烏 合 の 衆 / 会 心 の 一 撃
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(#男子生徒嫌悪感爆発⚠︎︎)
(#なまえくんの舌出し)
(#なまえくんありがとう)
(#後編)
「ーーウッワ…汚…!テメェ何すんだゴラァ…!」
「俺のピンセットを汚してまでも落し物拾ってやったんだから御礼くらい言え。心の底では口内に戻してやりたいのを我慢してやってんのよ?無論、後で君の唾液で汚れた床掃除と後処理、ピンセットの徹底的な除菌宜しくね。御丁寧に名札の傍に社章も付けてくれてるから直に理解したけど御家族である業でしょ?でも平然と愚行するお前には清掃屋の風上にも置けないし依然として素質無い。つまりお前には不相応なので今すぐ俺の前で社章外しな。君の親族の為にも」
「ッ…!馬鹿かお前?お前如きが誰に向かって物言ってんだよ!」
なまえは男子生徒の至極無礼である絡みに対し激高する事無く至って冷静に行動、反論し(御丁寧に床に吐き捨てたガムをピンセットで摘み男子生徒の手を掴み手を開かせその上にポトリ、と落とす)生徒の名字と社章を見ては記憶してある会社名及び位置情報、男子生徒の丁寧な説明で得た情報から一族や会社を素早く特定すれば、生徒は激しく激高し顔を真っ赤にさせて怒り狂いながら最後には「俺に対して無礼を働いたお前を俺の叔父に言いつけて必ずお前の一家を後悔させてやる!」と虚しく吐き捨てた。
「ーーッハ、特に俺の叔父はこの地域で有名な名士で清掃業を幅広く営んでるんだよ!くすねた社章付けてれば周りが空気読んで大抵ペコペコするから気持ち良いンだわ。それでいて俺の会社はーー(説明)」
「ーー世間知らず且つ世の厳しさを知らないのは何方なのか教えてやろうか?会社の看板背負ってる意味を履き違えて臑齧り、臑やガムのみならず醜く汚い物を齧って他人にも吐き散らかし挙句には身内そして叔父の顔に泥を塗る。直ちに清掃すべきはお前の脳ミソ繋がって心ってワケね。先ず手始めに孝支に誠心誠意謝罪しろよ。故に己を知る貴重な第一歩になる」
「…テメェブチコロ…ッ!」
「ーー!?なまえっ…危ないっ!!」
ビュッ、と男子生徒の拳の腕が振り翳されなまえ目掛け振り下ろされ(即ち生徒側から手を出た)菅原の震えた声がその場にキィンと響き渡れば、なまえは呆れる溜息を一つ静かに落とし拳を避けた後、相手の振り下ろしてきた腕をグッと掴み止めては其の儘締め上げると、男子生徒から小さな呻き声が発せられ、姿勢を維持した儘、なまえは男子生徒の社章を外す。
「…ちょ…っ…!お前マジでイイ加減にしろよ…!!なまえは関係無いだろ!?元はと言えば全てお前が…っ!」
「よすよす、威勢の良いのもあって丁度良い。そう云えば別件でお宅に用事もある次いでに折角ですしみょうじから出向きましょう。その際に先程君が言った俺の一家を後悔させる案、その場で君がプレゼンしてみたら?」
「ーーッハ…?」
今迄味わった事の無い怒りで身体と声が震える菅原の放つ言葉を優しく遮り、寧ろ菅原を安心させ宥める様に語り掛けるなまえは、続いて涼し気にサラリと「では熱意あり未来を担う若者の意気込みをどうぞ。あ、良かったらプレゼン資料として使う?」と生徒に柔らかな表情で面しては、自身が仕事で使用する小型のボイスレコーダーを鞄から取り出し男子生徒に差し出せば、奪い取る様に掴むと、直様、男子生徒は激高なるノリとお得意の口調で、普段の恨み辛み、菅原やなまえに対する無理矢理なる言掛かり、本来であればなまえの通う学園に裏口入学でもどうにかして入学したかった事(到底無理)(全く知り得ないし調べようともしなかった)みょうじ家に対する適当なる言掛かり等をベラベラと吐き捨てる発言を録音していったのだ。
(「…ノリでガンガン言ってしまったけど俺大丈夫よね…?まぁ、何かあっても叔父がどうにかしてくれるよな…?然し良く考えてみたらコイツの名字、みょうじだけど…まさかあのみょうじじゃねェよな…?ハハ…いや…まさか…な…?そうだ、あのみょうじがこんなトコに居るわけねぇ…!」)
ーーーー
ーーー
ーー
「菅原すげーな!やるじゃん!アイツに土下座して謝らせるなんて俺もスカッとしたよ~。どうやってアイツを正しき道に導いたの?」
「今は本当に別人の様に黙々と校内掃除してるよ!菅原くんはやっぱり頼りになるね」
「救世主だよ!マジでありがとう…!」
数日後、校内生徒からは歓喜や安堵なる声の反面、大汗をかきながら機密情報及び失態の証拠となる小型ボイスレコーダーを握りしめる校長はじめとする職員は、全員が顔面蒼白し慌ただしい雰囲気に見舞われる事になった。
菅原が登校すれば無論、皆が集まる目立つ校門の前で急に例の男子生徒が菅原に向かって盛大に土下座して謝る後、決意表明や今後の約束事を伝える様子にて、奴を成敗し尚且つ正しき道へと導いたのは菅原だと皆から讃えられ拍手を送られては困惑し、なまえの迷惑にならない様に事柄を慎重に言葉を選びながら説明する菅原の横では、交流授業の為に登校するなまえを一斉に囲み、謝罪やら気遣いやら職員の中には一番身近である武田になまえをどうにかこの通り、と熱心に頼み込む職員やら、然して「この度は寛大なる御配慮を頂戴して…」等、類なる発言、要するに生徒側は踏み込めない話題も持ち出せば「あの…先生方…もう授業開始してしまうので先ずは行きましょうか…」と苦笑いするなまえに、誠に異例なる情景ではあった。
▷▶▷
「なまえ、この間は色々お世話になって…その、ありがとう…」
「いいえ?まぁ、俺もつい言葉で噛み付いてしまったので一部反省。後は女の子達の名誉を守る為の観念から(※喰い散らかしてる発言)俺は悪くない」
「(あらま、なまえが、んべ、と悪戯にお茶目な舌出しとは珍しいな)あはは…あのさ、俺も情けないんだけどアイツから言われた一言でずっと胸に引っかかってる事があってさーー俺がこのまま諦めずにバレーやってるのって周りから見たらやっぱり痛々しいのかな?」
「…部活に篤実に参加して不屈と共にボールを手に持ってる今でさえ孝支はその質問を問うの?」
「へっ…?あ…そっか、チグハグで説得力無いよな…ごめ…」
「ーーまぁ、まだまだ先だけどウィンタースポーツの時期も来る。なら孝支、スノボに転身しない?向いてる気がするんだよね。俺も全面的にサポート入るし安心してよ。勿論、バレーとは色々ガラリと変わるけど」
「えっ!?いや、でも俺…その…(バレーボールをギュッと抱きしめる)」
「ふふっ、答えは既に決まってるじゃない。何、痛々しく見えるなら好きに見せて言われるなら好きに言わせとけよ。最終的には何かしら結果出して奴ら全員納得させて一斉に黙らせれば良い。其れに孝支は烏野が誇る司令塔なんだから操れ。ハイ、解決」
「!?(ヒュッ)」
「ん?何か間違ってる?」
「あははっ…!すげー心強い。何だって出来る気がして来たよ。ありがとう」
(#なまえくんの舌出し)
(#なまえくんありがとう)
(#後編)
「ーーウッワ…汚…!テメェ何すんだゴラァ…!」
「俺のピンセットを汚してまでも落し物拾ってやったんだから御礼くらい言え。心の底では口内に戻してやりたいのを我慢してやってんのよ?無論、後で君の唾液で汚れた床掃除と後処理、ピンセットの徹底的な除菌宜しくね。御丁寧に名札の傍に社章も付けてくれてるから直に理解したけど御家族である業でしょ?でも平然と愚行するお前には清掃屋の風上にも置けないし依然として素質無い。つまりお前には不相応なので今すぐ俺の前で社章外しな。君の親族の為にも」
「ッ…!馬鹿かお前?お前如きが誰に向かって物言ってんだよ!」
なまえは男子生徒の至極無礼である絡みに対し激高する事無く至って冷静に行動、反論し(御丁寧に床に吐き捨てたガムをピンセットで摘み男子生徒の手を掴み手を開かせその上にポトリ、と落とす)生徒の名字と社章を見ては記憶してある会社名及び位置情報、男子生徒の丁寧な説明で得た情報から一族や会社を素早く特定すれば、生徒は激しく激高し顔を真っ赤にさせて怒り狂いながら最後には「俺に対して無礼を働いたお前を俺の叔父に言いつけて必ずお前の一家を後悔させてやる!」と虚しく吐き捨てた。
「ーーッハ、特に俺の叔父はこの地域で有名な名士で清掃業を幅広く営んでるんだよ!くすねた社章付けてれば周りが空気読んで大抵ペコペコするから気持ち良いンだわ。それでいて俺の会社はーー(説明)」
「ーー世間知らず且つ世の厳しさを知らないのは何方なのか教えてやろうか?会社の看板背負ってる意味を履き違えて臑齧り、臑やガムのみならず醜く汚い物を齧って他人にも吐き散らかし挙句には身内そして叔父の顔に泥を塗る。直ちに清掃すべきはお前の脳ミソ繋がって心ってワケね。先ず手始めに孝支に誠心誠意謝罪しろよ。故に己を知る貴重な第一歩になる」
「…テメェブチコロ…ッ!」
「ーー!?なまえっ…危ないっ!!」
ビュッ、と男子生徒の拳の腕が振り翳されなまえ目掛け振り下ろされ(即ち生徒側から手を出た)菅原の震えた声がその場にキィンと響き渡れば、なまえは呆れる溜息を一つ静かに落とし拳を避けた後、相手の振り下ろしてきた腕をグッと掴み止めては其の儘締め上げると、男子生徒から小さな呻き声が発せられ、姿勢を維持した儘、なまえは男子生徒の社章を外す。
「…ちょ…っ…!お前マジでイイ加減にしろよ…!!なまえは関係無いだろ!?元はと言えば全てお前が…っ!」
「よすよす、威勢の良いのもあって丁度良い。そう云えば別件でお宅に用事もある次いでに折角ですしみょうじから出向きましょう。その際に先程君が言った俺の一家を後悔させる案、その場で君がプレゼンしてみたら?」
「ーーッハ…?」
今迄味わった事の無い怒りで身体と声が震える菅原の放つ言葉を優しく遮り、寧ろ菅原を安心させ宥める様に語り掛けるなまえは、続いて涼し気にサラリと「では熱意あり未来を担う若者の意気込みをどうぞ。あ、良かったらプレゼン資料として使う?」と生徒に柔らかな表情で面しては、自身が仕事で使用する小型のボイスレコーダーを鞄から取り出し男子生徒に差し出せば、奪い取る様に掴むと、直様、男子生徒は激高なるノリとお得意の口調で、普段の恨み辛み、菅原やなまえに対する無理矢理なる言掛かり、本来であればなまえの通う学園に裏口入学でもどうにかして入学したかった事(到底無理)(全く知り得ないし調べようともしなかった)みょうじ家に対する適当なる言掛かり等をベラベラと吐き捨てる発言を録音していったのだ。
(「…ノリでガンガン言ってしまったけど俺大丈夫よね…?まぁ、何かあっても叔父がどうにかしてくれるよな…?然し良く考えてみたらコイツの名字、みょうじだけど…まさかあのみょうじじゃねェよな…?ハハ…いや…まさか…な…?そうだ、あのみょうじがこんなトコに居るわけねぇ…!」)
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「菅原すげーな!やるじゃん!アイツに土下座して謝らせるなんて俺もスカッとしたよ~。どうやってアイツを正しき道に導いたの?」
「今は本当に別人の様に黙々と校内掃除してるよ!菅原くんはやっぱり頼りになるね」
「救世主だよ!マジでありがとう…!」
数日後、校内生徒からは歓喜や安堵なる声の反面、大汗をかきながら機密情報及び失態の証拠となる小型ボイスレコーダーを握りしめる校長はじめとする職員は、全員が顔面蒼白し慌ただしい雰囲気に見舞われる事になった。
菅原が登校すれば無論、皆が集まる目立つ校門の前で急に例の男子生徒が菅原に向かって盛大に土下座して謝る後、決意表明や今後の約束事を伝える様子にて、奴を成敗し尚且つ正しき道へと導いたのは菅原だと皆から讃えられ拍手を送られては困惑し、なまえの迷惑にならない様に事柄を慎重に言葉を選びながら説明する菅原の横では、交流授業の為に登校するなまえを一斉に囲み、謝罪やら気遣いやら職員の中には一番身近である武田になまえをどうにかこの通り、と熱心に頼み込む職員やら、然して「この度は寛大なる御配慮を頂戴して…」等、類なる発言、要するに生徒側は踏み込めない話題も持ち出せば「あの…先生方…もう授業開始してしまうので先ずは行きましょうか…」と苦笑いするなまえに、誠に異例なる情景ではあった。
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「なまえ、この間は色々お世話になって…その、ありがとう…」
「いいえ?まぁ、俺もつい言葉で噛み付いてしまったので一部反省。後は女の子達の名誉を守る為の観念から(※喰い散らかしてる発言)俺は悪くない」
「(あらま、なまえが、んべ、と悪戯にお茶目な舌出しとは珍しいな)あはは…あのさ、俺も情けないんだけどアイツから言われた一言でずっと胸に引っかかってる事があってさーー俺がこのまま諦めずにバレーやってるのって周りから見たらやっぱり痛々しいのかな?」
「…部活に篤実に参加して不屈と共にボールを手に持ってる今でさえ孝支はその質問を問うの?」
「へっ…?あ…そっか、チグハグで説得力無いよな…ごめ…」
「ーーまぁ、まだまだ先だけどウィンタースポーツの時期も来る。なら孝支、スノボに転身しない?向いてる気がするんだよね。俺も全面的にサポート入るし安心してよ。勿論、バレーとは色々ガラリと変わるけど」
「えっ!?いや、でも俺…その…(バレーボールをギュッと抱きしめる)」
「ふふっ、答えは既に決まってるじゃない。何、痛々しく見えるなら好きに見せて言われるなら好きに言わせとけよ。最終的には何かしら結果出して奴ら全員納得させて一斉に黙らせれば良い。其れに孝支は烏野が誇る司令塔なんだから操れ。ハイ、解決」
「!?(ヒュッ)」
「ん?何か間違ってる?」
「あははっ…!すげー心強い。何だって出来る気がして来たよ。ありがとう」