烏 合 の 衆 / 会 心 の 一 撃
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(#勉強合宿其ノ壱)
(#西谷田中)
(#規約時間外なので…)
「「なまえくん(さん)どうか我々に勉強を教えてクダサイお願いします(シャス)!!」」
西谷と田中が泣きそうな顔で必死に駆け寄り教科書をなまえの前に差し出しながら最敬礼をすれば、なまえと共に部活へ向かおうと足を進めて居た澤村のある悩みの種が元気ハツラツと芽を出し、ズキリズキリと頭及び胃が痛くなった。
「やればできる子ちゃん達、どの教科?」
なまえの実習の項目では確かに日中行う授業交流は存在する。故になまえは何事にも優れた技量の持ち主であり主に先生の授業サポートや勉強の質問に答えたりと日中実習に於いては学年問わず生徒との交流があるが、無論、毎日では無く限られた時間内である。其れになまえだって自身と同い歳であり受験生であるのだ。受験する大学だって彼ならば超難関大学であろうし普段の彼と接すれば(一応)生身の人間であったからプライベートだって大切にしたい筈だ。
「…コラ。オマエらは普段から部活で思い切り甘えてるんだから勉強くらい自分で何とかしなさいよ」
なまえが(有難い事に)烏野バレー部を選択している関係もあり交流授業に関する項目まで独占しても良い訳が無い。基本的には部活実習の日の際は交流授業は行われ無いのだから。
他の部からは「何で3年間バレー部なのか不思議」「羨ましい」「みょうじ君に部活担当変更出来ないのか聞いてみてくれ」等と言われるが澤村は爽やかなる苦笑いで対応するのみでありなまえに彼らの意向を伝える気、いや寧ろ他部活に彼を譲る気は毛頭無い。だからこそ交流授業の方は(受験勉強などどうしても解けない場合等の特別理由が無い限り)あまりなまえの手を煩わせる事は避けたかった。
「大地さん聞いてくださいよ!俺らの学年だけ抜き打ち小テストがあるんです!」
「赤点は理由あって絶対に避けたいんです…うぅっ…しかも先生も急にテストなんて酷くないッスか!?」
「…普段からきちんと復習しておけば小テストくらい如何にかなるだろ!」
田中と西谷の嘆きに澤村が返す最中、なまえは2人から既に渡された科目の教科書とテスト範囲、日程を考慮しパラパラパラ…と機械の如く素早く正確に様々な事を計算、確認、整理、導き、2人の最終的のテスト点数の予想を出し全ての把握を終えれば(これでも一応人間らしい)自身が彼らの勉強に付き合う事を快く了承する。
「そうだな、折角なら赤点回避だけじゃなくて御家族全員喜ばせません?赤飯炊いて貰えるかもよ?」
「なまえくん本当!?ヤッター!」
「ノヤっさん、助かりましたね!俺だってやればできるんだって姉ちゃんに自慢しよ♪」
「ちょっ!?なまえ…そんな…!」
「ーーその代わり、俺もお願いしたい事あるから宜しくね、って事で交渉成立ね?因みに今回の俺の指導は夕と龍が大地の事をめちゃくちゃ恋しくなるくらいにやるからな。…つーワケで大地パパ、この子達は俺が本日の部活終了後から土日の2日間責任持って預かります。夕と龍は部活後に土日は帰れませんって御家族に連絡してな。急な外泊故に大切な御子息を預かるにあたり御家族にはみょうじ側から(頼りになる敏腕秘書)と俺からもきっちりご挨拶(手続き)させて貰うから安心してね」(諸処への連絡にてスマホのタップが風を切る速さ)
「「ハイ…?」」
(土日部活(今週に限り午前のみ)にて)
「…あれ、アイツら特別になまえさん家で勉強合宿してるんだっけ?羨ましい奴ら」
「…なまえさんは交渉の形をとったみたいよ。あの人の裏の顔は敏腕ビジネスパーソンだから必ず結果出すぞ…」
「田中、菩薩顔で化学式唱えながらスパイクしてない?何か掌から新種の物質生み出しそうなんだけど怖い」
「いつもは守備のバケモン西谷もあれじゃあバケガクに取り憑かれた西谷教授よ…。ボール拾う度に頭から薬品の煙なるものがモクモク出てるように見える様な…」
「西谷、田中!オマエらなまえに迷惑掛けて無いだろうな?」
「「大地さん、いつも育ててくれてありがとうございます」」
「頭打ったのか?」
「打ってるのはなまえくん特製特別問題集ラリーです。でもメシと風呂、居心地、寝心地最高すぎて帰りたくもないような」
「あと俺らが猛勉強中、なまえさんの家に青城の及川さんがルンルンフフン♪って尋ねて来たンすけど俺らの件でなまえさんが追い返してて…及川さんから丑の刻参りされそうな形相で睨まれました…」
「………そうか」
▷▶▷
ピロリン🎵
「おっ?写真添付来たーー…ハハッ!見てみろよ。西谷と田中、ご丁寧にテスト用紙の点数が見える様に此方に向けてすげえドヤ顔!…アイツらにとっちゃテスト史上最高点だったから御守りとして暫く持ち歩くんだってよ。てかこのカフェ可愛すぎ!えっ、ポケ●ン…!?」
「本当だなまえもすげえ楽しそう。俺の悩みの種の芽が少し枯れた気がするよ…。そういえばなまえへの見返りって確か総合格闘技試合観戦をリアルに燃えるってのとポケ●ンカフェをキュンキュン可愛く堪能する、だったか?」
「~~ぶっは!ギャップがありすぎる…っ!!なまえ可愛いな!!てか奴ら場所と顔と食事内容が似合わなすぎる…そして大地からキュンキュン貰いました~」
「…自分で言って後悔してるんだからスガは痛いところ突くんじゃないよ」
「ははっ、西谷も田中も連絡くれる中で楽しかった事が凄く伝わるね。チケ代やカフェ代は特別優待か何かみたいで実質無料だし何だかんだでなまえからの2人への御褒美になっちゃってるんだろうけど…でもまぁなまえも行きたかった観戦を一人で行くより一緒に盛り上がって更に楽しめる奴らと行けて、きっと息抜きできたよね?」
「だな。その点は奴らに感謝かな」
「旭はカフェに興味あったりして?」
「あ、やっぱりワカル?俺一人で行ったらどうなるんかな…」
「…なまえに付き添いお願いしたら?」
「いや…なまえも黙ってれば(少女漫画に出てきそうな)極道のイケメン若頭…」
「顔怖い旭と少女漫画風イケメン若頭なまえにメルヘンなカフェを混ぜると…あら怖いギャップ感の完成デース」
(後日、清水さんも誘って5人で行きました)
(#西谷田中)
(#規約時間外なので…)
「「なまえくん(さん)どうか我々に勉強を教えてクダサイお願いします(シャス)!!」」
西谷と田中が泣きそうな顔で必死に駆け寄り教科書をなまえの前に差し出しながら最敬礼をすれば、なまえと共に部活へ向かおうと足を進めて居た澤村のある悩みの種が元気ハツラツと芽を出し、ズキリズキリと頭及び胃が痛くなった。
「やればできる子ちゃん達、どの教科?」
なまえの実習の項目では確かに日中行う授業交流は存在する。故になまえは何事にも優れた技量の持ち主であり主に先生の授業サポートや勉強の質問に答えたりと日中実習に於いては学年問わず生徒との交流があるが、無論、毎日では無く限られた時間内である。其れになまえだって自身と同い歳であり受験生であるのだ。受験する大学だって彼ならば超難関大学であろうし普段の彼と接すれば(一応)生身の人間であったからプライベートだって大切にしたい筈だ。
「…コラ。オマエらは普段から部活で思い切り甘えてるんだから勉強くらい自分で何とかしなさいよ」
なまえが(有難い事に)烏野バレー部を選択している関係もあり交流授業に関する項目まで独占しても良い訳が無い。基本的には部活実習の日の際は交流授業は行われ無いのだから。
他の部からは「何で3年間バレー部なのか不思議」「羨ましい」「みょうじ君に部活担当変更出来ないのか聞いてみてくれ」等と言われるが澤村は爽やかなる苦笑いで対応するのみでありなまえに彼らの意向を伝える気、いや寧ろ他部活に彼を譲る気は毛頭無い。だからこそ交流授業の方は(受験勉強などどうしても解けない場合等の特別理由が無い限り)あまりなまえの手を煩わせる事は避けたかった。
「大地さん聞いてくださいよ!俺らの学年だけ抜き打ち小テストがあるんです!」
「赤点は理由あって絶対に避けたいんです…うぅっ…しかも先生も急にテストなんて酷くないッスか!?」
「…普段からきちんと復習しておけば小テストくらい如何にかなるだろ!」
田中と西谷の嘆きに澤村が返す最中、なまえは2人から既に渡された科目の教科書とテスト範囲、日程を考慮しパラパラパラ…と機械の如く素早く正確に様々な事を計算、確認、整理、導き、2人の最終的のテスト点数の予想を出し全ての把握を終えれば(これでも一応人間らしい)自身が彼らの勉強に付き合う事を快く了承する。
「そうだな、折角なら赤点回避だけじゃなくて御家族全員喜ばせません?赤飯炊いて貰えるかもよ?」
「なまえくん本当!?ヤッター!」
「ノヤっさん、助かりましたね!俺だってやればできるんだって姉ちゃんに自慢しよ♪」
「ちょっ!?なまえ…そんな…!」
「ーーその代わり、俺もお願いしたい事あるから宜しくね、って事で交渉成立ね?因みに今回の俺の指導は夕と龍が大地の事をめちゃくちゃ恋しくなるくらいにやるからな。…つーワケで大地パパ、この子達は俺が本日の部活終了後から土日の2日間責任持って預かります。夕と龍は部活後に土日は帰れませんって御家族に連絡してな。急な外泊故に大切な御子息を預かるにあたり御家族にはみょうじ側から(頼りになる敏腕秘書)と俺からもきっちりご挨拶(手続き)させて貰うから安心してね」(諸処への連絡にてスマホのタップが風を切る速さ)
「「ハイ…?」」
(土日部活(今週に限り午前のみ)にて)
「…あれ、アイツら特別になまえさん家で勉強合宿してるんだっけ?羨ましい奴ら」
「…なまえさんは交渉の形をとったみたいよ。あの人の裏の顔は敏腕ビジネスパーソンだから必ず結果出すぞ…」
「田中、菩薩顔で化学式唱えながらスパイクしてない?何か掌から新種の物質生み出しそうなんだけど怖い」
「いつもは守備のバケモン西谷もあれじゃあバケガクに取り憑かれた西谷教授よ…。ボール拾う度に頭から薬品の煙なるものがモクモク出てるように見える様な…」
「西谷、田中!オマエらなまえに迷惑掛けて無いだろうな?」
「「大地さん、いつも育ててくれてありがとうございます」」
「頭打ったのか?」
「打ってるのはなまえくん特製特別問題集ラリーです。でもメシと風呂、居心地、寝心地最高すぎて帰りたくもないような」
「あと俺らが猛勉強中、なまえさんの家に青城の及川さんがルンルンフフン♪って尋ねて来たンすけど俺らの件でなまえさんが追い返してて…及川さんから丑の刻参りされそうな形相で睨まれました…」
「………そうか」
▷▶▷
ピロリン🎵
「おっ?写真添付来たーー…ハハッ!見てみろよ。西谷と田中、ご丁寧にテスト用紙の点数が見える様に此方に向けてすげえドヤ顔!…アイツらにとっちゃテスト史上最高点だったから御守りとして暫く持ち歩くんだってよ。てかこのカフェ可愛すぎ!えっ、ポケ●ン…!?」
「本当だなまえもすげえ楽しそう。俺の悩みの種の芽が少し枯れた気がするよ…。そういえばなまえへの見返りって確か総合格闘技試合観戦をリアルに燃えるってのとポケ●ンカフェをキュンキュン可愛く堪能する、だったか?」
「~~ぶっは!ギャップがありすぎる…っ!!なまえ可愛いな!!てか奴ら場所と顔と食事内容が似合わなすぎる…そして大地からキュンキュン貰いました~」
「…自分で言って後悔してるんだからスガは痛いところ突くんじゃないよ」
「ははっ、西谷も田中も連絡くれる中で楽しかった事が凄く伝わるね。チケ代やカフェ代は特別優待か何かみたいで実質無料だし何だかんだでなまえからの2人への御褒美になっちゃってるんだろうけど…でもまぁなまえも行きたかった観戦を一人で行くより一緒に盛り上がって更に楽しめる奴らと行けて、きっと息抜きできたよね?」
「だな。その点は奴らに感謝かな」
「旭はカフェに興味あったりして?」
「あ、やっぱりワカル?俺一人で行ったらどうなるんかな…」
「…なまえに付き添いお願いしたら?」
「いや…なまえも黙ってれば(少女漫画に出てきそうな)極道のイケメン若頭…」
「顔怖い旭と少女漫画風イケメン若頭なまえにメルヘンなカフェを混ぜると…あら怖いギャップ感の完成デース」
(後日、清水さんも誘って5人で行きました)