39:故郷へ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
*角都
早朝、宿屋の主人が部屋を訪ねてきた。
飛段が帰ってきたと思って襖を開けたオレは落胆を見せないよう平静を装い、宿屋の主人から封筒を受け取った。
「角都に渡してくれ」と頼まれたそうだ。
封筒に入ってたのは四つ折りにされた手紙。
開くと、奴らしい汚くて読みにくい文字で書かれていた。
“ヨルをむかえにいく”
オレが反対すると思って手紙にしたのだろう。
他に同封されていたのは、向かった先であろう古びた地図と、奴の指輪。
指輪を同封したのはリーダーに場所を察知されないようにか。
あの馬鹿が。
これでは暁を抜けると言っているようなものではないか。
なにをオレは眠りもせずに呑気に待っていたのか。
早めに奴を回収した方がよさそうだ。
オレは立ち上がろうとした。
「角都殿」
窓の方から聞こえたその声に、オレは動きを止めた。
「飛段殿は…、どこじゃ?」
.To be continued
早朝、宿屋の主人が部屋を訪ねてきた。
飛段が帰ってきたと思って襖を開けたオレは落胆を見せないよう平静を装い、宿屋の主人から封筒を受け取った。
「角都に渡してくれ」と頼まれたそうだ。
封筒に入ってたのは四つ折りにされた手紙。
開くと、奴らしい汚くて読みにくい文字で書かれていた。
“ヨルをむかえにいく”
オレが反対すると思って手紙にしたのだろう。
他に同封されていたのは、向かった先であろう古びた地図と、奴の指輪。
指輪を同封したのはリーダーに場所を察知されないようにか。
あの馬鹿が。
これでは暁を抜けると言っているようなものではないか。
なにをオレは眠りもせずに呑気に待っていたのか。
早めに奴を回収した方がよさそうだ。
オレは立ち上がろうとした。
「角都殿」
窓の方から聞こえたその声に、オレは動きを止めた。
「飛段殿は…、どこじゃ?」
.To be continued
5/5ページ