暮らし始めた2人は?
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神崎のあとに風呂に入ってきた姫川は、髪を拭きながらその光景に出くわした。
ダイニングの絨毯の上で神崎が足を180度開脚させ、上半身を前に倒している。
「…なにしてんの? 新手の誘い?」
「はぁ? 見りゃわかんだろ。ストレッチだ。最近体がかたくなってきた気がするからな。脚が上げられなくなると、かかと落としできなくなるだろ」
言われてみると、神崎の脚は頭上まで高く上げられる。
姫川は試しに右脚を上げてみるが、普段足技は使わないため90度ちょっとしか上がらない。
それを肩越しに見た神崎は「ぷっ」と噴き出した。
「なんだよ…っ」
キッと睨みつけると、神崎は立ち上がって場所を空けた。
「意外と硬いよな。…ちょっと座って脚開いてみろ。ストレッチは風呂上がりの方が効果的だぜ?」
姫川は言われるままに神崎がいた場所に座り、脚を開いた。
扇形。
神崎は「腕伸ばせ」と指示して、姫川の上半身を前に倒そうと背中を押した。
「1、2…」
しかし、すぐに止まってしまう。
床に手がギリギリつかない。
「いたたっ!」
「硬っ!! おまえ運動できるくせに柔軟性ゼロか!?」
「うるせーよっ! 男は黙ってコブシで殴り合いだっ!」
「武器使ってくるやつが男語るなっ!」
「いや…、そういやバレーの時もやったよな。あの時は手はついたんだが…」
「……年じゃね?」
聞き逃す姫川ではなかった。
振り返る際に神崎を床に押し倒し、両足首をつかんでムリヤリ脚を開かせる。
「今度はオレがストレッチ教えてやるよ。…年食ってねーこともな」
さっと神崎の顔が青くなった。
「待てっ。冗談! タンマタンマ!」
容赦なくポイポイと服を脱がされてしまう。
「はい、1,2…」
「結局このオチかよ―――っ!!」
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