09:不器用な不死
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飛段を先に行かせたはずなのに、オレの歩くペースはこんなに速かっただろうか。
いや、ゆっくり話し合えるようにと回り道までした。
なのに、なぜだろうか。
宿の近くの建物の陰からそれを窺って軽く15分は経過している。
角都と飛段は見つめ合ったまま動かない。
必死でなにかを伝えようとしているのは2人とも目や表情でわかるが、それにしても凄い光景だった。
あの2人スゲーな。
なんで長時間も会話なしであんなに見つめ合っていられるんだ!?
道の真ん中に突っ立っている飛段はピクリとも動かない。
まるで銅像だ。
この空間がいつまで続くのかと気になったが、それをあっさり壊したのは角都だった。
「おォ!!?;」
その光景を見たオレも仰天する。
「!!?(汗)」
地怨虞で右腕を伸ばして飛段の頭をつかみ、2階へと釣りのように引っ張り上げた。
ヒョイっ
拾われた―――!!!
周りの通行人達は我が目を疑っていた。
騒ぎ嫌いなクセに、起こしてどうすんだよ!!
窓を閉める角都に心の中でツッコんだ。
2人の話し合いはこれから始まる。
たぶん、短いもので終わるかもしれない。
あの2人のことだし。
宿に入る前にオレは2階の自分達の部屋の窓を見つめた。
飛段、機嫌が直ったら、思う存分血を吸わせてくれ。
.To be continued
飛段を先に行かせたはずなのに、オレの歩くペースはこんなに速かっただろうか。
いや、ゆっくり話し合えるようにと回り道までした。
なのに、なぜだろうか。
宿の近くの建物の陰からそれを窺って軽く15分は経過している。
角都と飛段は見つめ合ったまま動かない。
必死でなにかを伝えようとしているのは2人とも目や表情でわかるが、それにしても凄い光景だった。
あの2人スゲーな。
なんで長時間も会話なしであんなに見つめ合っていられるんだ!?
道の真ん中に突っ立っている飛段はピクリとも動かない。
まるで銅像だ。
この空間がいつまで続くのかと気になったが、それをあっさり壊したのは角都だった。
「おォ!!?;」
その光景を見たオレも仰天する。
「!!?(汗)」
地怨虞で右腕を伸ばして飛段の頭をつかみ、2階へと釣りのように引っ張り上げた。
ヒョイっ
拾われた―――!!!
周りの通行人達は我が目を疑っていた。
騒ぎ嫌いなクセに、起こしてどうすんだよ!!
窓を閉める角都に心の中でツッコんだ。
2人の話し合いはこれから始まる。
たぶん、短いもので終わるかもしれない。
あの2人のことだし。
宿に入る前にオレは2階の自分達の部屋の窓を見つめた。
飛段、機嫌が直ったら、思う存分血を吸わせてくれ。
.To be continued