コ ー プ ス・リ バ イ バ ー
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「何で徹くんはいつもそういう言い方するの?」
「なまえはほんっと…っ、見てるとムカつくんだよっ…」
「~~っ、ごめ…私もう行くね…っ」
ぱたぱた、となまえが及川と岩泉の前から逃げる様に立ち去るのを視線で追えば、結局、視線の行き着いた終着には及川が自身の髪を片手でくしゃり、と乱した姿があるものだから、岩泉は毎度の事ながら溜息をつき呆れ、お前もなまえも俺ももう高校生であって、且つアイツだってもうガキじゃなく1人の女性なんだから、と今迄、何度苦言を呈しただろう、と頭の中で過去を振り返りながら面した。
「…あのよ、及川もあんまりなまえを構うな。次いでにオマエの彼女も気分良くねぇべや」
「ーー別に彼女が居ようがそんな事は関係無いでしょ?何で岩ちゃんはなまえとの関係性は変わらなくて俺だけ変わらなくちゃなんないの?」
「はァ?んなモンいちいち説明しなきゃわかんねぇのかよ。ーー事の発端がなまえにせよ別の原因にせよ女とオマエの間でどう拗れようが揉めようが俺はどうだっていい。関係ねェからな。…だがな、なまえに何か危害でもあってみろ。そん時はブチ殺すからな及川」
及川、岩泉、なまえは小さい頃からずっと共に居て傍で育ち、常に互いの存在も距離も関係性も近い要するに親密な幼なじみであった。
勿論、育つ過程の中で嫌でも変化が訪れる事と云えばなまえだけが異なる事柄…性別が有り、長い時間を過ごし成長するだけ身長も見た目も特に身体付きも分かってくる。…正直、なまえとの先程の言い合いの発端だってそうだ。小学生の頃から徐々に違いの変化が見えてきて、高校生になった現在のなまえの容姿と云えば、自身らの様な派手さとは程遠く「アンタらみたいなヘタレ汗臭野獣と清楚可憐なみょうじさんじゃあそりゃあ全く系統違うよね。幼なじみじゃ無かったら互いに接点無かったんじゃないの?今度、みょうじさん紹介してよ!ああいう子と一度ゆっくり話してみたいんだよね」なんて女子バレー部の皆様はじめ周りの一部の方々から揶揄われたりする事も多々ある程であった。それで居てーー
「~~なまえもなまえでぽやぽやしてるから馬鹿に好き勝手言われて恥ずかしい思いするんじゃん…クソッ…」
「~~だから、それは俺がさっきヤツらの肩(クビ根っこ)掴んで十分にお話し(喝)しただろ?それを何も悪くないなまえにイチイチあたるな。ンで、蒸返すな不愉快だクソが」
ーーなまえは、例えば及川や岩泉らとの様な身長がある男がムギっと抱き締めれば、スッポリと簡単に胸に収まり隠れてしまう如く小さく華奢な身体。其んな身体に対し実は似合わず豊満な胸をお持ちであり(胸に対しては本人も気にしている)又、やはりお年頃である男子にとっては強く魅了、刺激的、情欲的な事も有り一部のある品の無い連中から度々、好き勝手にギャハギャハと話題にされたりする事もあった。
其れに、同性から(特に及川の一部ファン関係から嫉妬による感情等により一方的に)なまえに対して全てが好意的な目ばかりでは無かった。然しながらなまえに直接何か手を出せば流石に及川や岩泉、必然的にバレー部も敵に回りそうと云う危機感も働くのか、今の所目立つ被害は無いが今後も確実に無いとは言い切れない。
阿吽はなまえの護衛と云う立ち位置が既に出来上がっていて、昔から今も引き続き変わらず、及川に彼女が出来ようが其れは決して変わらないのだが、反面、岩泉は其れに対しても危惧していたのだ。
「ーー俺はなまえ追いかけるから女んトコ行けよ。んじゃな」
「…分かった…」
教室を出て2人で廊下を歩いて居れば、目の前から及川の彼女がヒラヒラと手を振って待っていた。比較的、長く続かない御付き合いなのであろう及川の今の彼女の名前を「…何だったかな」なんて思考しながらも余り覚える気も無い岩泉は、走らない程度に足を運び、なまえの元へ向かったのだ。
「なまえはほんっと…っ、見てるとムカつくんだよっ…」
「~~っ、ごめ…私もう行くね…っ」
ぱたぱた、となまえが及川と岩泉の前から逃げる様に立ち去るのを視線で追えば、結局、視線の行き着いた終着には及川が自身の髪を片手でくしゃり、と乱した姿があるものだから、岩泉は毎度の事ながら溜息をつき呆れ、お前もなまえも俺ももう高校生であって、且つアイツだってもうガキじゃなく1人の女性なんだから、と今迄、何度苦言を呈しただろう、と頭の中で過去を振り返りながら面した。
「…あのよ、及川もあんまりなまえを構うな。次いでにオマエの彼女も気分良くねぇべや」
「ーー別に彼女が居ようがそんな事は関係無いでしょ?何で岩ちゃんはなまえとの関係性は変わらなくて俺だけ変わらなくちゃなんないの?」
「はァ?んなモンいちいち説明しなきゃわかんねぇのかよ。ーー事の発端がなまえにせよ別の原因にせよ女とオマエの間でどう拗れようが揉めようが俺はどうだっていい。関係ねェからな。…だがな、なまえに何か危害でもあってみろ。そん時はブチ殺すからな及川」
及川、岩泉、なまえは小さい頃からずっと共に居て傍で育ち、常に互いの存在も距離も関係性も近い要するに親密な幼なじみであった。
勿論、育つ過程の中で嫌でも変化が訪れる事と云えばなまえだけが異なる事柄…性別が有り、長い時間を過ごし成長するだけ身長も見た目も特に身体付きも分かってくる。…正直、なまえとの先程の言い合いの発端だってそうだ。小学生の頃から徐々に違いの変化が見えてきて、高校生になった現在のなまえの容姿と云えば、自身らの様な派手さとは程遠く「アンタらみたいなヘタレ汗臭野獣と清楚可憐なみょうじさんじゃあそりゃあ全く系統違うよね。幼なじみじゃ無かったら互いに接点無かったんじゃないの?今度、みょうじさん紹介してよ!ああいう子と一度ゆっくり話してみたいんだよね」なんて女子バレー部の皆様はじめ周りの一部の方々から揶揄われたりする事も多々ある程であった。それで居てーー
「~~なまえもなまえでぽやぽやしてるから馬鹿に好き勝手言われて恥ずかしい思いするんじゃん…クソッ…」
「~~だから、それは俺がさっきヤツらの肩(クビ根っこ)掴んで十分にお話し(喝)しただろ?それを何も悪くないなまえにイチイチあたるな。ンで、蒸返すな不愉快だクソが」
ーーなまえは、例えば及川や岩泉らとの様な身長がある男がムギっと抱き締めれば、スッポリと簡単に胸に収まり隠れてしまう如く小さく華奢な身体。其んな身体に対し実は似合わず豊満な胸をお持ちであり(胸に対しては本人も気にしている)又、やはりお年頃である男子にとっては強く魅了、刺激的、情欲的な事も有り一部のある品の無い連中から度々、好き勝手にギャハギャハと話題にされたりする事もあった。
其れに、同性から(特に及川の一部ファン関係から嫉妬による感情等により一方的に)なまえに対して全てが好意的な目ばかりでは無かった。然しながらなまえに直接何か手を出せば流石に及川や岩泉、必然的にバレー部も敵に回りそうと云う危機感も働くのか、今の所目立つ被害は無いが今後も確実に無いとは言い切れない。
阿吽はなまえの護衛と云う立ち位置が既に出来上がっていて、昔から今も引き続き変わらず、及川に彼女が出来ようが其れは決して変わらないのだが、反面、岩泉は其れに対しても危惧していたのだ。
「ーー俺はなまえ追いかけるから女んトコ行けよ。んじゃな」
「…分かった…」
教室を出て2人で廊下を歩いて居れば、目の前から及川の彼女がヒラヒラと手を振って待っていた。比較的、長く続かない御付き合いなのであろう及川の今の彼女の名前を「…何だったかな」なんて思考しながらも余り覚える気も無い岩泉は、走らない程度に足を運び、なまえの元へ向かったのだ。
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