リクエスト:汝の隣人を愛せよ
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翌日、飛段は元に戻った…かのように思われた。
朝食の時間の食堂で、角都と飛段は互いに密着するように隣り合わせになっていた。
「角都ゥ、あーん」
飛段はスプーンでご飯をとり、角都の口へと運ぶ。
それを向かい側で眺めている(見せつけられている)イタチとデイダラ。
胸焼けで朝食が手につかない。
ほとんど拷問のような状況だ。
「おい…、元に戻したんじゃねーのかよ。うん」
「角都さんに頼まれたんだ。「汝の隣人を愛せよ」から、「汝の角都を愛せよ」に」
「隣人」も「殺戮」もなくなっている。
「強制的な依頼だった」とイタチは苦しい顔で続ける。
飛段は元から角都のことが好きなため、余計に熱いバカップルに出来上がっている。
イタチは己の幻術がこのようなことに使われたことに頭を抱えた。
「…最悪だ」
「っていうか、最低だ!! うん!」
それを聞いた飛段は露骨に怒りだす。
「てめーら、角都を馬鹿にすんなよ!!」
それが術による愛なのか本物の愛なのか。
「フン。なんとでも。S級犯罪者なら当然だろ」
角都はなにを言われようが気にしない。
「角都様ァ」
それからしばらく、全力の愛を己に注いでくれる飛段と超ラブラブな生活を堪能した角都だった。
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