烏 合 の 衆 / 会 心 の 一 撃
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(#生理ネタ⚠︎)
(#経血表現⚠︎)
(#センシティブな内容⚠︎)
(#お姫様抱っこ)
「(ぅぅ…辛いよお…)」
谷地はこの日ほぼ一日中、月経及びそれに伴う様々な不調に苦しめられていた。
然しながら彼女の性格は此処でも発揮されてしまい、我慢に我慢を重ね周りには知られる事や気付かれる事なく隠し通し、本日後残すところ部活のみ、となった現在、終に彼女の華奢な身体は悲鳴をあげる。
「(眩暈)〜〜っ」
「?どうかした?」
「ーーううん!ごめん。あはは、教室に忘れ物しちゃったみたい!私、部活まで未だ時間あるし取りに行ってからそのまま部活行くね?」
共に居た友人に対し必死の笑顔でその場での解散を促し、友人が視界から消えたのを確認し終えた谷地は、現在、自身が佇む人気の無い屋外渡り廊下の隅にあるベンチにズリズリと向かい、軽い目眩を堪えながらも辿り着き座る。
「ーーヒッ!?」
部活開始まで未だ時間あるのは本当で、少し休んでから行こうとベンチに座ったその瞬間、月経特有の感触と熱、そしてジワリ、とショーツから溢れ染みた嫌悪感に強く襲われ、谷地の心臓はズクンと鳴り終わったと同時に顔色を変える。
確かに今月は量が多かったのを頭では理解していたが、つい自分のケアより他人や時間や予定を優先させて後回してしまった結果、まさかの用品の容量を超えてしまったのだ。
スカートやベンチの汚れ等を確認して後始末をした後、直ぐに御手洗いに駆け込みたいが、なかなか言う事を聞かない自分の身体に対して、辛く恥ずかしく情け無くと、マイナスの感情ばかり混じり合い全身を巡れば、プツン、と感が決壊し谷地の瞳からは大粒の涙が溢れ零れた。
「(〜〜っも、この際誰かっ)」
自身が座った際に汚れたベンチだけでもと、案の定、経血で汚れた部分を持っていたアルコール除菌シートで拭き消しながら、これではスカートも確実に汚れたと確信し、拭き終えた後の汚れたシートを握りしめてはベンチに手を乗せた儘、地面にしゃがみ込んで蹲り落ち込み啜り泣いた。
「ーー谷っちゃん、どうしたの」
自身の身体がビクッと跳ね上がるのが分かり、顔をベンチに伏せる様な状態且つ涙で視界がぼやけているので視覚は人物判断をする為の機能は果たしていないが、研ぎ澄まされた聴力だけで声を掛けてきた人物は直ぐに理解した。
然しながら現状が現状であり大変失礼だとは分かっていたが、言葉が喉に詰まり上手く声が出せずに居る。
「……黙って腰に巻いて」
「っひっ、く…で、でも…」
「良いから」
本日、実習の為に烏野に来ており偶々この状況に居合わせたなまえは、現在起きている現状を把握して(汚れたシート、汚れたスカート、蹲った谷地)一切無駄な事は言わず、自身のカーディガンを脱ぎ谷地に渡す。
「…あ、ひゆ、あのみょうじさ「はい、失礼します」っきゃうっ!?申し訳ないです…ぐすっ…あああの歩けます!私なんかがごめんなさい…っ」
おずおずとカーディガンを腰に巻いた谷地をなまえはヒョイ、と横抱きにし(スカート等気をつけながら)なまえも実習の為、頻繁に足を運ぶ烏野の保健室へ迷う事無く向かえば、谷地にとっては涙が出る程有難い素早く機転の利く様々な対応を行うなまえに対し、ぐすぐすと涙ぐみながらも確り御礼を伝えた。
「(先程、軽く連絡したけど)先生や大地には俺から上手く言っておくから、ゆっくり寝て休んでて。あ、親御さん帰宅するの遅いんだっけ。帰りも送るから此処で待っててくれる?」
なまえは、コトン、と近くの机に静かにホットココアを置き、良ければどうぞ、と一言放った後、部屋を出ていった。
▷▶︎▷
「あああの先日は、本当にありがとうございました!帰りもご一緒に車に乗せて貰っちゃって…ご家族?の方にも宜しくお伝えください…あとカーディガンお返しします!これあの有名ハイブランドのですよね…クリーニングに出しましたのでどうか命だけはお許しくださいっ〜〜!!」
「(ご家族?…あーまぁいっか)あらご丁寧にどうも。谷っちゃん律儀だねー、汚されるのは慣れてるし別に良かったのに。」
「!?((薄暗くハッキリ見えなかったけど)あの御迎えに来た高級車といい今の発言といい(実は裏では返り血を浴びまくりで)汚れるとか!?みょうじさんって実は…)慈悲をををお助け〜!!」
「(行為の際の相手の愛液で、なんてそんな事この子に言えないけど)いつも通り元気になって良かったね?まあでもまた機会あれば可愛い泣き顔頂戴しましょうか(※冗談です)」
「はわわわわわ」
谷地の部屋には、プルタブを開けていない中身が入ったままのココアが大切に飾ってある、と云うのは彼女だけの秘密なのである。
(#経血表現⚠︎)
(#センシティブな内容⚠︎)
(#お姫様抱っこ)
「(ぅぅ…辛いよお…)」
谷地はこの日ほぼ一日中、月経及びそれに伴う様々な不調に苦しめられていた。
然しながら彼女の性格は此処でも発揮されてしまい、我慢に我慢を重ね周りには知られる事や気付かれる事なく隠し通し、本日後残すところ部活のみ、となった現在、終に彼女の華奢な身体は悲鳴をあげる。
「(眩暈)〜〜っ」
「?どうかした?」
「ーーううん!ごめん。あはは、教室に忘れ物しちゃったみたい!私、部活まで未だ時間あるし取りに行ってからそのまま部活行くね?」
共に居た友人に対し必死の笑顔でその場での解散を促し、友人が視界から消えたのを確認し終えた谷地は、現在、自身が佇む人気の無い屋外渡り廊下の隅にあるベンチにズリズリと向かい、軽い目眩を堪えながらも辿り着き座る。
「ーーヒッ!?」
部活開始まで未だ時間あるのは本当で、少し休んでから行こうとベンチに座ったその瞬間、月経特有の感触と熱、そしてジワリ、とショーツから溢れ染みた嫌悪感に強く襲われ、谷地の心臓はズクンと鳴り終わったと同時に顔色を変える。
確かに今月は量が多かったのを頭では理解していたが、つい自分のケアより他人や時間や予定を優先させて後回してしまった結果、まさかの用品の容量を超えてしまったのだ。
スカートやベンチの汚れ等を確認して後始末をした後、直ぐに御手洗いに駆け込みたいが、なかなか言う事を聞かない自分の身体に対して、辛く恥ずかしく情け無くと、マイナスの感情ばかり混じり合い全身を巡れば、プツン、と感が決壊し谷地の瞳からは大粒の涙が溢れ零れた。
「(〜〜っも、この際誰かっ)」
自身が座った際に汚れたベンチだけでもと、案の定、経血で汚れた部分を持っていたアルコール除菌シートで拭き消しながら、これではスカートも確実に汚れたと確信し、拭き終えた後の汚れたシートを握りしめてはベンチに手を乗せた儘、地面にしゃがみ込んで蹲り落ち込み啜り泣いた。
「ーー谷っちゃん、どうしたの」
自身の身体がビクッと跳ね上がるのが分かり、顔をベンチに伏せる様な状態且つ涙で視界がぼやけているので視覚は人物判断をする為の機能は果たしていないが、研ぎ澄まされた聴力だけで声を掛けてきた人物は直ぐに理解した。
然しながら現状が現状であり大変失礼だとは分かっていたが、言葉が喉に詰まり上手く声が出せずに居る。
「……黙って腰に巻いて」
「っひっ、く…で、でも…」
「良いから」
本日、実習の為に烏野に来ており偶々この状況に居合わせたなまえは、現在起きている現状を把握して(汚れたシート、汚れたスカート、蹲った谷地)一切無駄な事は言わず、自身のカーディガンを脱ぎ谷地に渡す。
「…あ、ひゆ、あのみょうじさ「はい、失礼します」っきゃうっ!?申し訳ないです…ぐすっ…あああの歩けます!私なんかがごめんなさい…っ」
おずおずとカーディガンを腰に巻いた谷地をなまえはヒョイ、と横抱きにし(スカート等気をつけながら)なまえも実習の為、頻繁に足を運ぶ烏野の保健室へ迷う事無く向かえば、谷地にとっては涙が出る程有難い素早く機転の利く様々な対応を行うなまえに対し、ぐすぐすと涙ぐみながらも確り御礼を伝えた。
「(先程、軽く連絡したけど)先生や大地には俺から上手く言っておくから、ゆっくり寝て休んでて。あ、親御さん帰宅するの遅いんだっけ。帰りも送るから此処で待っててくれる?」
なまえは、コトン、と近くの机に静かにホットココアを置き、良ければどうぞ、と一言放った後、部屋を出ていった。
▷▶︎▷
「あああの先日は、本当にありがとうございました!帰りもご一緒に車に乗せて貰っちゃって…ご家族?の方にも宜しくお伝えください…あとカーディガンお返しします!これあの有名ハイブランドのですよね…クリーニングに出しましたのでどうか命だけはお許しくださいっ〜〜!!」
「(ご家族?…あーまぁいっか)あらご丁寧にどうも。谷っちゃん律儀だねー、汚されるのは慣れてるし別に良かったのに。」
「!?((薄暗くハッキリ見えなかったけど)あの御迎えに来た高級車といい今の発言といい(実は裏では返り血を浴びまくりで)汚れるとか!?みょうじさんって実は…)慈悲をををお助け〜!!」
「(行為の際の相手の愛液で、なんてそんな事この子に言えないけど)いつも通り元気になって良かったね?まあでもまた機会あれば可愛い泣き顔頂戴しましょうか(※冗談です)」
「はわわわわわ」
谷地の部屋には、プルタブを開けていない中身が入ったままのココアが大切に飾ってある、と云うのは彼女だけの秘密なのである。