烏 合 の 衆 / 会 心 の 一 撃
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(#烏野の女神の話)
(#田中くんの純粋なる愛)
(#なまえくんと女神の関係)
「けっこんしてください!!!」
出会いは体育館にて出会って数秒、天女の如くふわり、と華麗に体育館に舞い降りた女神と僅か数秒目線が交われば、平凡なる俺の核心から全身に稲妻の如く愛が巡り自身の人生にとって大きな確信に変わるーー
生涯、愛する女性と云うドラマティックな言葉があるのならば、もう俺には彼女しか居ないのだ。
「おはようございます潔子さん!今日も美しいッス。俺と付き合ってください!」
時には華麗に無視されたって俺は挫け無いし諦めるわけが無い寧ろそんな彼女にトキメクのだから。それになんせ彼女は烏野が誇る高嶺の花なのだ。その辺の男が簡単に女神との会話なんぞ難しいなんて事は当たり前!重々承知!大地さんはじめとする仲良し3年生軍団はめちゃくちゃ羨ましいぞ!(大声)
「田中またか?もうネタ化してるぞ。まぁ頑張れよな」
相手は眩く輝く清き女神。言わずもがな自身相手では不均衡である故に周囲からも日々無謀だと大いに励まされ時には笑われるが構わないし痛くも痒くもない。この先何が在ろうと俺は生涯この女神だけを愛し護っていく。其れは男として揺るぎなき心に従うまでであり、もう決めたのだ。
ーーー
ーー
ー
「あっあああのなまえさんっ…もっ、きき潔子さんの事…ちゅき、すす好きなんでっでちゅ、スか!?…噛んだ…!!アーーッ」(悶えながら穴を探す)
「ちょっ…おま…お願いだからマジやめろください!!」
「…田中、木下。2人して頭打ったの…?」
「(俺はストッパーです清水先輩…っ!)」
部活中、今日も2人の一場面をつい気になって見て仕舞い、それで居て一々戸惑うから関係ない傍から見れば残念なる男でもあり、部活終了後も2人で備品を片付けていた所(それだけなのに絵になる2人)を急に後ろから声掛ける失礼な態度をする俺は、とうとう見兼ねた木下に止められたのだが、其れでも全く嫌な顔せず作業を一時中断し俺に身体を向けて、ふわり、と柔らかい表情で面し何事も第一声は先ず挨拶から始まるこの顔も性格も行動もスッゲーカッコイイ先輩は、俺の推尊する先輩の1人であり、然して或る意味では恋敵でもある。
「今更?」
「「「!?」」」
「依然として俺は御主人様が大好きな順従なる犬よ。…但し、イイコにする御褒美に黒タイツの下の御御足を拝ませて欲しい願望と下心は忠実とセットで常にある」
「…もうっ~~なまえのばかっ!」
「(ぐっ…なんか刺激的だ…!)アハハッ…サラリと冗談言えるなんてお2人はやっぱり仲良しですね」
「ふふっ、キチンと躾られてるでしょ?潔ちゃんが俺の事拾ってくれたから、やっとこの俺の上の犬歯の意義が産まれたかもよ。という訳で潔ちゃんにとって害悪となる侵入者は俺がもれなく全員噛み殺すからね?」
「「(ヒュン)」」
「ふふっ、なまえって歯並び綺麗だから更に犬歯がカッコよく映えるね」
「貴女を護る俺の武器です。潔ちゃん、よすよす撫でて~」
「!?全くもう…」
なまえの髪の毛を犬を撫でる様に優しく扱う清水の横顔に、つい田中はツキン、とする心臓の痛感と共に一瞬怯むが、やはり自分の気持ちを正直に放つ彼は奥歯でグッと自身の怯みを潰せば、なまえに向かって大きく撃ち込んだ。
「…ーーッ、俺の潔子さんに対する熱い気持ちだけは絶対に誰にも…ッ、なまえさんにも負けません!過程はどうであれ潔子さんが最後に俺に振り向いて選んでくれれば良いッス!!だからっ、なまえさんは俺を噛み殺さないでクダサイ!然して潔子さんの隣に立つ事俺を何時か必ず認めてクダサイっ…!」
なまえの言う、よすよすを撫で終わった後、最後に照れ隠しで触れる様な、ぺちっ、となまえの後頭部に清水の可愛い一発が入れば、その遣り取りや様子を傍から見ていた周囲はカァッと赤面しながら偶に見せるなまえの(比較的)ギャップや少々残念なる発言や姿に「…やっぱり人間、全てが完璧なわけじゃないのね」と何処か安堵に近い感情を生じた後、清水に対する田中の熱いラブコールに対して清水やなまえもその勢いについ赤面して面食らい少々頬を染め、周囲も同様なる反応を示すが、微笑ましく田中の強い意気込みにパチパチ…と拍手を贈るのだ。
「俺から御主人を掻っ攫っていくんだって。龍もやりおるね~」
「今後の餌やりはどうしようかな?」
「潔ちゃん、散歩も忘れないで」
「~~ンンっ、みょうじさんがああいう事言うと何でこうもお年頃な俺達にとって刺激的であるんだろうか…?兎に角、田中もみょうじさんに対して清水先輩の事で突っかかるのは今後およし!清水先輩に対して頑張ってアプローチするのは純粋に凄いし俺も応援するけど、でも俺らが思う以上にみょうじさんと清水先輩の絆はあるんじゃないの?何より清水先輩の気持ちが最優先だぞ!所謂、そこに関しては斬り掛かるのは流石に駄目!」
「スマン…」
ーーうーん、なまえさんから潔子さんへ恋愛なる感情は見受けられる事は無い(今の様に揶揄う様な発言は有る)反面、俺の想い人の女神様は(おそらく)なまえさんに対して明らかに他の異性(自身含め)とは異なる態度は見て取れて(別の第三者視点判断からしても※当社比)悔しいが好感度は高いと思われる。
もっと掘り下げ、恋愛からなるのか友情からなるのかと云うのは女神のみぞ知るのではあるが結論として、やはり俺的にはなまえさんは恋敵(※一方的)なのだ。…え、お前は懲りないなって?当たり前だろうが!
▷▶▷
「今日の田中はドラマだったね~!清水を好きな気持ちはなまえにも負けない、かぁ…。なまえはモテるだろうから普段からああいう意思表明は男女問わず言われ慣れてるの?」
「なんすか?わー、なまえクンの修羅場の話?オレも聞きたい!」
「こら西谷」
「普段なら内心では(自身は巻き込まれてる意識なので)寧ろ傍観者でありどうぞ御勝手に、なんだけど、今日のは何なら一番、俺が龍にときめいたかも。あそこまで核心のある愛って凄くない?」
「…え?なまえは恋愛熟知先生じゃないの?」
「分からないから教えて欲しい」
「(えーー…?)」
「旭さんもバレーに対してもっとガッツリ愛をぶつけましょうよ!バレーだけにアターックですよ!ローリングラブサンダーです!」
「…西谷、ちょっと落ち込んでるんだろ?」
「……俺はもうつけ入る隙がないような気がして…せめて俺も潔子さんと親睦を深めたい」
(#田中くんの純粋なる愛)
(#なまえくんと女神の関係)
「けっこんしてください!!!」
出会いは体育館にて出会って数秒、天女の如くふわり、と華麗に体育館に舞い降りた女神と僅か数秒目線が交われば、平凡なる俺の核心から全身に稲妻の如く愛が巡り自身の人生にとって大きな確信に変わるーー
生涯、愛する女性と云うドラマティックな言葉があるのならば、もう俺には彼女しか居ないのだ。
「おはようございます潔子さん!今日も美しいッス。俺と付き合ってください!」
時には華麗に無視されたって俺は挫け無いし諦めるわけが無い寧ろそんな彼女にトキメクのだから。それになんせ彼女は烏野が誇る高嶺の花なのだ。その辺の男が簡単に女神との会話なんぞ難しいなんて事は当たり前!重々承知!大地さんはじめとする仲良し3年生軍団はめちゃくちゃ羨ましいぞ!(大声)
「田中またか?もうネタ化してるぞ。まぁ頑張れよな」
相手は眩く輝く清き女神。言わずもがな自身相手では不均衡である故に周囲からも日々無謀だと大いに励まされ時には笑われるが構わないし痛くも痒くもない。この先何が在ろうと俺は生涯この女神だけを愛し護っていく。其れは男として揺るぎなき心に従うまでであり、もう決めたのだ。
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「あっあああのなまえさんっ…もっ、きき潔子さんの事…ちゅき、すす好きなんでっでちゅ、スか!?…噛んだ…!!アーーッ」(悶えながら穴を探す)
「ちょっ…おま…お願いだからマジやめろください!!」
「…田中、木下。2人して頭打ったの…?」
「(俺はストッパーです清水先輩…っ!)」
部活中、今日も2人の一場面をつい気になって見て仕舞い、それで居て一々戸惑うから関係ない傍から見れば残念なる男でもあり、部活終了後も2人で備品を片付けていた所(それだけなのに絵になる2人)を急に後ろから声掛ける失礼な態度をする俺は、とうとう見兼ねた木下に止められたのだが、其れでも全く嫌な顔せず作業を一時中断し俺に身体を向けて、ふわり、と柔らかい表情で面し何事も第一声は先ず挨拶から始まるこの顔も性格も行動もスッゲーカッコイイ先輩は、俺の推尊する先輩の1人であり、然して或る意味では恋敵でもある。
「今更?」
「「「!?」」」
「依然として俺は御主人様が大好きな順従なる犬よ。…但し、イイコにする御褒美に黒タイツの下の御御足を拝ませて欲しい願望と下心は忠実とセットで常にある」
「…もうっ~~なまえのばかっ!」
「(ぐっ…なんか刺激的だ…!)アハハッ…サラリと冗談言えるなんてお2人はやっぱり仲良しですね」
「ふふっ、キチンと躾られてるでしょ?潔ちゃんが俺の事拾ってくれたから、やっとこの俺の上の犬歯の意義が産まれたかもよ。という訳で潔ちゃんにとって害悪となる侵入者は俺がもれなく全員噛み殺すからね?」
「「(ヒュン)」」
「ふふっ、なまえって歯並び綺麗だから更に犬歯がカッコよく映えるね」
「貴女を護る俺の武器です。潔ちゃん、よすよす撫でて~」
「!?全くもう…」
なまえの髪の毛を犬を撫でる様に優しく扱う清水の横顔に、つい田中はツキン、とする心臓の痛感と共に一瞬怯むが、やはり自分の気持ちを正直に放つ彼は奥歯でグッと自身の怯みを潰せば、なまえに向かって大きく撃ち込んだ。
「…ーーッ、俺の潔子さんに対する熱い気持ちだけは絶対に誰にも…ッ、なまえさんにも負けません!過程はどうであれ潔子さんが最後に俺に振り向いて選んでくれれば良いッス!!だからっ、なまえさんは俺を噛み殺さないでクダサイ!然して潔子さんの隣に立つ事俺を何時か必ず認めてクダサイっ…!」
なまえの言う、よすよすを撫で終わった後、最後に照れ隠しで触れる様な、ぺちっ、となまえの後頭部に清水の可愛い一発が入れば、その遣り取りや様子を傍から見ていた周囲はカァッと赤面しながら偶に見せるなまえの(比較的)ギャップや少々残念なる発言や姿に「…やっぱり人間、全てが完璧なわけじゃないのね」と何処か安堵に近い感情を生じた後、清水に対する田中の熱いラブコールに対して清水やなまえもその勢いについ赤面して面食らい少々頬を染め、周囲も同様なる反応を示すが、微笑ましく田中の強い意気込みにパチパチ…と拍手を贈るのだ。
「俺から御主人を掻っ攫っていくんだって。龍もやりおるね~」
「今後の餌やりはどうしようかな?」
「潔ちゃん、散歩も忘れないで」
「~~ンンっ、みょうじさんがああいう事言うと何でこうもお年頃な俺達にとって刺激的であるんだろうか…?兎に角、田中もみょうじさんに対して清水先輩の事で突っかかるのは今後およし!清水先輩に対して頑張ってアプローチするのは純粋に凄いし俺も応援するけど、でも俺らが思う以上にみょうじさんと清水先輩の絆はあるんじゃないの?何より清水先輩の気持ちが最優先だぞ!所謂、そこに関しては斬り掛かるのは流石に駄目!」
「スマン…」
ーーうーん、なまえさんから潔子さんへ恋愛なる感情は見受けられる事は無い(今の様に揶揄う様な発言は有る)反面、俺の想い人の女神様は(おそらく)なまえさんに対して明らかに他の異性(自身含め)とは異なる態度は見て取れて(別の第三者視点判断からしても※当社比)悔しいが好感度は高いと思われる。
もっと掘り下げ、恋愛からなるのか友情からなるのかと云うのは女神のみぞ知るのではあるが結論として、やはり俺的にはなまえさんは恋敵(※一方的)なのだ。…え、お前は懲りないなって?当たり前だろうが!
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「今日の田中はドラマだったね~!清水を好きな気持ちはなまえにも負けない、かぁ…。なまえはモテるだろうから普段からああいう意思表明は男女問わず言われ慣れてるの?」
「なんすか?わー、なまえクンの修羅場の話?オレも聞きたい!」
「こら西谷」
「普段なら内心では(自身は巻き込まれてる意識なので)寧ろ傍観者でありどうぞ御勝手に、なんだけど、今日のは何なら一番、俺が龍にときめいたかも。あそこまで核心のある愛って凄くない?」
「…え?なまえは恋愛熟知先生じゃないの?」
「分からないから教えて欲しい」
「(えーー…?)」
「旭さんもバレーに対してもっとガッツリ愛をぶつけましょうよ!バレーだけにアターックですよ!ローリングラブサンダーです!」
「…西谷、ちょっと落ち込んでるんだろ?」
「……俺はもうつけ入る隙がないような気がして…せめて俺も潔子さんと親睦を深めたい」