鬼人も人の子
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こちらは暁のアジト。
サソリの部屋には不死トリオが来ていた。
腕を組んで胡坐をかいたサソリの前には、同じく胡坐をかいて座るヨルがいた。
ヨルの後ろでは飛段と角都がバタバタとうるさい。
サソリは眉間に皺を寄せ、露骨にため息をついてヨルと目を合わせて尋ねる。
「…説明しろ」
ヨルの目元がピクリと動く。
聞いてなかったのかコノヤロウ、という目で見つめながら口にした。
「…だから…っ」
「ヨル! オレひとりじゃ手に負えねえよォ」
助けを求める飛段の両腕には赤ん坊が抱えられていた。
赤ん坊は飛段の腕の中で暴れている。
ヨルは無視して言葉を続けた。
「角都が赤ん坊になっちまったんだよ!」
「どうなってそうなったかを説明しろって言ってんだ馬鹿が。オレにも読者にもわかるように!」
苛立ったサソリは床を強く叩いた。
ヨルは「読者?」と首を傾げたあと、アジトに戻る前のことを具体的に説明し始める。
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