれたら迎えに行って守ったのに!」
「襲われに来たんですか?」
金田一は当本人よりも大きく焦りながら「お願いだから貴男は色々と自覚してください!俺の心臓が持ちません!」と続ければ、核心の人物ーーなまえは「えー?校門の前で「きちゃった♡えへ♡」な待ち合わせ、なんて学生同士良くある事だべ。それに城西なんて慣れっ子だろ?他校からの部活偵察とか」と返せばにやりと微笑む。
「なまえさんは目立つんだからっ」
「うーん…制服だったら平気かと思ったんだけど、ちと騒ぎになって御迷惑になっちまったな。やっぱ変装していけば良かったか?」
「其れよりなまえさん今日はどうしたの?…先輩方かな?」
んもー!と過保護気味になる金田一を抑えつつ国見がなまえに用事の理由を問えば、なまえは、いつもの彼らと約束があって然しながら待ち合わせより大分時間に余裕があり、折角ならば青城の前まで行って先に待っていよう、と云う事だった。
因みに先程、約束をしている彼等には連絡し、現在、彼等が来るまで待機している時間である。
「俺、高校に入ってもなまえさんと変わらずこうして会えるなんてマジで嬉しいです!これからも温かく見守「ーー何で実習先を烏野にしたの?なまえさんなら青城も選べたよね?それに如何して今年も烏野継続?ーー俺は正直、悲しかったよ。なまえさんは3年で今年卒業だから今年が最後のチャンスだったのに…そんなに俺より影山が可愛いの?」ーーっ!?おい国見!なまえさん、本当にすみません…!この件に関してだけはコイツ聞き分けの無い駄々こねちゃってる子供みたいなんです。国見、なまえさんに謝れよ!」
うるさいお前だけイイコぶるな、何てらしく無い言い方をした後に舌を出す国見は、いたたまれず静かに一言のみ放ちその場から離れていってしまう。
「本当すみません…俺からももう一度ちゃんと言っておきます。国見にも何度も言ってるンすけど、あぁ見えて頑固なところがあって…。アイツは頭良いしなまえさんの事大好きだから頭ではちゃんと解ってる筈なんです。ーーきっと、勝手に影山に取られた、とでも思ってるンですかね?」
焦りと悲しみの表情でなまえに只管に謝り続ける金田一に、なまえはぽんぽん、と頭を撫でれば「よすよす、勇は本当に優しいね、英とは時間を見て確り話すよ。俺こそ何かごめんな?」と逆に謝り、金田一が安心する様に接する。
「すんませんなまえさん実は俺もやっぱり特に過去の件で影山にあれから謝るとかそういうのして無くて、で、でもっあの」
「ーー言葉は要らない。その代わりバレーで語り合うこそお前らには心地良き関係なんだと思うけど?常になかよしこよしだと物語は殺風景だろ?大丈夫、お前らは切っても切れない。」
金田一も自分なりに抱えている気持ちを下手でも素直に吐露すれば、なまえは聞き逃す事無く静かに頷きながら金田一を優しく温かく宥めるのだ。
国見が言う様に、俺だって影山が羨ましい。
なまえさんから初めて科目単位取得の事を聞いた時、何で烏野?とも無意味な自問自答した。然も俺らが入学した今年も継続との事だった。
俺も含め将来に大きく影響する進学先については、勿論、頭で理解出来るしなまえさんの為なのだから応援するに決まってる。
だけど実習先は青城に行くよって、決められた時間には成るけど傍でちゃんと見守ってるってなまえさんの口から聞きたかった。
まだまだ未熟な俺達は、なまえさんに八つ当たりするしか方法が無かったのも、結局は最後こうして縋るしか無いのも。
なのになまえさんは嫌がらず受け止めて最後には俺達の心を解かすのだ。
年齢は余り変わらない筈なのに悔しさを覚える程カッコよすぎる。
「~~俺、国見追いかけてきますんで失礼します、今日帰ったらまた連絡します」
金田一は、何だか自身の視界がぼやけ零れ落ちそうな表情を気付かれたく無いと必死に隠す様に、なまえからパッ、と離れなまえに自身の言葉を一方的に当て、其の儘、国見を追い駆けて行けば、なまえは黙って手をヒラッと軽くあげ金田一の背中を視線で追い、二人の気持ちの成長を確りと感じる、なんてとしみじみ思って居ると、花巻と松川がなまえの目の前に現れる。
「…はぁっ、は、なまえっ、待たせて悪かった!っはー苦しい!」
「ネー、俺さっき国見と金田一見かけたけど何かいつもと様子違ってたんだよね。奴ら珍しく喧嘩かな?」
「…若人よ青春であれ、時に周りはお口よミッフ●ーちゃんであれ。…さて、一静お勧めチーズINハンバーグ食べに行きますか。その店の味参考にして俺も作る」
「マジ?なまえが作ったの食いたい」
「あっ、俺らが合宿ん時になまえがメシ作ってよ。そしたらもっと頑張れるし。俺らが試合勝ち抜く為にはなまえクンの愛情たっぷりの手料理が鍵になるかもよ~ん」
「(あら、何処かで聞いた様な似たような)」
ヴーン、ヴーッ、ヴーン、ヴーッーー
「………」
「………?」
「………なまえ、スマホ鳴ってるけど出ねぇの?」
「…さん、にー、イチ」
「マッキー!!まっつん!!ヒドイよ俺を置いて行くなんて!なまえも何で電話出ないの!?」
「凄いねー、さすがウチの主将。煙あげて走ってこっち来たよ」
「なまえはマジシャンかな?スリーカウントで及川召喚したわ」
「はじめは用事で来れないって言うし徹は黙ってても追いかけて来るかな、と。待ち合わせまで未だ時間あるわけだし何かあれば俺から電話するつもりだったけど合流どころかうまく召喚したわ、やるじゃん徹」
「…ハーン?そんな意地悪言ってなまえは及川サンにベッドの上でもっと激しく鳴かされたいワケね!」
「…それファンの子が聞いたら卒倒よ?」
「ワァオ、お熱いコト♡妬けちゃう!」
「いや勘弁してよ、貴大」