角都と圧害
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夜も近付き、山を降り切る手前で角都はもう一度己の背中に埋まり、元に戻ることを試みた結果、1時間が経過する前に己の体に戻ることに成功した。
それを見届けた飛段は待ってましたと遠慮なく角都に飛びつく。
「やっぱ角都はこうでないとなァ♪」
角都はため息をつき、飛段の頭を見下ろした。
頭を抱えたい気持ちだ。
「オレが戻ったのはいいが…、飛段、おまえはまだ戻らないのか」
儀式モードでターゲットを始末したまではよかったものの、いつまで経っても飛段の白黒模様は消えないままだ。
飛段は苦笑する。
「ゲハッ。さっきから「戻れ」「戻れ」って念じてんだけどさァ」
すでに3時間は経過している。
一向に戻る気配がない。
「どうしよう」と頭を悩ませていると、飛段をじっと見下ろしていた角都は提案を出した。
「汗をかき、疲れて泥のように眠れば元に戻っているかもしれん」
「確かに疲れたけどさァ、寝るにしてもまだ夕方…」
そこで飛段ははっとした。
角都の目が早くも色のある目となっている。
「どうした。貴様はべつに体と心が離れているわけではあるまい」
「いや、けど、今この体ジャシン様のものってことだし…」
その言葉が余計に角都を煽った。
逃げられる前に飛段を地怨虞で縛り、道から外れた茂みへと引きずり込む。
「おい聞いてたのかよ!!」
「圧害(プレイ)もいいが、パンダ(プレイ)も悪くない」
「ちょっ、角都!? もしもーし!?」
「先程の続きだ」
「マジ!? これでヤんのか!? おい! 聞けってエロジジイィ!!」
2人が消えた茂みからはポイポイと服が投げ出された。
「角都のエッチ」と言う声が背中から聞こえた気がしたが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
早くしなければ、せっかくの体が元に戻ってしまうかもしれないのだから。
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