小さな日記
夢小説設定
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早朝、先に起きていた鬼鮫とイタチは、ダイニングで朝食をとっていた。
そこへフラリと飛段が大きな欠伸をして部屋に入ってきた。
「ふわぁ…。おはよ…」
「「!」」
飛段の顔を見た途端、鬼鮫とイタチは目を丸くし、互いの顔を見合わせてくすくすと声を立てて笑った。
「ん…、なに?」
飛段は眠い目をこすり、2人の反応に怪訝な顔をした。
「飛段、角都がいなくて寂しかったのか?」
「ハァ?」
「顔に滝隠れがありますよ」
「!!」
瞬時に目が覚めた飛段はすぐに洗面所へと向かった。
額と右頬とアゴには、角都の額当てのマークの痕があった。
昨夜、握りしめて眠っていたつもりが、寝ぞうが悪いせいで額当てを顔につけてしまったのだ。
「角都が帰ってくるのは明日だ。今日一日ガマンすることだな」
「今夜は気をつけなさい」
洗面所の前を通り過ぎる2人の声を聞き、うつむいた飛段は目の前の鏡にコツンと額を当てた。
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