28:他人事ではなく
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*ヨル
水波を残し、デイダラから教わった里への侵入経路から岩隠れの里を出、黙ったまま森をしばらく進んだあと、オレを挟む2人が同時に立ち止まった。
リーダーから召集がかかったらしい。
会議をするために角都を先頭に一度来た道を戻って道を逸れ、奥へと進み、小さな木造の小屋を見つけた。
中に人の気配はない。
中に入って小屋の中を見回したが、家具もなにもない。唯一暖炉があるだけだ。
角都と飛段は小屋の中心に互いに背中を向けて座り、印を結んだ。
相変わらず、普段忍術を使わない飛段が印を結ぶと違和感がある。
「オレ達が戻るまで見張っていろ」
「すぐに戻るからなァ」
そう言って目を瞑り、オレを残して精神を飛ばした。
飛ばした先はオレにもわからない。
指輪を持つ者だけがその場所へ行ける。
きっとアサもその場所にいるに違いない。
小指にあの指輪をしていたのだから。
「オレも指輪欲しいな…」
なにも飾っていないてのひらを見つめ、呟いた。
そして2人を見つめ、「早く戻ってこい」と内心で願った。
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水波を残し、デイダラから教わった里への侵入経路から岩隠れの里を出、黙ったまま森をしばらく進んだあと、オレを挟む2人が同時に立ち止まった。
リーダーから召集がかかったらしい。
会議をするために角都を先頭に一度来た道を戻って道を逸れ、奥へと進み、小さな木造の小屋を見つけた。
中に人の気配はない。
中に入って小屋の中を見回したが、家具もなにもない。唯一暖炉があるだけだ。
角都と飛段は小屋の中心に互いに背中を向けて座り、印を結んだ。
相変わらず、普段忍術を使わない飛段が印を結ぶと違和感がある。
「オレ達が戻るまで見張っていろ」
「すぐに戻るからなァ」
そう言って目を瞑り、オレを残して精神を飛ばした。
飛ばした先はオレにもわからない。
指輪を持つ者だけがその場所へ行ける。
きっとアサもその場所にいるに違いない。
小指にあの指輪をしていたのだから。
「オレも指輪欲しいな…」
なにも飾っていないてのひらを見つめ、呟いた。
そして2人を見つめ、「早く戻ってこい」と内心で願った。
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