リクエスト:汝の隣人を愛せよ
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デイダラはイタチの部屋にいた。
向かい合い、苦渋に満ちた顔で団子を食べている。
「オイラ、あんな飛段ヤだな。うん…」
「デイダラも相当なワガママだな」
イタチは呆れながら茶を啜った。
デイダラは串の先をイタチに向けて言う。
「だって、前より他人に迷惑被ってるし」
「確かに、被害が増えたな」
「まあ、救いといったら、角都とのイチャイチャシーンを見ずに済んだことだな。うん」
薄笑みを浮かべてデイダラは茶を啜る。
「まあ、確かに。…!! いや…、そうでも…ないんじゃないか……」
イタチはデイダラの背後に立った人物を見て、団子を喉につまらせるところだった。
湯呑を持つ手が震えている。
デイダラは首を傾げて言う。
「? だってあの2人、いっつもイチャイチャしすぎだろ。見かけるたびに胸焼けするんだよな。うん。今は飛段の奴、誰かれ構わずかまってるだろ? 今日の角都、なんだか寂しそうに見えたぞ。はははっ。あの角都がウサギみたいにだぞ。うんうん」
「ほう? 貴様の目にはそんなふうに見えたのか」
「!!!」
ビクッと表情を強張らせたデイダラは、ようやく背後の気配に気付いた。
イタチはすでにデイダラとその背後にいる者から目を逸らしている。
デイダラが振り返る前に、その背後にいる者―――角都はデイダラの髷をつかんだ。
若干、上に引っ張っている。
「イテテテ!!」
「楽しそうに話しているじゃないか。オレも混ぜろ」
デイダラは己の髷がむしられることを覚悟した。
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