コ ー プ ス・リ バ イ バ ー
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女を抱くーーそんなモノは言葉通り、思春期真っ只中男子高校生の性への興味や欲、一時的な快楽を求める、と云うワードがピタリと嵌る。…あーあ、我ながら最低なのかも。周りの大人びた友人や先輩から、好きな女とするのは別格、とか、二口もいつか本気の恋をして夢中になる女とセックスすれば解る、とか、先ずは好きなオンナを作ること!其れが叶えられてない君はまだまだお子ちゃまだねぇ、なんて言われる。夢中になる女、ねぇ…いやいやあのさ気持ちなんて関係あるワケねぇだろ?ヤる事は結局、一緒なんだからーー大体、本気の恋って何だよ。今、俺が夢中になる事はバレーボールで女に夢中になるワケが無い。
ーーー
ーー
ー
「ーー最近、2年の気魄凄いよな…?此の儘だと数人にレギュラー喰われるぞ…」
「インハイも間近だしマジでやる気の無い奴らは3年でも容赦無く切り捨てられるな。頑張らないと…!」
インハイ間近である土曜日、主に3年や2年は最終調整の時期に差し掛かる中、青葉城西男子バレー部は相当なる厳しい練習量を熟しており、その中でも特に2年生は気魄に満ちた気を放ち、文句ある奴は全て潰し制圧する勢いのある練習量だった。
「コートを制するのであれば強い者が立ち、横幕に恥じる弱き者はコートから一刻も早く去るべきだ」
そんな最中、一変させる出来事が起こる。
上記の意志を、岩泉は全く怯むこと無く皆の前で強く宣言したのだ。バレーボール強豪校である為、真面目にやる大多数は岩泉の言葉に頷き賛同するが、やはり一部の例の輩からは大ブーイングが起こる。
「いつアンタらのドタマをブチ射抜き出し抜くか、ってずっと憤懣遣る方無い思いでやってきたんスよ。ーー早かれ遅かれの話です。殺り合いましょうや」
文句があるのならば正々堂々、コートの上で戦いますか?と岩泉の目に青白い炎が宿えば、怒りに満ちた一部の先輩と試合する事になった。ーー結果は、勿論、練習量も気魄も全ての思い、其して、なまえへの想いも、岩泉や及川が率いるチームが完璧に勝利を収めたのだが、納得いかず激高した輩の1人がコート上にも関わらず、怒りに任せて岩泉に食って掛かり思い切り腕を振り下ろした。
「岩泉ーーアブねぇッ…!」
「!?岩ちゃん!」
「ーーッ、クソ野郎がっ…!」
下手すれば自身の武器である腕が折れる…!
まさかの行動に出られた岩泉は、腕で相手の拳を受け止める覚悟のみしか出来ず、グッ…!と受け身姿勢に入ったその瞬間、主将が岩泉と輩の間に瞬時に入り込み、輩の振り下ろす腕をガッ…!と掴み制止した。
「ーー随分前から君たちの行動は目に余るモノがあったよ。此処まで辿り着くのに日は大分掛かったが、ある愚かな人物によるある方への行為を最終に、決定打、証言と証拠をやっとの思いで揃え取って学校側にも提出出来る準備は整ったんだ。此方の要求として、ある一部の者達には部活を退部し金輪際、バレー部員及びある方への接触を禁止を誓って貰う。ーーこんなに気高い後輩にも、誇り高い青葉城西にも…俺ら3年の所為でこれ以上、恥辱を与える訳にはいかない。」
ギリギリ…ッ、と輩の腕を掴み握り締める主将は怒りと情けなさで肩を震わせて居た。今までの全ての事を後輩達に誠心誠意に謝罪し岩泉の先程の宣言を快く承諾する。強い者がコートに立ち、コートを制す。主将の目には濁り無き決意が滲む。
「ーー俺達に謝る必要はありません。ですが、なまえには必ず謝ってください。勿論、謝って許される事では無いけど」
彼女はあんなに小さな身体で、いつも彼女の真心がこもる手伝いの中で、嫌な事や不安、怖い事も沢山引き受け受け止めて、それでも決して弱音も吐かず、俺達の為にと思って精一杯、頑張ってやってきたんですから、と岩泉が続ければ、周りが一瞬にしてにシン…と独特な空気になり、拳を握りながら静かに頷いていた。
後に、例の輩達は3年生と云う立場ではあったが、バレー、部員、青葉城西、そしてなまえに対しても失礼な態度ばかり、と云う事が学校側に周知され、結局、主将の要求通りに事が運んだのだった。
ーーー
ーー
ー
「…なんてね。キスされるかと思った?…残念。髪の毛に虫ついてる」
「えっ…虫!?…あのお願いします今すぐ取ってください…!」
「ーーほら」
「…ありがとうございます…っ」
二口となまえの唇が重なるまで残り数センチーー二口はピタリ、と止まってなまえの顔をジッ…と見つめては言葉を放った。耳まで真っ赤に染め上げて諦めた様にギュッ、と目を瞑るなまえの前髪にぽふ、と一瞬だけ自身の唇を押し当てて、其れを虫だと実は嘘を吐く。
ーー此処で俺の気まぐれで彼女の唇を奪うのはルール違反で且つ得策じゃない、口じゃ無いから許してね、と心で謝りながらなまえの小さな頭を、ぽすっ、と撫でたのだ。
「…ぽやぽや~っとしてんなよ、なまえ」
「えっ…?」
「ーーあんまり無防備にすんなって言ってんの。いつか頭からがぶり、と丸呑みされるぞ?」
「…うんっ、あの…私の名前…」
「~~ッ、何だよ?お前なんか呼び捨てでイイだろ!」
彼女の名前を呼んだ後、自身が思ってた以上に恥ずかしくて、ぶわァっ、と顔から湯気が上がるくらいに真っ赤になり顔を背けて隠す二口だったが、数秒しても熱が収まらないので、つい恥ずかしさのあまりなまえの頬を、ふにゅふにゅっ、と両手で挟んでは緩めてを繰り返した。あ"ーークソッ、マジで調子が狂う…!
「ふふっ、仕方ないなぁ?可愛い弟が出来た、って思いましょう。じゃぁ…私は、堅ちゃんって呼ぶね?」
「ーーはァ?こてん、って首傾げてんじゃねェよ駄目に決まってんだろ。…そうか、まだほっぺた虐められたいのか」
「ひどいっ…!私遊ばれてる…!?」
お姉さんだもん、とふわりとした雰囲気で、自身の両頬にある二口の両手に小さな可愛い手をちょん、と重ね添えては接するなまえをガン無視して、このマシュマロみたいな可愛いほっぺたを触るのめちゃくちゃ癖になりそう…寧ろイライラした時とかずっと触ってたいわーマジで癒される。あれだ、自室にある抱き枕ぬいぐるみと系統が全く一緒か、と、深く考えていた。
◇◇◇
「じゃあ、またね」
「あぁ…ーーあのさ」
「ん?」
結局、夕暮れになるまでなまえと二口は一緒に過ごした。二口にとって、何故だかなまえと一緒に時間を過ごすとあっという間に過ぎてしまって、又しても別れ際に無性に寂しさを覚えていた。こんな事、本人には絶対に言わないけど、なんて思考しながら。
「ーーなまえ、また連絡しても良い?」
「!?」
「……駄目?」
「ううん!いいよ。私からもしても良い?堅ちゃんがきちんと授業頑張ってるかな、って気になった時とか?」
「うわーウゼェーお好きにドウゾ」
ーーー
ーー
ー
「ーー最近、2年の気魄凄いよな…?此の儘だと数人にレギュラー喰われるぞ…」
「インハイも間近だしマジでやる気の無い奴らは3年でも容赦無く切り捨てられるな。頑張らないと…!」
インハイ間近である土曜日、主に3年や2年は最終調整の時期に差し掛かる中、青葉城西男子バレー部は相当なる厳しい練習量を熟しており、その中でも特に2年生は気魄に満ちた気を放ち、文句ある奴は全て潰し制圧する勢いのある練習量だった。
「コートを制するのであれば強い者が立ち、横幕に恥じる弱き者はコートから一刻も早く去るべきだ」
そんな最中、一変させる出来事が起こる。
上記の意志を、岩泉は全く怯むこと無く皆の前で強く宣言したのだ。バレーボール強豪校である為、真面目にやる大多数は岩泉の言葉に頷き賛同するが、やはり一部の例の輩からは大ブーイングが起こる。
「いつアンタらのドタマをブチ射抜き出し抜くか、ってずっと憤懣遣る方無い思いでやってきたんスよ。ーー早かれ遅かれの話です。殺り合いましょうや」
文句があるのならば正々堂々、コートの上で戦いますか?と岩泉の目に青白い炎が宿えば、怒りに満ちた一部の先輩と試合する事になった。ーー結果は、勿論、練習量も気魄も全ての思い、其して、なまえへの想いも、岩泉や及川が率いるチームが完璧に勝利を収めたのだが、納得いかず激高した輩の1人がコート上にも関わらず、怒りに任せて岩泉に食って掛かり思い切り腕を振り下ろした。
「岩泉ーーアブねぇッ…!」
「!?岩ちゃん!」
「ーーッ、クソ野郎がっ…!」
下手すれば自身の武器である腕が折れる…!
まさかの行動に出られた岩泉は、腕で相手の拳を受け止める覚悟のみしか出来ず、グッ…!と受け身姿勢に入ったその瞬間、主将が岩泉と輩の間に瞬時に入り込み、輩の振り下ろす腕をガッ…!と掴み制止した。
「ーー随分前から君たちの行動は目に余るモノがあったよ。此処まで辿り着くのに日は大分掛かったが、ある愚かな人物によるある方への行為を最終に、決定打、証言と証拠をやっとの思いで揃え取って学校側にも提出出来る準備は整ったんだ。此方の要求として、ある一部の者達には部活を退部し金輪際、バレー部員及びある方への接触を禁止を誓って貰う。ーーこんなに気高い後輩にも、誇り高い青葉城西にも…俺ら3年の所為でこれ以上、恥辱を与える訳にはいかない。」
ギリギリ…ッ、と輩の腕を掴み握り締める主将は怒りと情けなさで肩を震わせて居た。今までの全ての事を後輩達に誠心誠意に謝罪し岩泉の先程の宣言を快く承諾する。強い者がコートに立ち、コートを制す。主将の目には濁り無き決意が滲む。
「ーー俺達に謝る必要はありません。ですが、なまえには必ず謝ってください。勿論、謝って許される事では無いけど」
彼女はあんなに小さな身体で、いつも彼女の真心がこもる手伝いの中で、嫌な事や不安、怖い事も沢山引き受け受け止めて、それでも決して弱音も吐かず、俺達の為にと思って精一杯、頑張ってやってきたんですから、と岩泉が続ければ、周りが一瞬にしてにシン…と独特な空気になり、拳を握りながら静かに頷いていた。
後に、例の輩達は3年生と云う立場ではあったが、バレー、部員、青葉城西、そしてなまえに対しても失礼な態度ばかり、と云う事が学校側に周知され、結局、主将の要求通りに事が運んだのだった。
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「…なんてね。キスされるかと思った?…残念。髪の毛に虫ついてる」
「えっ…虫!?…あのお願いします今すぐ取ってください…!」
「ーーほら」
「…ありがとうございます…っ」
二口となまえの唇が重なるまで残り数センチーー二口はピタリ、と止まってなまえの顔をジッ…と見つめては言葉を放った。耳まで真っ赤に染め上げて諦めた様にギュッ、と目を瞑るなまえの前髪にぽふ、と一瞬だけ自身の唇を押し当てて、其れを虫だと実は嘘を吐く。
ーー此処で俺の気まぐれで彼女の唇を奪うのはルール違反で且つ得策じゃない、口じゃ無いから許してね、と心で謝りながらなまえの小さな頭を、ぽすっ、と撫でたのだ。
「…ぽやぽや~っとしてんなよ、なまえ」
「えっ…?」
「ーーあんまり無防備にすんなって言ってんの。いつか頭からがぶり、と丸呑みされるぞ?」
「…うんっ、あの…私の名前…」
「~~ッ、何だよ?お前なんか呼び捨てでイイだろ!」
彼女の名前を呼んだ後、自身が思ってた以上に恥ずかしくて、ぶわァっ、と顔から湯気が上がるくらいに真っ赤になり顔を背けて隠す二口だったが、数秒しても熱が収まらないので、つい恥ずかしさのあまりなまえの頬を、ふにゅふにゅっ、と両手で挟んでは緩めてを繰り返した。あ"ーークソッ、マジで調子が狂う…!
「ふふっ、仕方ないなぁ?可愛い弟が出来た、って思いましょう。じゃぁ…私は、堅ちゃんって呼ぶね?」
「ーーはァ?こてん、って首傾げてんじゃねェよ駄目に決まってんだろ。…そうか、まだほっぺた虐められたいのか」
「ひどいっ…!私遊ばれてる…!?」
お姉さんだもん、とふわりとした雰囲気で、自身の両頬にある二口の両手に小さな可愛い手をちょん、と重ね添えては接するなまえをガン無視して、このマシュマロみたいな可愛いほっぺたを触るのめちゃくちゃ癖になりそう…寧ろイライラした時とかずっと触ってたいわーマジで癒される。あれだ、自室にある抱き枕ぬいぐるみと系統が全く一緒か、と、深く考えていた。
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「じゃあ、またね」
「あぁ…ーーあのさ」
「ん?」
結局、夕暮れになるまでなまえと二口は一緒に過ごした。二口にとって、何故だかなまえと一緒に時間を過ごすとあっという間に過ぎてしまって、又しても別れ際に無性に寂しさを覚えていた。こんな事、本人には絶対に言わないけど、なんて思考しながら。
「ーーなまえ、また連絡しても良い?」
「!?」
「……駄目?」
「ううん!いいよ。私からもしても良い?堅ちゃんがきちんと授業頑張ってるかな、って気になった時とか?」
「うわーウゼェーお好きにドウゾ」